2012/6/30

ブックス・メガラニカ  読書

 辺境作家あらためノンフィクション作家、 高野秀行さんのブログを昨年より毎日チェックしている。最近、大変気になった記事が宮田珠己ことタマキング氏の新刊、『はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある』(本の雑誌社)についての書評だ。そして高野さんのこの本についての記事のタイトルは、「タマキングのおそるべき深化」。

 深化? 進化でなく?

 早速、図書館に予約をかけて、しばし待った後このあいだ借り出すことができた。けっこう学術的で、専門的で、さまざまなジャンルのマニアックな本たちの書評集だ。書評なので、一編が短い。2、3編読んで、ガテンした。

 ホントだ、とんでもなく深い! へんてこなものにかける著者の愛、そんな作者たちへのタマキングの愛ったら! そして当然、今回も笑いどころ満載だ。

 この本についての詳細は高野さんのすばらしい書評に譲る。まだ、ほんの20ページやそこらしか読んでないが、ヘンな本に目がない私は、じつはちょっと困ったことになっている。

だってこの本で紹介されているのは、まさに私のストライクゾーンにズビズバ♪と入ってしまうのだ。その数44冊! それらをすべて読破することは、諸般の事情により無理だろう。その多くを読まないままパパパヤ〜♪と息絶えるであろうことを思うと、たいへん無念だ。

 おまけに昔の間違った知識や誤解による記述の引用で、インプットされる知識は混乱状態だ。「新しい情報だけど、これ間違ってるものだしね!」 脳は、この新しい情報をどう処理すべきか困惑の極みだ。脳内は大混乱である。

 今日のブログのタイトル『ブックス・メガラニカ』は、『はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある』の副タイトルだ。メガラニカって、怪獣の名前みたいだが、造語ではない。
 
 この本の「まえがき」によるとメガラニカとは、「西洋において古くから南半球に存在すると信じられていた巨大な大陸の名前」である。宮田さん独自のカテゴリーとして、「このメガラニカにならい、幻想であれ史実であれ、そんな世界があったのか、とエキゾチックな嗜好を満たしてくれる本を、個人的にメガラニカ本とジャンルづけることにした」そうなのである。そんな本たちを紹介した本。
 「まえがき」も1ページなのに、とてもいい。感動的に濃いし深いので、「まえがき」だけで早々に持って行かれてしまった。宮田さん、どうでもいい知識について、博覧強記すぎ(笑) ますます好きになってしまいますわ〜。
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2012/6/29

夏めく。  家事・畑仕事

 梅雨はいったいいずこに?というくらい、さわやかな晴天続きだ。

 しかしH氏によれば、それも今日まで。ラストチャンスな今日のうちに、ニンニクを掘り起こして天日で乾燥さすように、と私に命じて自転車で出勤して行った。すでに朝飯前に、彼はほとんどのニンニクを掘り起こしてくれていたのだが、少し仕事が残ってしまったのだ。その残された仕事を引き継いだのだ。

 掘り起こすだけなのだけど、それは比喩的に言う「朝飯前」ではなく、意外に面倒な仕事だった。しかも、おばあちゃんが乗るデイのバスを見送った後の、遅い朝の日差しはてきめんに暑く、あ、まずいかな?と思うほどバテた。あ、まずいかな?と思ったにもかかわらず、その後人参の間引きまでしてしまうところが、私だ。当然、立ちくらみしそうだった。あ、しそうじゃないな、した。

 人参を間引いた時点で、「今日の仕事はおわり、おわり!」と戸外の仕事の収束宣言をする。かわりに、銀行や郵便局に行き、お金を出し入れしたり、払い込んだりする。少なくとも、お金が動かせるほどには、貧乏ではなくなった。貧乏神にご退出いただけたようである。やれやれ。

 今夜はTくんが帰ってくるが、滋賀県での同窓会帰りで泊まるだけ、明日は朝から名古屋へ出張らしい。土曜日なのにご苦労様だが、宿直も早出もあるし、代休は取れるが休日出勤もふつうにある。しょっちゅう出張しているので、以前そのことについて聞いたところ、笑顔で言っていた。
「出張は好きや。行き帰りの移動時間は仕事しなくていいし」
 まあ、たしかにね。
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2012/6/28

ねじばな  季節

 わが家の通り道でねじばなを発見した。まるで東海林さだおのマンガのに出てくるひとみたいに、心で「いいこ、いいこ」してしまう。よくぞ、わが家で花咲かせてくれた!

 雨にもまけず、風にもまけず、地を踏みしめる人間の重さにも負けず、他の雑草との生存競争にもまけず、H氏の草刈り機にもまけず。

 慾ハナク
 決シテ瞋ラズ
 イツモシヅカニワラツテイル

 ような花だ。

 季節になればつかのま現れて、いつのまにか静かに消えている。

 今年もきみにあえてうれしい!

 その先触れの様に、ねじばなの和風で古風なイラストが入ったお便りをくださったMさん、どうもありがとう。

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2012/6/27

バースデイinハイスクール  ファミリー

 今月はKちゃんのお誕生日月だったが、やっぱり学校での当日の顛末を記録しておかなくちゃ。

 グループの友達からプレゼントをもらったり、おめでとうとメールが来たり、そんな感じだと思っていたのだ。でも、規模が違った。桁違いに。

 まず、彼女はお弁当の時間には、いつもはわざわざ別クラスに行くのだが、その日は「食堂に行くからお弁当は持って来ない」という申し合わせだった。にもかかわらず、「いつもの教室に来て」と友達より連絡あり。もちろんKちゃんも、サプライズパーティだということは、前日から気づいていた。

 教室に入った途端。まずは、クラスのひとたち全員で「ハッピバースデイ♪」の大合唱だ。友達のひとりが、Kちゃんのお弁当を作ってきてくれていた。しかもキャラ弁。彼女の立体似顔絵(かわいいちびまるこちゃん似だが)と、チャーハンで立体リラックマのツーショットだ。携帯の写真をみせてもらったが、感動的にかわいい!! しかも、おいしい〜!

 ホールでストロベリー・バースデイ・ケーキを手作りで作ってきてくれた子もいた。夜中の3時までかかったそうだ。感涙ものである。しかも、おいしい〜!
 ほかにもクッキーやお菓子を手作りしてくれていたので、塾に行く前の晩ご飯がいらなかったそうだ。食べきれず、お持ち帰りになった分もある。

 極めつけはプレゼントしてもらった、エナメルのような光沢のあるビニールの黒いリュックサック。背面には大きなトゲトゲがある。スーパーマリオに登場するクッパの背中みたい、とKちゃんは言っていた。それがまた、不思議なくらい似合うのだな。

 そしてこのリュック、後日、職員室でえらくウケて話題になったらしい。というのも、下校するときにすれ違って挨拶した先生が、「あ、これが噂の・・・」とカバンに視線を合わせながら、思わずつぶやいてらしたからだ。職員室で噂になるカバンって〜(笑)

 その日は、知らない男子にまで「誕生日、おめでとー」といわれたので、首を傾げていたら、友達の彼氏だったそうだ。そうでなくても下級生や、しらない子たちからも、ずいぶん声をかけてもらったらしい。

 これはもう、ほとんど学校行事では(笑) こういう能力をなんといえばいいのかわからないが、なんともえらい才能だ。

 これといった特技があるわけでもないし、突出して好きなことがあるわけでもないし、高い知力を持っているわけでもないが、「ひとに好かれる」という点では、抜きん出ている。数字やものさしではかれないけれどね。
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2012/6/26

のめりこんでます。  家事・畑仕事

 昨日は剪定作業についついうつつを抜かしてしまい、結構な時間を費やしてオーバーワークをしてしまった。というわけで、くたくたになりブログはパス。(昨日分は本日アップ済み)

 今日は午前中は曇りがち、午後はお天気だけど、爽やかで涼しい風が吹き渡り、絶好の剪定日和だ。ついに高枝切り鋏も登場した(笑) しかしながら、腕力も握力もひ弱で、遅々として進まず。モノ自体も、しばらく使用していなかった為か錆びていたようで、切れ味もいまいち。それでも確かに手の届かないところが切れるのは、切り残しせずにすむのでうれしい。達成感が全然ちがう。
 今週はみっちり剪定やって、来週は除草作業に腰を入れて、というのが目下の計画。着々と進行中。のめりこんでますからね(笑) でもオーバーワークは禁物。

 お昼からはBSプレミアムで邦画の名作『毎日が夏休み』(もろん大島弓子先生のマンガが原作)を見て、やっぱり感動する。何回見てもすばらしい。去年はひどい頭痛のさなかに見たな、これ。(←そのときの感想にリンクを貼りましたので、紫下線部分をクリックしてください) この映画を見終わったあとは、本当にまっさらに仕事をしたい気分になる。新品の幸せを手に入れたような気持ちになる。

 さあ、映画の余韻の中、洗濯物を取り込んでたたもう。爽やかな風の中、庭仕事の続きをしよう。いい気候の中、元気なカラダで働けるって、なんて幸せ!としみじみと噛みしめつつ。
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2012/6/25

母娘で文学話題  ファミリー

 今日は夜Kちゃんと、2時間にわたって文学話題で盛り上がってしまった。

 そもそもは授業で習った『舞姫』の話からだ。あれはアバウト実話(でも本物のエリスは、しっかり者でカッコイイ)だという話から、森鴎外話題に。

 Kちゃんは、教科書に載っていた彼の写真を見ると、まずはおでこが広いのでびっくりしたらしい。次いで髭が3Dみたいや〜と隣の子と受けてしまい、授業そっちのけでほとんど森鴎外の風貌の話をしてしまったらしい。

 髭が3Dって!? 私はそんなの気づかなかった。

 教科書の森鴎外近影写真を見せてもらう。

・・・あ、私の時と教科書に載ってる森鴎外の写真、ちがう! へんなの〜へんなの〜! なにこの風に吹かれてるみたいな口髭は(笑) 「びっくりしたな〜もう〜」みたいな表情は(笑)

 じゃあジュニア人物事典の森鴎外は? ・・・ああ、こっち、おかーさんが教科書でみた森鴎外。お墓の写真も載ってる。「森林太郎墓」。なにこの大きい太いかわいい字体は!? お墓に彫る字体とちがうやん〜(笑)

 と、私が墓石の字体に受けていると、Kちゃんは
「森鴎外の本名って、森林太郎ていうんや。木だらけやんか。ようつけたわ、こんな名前、名字『森』やのに、なんで名前に『林』つけたんや? ねらったんか? 樹木希林もびっくりやな」

 というので、さらに私がツボにはまる。

 その後、課題のテキストから導いて書くことを求められる小論文についてのアドバイスを求められた。
 「なんか、さっぱりわからんかった」という元のテキストには、のっけからカフカの『変身』の冒頭が引用されていた。朝起きたら、巨大な毒虫に変身していた、という不条理文学だ。文系の常識である。これを使った評論文がテキストなのだが、ここでオドロキの事実が判明する。

 彼女はカフカの『変身』の冒頭を知らないのだ! おいおいおいおい〜! 

 ということは、カミュの『異邦人』で、殺人理由が「太陽が黄色かったから」というのも・・・?

 「『異邦人』てゆーたら、♪こどもたちが〜空に向かい〜両手をひろげ〜」しか知らん」という、予想通りの答えが。 

 はああ・・・。

 天野祐吉が以前、「今の若い子は清水の次郎長の子分、大政・小政を知らんので、『おうまさん・くまさん』と聞き違える」と嘆いていたけど、それ以上だな。

 大学生になったら、とことん『一般教養』に励むように。
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2012/6/24

午後は広上DAY  音楽

ずいぶん久しぶりに、クラシックの生演奏を聞きに行った。何年ぶりかな、5年以上は聴いてないような。それも最後に聴いたのは、なんだかソロとオケがギクシャクしていてちょっとなあ・・・という残念なコンサートだったし。

 今回は、京都市交響楽団の演奏、広上淳一先生が指揮、ガレッジセールがナビゲーターというお子様ターゲットのコンサートだった。それにしては、中高年の割合多し。意外なほど、お子様連れはちらほらだ。
 私は始まる前の試し弾きや試し吹きから、久しぶりの楽器の生音に耳がよろこぶこと、よろこぶこと(笑)

 コンサート名は、『こどものためのオーケストラ入門 オーケストラ・ディスカバリー2012 「名曲のひ・み・つ」』。4回シリーズの第1回目で「作曲家に隠された真実」と題して、ホルスト、ラフマニノフ、ロッシーニ、モーツァルト、マーラーという作曲家の意外な真実を、京響常任指揮者・広上淳一さんの指揮による演奏とナビゲーター・ガレッジセールの楽しいトークで倍楽しむという企画だ。実際はガレッジセールと広上先生の3人漫才と、先生が繰り出す作曲家のトリビア話題だったのだが。

 これがまた予想以上のコンサートで、「こどものための」と冠がついているのに、難曲らしいラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」とか、最終章とはいえ、終わりそうで終わらないお子様たちの忍耐力を試すようなマーラーの交響曲1番「巨人」とか、知らん顔でプログラムに入っている。京都のお子様の耳レベルって(汗)

 そもそもこれに出かけるキッカケは、以前ブログで書いたように、NHKの番組『心を鍛える音楽道場 〜指揮者・広上淳一と弟子たち〜』を見て、すっかり広上先生に心酔したからだ。

 彼の指揮で京都にて行われる京響のデイタイムのコンサートを検索し、近々のものを探し出し、ネットでチケット購入の段取りをし、セブンイレブンに直行してチケットをゲットした、というミーハーぶりを発揮してしまった。

 広上先生のビジュアルは、私見では映画「ツインズ」でシュワルツネッガーの似ても似つかない双子の弟役だったダニー・デヴィート似で、気さくで陽気で謙虚な印象だ。ゴリさんのツッコミにも、しっかりボケてくださった。

 昨年のディスカバリーシリーズで、先生が京都コンサートホールに入ろうとすると、警備員さんに「一般の方はここからは入れません、表からお入りください」と言われてしまった、というのが、最初のネタ振りで、「このときにはサングラスに野球帽だったのがマズかったかな? でも今年は怪しくない格好だったので大丈夫でした♪」と、にこやかに報告されていらした。

 ピアニストの小川さんと手の大きさ比べをしたゴリさん、「やっぱりピアニストさん、指が長くて僕と同じくらい大きいですね!」と感嘆した後、広上先生とも手を合わせてみて「期待に違わない大きさですね! コアラと手の大きさ比べしたときのことを思い出しましたよ!」。広上先生、ゲラゲラ状態。

 もちろん指揮ぶりも演奏も素敵。『木星』は広がる宇宙、回転する惑星、キラキラ輝く宇宙を、丁寧に引き出される。ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」は最初、ちょっとお子様たちにはレベルが高過ぎるのでは・・・それどころか本調子ではなかった私自身がちょっと追いつけない感じだった。

 けれど聞き覚えのあるロマンティックな旋律の部分が来て、「あ、これ、『舟を編む』がドラマ化されたら、この部分をラスト近くのBGMにしてほしい〜!」と、突如覚醒(笑) あの難しい部分は辞書作りのマニアックさにピッタリだと思えたし、はちゃはちゃした所は「血潮・血汐事件」(読んだ人しかわからないけど、ネタバレになるのでここまでしか書かない)にハマりそうかも・・・とか、勝手に脳内パズルしてしまいましたよ〜。

 「ひょうきん族」を念頭においてセレクトされた「ウィリアム・テル序曲」は力の抜けきった(褒め言葉)指揮、「魔笛序曲」の軽やかで流れる優雅さは、まさにモーツァルトテイストそのものの指揮だった。

 マーラーの「巨人」第4楽章は、まさに炸裂するタクト。フルオーケストラだけど、オケがやや指揮に押され気味くらい迫真の指揮だった。ラフマニノフのときには、ピアノの蓋に隠れて(!)手の動きしか見えなかった広上さんが、軽々と何度も飛び跳ねながら、存在感を増して行くようだった。指揮台の上で大きく見えるのだ。

おまけに京響ホールロビーでの告知で、なんと夜9時よりNHKEテレの『ららら♪クラシック』という番組に広上先生が登場されるという情報を得る。ということで、夜も先生のにこやかで気さくな、でもときに鋭くて(優しさに裏打ちされてはいるけど)シビアな表情を見ることができた。はからずも本日は、午後中「広上DAY」だ。ハッピィ♪

 う〜ん、これは秋の京響定期演奏会も、行ってみたいかも。

 管や弦 直に打たれて耳歓喜
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2012/6/23

庭仕事は楽しい  家事・畑仕事

 最近、庭木の剪定にハマっている。

 ホントはシロートがすることじゃないのだろうけど、やればやるだけの結果が目に見えるので、どうにもやめられない止まらない状態だ。

 庭は去年の夏、プロに手入れをしてもらったにも関わらず、ほぼジャングル状態だ。草は伸び、枝は茂り、邪魔な木までも生えてきている。

 ハサミだけではなく、小型ノコギリも必要だが、さすが「道具から入る男」H氏である。いかにも高そうな小型ノコギリを出してきてくれた。おかげで茂りすぎた皐月や、刺だらけでご遠慮してほしいのにちゃっかりと根を張り、あちこちからぐんぐん成長してしまうザクロの茂みをガンガン除去することができる。大活躍だ。

 シンプルな丸形トピアリーにも挑戦してみた。もう気分は映画「シザーハンズ」だ(笑) 次は生け垣を波打たせたりも、してみたい欲望に駆られる。さすがにヒトガタとかは無理だけど、将来的には「飛び出し人形」とかを要の生け垣の端っこにつくるのが夢だ。

 そのうちに高枝切りハサミにもトライするかも。これもH氏は買っているはず。

 とはいえ、本格的に夏になれば、体力的に戸外の作業は無理だろう。今ですら晴れると照りつける太陽が灼け付くので、一気にパワーダウン。顔のぬれたアンパンマン状態になってしまう。作業は曇りかむしろ雨、夕方の涼しい時間帯に限られる。

 それも一日に連続1時間以内と自戒する。最大午前中に1時間、午後に1時間なら、そう疲労しないだろう。ただし、作業の進捗状態も僅かずつ。あせらない、あせらない。

 というように、つぎつぎと新しい仕事を見いだしてしまうので、どんどん読書の時間が削除されてしまう。この辺、目下の課題だなあ。

    曇天は庭木相手に散髪屋
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2012/6/22

本当にあった笑い話  ファミリー

 本当にあった話で、忌野清志郎/『スローバラード』の替え歌を作ってみた。

♪昨日はパソコンの前で寝た
画像を送るのにカメラとつないで
となりの部屋から聞こえるいびきで目覚める
H氏が毛布にくるまって

らじるらじるからスローバラード
夜露が窓をつつんで
悪い機嫌のH氏の寝言
「もう寝る!」ハッキリ聞いたよ
ほんとさ 確かに聞いたんだ

らじるらじるから スローバラード
夜露が窓をつつんで
笑いをとる気かけらもないさ
H氏夢を見たのさ
まだ起きてる気でいる夢を♪ 

 もう寝ると夢の中でもふて寝する
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2012/6/21

ぎおうせんべい  お買い物

 保留にしてあった妓王寺でのおみやげ「ぎおうせんべい」だ。

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 ラベルは思い切り和風の絵柄と字体ながら、包装紙は洋風ファンシー系だ。意図して意外性を狙ったのか?

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 本体のせんべいには、外装ラベルと同じ絵柄の焼きが押してある。しかも道ではなく川であることがわかるように、魚まで描き足してある。作り手の几帳面さ、誠実さが如実に現れている。
 さらに、ビニールの小袋には、さざ波のような模様が。芸が細かい。

 素朴ながら素材の持ち味を活かした味で、なかなか美味しかった。

 ・・・のだが。ひとつだけ、惜しい点が。

 もしかしたら、大河ドラマが終われば終了となるお菓子かもしれない。期間限定品なのかもしれない。だからそうそうコストはかけられないというのは、とてもよくわかるのだが、それでも。

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 この箱は、やはりいかがなものか、と思うのだが。


倒れ伏す麦の姿やしずかなり
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2012/6/20

屋敷跡に一部再建  おでかけ

 妓王寺にいったついでにもう一足、彼女らの屋敷跡もあるそうなので、行ってみようということに。

 案内看板がなければ、まず見つけられないような畑の中の小径を入ったところ、こんもりした木立の中にそれはあった。

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 由来を書いた史跡案内板。

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 ひっそりと佇む石碑。

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 近づいてみる。

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 「妓王碑」

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 たしかに「比丘尼妓王生・・・」とある。

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 刻まれているのは妓王の物語だ。といっても碑文を全部読んだわけじゃない。
ここに書いてある↓

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 そしてこの、チョーマイナーな屋敷跡に再建されたものは、看板の奥にある割合い立派なトイレだ。

豪華なフランス料理のコースも、卵かけゴハンや究極のビンボー飯・マヨネーズあえゴハンも、行き着く先は皆同じ・・・。これぞ、諸行無常、ということなのか。
 妓王の物語と厠の関係を考察しつつ、観光客のトイレ休憩の場所に選ばれたのかもしれない。観光関係者の企て、かなり深い。

 緑陰に深き思索の厠かな
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2012/6/19

妓王寺にて  神社仏閣/教会

 徒歩可能とはいえ雲行きも怪しいうえ、そう若くないメンバーでもあるので、車で乗り合わせて、近くの臨時駐車場まで行くことにする。

 妓王寺まで少し村の中を歩いたが、手入れの行き届いた草花が咲き乱れる庭が随所にある。
 小さいながらも、予想以上に立派な門にたどり着く。お約束のように『平清盛』のポスターが貼られてあった。ガイドさんによれば、1枚目はボロボロになったので、すでに2枚目とか。

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 手前の赤い花はアマリリス。小学生の頃、音楽の授業でリコーダーのレパートリー必須だった曲のタイトルだった花だ。嘉門達夫だって名(迷)曲『小市民』のなかで、「リコーダーで『アマリリス』を吹きながら下校する〜あああ〜小市民〜♪」と歌っているくらいメジャーな花だ。

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 ここの狛犬鬼瓦は、ひたすら琉球調でシーサーのようだ。

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 祇王寺の宗派は浄土宗で、代々尼さんがお寺を守っていたのだが、先代がお亡くなりになった後は無住で、地域の方たちがお守りされているお寺だ。

 祇王寺については観光協会のHPより引用↓

妓王寺は、「平家物語」で知られる妓王・妓女姉妹と母の刀自、佛御前の菩提を弔うために建てられた寺です。
 2人の姉妹は、この地の武士、橘次郎時長の娘として生まれましたが、保元の乱で父を亡くし、母とともに、京の都にのぼり白拍子となりました。
妓王の美しさと舞の上手さに心ひかれた平清盛は妓王を寵愛するのです。ある日、清盛に「そなたの望みを何でも叶えてやる」と言われ、妓王は自分の生まれた村が水不足で苦しんでいることを語り、「私が可愛いと思し召すなら私の生まれ故郷に川を作ってくださいませ。」と頼みました。そして、難工事でしたが望みどおり水路が開通しました。
この水路の恩恵を受けた村は10ヶ村におよび、妓王に感謝した村人は、この水路を「祇王井川(ぎおいがわ)」と呼びました。
しかし、佛御前という若くて美しい白拍子が現れ清盛の心を奪ってしまうのです。清盛から追放された妓王は母と妹を連れて京都の嵯峨野に身を隠しました。ある日のこと、庵の戸を叩く佛御前の姿がありました。「明日は我が身…、日が昇ればいつかは沈む」と悟った佛御前は、妓王・妓女とともに尼となったのです。

 小さな本堂には阿弥陀如来像、その両脇には閉ざされた厨子がある。ひとつには妓王&妓女の、もうひとつには彼女らの母、自刀と妓王の次に清盛の寵愛を受けた仏御前の僧形の像が、年に一度の御開帳のみということもあり、きれいな状態で保存されている。

 お寺というより庵といった方が似合う場所だったが、よく管理、手入れされていて、パワーポイントで手作り感溢れる説明があった。どのくらい手作り感溢れていたかというと、「パワーポイントというより紙芝居」という意見がこっそり出回ったくらいだ。

 明らかに素人ガイドさんの、しかしだからこその親切で丁寧な説明や、ひかえめにおすすめするお土産が、ほのぼのと心温まる。ちょっと期待した「妓王まんじゅう」はなかったが、「妓王せんべい」はあったので、迷わず購入する。(後日画像アップします)

 ささやかなお寺ではあるが、こころなごむひとときだった。

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 古寺に諸行無常とシーサーが
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2012/6/18

ご近所で観光  おでかけ

 市内のご近所観光をした。

 最後に働いたのが地元の図書館だったので、郷土資料について、郷土の歴史や神社仏閣文化財について、あまりにも無知なのでせめて郷土の一般教養くらいの知識は持たなくては、と痛感していたのだ。少しずつ、あまりにも身近な場所ゆえに、かえって食指が動かなかったところへも、このごろは意識を向けるようにしている。

 なにしろ「銅鐸の町」なので、歴史は古い。というか古過ぎる(笑) いきなりそんなはるか古代から遡っていくのもどうか、と思われる。

 おりしも大河ドラマは『平清盛』である。その時代に焦点をあてて郷土探索してみよう、と決心したのが今年のお正月。それでお正月早々、平家ゆかりの場所に行ったのだが・・・。
 
 そこは平家終焉の地とされていた。え? 壇ノ浦ではないの?

 平清盛の息子のひとりであり、壇ノ浦の合戦で破れた大将の平宗盛とその息子、清宗が処刑された場所だといわれている。前の池で首を洗い、胴を埋められた胴塚が残っている。荒れ果てた感がいっそうあわれに思われた。大河にならなければ、決して来ることもなかった場所だ。しかし正月から終焉とは! 順番がちがうだろう。

 それから半年たった。そろそろ捲土重来だろう。うかうかしていたら、大河が終わってしまう。

 まだドラマでは登場しないが、清盛の寵愛をうけたという白拍子、妓王と妓女の姉妹が生まれ育った地でもある。そのゆかりの尼寺、「妓王寺」が歩いて行けるほどの至近距離にあるのだ。いまは無人の寺となった妓王寺は、普段は予約しないと拝観できないのだが、大河ドラマの影響で見学者も頻繁にみえるようになったので、ドラマ放映中は毎日オープンして、地元の方がガイドもしてくださるという。

 ときはいま!と明智光秀のように思いつつも、なぜか金縛りにあったように行動出来ない。あまりに近すぎるため、実行するきっかけがないと動けないのだ。

 ぐずぐずしていたら、どうやら業を煮やした明智光秀が「降りて」きたらしい。昨日はもとの職場の友人である二人のお客さんが見えて、久しぶりに楽しく語らった。そのうち、ひとりの方が「妓王寺に行きたい」とおっしゃった。「いまなら予約しなくてもいいし、ここから近いし、ドラマもしてるし」

 まさに「ときはいま」だ。こうして「平家終焉の地」を訪ねてから半年後、ふたたび平家ゆかりの場所を踏むことになるのである。

 (つづく)

   味気なき声のみ梅雨寒迷い猫
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2012/6/17

みどりのカーテン  季節

 昨年はアサガオでグリーンカーテンにトライするも、緑陰をつくるまでには至らなかった。今年はその反省を込め、「へちま」でリベンジすることに。

 へちまは、ぐんぐん蔓が伸びて行くので頼もしい。そろそろ支柱が尽きてきそうなので、今日H氏にネットを張ってもらった。

 たぬき亭のデッキ上にヘチマの葉が茂り、ゆるい南風に葉擦れの音がそよぎ、黄色い花が咲いては萎む様が、目に浮かぶようだ。うっとり。

 風は通るけれど、日差しは入らない。そのバランスを取れる様、蔓を誘導していかなくちゃね。

 緑陰を梅雨の晴れ間に準備中
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2012/6/16

パトカー電車  路上観察

 今日のH氏の予定はてんこもり、私の予定もいくつかあったので、一台の車を効率よく使うため二人の予定をすり合わせて、10時前からよーいどん!で行動を開始する。

 ローカル話題で恐縮だけど、野洲図書館を振り出しに、竜王町や近江八幡市を回って順次お互いの用事をこなしていき、お昼までにはすべて完結できた。

 その道中に、近江鉄道のガチャコン電車が走るのを見る。いまはやりのラッピング電車だった。珍しく上半分が白、下半分は黒という地味目なラッピングだなあ・・・?と、通り過ぎる電車の後姿をみて、唖然。

 え!?

 その後ろ姿には、鈍い金色の旭日章が!! 警察のシンボルマークである。ラッピングのオーナーは滋賀県警だったのだ!

 夫婦であまりの出来事に大騒ぎになり、帰宅後すぐに、調査が開始された。

 今年の京都新聞、4月6日の記事を見つけたのでむさぼり読む。これは近江鉄道のパトカー電車というものだった。記事を一部引用する↓

 色をパトカーに似せた「パトカー電車」が6日、滋賀県東部を走る近江鉄道で運行を始めた。県警が春の全国交通安全運動の一環で同鉄道に依頼した。全線で1年間走り、安全運転や飲酒運転撲滅を呼びかける。

 ニーチェではないが、この電車を見よ!である。画期的だ。(47NEWSの動画もあります↓ 興味のある方はどうぞ)
http://www.47news.jp/movie/general_national/post_6591/

 さすがは振り込め詐欺防止啓発ソング 「だまされたらあかん!」を作って流布させた滋賀県警だ。やることがちがう(感心)。一般市民啓発のためなら、なんでもやりまっせ!という心意気を感じる。

 調べていくと近江鉄道のガチャコンに次いで、滋賀県内を走る京阪電車でもパトカー電車が走っているらしい。(動画が見られます↓ by読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn120613_2.htm

 おもしろい。ウキウキしてしまう。

 交通安全啓発のため走らせている電車だが、インパクトがありすぎるため、電車を見た運転手が盛り上がってしまい、集中力が低下するという恐れも、なきにしもあらず。運転手はうれしくても、くれぐれも平常心をなくさぬよう、よろしく! とくに、H氏、そして私!

   おどろきの後ろ姿や青梅雨に
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