2012/10/31

ハッピーハロウィン!  季節

 今日はハロウィンだけど、それもあと15分ほどしかない。

 でもどうしてもこれをやってみたかった↓

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 Kちゃんも今日は学校で、ほとんどバレンタインのノリで、てづくりお菓子パーティがあったそうだ。もちろん良妻賢母とはほど遠いKちゃんは、お菓子づくりはパスである。

 おかげで「いっぱいプチいたずらされた」らしい。
「いたずらせんといて〜」(笑)
「お菓子くれへんからや〜」(笑)

 高3生とは思えないようなのどかさだが、ついに彼女も11月より受験本番がスタートだ。
 気持ち的には受験の神様「天神様」より、勝負の神様「太郎坊宮」の方が彼女の場合フィットするような気がするのは、なぜ?

 蛇足ながら昨夜H氏が、突如、あの妖怪ハラクダシの餌食に! 本人いはく、「いままで生きて来た中で、いちばんだった」とのこと。ハロウィンでオバケの仲間入りをめざしての所業だったのだろうか? 恐るべきさびしんぼう、妖怪ハラクダシに、刮目せよ!
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2012/10/30

礼拝堂をあとに  おでかけ

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 入って来た正面玄関のサイドにある、もうひとつの出入り口(お勝手?)の階段を下りる。大きくアーチにくり抜かれた窓が、解放的。

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 そういえば、彼の建築には、階段も部屋の角(すみ)も、椅子や家具などの調度まで、エッジがやさしく落とされカーブを描いている。彼の建築のやさしさや居心地のよさは、そんなところにあるのかも。

 敷地内には他にもヴォーリズ建築はあるので、そこにも巡ってみた。ただし入ることはおろか、近寄ることも危ぶまれるほどの老朽ぶりである。

 旧五葉館。もともとは結核病患者のサナトリウムだった病院の療養所だ。5つの部屋は、太陽の光がいっぱい入るようにそれぞれ独立して張り出している。プライバシーも保たれるが、それぞれの部屋が中心で直結しているので、他の部屋の人々ともコミュニケーションが取れるよう設計されている。

 こちらから見ると、ちょっとしたロッジのようなのだけど

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 横手にまわればちょっとホラーなテイストが・・・。

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 個別にはこんな感じ。山麓なので、湿気を逃すため、高床式になっている。

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 観光物件にもできる、いい建物なんだけどなあ。

 さて、再度ツッカー館の裏手に出た。こちらも前に見たときよりすっかり寂れはて、朽ちつつある感が漂っていた。屋根もご覧のとおりだ。

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 玄関先のあったシンボルツリーの大王松も、いまはもう、ない。

 ヴォーリズ建築みたいな、一見シンプルだけど居心地のいい、なおかつ細部まで手の込んだ作り手の思いやりに満ちた建築家魂を、後につづく若い建築家たちに、ぜひ伝えて欲しいものだ。
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2012/10/29

礼拝堂にて  おでかけ

 礼拝堂は事前に見学の予約をいれてもらっていたので、中に入ることもできた。いまだ現役で日常的に利用され、スタッフや患者さんが礼拝する、キリスト教の宗教施設である。

 礼拝堂への階段をあがり、優しい緑をふりかえる。

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 入口から差し込む光も優しい。

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 優しい気持ちになったところで献金?

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 柔和な光と、クリスマスのようなステンドグラスが、あたたかく出迎えてくれる。

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 左右の窓と椅子は、とてもくつろいだ気分にさせてくれる。

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 天井までも、シンプルながら居心地のよい抱擁感が漂っていた。

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 幸福の四葉の意匠が入ったメインの灯り。

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 ぬくもりのある木の長椅子には、三ッ葉の意匠が入っている。座席にはふかふかの座布団があり、お尻にも優しい。

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 最前列より入口をみる。

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 神のいます場所であり、壇上の聖職者の居場所はアーチに抜かれている。アーチはヴォーリズ建築の、重要な宗教的意味をこめたモチーフだ。

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 古いけれど現役のオルガン。

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 かつて使われた、暖房のための熱湯を循環させて暖をとるタイプのパイプヒーターが役目を終えた今もある。このパイプが壁と平行に設置できるように、窓の下にはあらかじめ用意された凹みが、設計時すでに作られているのだ。

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 こういう繊細な配慮が、いかにもヴォーリズ建築らしい優しさなのだ。
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2012/10/28

礼拝堂へ  おでかけ

ヴォーリズ記念病院は山の麓にある。一般病棟の本館があり別館がありホスピス希望館があり、老健センターもある。病棟は多いがそれぞれはこじんまりとして、アットホームな雰囲気だ。

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 緑からのぞく赤瓦。

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 礼拝堂はどっち?と、敷地内の飛び出し少年に尋ねてみる(うそ)。

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 敷地内には、いくつかのヴォーリズ建築もあるが、かなり老朽化してキケンなので立ち入りは禁止されている。

 坂をのぼっていくと、保存の是非をめぐって紛糾したこともあるツッカー館に遭遇。

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 ツッカー館の裏手へ。

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 保存は決定したものの、建物の朽ちて行く速度を食い止める速度で改修できるか(端的にいえば集金力)が、目下の課題かもしれない。やはり使用していないと、端的に老朽化は早まる。

 それとは対照的に、いまも日常的に利用される礼拝堂は、緑の中で愛らしいアプローチを見せていた。

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2012/10/27

読書散歩はインフォのあとで。  

 さてやっと本命のヴォーリズ建築である、ヴォーリズ記念病院について書こうと思ったのだけど、間近な気になる情報をいくつかゲットしたので、急遽インフォを挟みます。

 その1。昨日は京都シネマで、私が見られる時間帯では最終日の『ニッポンの嘘』をセーフで見に行った。でも午後からの時間帯では、11月9日まで上映されているので、生涯を反骨のフォトジャーナリストで通した福島菊次郎さんにご興味のある方は、ぜひご覧ください! ラストはなんの説明もないけれど、・・・菊次郎翁と共に号泣! これについてはまた後日ね。

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 その2。いままで観光地としては、マイナーだった堺が、やりました! 関ヶ原の終わり、いよいよ終盤に向かい佳境に入ったマンガ『へうげもの』と堺市が、ついにコラボを果たしたのだ!!(←リンクはいきなり動画が始まり音声も出ます)

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 何頁もあるパンフを作り、モデルコースを作り、特注のスタンプを作成し、スタンプラリーも行い、ラッピングバスも走らせ、老舗和菓子屋とも提携し、堺はとことん、期間限定ながらへうげに変化する。
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『へうげもの』好きの京阪神在住者は、さぞやぞくぞくしていることだろう。

 その3。11月2日から京都の『えき美術館』で、なんと山口晃の展覧会が開催される!!
 「平等院養林庵書院 襖絵奉納記念 山口 晃展〜山口晃と申します 老若男女ご覧あれ〜」というなが〜〜いタイトルの、いかにも山口晃らしい展覧会だ。これはゼッタイ見逃せない! アクセスも京都駅から抜群の(笑)伊勢丹内『えき美術館』なので、寄り道感覚で鑑賞できます。
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2012/10/26

パワースポット!?  路上観察

 ハナミズキにからみつくトケイソウがあったので、画像で記録。

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 右手にちいさなお堂をみつける。小さいが凝った観音堂だ。

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 右側に鎌を交差させた絵が掛かり、左側には歌のようなものが書かれた額がある。

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 鎌を交差・・・? どっかで見た覚えがある印だ。過去のブログを検索したら、老蘇の森にある「奥石(おいそ)神社」、別名「鎌宮神社」(「蒲生野宮(かまふのみや)」がなまって「鎌宮」)の印だったことが判明した。いや、それが判明したところで、なぜそれがここにあるのかは、依然不明だけど。

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 歌はどうやら観世音菩薩への御詠歌らしい。菩薩は仏教界だけど、鎌は神道ではお祓いの必須アイテムらしい。ここにもぼんやりと神仏習合の匂いが。

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 欄間のような透かし彫りも、象の意匠も見応えのあるものだった。

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 路地をゆったりとのんびりと歩いていくと、お家や蔵などの建物が連なる場所を抜けていく。左側が山になり、そちらには神社や納骨堂や霊水が湧く場所に続く。ちょっとしたパワースポットかもしれない。

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 スリムな木に柿がたわわ。

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 ヴォーリズ夫妻の眠る納骨堂「恒春園」がある高台より臨む。

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 朱い鳥居の奥は、うっそうと暗い。

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 ひとりだったら、ちょっとこわいような場所。地元情報によれば、ここは子どもの肝試し大会ルートだったとか。もちろん夜!!うおおお〜!!!

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 ヴォーリズ記念病院にほど近い納骨堂。

 ところで霊水の湧き水がある場所には、「この水で車を洗わないでください」のお願い看板があって、一同驚く。たしかに丁度車一台分が駐車できるスペースが、おあつらえむきな感じではあるんだけど。
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2012/10/25

近江八幡の底力  路上観察

 今日の読書会は、前回読んだヴォーリズ満喜子の生涯を描いた『負けんとき』にちなんで、ヴォーリズ建築を訪ねての文学散歩。徒歩圏内にヴォーリズ建築がごろごろ(!?)ある場所なので、うってつけなのだった。

 案内役の読書会メンバーはまさに地元の方で、これは日々よく通る散歩コースだとおっしゃる。近江兄弟社幼稚園からヴォーリズ記念病院までを徒歩で行く、私も初めての道だ。

 たぶん地元の人しか知らない路地裏のような小径は、まるで未知との遭遇! 郷愁と発見の連続だった。私はあまりの素晴らしさに写真撮りまくりで、しょっちゅう一行から遅れを取ってしまった。ごめんなさい(汗)

 ではその写真を展開していきます。

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 土壁の蔵らしき建物。

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 明かり取りと空気抜きの窓の柵は、木の場合が多いと思うのだけど、壁と同じ土の柵!

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 1階、大小の浪板の屋根付き窓が並ぶ。

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 石の土台(基礎?)と瓦屋根付き木の塀。

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 道の中央が暗渠になっている路地。

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 こちらも浪板屋根つき窓の木造建築。

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 謎の蓋つき小さな出窓??

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 ベンガラの構えがある入口には、左官屋さんの職人芸(遊び心?)が施してあった。

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 低い屋根に、京都ではよくみかける鍾馗さまの瓦だが、よくみると

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 かなりアニメチック!! こんな可愛い鍾馗さまは初めて!

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 高い屋根には、亀の意匠があった。これも長寿を願うついでに火除けのまじないにもなり、一石ニ鳥である。

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 窓まで付いたりっぱな塀と門のあるお家。塀の基礎はここも石だ。

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 これだけみても充分、近江八幡の底力は思い知ったが、まだまだ序の口。明日へと続く。
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2012/10/24

『茨木のり子の家』  読書

『茨木のり子の家』という本があることをネットサーフィン中に知った。なんとも素敵な「おうち」らしいので、図書館に借りに行った。なかみはこんな感じ↓

内容紹介(平凡社HPより)
詩人自身が設計し、生前のまま残る自邸のインテリアや庭、蔵書、食器、自筆原稿、日記などをカラーで撮影。貴重なスナップ写真や初公開資料も掲載。茨木のり子ファン、必見!

内容(「BOOK」データベースより)
倚りかからずの椅子、「Y」の箱の自筆原稿、食卓と黒電話、四季の庭の眺め…ピロティから居間・書斎まで、50年の時を刻む詩人の家を撮影。

 シンプルでモダンで、だけどどこか懐かしくほっとする部屋、家具、しつらい。色のある白い漆喰が、深く濃いマホガニー色の木とハーモニーを奏でる。シフォンのカーテンは襞が几帳面に折り畳まれ、ふんわりした甘さを追放し、今は亡き住人の清潔感をも思わせる。

 シンプルで無駄に物を増やさない慎重さはあるのに、藤で編んだ灯りの傘(カバー?)がつけてあって、選び抜かれたおしゃれな物たちも随所に見られる。
 洗練されたおしゃれにありがちな神経質かつクールな部分は全くない。逆にとても居心地良さそうで、お客に行ったら長居せずにはいられないような、ぬくもりのあるお家なのだ。

 丁寧な暮らしぶりや、物を大切に使用されている感に詩人の暮らしを追体験しそう。うっとりとためいきをつかずにはいられません!

 とはいえ、まだ読み(見)始めたばかり。パラパラと見終わるのが惜しいような、じっくり本だ。茨木のり子さんの詩も所々に挟まれて、彼女の声が聞こえて来そうな気もする。

 クラクラするような素敵なお家は、デンマークの作家イサク・ディーネセン(本名カレン・ブリクセン)以来かもしれない。(’90年代前半の『BISES』という園芸を中心とした暮らし雑誌に数頁掲載されていた。BNを図書館で借りたので詳細は不明。特集じゃないので検索しても発見できず。)ということは、15年以上ぶりに、心から賛同するお家を紙の上で見たということか。(幸福なことに、実際に入ってみた物での手放し賛同はいくつかある。大山崎山荘とかヴォーリズ建築とか)

 それにしても故・茨木のり子さんは、「すぐに古びるがらくたは我が山門に入るを許さず」と自身の詩の中でうたっておられるそうだ。なんとストイックな!
 我家はがらくただらけだから、身が縮む思いがする。でもがらくたも、私は好きなんだよね〜。

 恵文社一乗寺店の店長ブログに、この本の記事があったのでここ(←クリック)に貼っておきます。さすがという他ないな。
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2012/10/23

数寄で描く戦国  読書

 腰を落ち着けて2時間で、『へうげもの』第15巻を読了。

 今回の主役?は、ほぼ石田三成。石田自身は気づいてないだろうけど、意外にも彼はほとんど古田の直系愛弟子だ。誰よりも真面目だからこそ、完膚なきまでに叩きのめされたからこそ、たどり着けた対極の境地なのかも。感動。

 織田信長の時代より始まり、いま関ヶ原の戦いが終了したところ。その間、15冊。戦いと、政(まつりごと)と志、なにより数寄を中心として戦国時代を描いているなんて。茶の湯が名だたる武将たちに大流行りで、でも「数寄なんぞ」という武将だっているのだ。
 頭から湯気をたてて「名物」と心中するヤツ、「名物」のために血眼命懸けでイクサに臨むヤツ、心静かに数寄に邁進するヤツと、武将たちも百花繚乱だった。

 茶の湯の道具たちに踊らされ、人生哲学やアイデンティティーを、数寄の中に見つけて行く戦国時代の武将たちの熱さが凄まじくも素晴らしい。武将ではないけど、もちろん千利休も凄かった。

 数寄嫌い派の徳川の世になったとき、数寄者武将たちは如何に考え行動したか・・・というところの描き方も、なるほどこういう歴史的見方があったのか!と、作者の視点に感嘆。

 ところでもしも「へうげもの」が実写化されるとしたら、古田織部役は大河ドラマ『平清盛』でへうげ公卿(!?)、藤原経宗役をされている達者な顔芸の持ち主、有薗芳記さんにぜひお願いしたいものだと願っている。きっとマンガに忠実な顔芸を披露できる、唯一無二の方だと思うので。
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2012/10/22

妖怪ハラクダシ  キャラクター

 ということで、『妖怪ハラクダシ』が、雲行きの怪しいお腹をかかえつつ、冷蔵庫の番をしてくれている。もっとも冷蔵庫は食品を保存している箱であるので、彼につけいる隙をみせないようにしないと。

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 油断すると賞味期限切れ食品等の在庫を持ち、うっかりすると家族全員が、妖怪ハラクダシの餌食となるからだ。

 彼が手に持つラッパは、もちろん止瀉薬である正露丸の登録商標だ。トイレが詰まったときに使う器具「スッポン」(正式名称は「ラバーカップ」または「通水カップ」という)ではない。

 蛇足ながら、この「ラバーカップ」、配水管のつまりを取り除く以外に、ゴキブリなど不快生物をカップの中に閉じ込めて、内部の気圧を急激に変える(通常は4、5回程度前後に動かす)ことによって退治するという使われ方もされるそうだ。(ウィキペディアより)
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2012/10/21

妖怪あらわる。  キャラクター

 きのう、ずっと部屋にこもり勉強していた受験生のKちゃんが、夕方台所にやってきた。

「いまふと思いついたんやけどな、『妖怪ハラクダシ』、って、ええとおもわへん?」

「いいやんそれ! 抜群に妖怪らしいネーミングや。 ビジュアルはどんなん??」

「わりとみかけはイカツイねん。そやけど、すぐハライタになるし、そわそわして青ざめよるねん」

 もうそれを聞いただけで、ビジュアルが浮かんでしまう母娘の以心伝心ぶり(笑) 

 上半身ハダカのくせして、ハラを冷やさないように腹巻きは欠かせない。腹巻きがあったら、下半身は当然のようにステテコと下駄履きだ。イカツサを強調するため、金チェーンのネックレスをして、腕にはなぜかロレックスの腕時計だ。

 こうして、冷蔵庫の「献立/買物メモ」の広い空白に、鉛筆描きのニューアライヴな『妖怪ハラクダシ』が突如出現したのだった。
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2012/10/20

純と愛と荒井さん  テレビ/ラジオ

土偶の古代の息吹に満ちたパワーをいただこうと思ったのに、乙女な川端康成の毒気に当てられたあげく、風邪でダウンしてしまった。 結局、そんなわけで今週はべったり風邪で、遠出することなく終わってしまった。

 そろそろ書かねば、と考えているのは、10月からスタートした朝ドラ『純と愛』だ。

 ものすごいベタな少女マンガのシチュエーションを確信犯で使い倒し、ヒロインそのものも少女マンガ顔で、キャラ設定もコミック仕様なんだけど、どうも油断できない。『梅ちゃん先生』の走り書きのような脚本とは違い、あちこちにトラップが仕掛けられていそう。もちろんドラマは、朝ドラ枠を飛び越えて面白い。

 誰かの台詞を自分のものにし、後々、ゲームの戦闘アイテムのように使って「敵」を倒して行くかのような仕掛けはRPGのようでもあるし。

 しかし純(女子)と愛(いとし・男子)がガール・ミーツ・ボーイで、愛(いとし・男子)の妹が誠とは!
 企画の段階で「おちょくっとんのかい〜!!」とか言われそう。いや、きっと言われただろうな(笑)

 でも、このドラマで一番の感動はなんといっても、オープニングソングのタイトルバック! 荒川良二さんの絵がもう、素晴らし過ぎる! それがたまに微妙に変化するのが、たまらない! と、荒井良二好きには、毎朝がうれしい日々になっている。
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2012/10/19

乙女な文豪  アート

 土偶以外で素晴らしかったのは、H氏ともども「かっこいい〜〜♪」とその前で口にしてしまった火焔型縄文土器だ。こんなの↓

 縄文文化の里、十日町市博物館のHPで画像を見られるので、リンクを貼ります (←クリック)
(トップ頁でもスライドショーとして現れます)

 奥の展示室の中央に、レプリカの火焔型縄文土器にコスモスをいけてあったのが、とても素敵だった。そういえばマンガ「へうげもの」で、秀吉主催の北野大茶会があったとき、織部は、古代のしつらいで茶室をつくり、火焔土器を水差しにつかっていたことがあったっけ。あのときは、千利休が「やりすぎ・・・」と呆れていたな(笑)

 次に陶芸教室に行ったら、火焔土器を作ってみたいけど、複雑すぎて難易度高過ぎるし。ムリ、ゼッタイ。

 夫婦でお気に入りの土偶たち↓

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 ガラモン系土偶。

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 脱力系土偶。

 土偶展・ラストの展示室は、マンガと土偶、著名人と土偶の関わりを展示してあった。星野之宣/作「宗像教授異考録」のナマ原稿とか。私的には諸星大二郎で来て欲しかったのだけど、現時点では、このポジションでしょうがないか。

 反対側の壁には、土偶LOVE♡♡な著名人たちのパネルと、所蔵した土偶が。

 民藝運動で有名な柳宗悦は、「日本民芸館すべての所蔵品と引き換えにしてもいい♡」と言ったくらい惚れ込んだ土偶があったらしい。陶芸家の浜田庄司や染色家の芹沢けい介も、彼に負けないくらいの土偶愛に満ちあふれている。

 でも一番度肝を抜かれたのは。

 ハート型の顔の土偶と、目をキラキラ星でいっぱいにし、ハートマークを飛ばす川端康成のツーショットだ!!
 我家では川端康成、芥川龍之介、正岡子規といえば、深夜に見たらコワくなるほど恐怖顔の三大文豪なのに。ヤスナリ、メロメロ〜。乙女すぎる〜〜!

『芸術新潮2007年2月号』で同じフォトを発掘したので貼ってみる↓
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 ノーベル文学賞作家のイメージが、ガラガラと崩れ去った一瞬だった。

 このツーショットで撮られたパネル写真に、私もH氏もしてやられた。この日のインパクトはこれに尽きる。

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2012/10/18

土偶 cosmos  アート

前の日曜日に、『日曜美術館』を見たら「土偶」で、しかも開催しているのは信楽のMIHOミュージアムだった。『土偶・コスモス』。 あ、うかつにも、知らなかった。

 なま土偶、みたい! ホンモノのパワーをいただきに。

 ということで、H氏が休みの日に連れて行ってもらうことに。冬の冷え込みが強い信楽の山は、すでに紅葉が始まりつつあって、ススキがキラキラと見頃で、延々と続く山道も美術館のアプローチみたいだった。

 美術館のエラい方らしき人にお出迎えされていた上品な西洋人夫婦を、横目で見つつ入口に入る。JAFカードを提示して入場券を割引してもらい、美術館本館までは、H氏が私の足を懸念してくれて電気自動車で行くことにする。電気自動車に乗っているのは、私たち夫婦以外はなぜか西洋人で、隣に座っていたおじさんは、礼儀正しく日本語ペラペラだった。

 本館まではもちろん歩いて行けるが、道中に広がってあるく中国人観光客のマナーの悪さに閉口する。道のど真ん中に立ちふさがって電気自動車の写真を撮るなんて、あぶないあぶない。しかも車が来ているのに、道をあけてくれない。
 でももしかしたら、ちょっと前の日本人も海外旅行ではこんなことしていたのかも、というか、今でもしているのかも。貴重な遺物に落書きとか。落書き好きな人種だからなぁ。

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         (写真はH氏©↑)

 で、土偶を礼賛する岡本太郎のモニュメントに迎えられ、土偶尽くしの会場へ。土偶といえば後期の遮光器土偶が有名だけど、もっと土っぽい、素焼きのような土偶がほのぼのしていていい。平べったいヒトガタみたいのは、まるでジンジャーブレッドマン(クリスマスのオーナメントにもなるヒトガタ生姜クッキー)みたいだった。

 ちょっと不気味で憎めない感じは、ウルトラマンに登場する怪獣みたいで、実際夫婦の感想は怪獣の固有名詞に始終した。

「これ、可哀想なジャミラみたい」
「あ、この模様は、ほとんどダダや」
「こんなとこにガラモンがおる〜」
「すごい凛々しい顔したウルトラマンが、スペシウム光線のポーズしてる!」

「う〜〜ん、怪獣のデザインはこんなとこからも貰ってたんやな〜」と、H氏は自分の妄想に感心していた。ありえるといえばありえるけど、根拠なし。

 それから、意外に土偶は「かわいい」というのがわかった。微笑む土偶も何点かある。

 好きなのはやっぱり祈る土偶こと「合掌土偶」。なんか、体育のテストで順番待ちしていて「どうか跳び箱とべますように・・・」みたいな、切実だけど大袈裟でない願いをしている感じがすごく好きだ。 

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 あと土偶以外でもインパクト大なものもあったが、長くなるのでまた次回に。
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2012/10/17

日没  路上観察

 先週の土曜に、車から見た日没。山は比叡山あたりか。

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