2013/1/10

H氏に延暦寺が乗り移る。  テレビ/ラジオ

 火曜日の20時〜BS日テレで放映されている『ぶらぶら美術・博物館』はH氏のお気に入りの番組だ。私だって山田五郎氏の名解説に酔いしれる。が、難しい時間帯なので、ちょっとしか見られないのが常なのだ。

 ところが今年の第1弾は、なんと関東を離れて比叡山は延暦寺だ。地元なので当然日帰りでゆっくり行ける。昨年の夏にふたりで行ったばかりだ。今回はなんとかして番組を全部見ることにする。

 行った場所がテレビに映されると、たいへんテンションがあがる。
 「根本中堂、かっこよかったよね〜」と、しみじみ語り合うところまではよかったのだけど、行ったはずなのに「ここ(大講堂)には行ってなかったな〜」とかH氏が言い出し、すでにお参りした仏像や建物もあらかた忘却の彼方にある様子。おいおい、大講堂には、比叡山で修行した高僧たちの像がずらりと並んでいたじゃないか!

 千日回峰行については、「医学的には(あんな荒行すると)死にますが、行の前に徐々にカラダを慣して行きますから大丈夫なんですよ」と案内のお坊さんが説明された。
 ご本人も百日回峰行をされたことがあり、行の前には縄を渡されるそうだ。なんと回峰行を途中でやめるならこれで首をくくって死になさい、ということなのだとか! ちなみに千日回峰行の場合は、小刀を渡されるそうだ。その時のことを思い出したのか、説明をされるお坊様は、けっこうな涙目になられていた。「生きて帰れて本当によかった!!!」と思われたのか、行を達成できた喜びなのか。

 「途中リタイア」なんていう生温い決意で修行するな!ということなのだ。死ぬ気でやれ、ということなのだ。うーん、比叡山の修行は、とことん体育会系だ。「気合いだ〜!」という叫びが聞こえて来そうだ。さすが僧兵を擁する寺院である。達成か死かという荒行中の荒行なのだ。全然関係ないのに、なぜか「裏切りものには死を」という虎の穴の合い言葉を思い出してしまった。

 H氏は前回見忘れていた「三面出世大黒天」にKちゃんの健闘を祈りに行こう、それから夏に登った「文珠楼」では、先客がずーっとお祈りしていたので仕方なくスルーしてしまったから、そこも再度行って文殊菩薩さまにお祈りして来よう!と、もう明日にでも行く気満々だ。

 でも私はちょっと用心深い。夏でも「さわやか」だった比叡山だ。標高だって高い。冬はどんなに寒いか考えてみて。明日も冷え込むって天気予報でいってたし。

 とはいえ、こうと思い込んだら試練の道もなんのそので、行くが男のど根性なH氏のことは、長いつきあいなのでよくよくご存知だ。明日比叡山行くんだろうな。「行く。絶対!」と顔に描いてあるよ。とにかく雪が降らないことを祈って寝よう。
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