2013/5/31

6月のカレンダー作り  季節

 六月の「池田澄子カレンダー」をつくりました。情景や状態や心情や句の深みを想像するのが、俳句の醍醐味。だから読み飽きない。思わせぶりなの、深遠なの、かわいらしいの。六月も、想像力を刺激されまくりです。

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タグ: 雑貨

2013/5/30

水無月は木の花多し。  季節

 きのうの続き。

 サツキの花にもいろいろあるみたいで、今更ながら興味深かった。

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 新しい松葉も出てきた。

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 こんな別嬪(べっぴん)さんがいたとは! 奥まったとこからひょっこり出て来たから、まさに深窓の令嬢。

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 自然交配されたらしい、ピンクのメッシュ。

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 木は違うけど、めでたい紅白。

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 そしていよいよ、梅雨時の真打ち「泰山木(たいざんぼく)」のつぼみが。

 梅雨時には、クチナシや紫陽花など、木の花が多い気がする。あと、菖蒲(しょうぶ)とか湿地帯の植物もあるな。

 キショウブがいま見頃だけど、中学生の頃、自転車通学してたときに、今なら暗渠になっていそうな下水っぽい川(溝?)に、キショウブが咲いていたから、全然キショウブがきれいだとは思えない。私にとって、とても残念な花。十代の記憶と感性は生涯のものらしい。
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2013/5/29

季節は移りゆく。  季節

 ハウスのあたりに行くと、なんだかいい香りが漂ってるなあ、なんだろう?と見渡せば、柚子の花ざかり。

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 そういえば、先だって柿の花が咲いてたっけな、と探してみたら、すでにほとんどが落ちているか枯れているかだった。わずかに見つけた花。

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 今年は赤い皐月の花がいつになく咲いている。こんもりした緑の中で、ぽつんぽつんとした赤い色が切ない気持ちにさせ、風情がある。

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 去年植えて冬には消えた変わりクローバーや松虫草も、いつしか出て来て領土を拡大しつつ、かわいい丸い花を咲かせている。

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 いつか植えたいと思っていた矢車草。やっと先日買って来た。ピンクと紫の。ようこそ、矢車ちゃん。

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2013/5/28

麦秋!  季節

 先日の麦畑の近くを通りかかったので、というか、わざわざ遠回りして様子を見に行ったので、5月28日現在の状況をレポートします。

 折よく後続車もない、のんびりした昼下がり。車を停車させて、まずはロング。

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 となりはよくあるタイプの麦畑。

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 なぜか一部は青麦のまま。

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 麦秋と青麦のコラボ。これもまた美しい。

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2013/5/27

それはそれなりの奇跡。  

 今日もとくに何をするでもない日。って、まだ半日しか経ってないけどね。15時前だから。

 それでも午前中はいつもより充実した家事をした。少しだけど除草までした。曇っているから、かえって動きやすいのだ。逆にお天気だと外には出づらい。家事、特に掃除は「なにがしかのことをした」という結果がみえるのでうれしい。あっというまに散らかるんだけどね。

 とにかく「家事」の種類が多いので、家にいたら分身の術を使い3人ぐらいで分業しないと気になる仕事は終わらないかも。家2軒と畑があるからな。
 除草したい、剪定したい、障子の張り替えしたいと、イレギュラーな家事だって内心目白押し。その日のレギュラーな家事の分量と、一日分の持ち時間を考慮しつつ、焦らず急がず、小分けにしながらゆっくりと、と自分に言い聞かせながら自己マネージメント。ムリは禁物。

 やりたいことも、やるべきことも、ありがたいことに、それをこなせる身体も時間もあるので、毎日積み残しをしつつも暮らしている。

 今から思うと、仕事をしながら家事をしていた頃が、奇跡みたいだ。たぶん、奇跡だったんだろう。いろんな人たちのフォローと幸運が重なった奇跡の日々。今もそんな奇跡の日々を過ごしている、世界中のものすごいパワフルな人たちに乾杯だ。そう、そこのあなたです。 
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2013/5/24

ハレルヤ・ドライブ  おでかけ

 今日はデイの日なので、9時過ぎから4時半までは自由時間。いいお天気だし、いっちょ永源寺図書館まで行って、かつての同僚さんたちにお会いしてくるか。と、思いつきで出かける。

 いちおうグーグルマップで道や目印を把握して出かけたが、使い慣れない道はやはりドキドキして、いまひとつ正解の道なのか自信が無い。それでも何度か来たことはあるので、見覚えのあるランドマークを見るとホッとして、「大丈夫、大丈夫」と胸をなでおろす。

 今回は珍しく、迷うこと無くちゃんと来られた。しかし扉の前に立ちボーゼン。「本日は館内整理日のため、休館いたします」。

 でも考えてみたら、本を借りに来たわけじゃなく(第一市民じゃないので借りられない)、かつての同僚さんたちに会いにきたのが目的だから、問題ないのでは? 逆にお客さん対応がないから、元同僚さんたちとゆっくりできるのでは?

 ということで、彼女らとお昼を一緒にたべて、「あまちゃん」トークで盛り上がったりして、懐かしい人たちと再会出来て、ほんのり。

 片道約1時間の道のりを帰途に向かう。途中「如来」という地名の信号とバス停があり、うっとり妄想する。
「ご住所はどこですか?」「如来です」。ステキすぎる!

 寄り道は、懐かしい八日市のケーキ屋さん「いせとう」で、昔から一度食べてみたかった「和三盆ロールケーキ」を購入する。買った時点で、すでに満足。

 近江八幡に入って、麦畑ゾーンの道を選んで帰る。先々週から目をつけていた麦畑の一角があるのだ。麦の穂の毛足がやけに長くて、風になびく様が髪がうねるように美しかったのだ。これは麦秋の頃に、もう一度来なくては。今日がまさにそのチャンスかも。

 他の麦はまだ黄緑で、これから麦秋をむかえようかという様子だが、例の麦畑は一足早い麦秋で、すでに黄金色がかっている。遠目から見れば、あの「星の王子さま」に登場したキツネの言葉にある「王子さまの髪を思い出す」かのような、なめらかな金髪のそよぎだった。

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 子どもの頃、繰り返し読んだ「星の王子さま」。サハラ砂漠のハチミツ色と、王子の髪のような麦畑のことは、ずっと妄想を重ねた憧れだった。やっと実物を見た思いで、満足する。

 楽しい事がてんこ盛りだった、晴天の「ハレルヤ・ドライブ」。
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2013/5/22

疲労はつづくよ、どこまでも?  おでかけ

 疲れた。今夜はムカデが出没したわけではない。

 滋賀県を抜け出し、京都も大阪も通り過ぎ、関西の最強定番?デートコースであろうと思われる神戸まで行って来た。いやー、やっぱり神戸の人って、エレガンスで根っからおしゃれ。三宮駅のカフェの2階から横断歩道を渡るひとたちをみてて、ちっとも見飽きなかった。

 今日は神戸で一人暮らしのTくんの弱小マンション??(いや、実質アパートだろう)に行かなくてはならない用事ができたので、初めて乗り込んだのだ。

 最寄り駅から下宿先までは、高架下建築が建ち並ぶ、結構なドキドキ感のある道中だった。しかもこれは裏道。

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表通りには、家電リサイクルショップなどの、格安ながら、いかついお店もあった。

 駅前は花壇もモニュメントもあり、明るくきれいだったのに。「神戸=おしゃれ」という公式を、鮮やかに覆されるインパクトだが、足元は「ここも神戸よ」とかろうじて主張していた。

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 実は1時間以内で用件は終了する予定なので、一駅足を伸ばして三宮で、お昼ご飯にしようと、ちょっとワクワクでもあった。

 問題は、彼の部屋がどれくらいの汚部屋かだ。つまり掃除にどれくらい時間がかかるかによって、三宮ステイの時間が左右される。表面だけの片付け(引き出しや箪笥や押し入れはプライベートスペースなのでパス)と掃除だし、一部屋にキッチンとバストイレだから時間はとらないと思ったんだけど。

 うーん、最悪の事態ではなかったにしても、キッチンスペースが全面的にアウト。よって、結局リミットまでの2時間を、まるまる掃除に費やした。

 しかも5月とは思えない暑さと空腹で、よろよろと三宮にたどり着き、いきだおれ寸前。2時半に三宮着。ともかくも、そそくさと手近な場所でランチにありつかなくては。

 土地勘のない悲しさ、ちょっとさまよってから駅の2階にあるUCCのカフェに入り、窓側の席に倒れ込んだ。ナポリタンのセットで、食後はホットコーヒーに。

 ご飯は普通だったが、食後のコーヒーに驚いた。ウェイトレスさんが、サイフォンごとお持ちされ、手に持ったお盆の上のカップに注がれたからだ。それも、なみなみと。もちろんお一人様用のサイフォンだ。
 見ればカウンタ―内には、複数の一人分サイフォンが並び、湯気をたてて、美しくコーヒーを作り上げていた。なんという贅沢。

 このアクロバティックな作業に目を奪われてしまった。少々コーヒーをこぼされていたが、目こぼししてあげなくちゃ。ここのウェイトレスさんって、大変だぁ!

 当然、疲労をいくぶんか和らげるかのような美味しさ。コーヒーってこういう味だったんだ、なんてね。

 帰りはありがたいことに電車で座ることができた。当然のように爆睡し、帰宅後もぐったりだったが、PCのチェックをしたら、昨日のムカデブログがなかなか好評だったのに気を良くして復活できた。みなさん、どうもありがとう。
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2013/5/21

妖怪よりもある意味コワい。  季節

 疲れた。

 今日は大量の買物をした。クリーニングを持って行ったり、図書館に行ったり、「たねや」に行ったり、ブックオフに行ったり、ドラッグストアに行ったり、西友に行ってからイオンにも行った。

 でもそのくらいで疲れたりはしない。

 帰って来たら、おばあちゃんが帰ってくる30分前。晩ご飯の支度をして、今日必要分の畑の収穫をする。晩ご飯のあとは、おばあちゃんを車椅子に乗せ、洗面所、トイレ、ベッドと巡回し、着替えを始めたが、おばあちゃんが自力で服のボタンを外そうとしているので、その間、ハンパ仕事をしようと洗面所を通り過ぎようとした。

 その時だ。「家政婦は見た」!

 洗面所の引き戸のレールに半分カラダを隠してはいるが、あと半分をカーブさせて物思いにふけっているアイツを! 

 ほんの3日前にもアイツの片割れが、蛇行しながら台所の隅を走り去ろうとしているのを発見したのだ。

 たまたまそこにあった掃除機の頭で、渾身の力をこめて撲殺したばかりだ。「凍殺ジェット」も携えたが(水回りの必需品!)、肝心要の切迫した事態なのに、「ぷすっ、ぷすっ」と頼りないため息を洩らし、でもたまにしゅーーっ!と雪女のような零下の霧を吹きかけるに留めた。殊勲賞は掃除機くんである。「凍殺ジェット」も、最終的にヤツの動きを止めたことは認めるが。

 毎年のことだから、すでに読者は何が起こったのかご存知だろう。ついに現れたのだ、地獄からの使者ことムカデのヤローが!

 今回も「凍殺ジェット」と水を入れたジュースの空き瓶を携え、果敢にムカデに立ち向かった。本日の「凍殺ジェット」のゴキゲンは如何だろうか? ムカデが物思いにふけっている間に、テストしてみる。

 「しゅーっ!!」おお、振ればちゃんと出るじゃないよ。もう一回。
 「しゅーっ!!」カンペキだ(感動)
 「しゅーっ!!」よし、準備完了だ! いくぞ、雪女! いざ、戦場へ!

 戦いの火ぶたは切って落とされた。ムカデに「凍殺ジェット」を向けて発射する。

・・・「ぷすっ、ぷすっ」 ただならぬ気配とマヌケな音で、ぞわぞわと動き出すムカデ。

 おいいーーっ!? 
 このお、お、おちょくっとんのか〜?? 雪女どころか、とんだガス欠女だ。

 対ムカデより、対「凍殺ジェット」に怒り心頭で力を込めた左手には、予備の武器として持ったジュースの瓶。これでムカデに狙いを定める。

 しかし敵もさるもの、2度3度とかわし、なんと、こちらに向かってくるではないか。
 
 えいいいっ!

 と、瓶から水を跳ね上げつつ、ムカデの真ん中に瓶の底が落ちた。あえなく轢死するムカデ。よくやった、でかしたぞ、瓶! 味方の勝利だ! 

 粛々と亡骸を処分し、ふたたび日常の平和な生活が戻って来た。私はふたたび、おばあちゃんの着替えと就寝のケアに戻ったのであった。

 一日の仕事もほぼ終わると、あの熾烈な戦いの疲れがどっとおしよせてくるのだ。ああ疲れた。 
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2013/5/20

妖怪はもっと個性派ぞろい!  博物館

 さてさて、やっと第2章の妖怪の番がやってきました! 妖怪画といえば、なんといっても百鬼夜行が面白い。でも残念ながら、絵巻をすべて広げることは難しいので一部のみ。どの場面を選択するかで、学芸員さんは悩みまくったのではないだろうか。

 そんな百鬼夜行で私とれんくみさんの双方が、諸手を上げてウケまくった輩をご紹介したい。コイツです↓

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 名は「髪切り」。もう全身から「いたづら大好き!」感があふれ出ている。私が勝手に名付けたあだ名は「ちょっきんな」。シザーハンズではなくシザーマウス。昔の日本人の想像力って、サイコーだ。コイツに出会えるなら、いくらでも髪くらいくれてやろうという気になってしまう(私だけか?)

 それから、もうおひとり、とんでもない輩を見つけてしまった。
コイツです↓

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 この右のヒト、ではなくモノノケ。目玉をぶら下げてパレードしているコヤツのビジュアルは、どう見ても「ホトケさま」だろう。名前だって「塗仏(ぬりぼとけ)」だし。ホトケさまで妖怪やってるなんて、反則だ。いや、バチアタリだ。

ウィキペディアで、正体を調べてみることにした↓

佐脇嵩之の『百怪図巻』、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』、などの江戸時代の日本の妖怪絵巻にある妖怪の一種。体の黒い仏の姿で、両目玉が飛び出している姿で描かれているが、どの画図にも一切の解説文がないため、どのような妖怪を意図して描かれたものかは想像の域を出ない。
 その容姿から、「仏壇から突然現れ、目を飛び出させて人を脅かす」「仏壇から飛び出して、なまけ者の僧に襲いかかる」などの説がある。

 やっぱり、よくわからないのだ。会場のキャプションでは「仏壇から飛び出して、なまけ者の僧に襲いかかる」という説が、取り上げられていた。

 あ、こんな説明もウィキにはあった。

 名称の「仏」は仏像や菩薩ではなく死体を意味するらしく、ゾンビの一種だ、とする説もある。

 いわゆるテレビのミステリーで「ガイシャのホトケさんは」という、あれですね。ゾンビなら、目玉が溶け落ちるビジュアルはわかりいいかもしれない。死後の時間経過もよくわかる(と素人ながら想像する)。でも「塗り」って? 何を塗るのか? 気になるところである。

 では日常的?な塗り仏の活躍ショットをゲットしたので、ご紹介します。要するに僧侶の「びっくりしたなあ!もう〜!」(慌・逃)を生き甲斐としているとしか思えない愉快犯なんだな、きっと↓

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(鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「塗仏」)

 で、塗仏氏の左にいるお方は「青坊主」。ロックバンドではない。それにソロだし。「あおぼうず」で検索したら、日本のロックバンド「藍坊主」がずらりと出てくるので、彼は内心ムッとしているかもしれない。

 でも彼は日本各地、各時代に、違う性格付けをされ、学校の怪談にも登場する隠れたヒーローだ。しかし、どんなヤツなのかは、各地、時代のウワサごとに異なるので、よくわからない。

 今回、白日のもと(博物館のあかりだが)、晴れがましく陽の目を見た彼は、「いいんですかい、ワシが百鬼夜行の代表でぇ・・・?」と照れ気味に頭を掻いている。
 が、きっと「いいひと(妖怪)」ぶってるだけで、「当たり前じゃあ!」という彼の内心を、ひとつ目が雄弁に物語っている。
 
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(画像は『妖怪萬画』1・2より引用しました)
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2013/5/19

ユーレイ、個性派ぞろい!  博物館

 会場に入ったら、序章として「笑う骸骨」コーナーからスタートする。
 トップは水墨画の掛け軸。円山応挙のものらしいと伝わっている「波上白骨座禅図」で、いきなり衝撃作。

 だって、精緻に描かれた骸骨が「波の上」で座禅してるんですよ! 骸骨が無念無想で空中浮遊しながら結跏趺坐してるんですよ! てゆうか、死して尚、無念無想を目指さなければ成らないなんて、どんだけ妄執と雑念があるねん! おまえはすでに死んでいる、と教えてあげたい。

 第一章の暖簾をくぐったら、幽霊画の世界がおまちかね。

 ずっと不思議だったんだけど、なんでわざわざ幽霊を掛け軸にして部屋に飾るのかが、いまだにわからん。夏場に涼むため? 客をひとり部屋に残して、客が怖がるのを楽しむイタズラ心? それとも江戸時代の粋なハヤリもの?

 幽霊画とひとくちにいっても、楚々とした美人からお歯黒の醜女、やかましそうなのから黙して語らずなお方まで、それはさまざま。もちろん有名どころのお岩さん、お菊さん、お露さんなどは、人気者ゆえ複数描かれていた。歌舞伎の四谷怪談の絵なんかは、仕掛けがあって、提灯を開くとお岩さんの顔が登場したりと、なかなか凝っていた。

 幽霊画といえば円山応挙が有名だけど、こわいバージョンの幽霊画で思わず見入ったのは河鍋暁斎の。目を剥いて痩せさらばえた顔の凹凸の陰影が凄まじい。やっぱりすごいわ、暁斎。

 彼は9歳の頃、川を流れて来た珍しい蓑亀を見つけて拾い上げた。時は幕末の戦乱の世。
 蓑亀は藻が毛のように伸びた、古来よりしばしば芸術で取り上げられた長寿を象徴する縁起のよい亀だ。めったに見られない亀を写生しようとよく見たところ、なんとそれは男の生首だった。藻だと思ったのは髪だったのだ。

 しかし、やはり暁斎、並みの9歳児ではない。生首だって滅多にみられないしろものだからと、熱心に写生を始めたという。まさに絵餓鬼。

 一方おもしろバージョンの幽霊画は、橋本関雪画伯のささっと筆で描かれた簡潔な幽霊。幽霊と一筆書きみたいな火の玉が勢い良く描かれている。

 実はこの幽霊、そっくりなんです! 赤塚不二夫の有名なキャラ、イヤミに! もしくは明石家さんまに! 有名じゃないし、なかなか目にすることができない絵だけど、個人的には、ものすごいお気に入りですわ。まさか幽霊の掛け軸でイヤミのそっくりさんに遭遇するとは! なんてラッキー、そしてハッピー。

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2013/5/18

アバウト幽霊・妖怪画大全集  博物館

 この展覧会では、京都出身の日本画家で、著名な風俗研究家でもあった吉川観方(1894〜1979)のコレクションを中心に、肉筆画や浮世絵など約200点を紹介されている。この先生、江戸から昭和期の資料を収集。大正期に幽霊画集を出版し、自らも描いた。彼の作品はお歯黒をつけ、朝の化粧をするお岩と、夕闇の中、蚊やり火をたくお菊を描く「朝露・夕風」として展示されている。

 彼が生涯をかけて収集した日本の幽霊画・妖怪画の名品は、現在、福岡市博物館に収蔵されている。実はこの企画展、先に福岡市博物館で行われたもので、すこぶる評判がよかったものだ。

 円山応挙が描いたと伝わっている美しい「幽霊図」、ほほえましいかわいさを持つ伊藤若冲の「付喪神図」、日本中の妖怪たちを集めた圧巻の「百怪図巻」など。さらには歌川国芳(うたがわ くによし)や月岡芳年(つきおか よしとし)らが描いた怪異なテーマの浮世絵版画なども。

 ポスターになっているのは、歌川国芳(1797〜1861)による「相馬の古内裏(ふるだいり)」。当時流行した読み本「善知安方(うとうやすかた)忠義伝」が題材で、平将門の遺児の瀧夜叉姫(たきやしゃひめ)が操る骸骨と、大宅太郎光圀(おおやたろうみつくに)が戦う。原作では、人間大の無数の骸骨がわらわらと現れるが、国芳は1体の巨大な骸骨として描いた。大胆な構図は独創性あふれる国芳ならでは。絵から飛び出してきそうな骸骨は、迫力満点。

 国芳は、以前彼の企画展で観たものがいくつもあるが、改めて土蜘蛛を始めとして、妖怪がとても可愛く描かれていることに恐れ入る。もしかして国芳、人間より猫(大好きで有名)や妖怪の方が好きなのか?

 ウェブのLマガジンでは、この展覧会の醍醐味をうまく紹介しているので、ご覧あれ→http://lmaga.jp/blog/news/2013/05/yokai.html
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2013/5/17

幽霊と妖怪に会いに行く。  博物館

 やっと念願の、大阪歴史博物館で開催中の「幽霊・妖怪画大全集」を見に行く。こういう愉快な展示には、相棒がいると楽しい。最近、妖怪イラスト関係のお仕事を終えられたばかりの、れんくみさんが相棒だ。

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 梅田から地下鉄谷町線に乗り換え、谷町四丁目で下車し、9番出口の階段を上がれば、すぐ博物館がみえる。

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 幽霊と妖怪はこちらまで。

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 高いビルの隣には、古墳時代の復元倉庫。

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 私たちは、幽霊と妖怪に会いに、こちらのビルへ。
 
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 骸骨さんもおまちかね。

 初めてきた大阪歴史博物館は、混み合ってはいないが、平日だけど結構な人出だ。地元の?小学生や中学生の団体さんたちも多い。手間ひまをかけた、おそらく日常的に行き届いた広報活動を学校に出向いてされているのだろう。

 しかも随所に来館者が楽しめるよう、様々な工夫がされている。

 たとえば、第1部、第2部、という風に、展示のまとまりごとに暖簾で仕切られている。まとまりのタイトルと代表する妖怪や幽霊の絵入りの、かなり大きい暖簾だ。キャプションも画の中の幽霊や妖怪が一人称で語りかけているように、ひらがなを多用して、小学生にもオモシロ可笑しく、かつわかりやすく説明されていた。

 今回、普段は利用しない音声ガイドをレンタルした。というのも、会場までのエレベーターの中で、こんなポスターを発見したからだ。

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 お岩さんとお菊さんが音声ガイドに参戦って!? これは期待大ですよ。
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2013/5/16

日本人のクチグセのひとつ  ファミリー

 H氏が草刈りをしてくれるのはうれしいのだが、刈ってほしくないものまで刈ってしまうことが頻発する。先だっても間もなく花が咲くだろうと楽しみにしていたアイリスたちを、見事に刈ってくれた。

 雑草に覆われた地面から、自然に生えてくてくれる分なので、分かりづらいことは百も承知だが、やはり残念。違う場所に植えて、手作業で草取りをしているスペースにある、私が昨年植えた白いアイリスだけは、辛くも生き延びることが出来、美しく花を咲かせている。

 これではいけないので、庭先の「刈ってはいけない草」をレクチャーした。
ユーパトリウム「チョコラータ」またの名「フジバカマ」。これは葉っぱがチョコレート色なので、わかりやすい。
 桔梗も昨年買ったものが、しっかり出て来てくれてうれしいかぎり。 

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 去年、しっかり剪定したからか、初めてコデマリらしい花をつけてくれた。いままで鞠状に花をつけなかったし、そもそもごく僅かしか咲かなかった。世話をしたら応えてくれる園芸の世界は素晴らしいと思う。いや、たまには応えてくれないこともあるけど。それは自然のものだから、そういうこともあるかと。

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 そしてこれは「ギンミズヒキ」。ミズヒキの白い花版。「たねや 日牟礼の舎」でみかけ、楚々とした和風の姿が素敵でずっと憧れていたのだ。ほんとは赤い花のミズヒキが欲しかったんだけど、これしかなかったので。

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 「はい、これミズヒキね。これも刈らんといてね。ほら、模様が宇宙人のカオみたいやし、わかりやすいやろ?」

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 畑は好きなくせに、植物には全く関心がないH氏が、突然興味深くミズヒキを観察した。「宇宙人」という言葉に反応したのだ。
「ほんまや!! 宇宙人のカオや!」と、感動的につぶやいて、日本人ならおなじみのフレーズを、お馴染みの声色で発語した。

「ワレワレ ワ ウチュウジン ダ」
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2013/5/15

酒とみりん  妄想

 カテゴリーは「妄想」だけど、突如思い立って実行した。

 木之本で買った醤油を使い切り、その小壜を何かに使えないかと取っておいたところ、酒とみりんを小壜に移し替えたら調理に便利だと思いつく。色が似ているので、間違えないようにラベルを作った。

 酒のラベルはすぐに思いつく。もちろん「あの人」がモデルだ(笑)

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 彼は酉年なので、こけこっこー。おやじギャグ満載だ。青字「なわのれん まいど」は姉妹品、もしくは副タイトル。

 みりんのラベルはちょっと考えたが、対にするのならモデルは私しかいないか。
 効率とか即戦力とかスピーディとか無駄なくとか時間を有効活用とか激安とかお得なとか資産運用とか、聞き飽きちゃいました。
 「今日出来ることは明日する」(いや、「明日できることは今日しない」だったかも?)。昔読んだマンガの中でイラン人の生活信条として登場する言葉。これをネタにギャグが連鎖していた。今となっては、ギャグではなく、憧れかも。(青池保子『エロイカより愛をこめて』 第3巻 「イン・シャー・アッラー」)

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 あしたという日は「明るい日」って書くんだから、明るく仕事出来そうな明日にしようぜ。今日のことは今日でおしまい。明日は明日の風が吹く。

 この企画を思いついてラベル作って瓶に巻くのは、楽しかった。巻いた後、並べて見ているのも、すごく楽しい。これで台所にいる時間が、とても楽しくなる。

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 帰宅後の家族に見せるのが楽しみだ。ウケるかなあ〜?
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2013/5/14

ユメのバイトを始める。  ファミリー

 久々にKちゃんの話。

 やっとバイトが解禁されたので、単発イベントバイトや塾バイトに登録したKちゃんの記念すべき初バイトは、スタジアムでの売り子さん。

 肩からジュースが一杯入った箱をさげて、階段を上がり下りしながら、声を出しながらジュースを売るという、かなりハードな肉体労働。そう、「あまちゃん」で「うに弁当」を車内販売するアキちゃんの姿を想像していただきたい。あんなかんじ。海女コスプレではないけど。

 でもスタジアムなので階段の上がり下りと、四月とは思えない暑さの下だから、車内販売よりたぶんハード。それを3時間。

 しかしその暑さに助けられたこともあり、3時間で一万円を売り上げたらしい。たしかに水筒を準備するシーズンではなかったからな。お客さんたちにしたって「予想外」だったろう。担当者からは「ありえへん数字や」といわれたとか。ビールならともかく、ジュースでこれはありえへん、と。

 しかしハードな昇降運動と暑さで、さすがのKちゃんもバテバテで帰宅した。「足、パンパンになってしもた〜」「肩いたい〜」と嘆きつつ、「カネ稼ぐのって、大変なんやな・・・」としみじみつぶやく。時給のいいバイトは、それに見合うくらい大変なんや、と思い知ったことだろう。

 塾のバイトはまだ研修中なので最低賃金すれすれ価格だけど、模擬授業の研修では早速注目してもらったらしい。同級生や生徒会の下級生たちに惜しみなく勉強を教えてあげていたことが、早くも役立っている。まさに「情けは人のためならず」。

 さて次は部活をどうするか、いまだ思案中のKちゃん。やはりお兄ちゃんのように、大学の枠を越えて京都枠、もしくは京阪神枠のワイドな活動をするのだろうか? やりたいことも性格も正反対なのに、道筋は一緒なのが笑える。

 学内では、入学早々に学園祭実行委員会に入り、すでに先輩を大活用。来年の教科書の譲り受けまでも予約するちゃっかりぶりだ。 先輩から聞きまくり、教授情報、授業情報、あぶないサークル情報(スポーツサークルを装った宗教勧誘など)、単なる飲みサークル情報など、4月当初に必要な情報をもれなく収集したらしい。そして新歓での1回生メンバーでの仕切りぶりに、先輩から「次々回委員長候補」と早くも目されている(笑) 

 ネタだけでベトナム語の授業をとったりとか。美人さんのオネエな人を発見し友達になりたい!と待ち構えてたら、なんと「彼女」は彼氏連れで来たので、腰砕けになったとか。でも「彼女」から目が離せず、「彼女」の新鮮な言動にウケまくって、授業を聞くどころではなかったとか(あかんやろ〜!)。

 さすがに大学ともなると、Kちゃんに太刀打ちできるような、一筋縄ではいかない??女子たちもいるらしく、楽しい交友関係を広げている模様。爆笑話もしょっちゅうで、私としても楽しくてしょうがない。

 う〜ん、青春だ。 
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