2013/8/31

ステキ仏に魂抜かれ。  博物館

 もちろんレアなイロモノ系じゃない、正統派ビジュアル系の 仏像さまたちも多数出演されている。

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 このファッションモデルのような身のこなし、軽い腰のヒネリも効いている。衣服のまとい方のセンスも抜群だ。それでいて木調の素朴さと清楚な美しさが同居している。なにより、ふわっと軽やかだ。

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 これほどパーフェクトに美しい地蔵菩薩さまにお目にかかれるなんて! 眼福とはこのこと。光背の線が一本ないのは、あまりにカンペキだといけないからかも。もう、ためいきの大安売りだった。うっとりとお地蔵様をみあげながら、まわりをぐるぐる回った。

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 こんなに精緻で美しい、しかもカラフルな四天王を見たのは初めてかもしれない。顔の色は彼らがいる方角を表しているそうだ。ガラスケースに入った日本人形くらいの小振りな像だけど、作りは微に入り細に入り作り込んである。好きな物を描きこむ時の森薫さん(漫画家)のようだ。踏みつけられた邪鬼までがつくりこまれ、表情ゆたかで邪鬼にも玉眼が嵌められるほど手が込んでいる。

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 なぜか素通り出来ない仏様。キャプションには「いわゆる濃い顔」と書かれていた。なるほど、だからか。シンプルなのにどこか個性的。平安時代の作だけど、技術的にはまだおおらかな感じがする。

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 ああ〜もう〜! とても涅槃仏とは思えない長閑(のどか)さが素敵。ひなたぼっこでお昼寝状態だ。場所は干し草の上か縁側あたりか。からだは斜め上をむいているのに、足先が真横という造形も楽しい。ここでも動物園のシロクマみたいに、ガラスケースの前を往復してしまった。

 というような仏様たちが多数、みなさまのお越しをお待ち申し上げています。仏像のみならず、巨大な曼荼羅などもかかっており、大迫力。さすがは奈良博の仏像展だった。
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2013/8/30

奈良博仏コレクション  博物館

 奈良の国立博物館といえば、ウワサにはきいたことがあり、奈良博グッズにも登場しこの博物館のシンボルと化している、通称「走り大黒」さまだろう。これを今回しっかりと目に焼き付けた。想像していたよりずっと大きかったし、躍動感がハンパ無かった。風をきって走る大黒さま。リレーの選手みたいにかっこいい。まさか大黒さまに「かっこいい」という形容がつく日がこようとは思わなかったが。

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 「走り大黒」という通称が有名だけど、近年では寺院伽藍(がらん)の守護尊である伽藍神中の「感応使者」にあたると考えられているそうで、実は大黒さまではないらしい。
 また京都の東福寺には、彼のそっくりさんがいるそうである。

 ガンダーラの釈迦苦行像は、「そ、そこまでしなくても!」というくらい、苦行の極限を表現していて痛々しいが、今回のは痩せてはいるが、飄々とした風を感じる。これは「あ! 苦行ってムダなことだったのね・・・」と、ふと気づいてしまい、よろよろと山を下りる場面らしい。

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「出山(しゅっせん)釈迦如来立像」には、他の苦行像のような苦悩の気配はない。さしずめ「少なくとも、苦行しても悟りは得られないということがわかったから、ま、いっか」という、一種さわやかな進歩を感じられるようだ。

 このあと彼はスジャータに会い、乳粥をもらうことになる。「聖☆おにいさん」的には、その後、スジャータからお中元とお歳暮に乳粥を送りつけられることになり、悩みを深めることになる(笑)

 「みほとけのかたち」展でナンバーワンのユルカワ仏として押しておきたいのがこのお方だ。

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 このアンバランスな体型の絶妙さ、世の中をなめてかかっているかのような存在感、しゃかりきに仕事をしているのがあほらしくなるような、Take it easyな仏である。いいなあ、好きだなあ。さすが飛鳥仏、古代のおおらかさに乾杯だ。

 今回一番度肝を抜かれたのが、めったにお目にかかれないフルヌードの仏さま、「阿弥陀如来立像」。普段は本物の布地の衣をまとっておられるそうで、着せ替え仏のようなお方。目のやり場に困るような、じっくりみてしまうような。そして、じっくりみたら「さすがはホトケさま!!」と感心しきりになるはず。

*R18指定で(笑)リンクを貼ります。奈良博の「名品ギャラリー」、上から2番目です。
http://www.narahaku.go.jp/gallery/index.php?action=list&b=%E5%BD%AB%E5%88%BB

 まだまだ素敵仏がたくさん! ではまた次回に続きます。
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2013/8/28

みほとけのかたち  博物館

 奈良です。

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 とぎれとぎれの樹々の向こうが、奈良国立博物館。

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 仏教美術(ときには神道や土着の宗教も)を展示させたら、盤石の実力を持つ博物館だ。考えてみたら、もう30年前から出入りしている。キュレイターさんたちの世代交代もされているだろうが、存分にみてくれなはれ的精神は、脈々と受け継がれているみたいだ。

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 入口近くの看板。看板仏2体がお目見え。

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 さすがは仏教美術の殿堂、ちゃ〜んと蓮池も常備されている。・・・まばらだけど。

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 1体以外は、わりにノーマルな仏像。でも1体は仏像ですらない。力士形の武神像らしい。初めて見る造形。

 30年も仏像をみているのに、そんなツワモノの度肝を抜く、あっと驚くタメゴロー的仏像に出くわす。思わず笑みがもれてしまうユルカワな仏像にも出会う。小振りながら精緻な作りと鮮明な色彩に驚嘆する四天王像にも。(彼らの足元にいる邪鬼たちも表情豊かだ)

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 奈良国立博物館所蔵の仏像を中心に、今回は割合ざっくりとしたキャプションで、見る人に委ねる部分が多い。むしろ仏像自体にユニークなものが多く、謎めいた展示が珍しく、面白かった。たぶんあえてのざっくりさだろう。説明があっさりな分、大人対象、子ども対象と二人のボランティアガイドさんたちが会場に待機され、手強い質問を手ぐすね引いて待ってらっしゃった。

 私は質問あったはずなのに、メモしとくのを怠って忘れてしまった。残念。
 
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 お気に入りの仏像さんたちは、次回ゆっくりと紹介したい。・・・ねむ。
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2013/8/27

奈良日和  おでかけ

 会期は9月の半ばだけれど、来月は予定が順次入り始めているので、8月中に行っておこうと思い立ち、奈良国立博物館へ「みほとけのかたち」展を見に行く。国立博物館パスポートが使えるので、入場料はフリーだしね。

 奈良はいつもは近鉄で行くのだれど、今日は乗り継ぎがすぐだったので、成り行き任せでそのままJRに乗ってみた。たまには違うルートもいいかもしれない。ロングシートの普通電車はいつ到着できるかわからないので、途中いい具合にやってきた「大和路快速」に乗り換える。快適なボックスシートなので、ウキウキ気分。

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 ああ、奈良に来たよ!

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 風景的には滋賀県と変わらないのに、空気感はまるで違う。奈良のくうきを吸いに来ましたといいたいくらい、奈良にいるだけでうっとりする。

 電車内で、お昼をどこにするかを検討吟味する。情報雑誌の奈良特集の一部を切り取ってきたのを参考にする。火曜は定休日が多いので要注意。結局、奈良博にいちばん近い場所に決める。時間も体力もないからね。

 ところが東大寺門前、博物館斜交いにある観光客収容所とおぼしき「夢風ひろば」という場所に迷い込んだ。レストランやカフェ、甘味どころやおみやげ、雑貨などのお店を一同に集めた食の広場だ。

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 風鈴が縦横無尽に下げられ、遠慮気味に音をたてていた。ちょっと内田百けんの小説に出て来そうな、シュールで不思議な雰囲気だ。

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 結局は、日本料理のお店でランチとあいなった。これも成り行き任せ。でも若草山を見ながらの日本料理のセットは、結果オーライ。

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 お店を出て、奈良博に向かう。道を横切ると、古都の観光地には付き物の、人力車が駐車中。

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 鹿とたわむれる楽しげな男子たちの声が、微笑ましい。

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2013/8/25

織田作之助ワールドへ。  テレビ/ラジオ

 昨夜はNHK総合で20時から、『オダサクさん、こんにちは 〜生誕100年織田作之助ワールドへ行こう』という番組を見た。言わずと知れた21時からのオダサク原作ドラマ『夫婦善哉』の豪華な番宣の特番だ。

 女優の佐藤江梨子さんが案内役で、オダサクゆかりの店・大阪のうまいもん屋を巡ることから始まる。サトエリの食べっぷりが素晴らしく、見とれてしまった。熱々の味噌おでんの大根を一口でほおばるのが、いさぎよく、そしてことのほか美味しそうだ。

 彼女の案内は、心からオダサク愛があって、見ていて心地いい。その上、オダサク愛なら負けまへんで!と参戦する作家の西加奈子さん、町田康さんが、素晴らしい『夫婦善哉』読解と『織田作之助』解説をされるので、ますます豪華な番宣になり、もちろんひきつづき『夫婦善哉』をみてしまう。

 森山未來のダメ男@柳吉と、尾野真千子のしっかりもの@蝶子のカップルは、もう見るしか無いでしょ。気持ちの上では前々からスタンバイしていたが、ドラマ直前にしっかり予習をさせていただき、準備万端でテイクオフ!だった。

 西加奈子さんの『夫婦』論があまりに素敵だったので、ちょっと記しておく。

 ふたりで店を出すんやて夢もって、爪に灯ぃ灯すように溜めた蝶子の貯金を、柳吉が勝手に持ち出してしまうやろ。二日間放蕩三昧で帰って来たとき、蝶子が柳吉をしばき倒すやろ? あそこの場面、めっちゃええ! 蝶子が何もいわんと見逃すような、耐え忍ぶ女やないから、柳吉が救われるんや。耐え忍ぶ女やったら、柳吉はもたへん。

 私の友達の親で、すごい素敵なご夫婦がいらっしゃるんや。お父さんはすごいええ大学出てるインテリなんやけど、仕事はせんと部屋の隅で静かにニーチェとか読んでるようなヒトなん。お母さんが働いて一家を支えているんやけど、なんてゆーか。がさつで鈍感な人なん。しかも体格がええ。お父さんの2倍くらいあるのん。

 そのお父さんが、たまにふらっといなくなるんやけど、一週間ほどしたら、こっそり戻ってくるんや。そーっとそーっと家に入るんやけど、それを見つけたおかーさんがおとーさんに馬乗りになって、ボッコボコにするんですわ! だから怒りが後を引かへん。お互いに無い物を相手が持っている夫婦で、しかもそのバランスが絶妙で、素晴らしい夫婦やと思うんや。

 聴いていた佐藤江梨子は「え?カラダが2倍もあるおかーさんが馬乗り!?」「私は男にしろ女にしろ暴力を振るう人はダメです」とまっとうな意見を言ってくれるのだけど、西加奈子さんはニコニコしながら、パワフルで真証なおしゃべりを繰り広げてくれる。

 うーん、やっぱり西加奈子さんはええなあ〜。彼女は佐野洋子さんの衣鉢を継ぐ人かもしれない。
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2013/8/24

「みつばち」  おでかけ

 河原町今出川のバス停を下車し、近くの横断歩道から向かい側に渡る。駅方面に戻る方向へ歩くと、ほどなく小さな甘味処「みつばち」に到着。たぶん「蜜蜂」ではなく甘味だけに、「蜜鉢」という意味のシャレなんだと思う。

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 なにげにコダワリの店構えだ。京都のお家ではよくみかける植栽が、ほどよい空間バランスで涼しげに佇み、特注らしき手描きの麻暖簾が可愛い。味のある塗り加減の土壁が素朴で、しかも見た目も自然なヒンヤリ感が心地いい(もちろんクーラーはいい感じに効いていたが)。たぶん冬は冬で温かみを醸し出すのだろう。

 調度も低め小さめの木の椅子に、モスリンぽい着物地のような布で座る部分のクッションが手作りっぽく包まれている。昔の小学校の椅子のようだが、座り心地は悪くない。むしろ落ち着く。近江八幡にある土蔵の喫茶店、「茶楽(さらく)」を和風寄りにした感じ、といえば知っている人には伝わるかもしれない。

 ひとりで入っても、全然違和感ない空間だ。このどっしりした落ち着きはどこからくるのか。暗すぎず明るすぎず、空調の加減がほどよく、スタッフも可愛く明るいが、節度ある感じ。たぶんバランスが絶妙なんだろう。トイレもこぎれいで、手洗い場には小さな花瓶に青紅葉の葉っぱが活けてあった。たぶん、店の前の植栽だ。

 甘味どころに相応しい「洋装あんみつ姫」のようなスイートな女子が注文をききにきてくださった。寒天と白玉が食べたかったので、白玉あんみつを注文する。これが今日のお昼ゴハンだ。

 ほんわりつるりんと、あっというまに食べてしまった。アンコも寒天も白玉も手作りだ。そういう見た目でそういう食感で、ヒンヤリしたものなのに、温かい気持ちになる。

 「お品書き」にテイクアウトもできると書いてあったので、あんみつが来た時点で注文時にまよった「ところてん」をお持ち帰り注文した。

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 ちいさいけれど、なかなかコダワリを押し通したお店だった。箸袋も、寒天のケースもお持ち帰り用小袋だって「みつばち」印だ。

 帰宅して即、つるっといきました。帰ってからも「みつばち」を楽しんでしまった甘味日和(曇っていたけど)。
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2013/8/23

シロウトのお買い物  お買い物

 あついけれど京都へ。

 京都駅前のバスターミナルの自販機で、一日市バス乗り放題のカードを購入。500円なり。出かける前に京都で遊び慣れている(?)Kちゃんに、交通機関でお得なものはないか聞いてみたら、市バスのカードをおススメされた。いや、これはホント、便利でした。ちょっと離れている場所でもバスで移動できるので、ずいぶんラクチンだ。
 まずはこれで五条坂まで乗り、下車する。

 新聞記事でみた産地生地販売会「テキスタイル・マルシェ」を覗きにいく。「テキスタイル・マルシェ」は、日本各地から集まった生地メーカーが、生地の販売と展示を行なう人気イベントということだ。
 もともとは布地を扱うプロの方対象で、生産者と顧客をつなぐためのイベントだったが、一般人の参入も可能だ。レベルの高そうなイベントだったが、おそるおそる進撃してみた。お買い得がどれか、お値打ちなのはどれかもわからないド素人だけど、アウェー覚悟で参戦してみた。

 シロウト目線で、2種類買った。明日も「テキスタイルマルシェ」は五条坂の「HINAYA」さんにて開催されています。

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 すっかり満足してお店を出て、たぶん30年ぶりくらいに五条通りを歩いてみた。七条や四条はさんざん歩いたし、今もよく歩くが、五条はそうでもないので物珍しくキョロキョロ。五条の橋の上で闘ったといわれている弁慶と牛若丸の石像もある。

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 やはり清水焼のお膝元なので、陶器屋さん、器屋さんが多い。家族経営の普段づかいの器屋さんから、由緒正しいお茶道具のお店から、作家もののお店までいろいろと。

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 和風の電話ボックスと瓢箪型街灯のある風景。

 お昼ゴハンはお腹がすいていないし、でも時間は珍しくまだまだあるし、どうしようか? 

 ・・・そうだ、一度行ってみたかった、河原町今出川にあった「みつばち」という甘味処へいってみよう。今年友達がおススメしてくださった場所でもある。

 とにかく河原町五条まで歩き、そこからバスに乗って「みつばち」の近くまで連れて行ってもらった。

 ここまで書いたら睡魔が忍び込んで来たので、続きは明日。
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2013/8/22

雨がふらない。  自然

 いっこうに雨が降らない。いや、パラパラ程度なら、毎日降るのだ。なにしろ、こんな雲が湧いているのだから、降らない方がどうかしている。

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ああ、風が吹いて来たな、曇って来たな、ゴロゴロいいだしたな、と窓を閉めにまわるのだが、すべての窓をしめた頃には、雨はほぼ上がっている。すっかり疲弊しつつも、逆回りで窓を開けて行く。これを3回繰り返すと、「もー知らんもんね!」とふてくされてしまう。

 夫には「アホやな〜」とからかわれているが、同じ市内の彼の職場の上では、スコールのような雨が降っていたりするのだ。先週は「これで帰ってから畑の水やりせんでもええし♪」と、ウキウキと帰宅したところ、乾燥しきった地面を見て愕然とするH氏なのだった。
 
 どうもウチの上空は、夕立雲の通り道ではないらしい。白鷺はよく頭上を飛んでいるけれど。白鷺の道は雨避けの道なのかもしれない。

 これだけ降らないと、畑の作物どころか、雑草すら枯れていたりする。我が物顔でのさばっている雑草が、薬も撒かないのに部分的に茶色になっているので、びっくりだ。

 その点に関してだけは、草刈り担当の夫は「ザマーミロ」な笑顔だった。
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2013/8/20

今後の展開はどうなる??  自然

 今後の展開が気になると明日が楽しみになるが、それは「あまちゃん」でも「半沢直樹」でもなく、我家の朝顔だ。

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 手のあるところでは、順調に伸びて行った。竹の先まで伸びてしまうと、南天の木をたよりとして、天にも昇る勢いだった。

 しかし、南天も追い越してしまうと、隣の木まではちょっと距離がある。その間、蔓はどうやって自らを支えるか。

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 助け舟はある。問題は、自分の体重が支えられるかということだけ。(自らの身に跳ね返る問いかけだ・汗)

 だが、すでに2006年には、コガネグモから巻き取った糸を束ね、その力でぶら下げたハンモッグに乗り、体重65kgの人間がクモの糸にぶら下がることに成功した人だっている。趣味として35年以上、クモを研究してきた大崎茂芳先生だ。蜘蛛の糸、意外にも侮れない。

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 幸いなことに、後続するものは誰もいないので、カンダタ(芥川龍之介@蜘蛛の糸)の二の舞にはならないだろう。

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2013/8/19

変わっていない(汗)  お買い物

 展覧会に行く楽しみのひとつが、ミュージアムショップでのお買い物だ。

 最近は「亀の甲より年の功」で、熟慮を重ね、かなり絞り込むことができるようになった。「きりがみかるた」風呂敷は、かなり熟慮を要したが、きっともっと欲しい風呂敷が今後出現するはず、という予感がしたので断念した。「野の花と小人たち」のシリーズ絵葉書は「もったいなくて投函できないから、本で対処できる」と言い聞かせて断念した。すでに本は所蔵しているのだ。

 ところで、安野さんの「野の花と小人たち」の絵葉書は、どこかに紛れ込んでいなければ、一枚持っているはずだ。高校時代に大津の西武百貨店で開催された「安野光雅展」で、小人とホタルブクロの絵葉書を買ったのだ。ものすごいお気に入りで、ちゃんとお嫁に持って来ている(笑)

 そして何時買ったかは失念したが、独身の頃「かみなりさま墜落の図」も絵葉書で持っていたのを、今思い出した。これもお嫁に持って来ているはずだ。

 んんー・・・案外ひとの好みって、変わらない・・・。

 今回購入した物件は以下のとおりです。

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2013/8/18

佐川美術館へ  アート

 H氏に佐川美術館へ連れて行ってもらう。「安野光雅展 ーあんのさんのしごとー」が開催中で、チケットもいただいたのがあったので、軽い気持ちでのおでかけだった。つまり、絶対見なくちゃ!という固い意思ではなかったのだ。

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 『ふしぎなえ』をはじめとする(安野さんにいわせると)トポロジー的な、エッシャーみたいな絵から始まり、森の絵に動物が隠れているなぞなぞみたいな絵、『旅の絵本(日本編)』の原画、ヨーロッパの風景の水彩やデッサン、野の花や本の装丁画など。

 ものすごく熱心に見たのは、明治、大正の有名作家の本の表紙絵。「ちくま日本文学」の装丁らしい。

 幸田露伴の五重塔は素敵だった。五重塔自体が、いつも見とれるものすごいシロモノだからな。ほんとは違う門を描いた芥川龍之介の『羅生門』もイメージ通り。宮沢賢治はメルヘンぽいけど、結構ブラックな話を絵にしてある。

 素敵なのは太宰治の秋の田舎に続く単線のカーブする線路。太宰治を読んでる時のテイストを思い出してしまうくらい、ピッタリきた。

永井荷風のアメリカの納屋みたいなのもいいなあ。

夢野久作のは黒地にダイヤの白ヌキがあり、その白ヌキの中に、三角帽子の顔、顔、顔。一見、かわいい絵なので「え?夢野久作?」と思ったのだが、「合わせ鏡」をイメージしたそうで、なるほどなあ、だった。江戸川乱歩といえば「人間椅子」。でもこの椅子に人間が入るのはムリそうな気も。背もたれの「ゴールデンバット」がお茶目。

 素敵な装丁ばかりだったが、一等好きなのは尾崎翠の「ふきのとう」。すでに花が咲いて食べられない状態だけど、もしかしたらバラより美しいと安野さんが讃えている。

 やっぱり私が安野さんに求めているのは、お茶目な機知や遊び心だったらしい。隠し絵やだまし絵ではなく、きれいな風景画ではなく。『旅の絵本・日本編』には、安野さんの個人的な思い出やお茶目さもあって、たぶんこのシリーズでは一番好きかもしれない。

 彼が絵本を描くようになったきっかけが、福音館書店の松井直さんの息子さんと安野さんのお子さんが同級生だったことから知り合いになり、松井さんに「絵本を描きませんか?」と頼まれ、字もなくへんてこで画期的な「ふしぎなえ」ができた、というのもスゴイ話だ。

 半分以上は流してみたけど、すごく集中してじっくりみたのもあったから、またもやH氏をずいぶん待たせてしまった。いっつも、ごめん。
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2013/8/17

女子大生、はじめての夏休み  ファミリー

 今日の午前中は「おでかけ」が無理なカラダだったので、のんびりグダグダと過ごし、薬が効いて来た午後からやっとスイッチが入る。というわけで、私については何のネタもないが、こういうときにはKちゃんに登場してもらおう。

 どれだけ暑くてもKちゃんは元気だ。ひと夏ほとんどが埋まっている夏期講習のバイトはお盆休みなので、今がチャンスとばかり遊びに精を出している。友達の下宿に進撃し、ほぼ徹夜でおしゃべりしたり、琵琶湖の花火を見に行ったり、「五山の送り火」を四山までみられる学校の近くのポイントで見たり。(絶景ポイントとともに心霊ポイントでもあるらしいが・怖)

 友達との予定の無い時も、本でチェック済みの京都のカフェやラーメン屋さんに、ひとりで気ままに出かけたりしている。ひとりで彷徨うのが好きなのは、両親ともの親譲りだからしょうがないが、ソンはしていないはずだ。

 私の時代とは違って、今の大学生の夏休みは意外に短い。小学生とそれほど変わらない。彼女の学校だけか? 「まじめな変人が多い」という彼女に打ってつけのカラーを持つ大学なので、気の合う友達や尊敬??する先輩も多数いるみたいだ。学外の大学でも授業を取ったり、学祭の委員会ですでに1回生を仕切り、京都にある大学枠内での学祭会合にも先輩に連れて行ってもらい、なおかつ一回生ながら積極的に打って出て、「顔を売って」いるらしい。青春を謳歌しているようで、結構結構。

 ただひとつ難は、どっさり借りてくる本をページを開かないで返却すること。セレクトはなかなかいいのに、もったいない。紺屋の白袴とはよく言ったものだ(汗) ま、これも性格だからしょうがないけどね。

 今日、彼女がバイトで稼いだお金を半分出してくれて、居間にブルーレイが取り付けられた(本日のH氏の仕事)。これでやっと居間でDVDが見られ、録画ができ、録画した番組を見ることができるようになる(はず)。うれしや。
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2013/8/16

お盆にあらたな伝説  ファミリー

 一日だけしかお盆休みがないH氏は、私の実家に行く予定もあるのに、今日のスケジュールをてんこ盛りにしてくれた。

 まずは、守山市の琵琶湖岸にあるホテル「ラフォーレ琵琶湖」で開催中の「飛び出し人形の写真展」に連れて行ってくれた。私が得々と採取した目が?の人形や、目が×になった人形もあり、再開を喜ぶ。ほかに死神スタイル、ザビエルスタイル、胴体はレギュラーだけど顔がゴルゴのもの、飛び出し人形ハウスや飛び出し人形の行列がある道端など、すばらしい収集だった。

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 入場無料なのに、こんなサービスまで。

 その後、実家でまったりと過ごす。まったりと過ごしたのに、なぜかやたら元気な父の様子がどうにも気にかかって、疲労感すら覚えた。おばあちゃんがデイサービスから帰る前に、時間的な余裕をもって帰宅する。

 そうそう実家に行く前に、イオンに立ち寄り、ビールや日用品などを買い込んだ。H氏は荷物を車から降ろす時、わざわざ軽いトイレットペーパーを選んで私に渡してくれたのに、それを受け取ったとたん、あろうことか、よろめいてしまったのだ。コレで私は箸より重いものは持てない深窓の奥様だということがバレてしまった。H氏、爆笑である。のみならず、本日何度も思い出し笑いをされてしまった。我家のあまたある伝説に、また新たな伝説が書き加えられた。

 そして地元の西友に入っているパン屋さんで、娘が買って今朝食べたパン。いままで見たこと無いので、夏休み限定なのかも。

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 エイのパンです。
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2013/8/15

美術館エントランス  自然

 話は前後するけれど、美術館へは電車とバスを乗りついで来た。

 バス停や駐車場から美術館まではちょっと歩かなければならないが、舗装した道路ぞいではなく、小川があったり池があったり森があったりお茶室があったり(!)する木陰の道を歩く。

 今回はお茶室「夕照庵」の横の道から行ってみた。「夕照庵」は、日本庭園を見ながら、抹茶とお菓子セットが350円でいただけるという穴場である。入った事無いけど。

 その横手の竹林。息をのむように美しく、風にそよぐ音も格別。

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 緑に染まりそうな道を歩く。

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 竹林の間からは、百日紅の花が。

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 青紅葉の下でせせらぎの音が。思わず足を止めて聴覚で涼んでしまう。

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 美術館の隣の県立図書館の前には、木槿(むくげ)の花が炎天下、涼しげな佇まいで咲いていた。

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 木槿(むくげ)は夏の花だけあって、ハイビスカスに似ている。
 
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 ハイビスカスは「暑い!」感じなのに、木槿(むくげ)はむしろ涼しげだ。

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 出ました! なぜか公共施設に付き物の、肌露出の多い銅像。 

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 んんん〜、隠したいところを隠してまで、裸でいる必要って・・・。「沐浴」というより「森林浴」だね。
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2013/8/14

佐々木マキ大全集!  アート

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 この看板の「佐々木マキ」は、絵本でおなじみの佐々木マキだが、彼が驚愕のバリエーションを持っていることを今回初めて知ることになる。その点でも、大収穫だった。

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 海外の達者な絵本風テイストから、シュールな版画風まで。


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 宇野亜喜良テイストから、ブリューゲルのエッチング風まで。




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 雑誌の表紙であろうが、時代考証に基づいた絵であろうが、子どもの本の挿絵であろうが、村上春樹の表紙であろうが、自由自在の人。その存在自体も自由自在。もちろん個性も絵の力量も技術もありあまるほど。


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 とても同一人物が描いたとは思えないくらい。これはもはや、「職人ワザ」。






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ということで、これを見た以上は「図録」を買わない訳には。画像は図録よりの部分。

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絵本『クイクイちゃん』のキュートさにべた惚れになり、『うみべのまち』の無尽蔵なアイディアに溢れる、シュールなマンガに圧倒されたけど、これは本屋さんで。


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