2013/9/28

六道珍皇寺  神社仏閣/教会

 いつもより1時間近く早い出立だったが、電車に乗り遅れる事も無く、無事れんくみさんと車内で落ち合えた。

 京都駅からバス乗り場まで行き、チケットを購入したらまもなくバスが来て、スムーズに10時出発。そのまま東本願寺を左手に見て、五条大橋を渡り、東大路通りに出るまでは先日のバス旅と同じ。

 清水道あたりでバスを降り、ゆるい下りの坂道に折れて、ほどなく「六道の辻」の石碑のある門にたどり着く。8月の半ばに「迎え鐘」を打つため、すでに来ていた六道珍皇寺だ。小野篁ゆかりのお寺なので、待ちきれなかったのである(笑)

クリックすると元のサイズで表示します

 その時には鐘を撞き、境内のお堂に安置されている篁や閻魔様の像を見て、いわれをこっそりまた聞きしただけで、本堂には入れず、冥界に通じるという井戸も見る事が出来なかった。

 しかし今回はフルバージョンだ。本堂にあがらせていただくと、欄間部分にはギッシリの仏様で隙間無く埋められ、天女が舞っている。このあたりは、鳥辺野の葬場の入り口にあったことから、ここが、現世と冥界の接点つまり「六道の辻」と考えられていたからだ。極楽を模して亡者を送り出すのである。

 そのため、輪廻転生する先の世界、つまり上は天上界、人間界、下は畜生道や餓鬼道や阿修羅道、果ては地獄というものがありますよ、だからいますぐ回心して閻魔様の心証を良くしておきなさい、と庶民にも分かりやすく仏道を説く絵図がいくつもあった。
 ぎゃあああ〜という叫び声が聞こえて来そうな地獄の責め苦の絵あり、シンメトリーで小ネタと寓意がぎっしり詰まっているかの様な、曼荼羅のような絵とかもある。色遣いも原色を使って独特だ。いかにも密教的。ちょっとユーモラスなものや、摩訶不思議な可愛らしさが漂っているものがあり、どんなに見ていても見飽きない魅力に溢れていた。

 奥の部屋から庭に出て、小野篁が夜な夜な閻魔さまの補佐として冥土に通ったという「冥土くぐりの井戸」と、最近見つかったという「黄泉がえりの井戸」を見せていただいた。ついでに「水おみくじ」もひかせていただいた。小吉。

 せっかく小野篁という有力なキャラを持っているのに、ショップ?はやや的外れといわざるを得ない。参拝者の心を鷲づかむグッズに欠ける。絵葉書セットのセレクトも残念なので、図書館で「古寺巡礼」の京都シリーズを探してみようと思った。もし見つかればここの魅力的なお宝が、カラーで掲載されているはず。

 鐘楼の壁で覆われた「迎え鐘」を撞き、大急ぎで集合場所の門に向かう。

クリックすると元のサイズで表示します

 バスの待つ大通りまで、ちょっとした距離を歩く。京都は歩いてナンボの場所なので、むしろ歩く方が楽しい物件に出くわす。

 たとえば六波羅蜜寺の近くの中華料理店「六波羅飯店」。チープな看板に、この漢字の字面がたまらない。

クリックすると元のサイズで表示します

 幽霊が赤ちゃんを育てるために、夜な夜な飴を買いに来たといういわれがある「幽霊子育て飴」の店。

クリックすると元のサイズで表示します

 「平清盛」が大河になる前から、行きたかった六波羅蜜寺の前も通った。造りは新しいが、中国大陸を感じさせるエキゾチックなお寺だった。ますます行ってみたい。
 ものすごく細い古くからの路地裏にも、大胆に車が入ってくるので、そういうのも驚きだった。路地の片側には斜めに傾いだ石垣に、木造の建物が乗っかっていた。

 バスに到着すると、なんと高速を使って伏見桃山方面へ向かう。バスを下車し、午後からの見学地「御香宮神社」を素通りして、まずは鳥羽伏見の戦いのとき、官軍の台所番を務めたというお店、「魚三楼」さんでお昼ゴハン。名水「伏水」を使った京料理を供してくださるそうだ。 次回はここから。
1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ