2014/3/31

網代の間にて。  建築

 まぶしいほど光の溢れた松の間を出る。

クリックすると元のサイズで表示します

 明るい場所にいただけに、とても暗く感じる廊下へ。

クリックすると元のサイズで表示します

 引き手穴がふたつ空いた障子の引戸は、なんだか懐かしい建具だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 みどりの苔に覆われた坪庭。

クリックすると元のサイズで表示します

 釣灯籠や、竹?の縁側も床しい。

クリックすると元のサイズで表示します

 次の部屋は「網代の間」。天井が、見事に網代なのです。窓の桟は、なんと十字!

クリックすると元のサイズで表示します

 あえて行灯(あんどん!? 電気ですが・・・)の光だけなので、部屋は薄暗い。土壁は赤く、独特の雰囲気。

クリックすると元のサイズで表示します

 もっともホンモノの行灯を使った頃は、こんな本数じゃなく、もっ豪勢な数の行灯を灯し、不夜城のような様相だったらしい。
クリックすると元のサイズで表示します

 これは「付書院」というのだそうだ。火燈窓(上枠が花形になっている窓)が付いている。欄間は網組の障子。網代と合わせた?↓

クリックすると元のサイズで表示します

 角に合わせて、三角の天袋。この斜め仕様は、桂離宮と同じだとか。引き戸はシックだけど、蒔絵のような豪華さ↓

クリックすると元のサイズで表示します

 金箔を張った襖絵は、暗い上に古い絵なので、説明を聞いてもわかりにくい。
ガイドの方は、写真を撮った方がよく見えますよ、とおっしゃって、写真を撮る事をおススメしていた(笑) 

クリックすると元のサイズで表示します

 襖絵、普通は写真禁止だったりするけど(しかも長谷川等伯の3代あとの長谷川等雲の絵「唐子図」なのに!)、いいのか? ほんとに? なんて太っ腹な「おもてなし」!

クリックすると元のサイズで表示します
1

2014/3/30

松の間にて。  建築

 まず自販機で入場チケットを購入。1Fは千円なり。その後、受付でパンフレットをいただく。

 受付のスタッフさんは、とてもきさくで親切な方だったが、実は案内してくださるすべてのスタッフさんが、もれなくそんな感じだった。事務的な方はひとりもいらっしゃらなかった。さすがは「もてなしの文化」と施設名にいれてあるだけのことはある。看板にいつわりなし。

 また仕事中だから同僚との私語を慎まねば、という「しょうもない」縛りはなく、楽しげに「どこそこのバイキングに行って来た」とか「松食い虫って、どんな虫なんかな〜?」とか自由におしゃべりされているのも、私には好もしかった。こういう仕事に、こういうゆるさは、ある意味必要な気がする。クレームに戦々恐々なのも、禁止事項多発地帯も、がっかりしてしまう。ここでは禁止事項を説明されるときも、厳しくも卑屈でもなく、絶妙に和やかだった。

 それに「角屋」は、「おもてなし」という言葉が流行る以前から、それを看板にした?場所なので、1階のガラスケースの展示品以外はシャッターフリー。「お部屋も庭も、思う存分撮ってください」とスタッフさんにけしかけられるほど(笑) おかげで、存分に撮らせていただきました。

 時間を区切って「松の間」で説明をされているということなので、まず「美術館」スペースで、宴会で利用されていた漆器の食器を拝見して、「松の間」へ。

クリックすると元のサイズで表示します

 元は1本で竜が臥せっているような形だったので、「臥龍松」と呼ばれていた。それは大正時代に枯れてしまい、今あるものは二代目。二世の木々で復元したものらしい。この松が見えるお部屋なので、「松の間」なのだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 枝垂桜が、もうちょっとで開きそうなのになあ(惜しい)。「咲いたらさぞかしキレイでしょうねえ」と言うと、ガイドのおじさんは、ご自分の携帯を取り出し、去年の桜の画像を出して見せてくださった。やっぱり、ここのおもてなし感は、私的であたたかい。

クリックすると元のサイズで表示します

 縁側を回り込んでみる。

クリックすると元のサイズで表示します

 角屋が持つ三つのお茶室のひとつ、曲がった木が建材として使われている「曲木亭」。ガイドのおじさんが、「このお茶室は、オープンカフェなんですよ!」とおっしゃったので、ズームにしてみたら、たしかに2方向の壁がない! 野点の空気感を味わえるお茶室なんだ。

 竹の樋が渋い。下2段だけ桟の間隔が違う障子もお洒落だ。 

クリックすると元のサイズで表示します

 このお庭の景観の素晴らしさは、遠くお江戸にも鳴り響き、浮世絵の画題にもなったほどらしい。

クリックすると元のサイズで表示します

 縁側を回り込んだ、前栽のお庭もスタイリッシュ。

クリックすると元のサイズで表示します

 回廊とか渡り廊下って、大好きなんですよね〜♡

クリックすると元のサイズで表示します

 もちろん室内だって、洗練された豪華なものだった。これは床の間。輝きを抑えた金箔のバックに、不思議な字体の渋い書の軸。

クリックすると元のサイズで表示します

 渋い蔦模様の唐紙がついた床脇天袋。マットな質感の金箔と、よくマッチしている。

クリックすると元のサイズで表示します

 下部が波頭の襖、真ん中がガラス、上部が障子という凝りよう。ガラスを通して見える風景は、さながら一幅の絵だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 ガラス部分も上部の角はアールになっていて目に優しいし、障子の桟も二重でチェックのよう。

クリックすると元のサイズで表示します

 その桟をそのまま斜めにして、障子の上のあかり取り窓の桟のデザインに。ううむ。

クリックすると元のサイズで表示します

 欄間だってタダモノじゃない。シンプルなようで、4枚とも模様が違うし、精緻な仕事ぶりだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 そういえば、これはクレバービルのK子さんのご実家でみたものと、様式は一緒。もしかして、「角屋モデル」だったのか!? 

クリックすると元のサイズで表示します

 釘隠しもかわいい。角屋モデルは、女子好みだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 襖の手は、天袋の蔦の葉と合わせたものか? いやそれとも、この部屋のメインともいえる襖絵の桐の葉とお揃いなのか。

クリックすると元のサイズで表示します

 その襖絵、「金地桐に鳳凰図」。豪華すぎる。

クリックすると元のサイズで表示します

 中国の伝説によれば、霊鳥である鳳凰は、桐の木にしか留まらないのだとか。

クリックすると元のサイズで表示します

 そういうことで、この組み合わせは最高の地位や高貴な位などを表しているらしい。

クリックすると元のサイズで表示します
0

2014/3/29

ときめき物件に近づく。  建築

 角を曲がったとたん、新しい物件に遭遇する。

クリックすると元のサイズで表示します

 銀杏の大木。

クリックすると元のサイズで表示します

 しかもご神木。「いわれ」もちゃんとあった。

クリックすると元のサイズで表示します

 古い家並みが残る、石畳の路地。さすがに洒落た物件が目白押し。

クリックすると元のサイズで表示します

 左のミスマッチにモダンで白いものは、郵便受けらしかった。ということは、アパート!?

クリックすると元のサイズで表示します

 こちらの物件はシンプルながら、土壁、格子戸、犬矢来と京都の風情を堂々と。

クリックすると元のサイズで表示します

 でもちょっぴり、秘密の匂い。

クリックすると元のサイズで表示します

 りっぱな塀が続く四つ辻に出る。

クリックすると元のサイズで表示します

 道案内もわかりやすい。

クリックすると元のサイズで表示します

 幕末の志士や新撰組が闊歩した場所だから、あちこちで密談もあったんだろう。彼らの痕跡すべてが、現在の京都の観光資源だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 角屋に到着。ちなみに「かどや」ではなく「すみや」。

クリックすると元のサイズで表示します

 かっこいい柵?にどきどき。

クリックすると元のサイズで表示します

 磨り減る場所は、ちゃんと金物でカバーしてある。

クリックすると元のサイズで表示します

 向かいはこんな建物↑

クリックすると元のサイズで表示します

 一部、赤い壁が色っぽい。

クリックすると元のサイズで表示します

 「揚屋」については、高級料亭であり遊郭ではないこと、文化サロンであること、新撰組は局長クラスがご贔屓であり、「乱闘」はなかったことを強調。

クリックすると元のサイズで表示します

 期待の高まる写真たち。

クリックすると元のサイズで表示します

 2階には、扇形の障子窓が♡

クリックすると元のサイズで表示します

 玄関の屋根越しに桜がお出迎え♡ まだ咲いてないけど(惜しい)

クリックすると元のサイズで表示します

 いざ、参ろう。

クリックすると元のサイズで表示します

 おや、無粋な室外機には、竹(プラ?)のカバーが。その隣の史跡石標には、聞き捨てならない言葉があった。

クリックすると元のサイズで表示します

 新撰組の乱闘は、なかったんと違うんかい〜! 
1

2014/3/28

ときめき物件を目指す。  おでかけ

 今日はいい天気に誘われて、京都の丹波口へ。昔の遊郭「島原」界隈をぶらぶらする予定を立てたが、メインは「角屋もてなしの文化美術館」さん。

 「角屋」は島原内にあるが遊郭ではなく揚屋さん。揚屋とは、江戸期の饗宴・もてなし場であり、現在の料亭にあたるとか。また「島原俳壇」を持つほど俳句がさかんな文化の場で、文人墨客の出入りもあったため、有名どころの画家たちが襖や扇子などに絵を残している。
 また、揚屋に必要な条件は、大座敷と広大な庭、庭にはお茶席が用意されること、当然広い台所も入ってくる。

 現在日本に残る揚屋建築の唯一の遺構として、昭和27年(1952)に国の重要文化財に指定された。

 平成10年度からは、「角屋もてなしの文化美術館」を開館して、角屋の建物自体と併せて所蔵美術品等の展示・公開を行っている。

 ・・・なーんていう説明じゃ、ゼンゼン心惹かれないですよね。今回「角屋」さんにときめいて突撃したのは、以前に読んだこの本のせい↓

クリックすると元のサイズで表示します

 建築探偵であり、自宅の屋根にたんぽぽを植え「たんぽぽハウス」を作った建築家の藤森照信さんと、画家の山口晃さんとの「なんかヘンなふたりの爆笑建築探訪」で、日本中の有名(かつユニーク)建築が紹介されている。そのなかに角屋さんも登場するのだ。

 最初のこの写真だけで、「いかなくては!」と思いましたよ。

クリックすると元のサイズで表示します

 なに、この窓は!? この天井って、一体!? って目をむきましたから。

 ほんとは、この写真にあるようなお部屋のある2階をぜひ見たかったんだけど、ここは予約が必要。予約してもキャンセルする可能性がある状況なので、今回は2階はアキラメ(悲)

 ということで、ときめき物件を見学しに、京都へ。

 京都駅から、嵯峨野・山陰線で一駅区間の丹波口で下車。京都からの運賃140円なり。丹波口駅自体が、高架下物件なのも面白い。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します 

 駅周辺は、京都の巨大な卸売り市場があり、物珍しくてきょろきょろ。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 行き交うモーター付き台車。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 うう、市場って、見てるだけで活気がある。なんだか楽しい。

 そんな市場のはずれに、こっそりと枝垂桜が咲いていた。ここで左折する。

クリックすると元のサイズで表示します

 (つづく)
1

2014/3/27

身近にお宝あり。  路上観察

 食料品を買いに激安スーパー「魚忠」さんへ行き、銀行に行き、ついでに「やわらか手づくり黒糖ういろう」買おうと、「河瀬屋」さんに立ち寄る事にする。

 おばあちゃんが大好きなのだ。もちろん、私も。もちもちしたういろうは、喉に詰めるとあぶないから買わないようにしているが、あの生水羊羹のような柔らかさなら、大丈夫だろう。

 しかし。

 お店の駐車場もないし、この付近に駐車しないでください、って前に言われたっけな。ぐるぐる回ったあげく、少し離れた場所に門構えの立派なお家があったので、その近くに車を寄せた。

 大急ぎで「ういろう」を買い、2分くらいで戻った。お屋敷の門から伸びる松が美しくて、ちょっとうっとりする。なにげに門の屋根に目をやった。

クリックすると元のサイズで表示します

 えっ!!?

クリックすると元のサイズで表示します

 なんだ、この飾り瓦は! みたことないよ、こんなの。しかもすっごく精巧だ。これは、確保!採取!と、大急ぎでカメラを取り出す。

クリックすると元のサイズで表示します

 帰宅してPCに写真を落として大きな画面で見たら、魚はリアルな形態なのに、おとぼけ具合がハンパない。(たぶん)鍾馗さまも、線のきれいなマンガの仙人ぽくていい。(いや、もしかしたら仙人なのかも) 普通の瓦だってしっかり模様がついているし、かなりの凝りようだ。

 なんか、すごく得した気分で家に帰り、おばあちゃんと、とろりんと「ういろう」を食べたのでした。美味しいものも買えて、面白いものも見られて、一石二鳥の帰り道だった。

クリックすると元のサイズで表示します
1

2014/3/26

ついに「きたぁぁぁぁぁ!」  新聞/雑誌

 久しぶりに京都新聞(全国のローカル紙)で連載中の五木寛之『親鸞』話題。いや正確には、山口晃画伯が描いている、その挿絵話題なのだが。

 まもなく連載が終了するようなので、話は(たぶん)終盤近く。法然、親鸞が広めた「念仏を唱えるだけで救われる」という「専修念仏」の広まりを阻止すべく、暗躍する僧侶・覚連坊 ー という話を竜夫人(りゅうぷにん)がひそかな手下の老人・常吉にする、というのが、本日の話のメインになっている。

 表向きは材木問屋で働く老人・常吉は、寝ても覚めても竜夫人に首ったけで、毎夜彼女の夢を見るくらい、中学生のようなぞっこんの老いらくの恋。夫人のお役に立てるのならば、といそいそと彼女の命じるまま、忍者のようなスパイのようなハードな夜勤に励んでいたのだ。

 覚連坊の悪巧みを話終えた夫人が疲れた様子だったので、常吉が、「肩をもみましょうか?」とたずねると、肩を差し出す夫人。そこで、内心ときめきまくる常吉は・・・。

クリックすると元のサイズで表示します

 常吉の恋が実るという、まさかの最終回になるのか、『親鸞』(汗)

 いろんな意味で、明日の朝刊が楽しみだ。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

付記:このつづきは、すでに翌日の話で、主に「その年で朝帰りとは」と呆れられるところから始まりました。つまり夫人の肩に手を伸ばすところで、カット&場面ワープです。(残念)
1

2014/3/25

気になるウォーランド  おでかけ

 関ヶ原に立ち寄って以来、気になってしょうがない「関ヶ原ウォーランド」。キャッチコピーは「体感型合戦資料館」。

 「ウォーランドのHP」を見て驚いた。なんとここは、私設の施設だったのだ! 

 前館長・谷口玉泉氏の父君の遺言により建てられたらしい。その遺言とは
「ここは日本で一番有名な合戦地、関 ケ原。東西それぞれの思いがぶつかり合い、数多の命が失われた地。 それなのに弔いのための寺もなければ、自国の雄たちの動向を残し示す資料館さえない。 どちらもつくりなさい、必ずだ」

 つくりなさい、と言われて、そうそう作れるものでもないと思うのに、つくっちゃった。それも「敷地は約30,000m²あり、屋外には関ヶ原の戦いを200 体以上の等身大コンクリート像で再現」したスケールの大きさ。作ったはいいが、維持管理だけでも大変では。(コンクリート像の再着色だけでも300万円かかるとか!)

 で、そのコンクリート像をつくったのが、一部では東海珍スポットの父、B級スポット定番の幻の造形師として有名らしい浅野祥雲(1891年 - 1978年)という人。2008年の「タモリ倶楽部」でも「没後30年記念大回顧展」として紹介されたらしい。コアなファンもいるという。

 それに現西村館長の「小学生から歴史通までうならせる」という案内トークも、聞いてみたい気がする。う〜ん、気になる。気になるがアクセスを見ると、なんとJR関ヶ原駅から徒歩25分とある。

 えええ〜!? バスは? 徒歩以外だと、あとはタクシー!? 徒歩だとしても、たぶん私の足では25分できかないだろうし。

 ・・・半年ほど考えさせてください。 

 ウォーランドについて調べていたら、私的にビンゴした旅ブログがあったので、貼っておきます↓ ご参考までに。
http://nekomask.houkou-onchi.com/chubu/sekigahara1/sekigahara1.html

http://blogs.yahoo.co.jp/rin_desert/35987139.html

 *緑字はウォーランドのHPより引用。
1

2014/3/23

関ヶ原は今も「夢のあと」だった。  おでかけ

 お店の外面に、多種多様なお土産品目が出ていたので、いわゆる「観光お土産物屋」さんだと油断して足を踏み入れたら!

クリックすると元のサイズで表示します

 うるうる目のアニメ戦国武将が狭い店内のあちこちに! 極めつけは、高い位置で寝そべったうっとり眼武将がプリントされた「抱き枕」が!! ううう、歴女御用達の店だったとは。おのれ、だまし討ち〜(白目)

 店内には友達同志でやってきたらしい、二、三人連れのうら若き歴女たち二組が物色中だった。

「私、あんまりアニメ系のは興味ないし」、とか「抱き枕、ヤバすぎ〜(笑)」といいつつ、戦国武将の家紋などのついたグッズなどを見て、「これ買っても、絶対(もったいなくて)使えないよ〜」と、なかなか楽しそう。

 なにしろ駅前のお店らしきものはここしか無い。たぶん20歳前とおぼしき女子達は、観光地のあれこれや喫茶店の所在地など、閉店までの間、荷物を預ってもらえるかを、店主のお兄さんに訊ねていた。いいかんじで親切に対応する店主さん。(たぶん)80%戦国武将グッズと(おそらく)20%の地元のお土産物を売りつつ、地元で頑張っていらっしゃるのだ。

 「やぎ乳アイス」も食べてみたかったが、いかんせん、風が冷た過ぎる。戦国武将グッズは、ご遠慮したかったが、それでもなにか買わねばとラムネ菓子を買った。

クリックすると元のサイズで表示します

 単にラムネに、戦国武将の家紋が印刷されただけなのだが。まあ、いいでしょう。
 この極度に寂しい駅前でがんばるお兄さんを激励しつつ、店を出る。あまり時間がないので、足早に、車が走る一番近い通りまで出てみた。
 通りに面するふつうなら一等地にある店舗なのだが、ただならない寂れ具合だ。そこで廃墟マニアが喜びそうな物件を発見する。

クリックすると元のサイズで表示します

 思わず腰が引けるような廃墟っぷりだ(汗) そのもう少し先には、ちょっとよさげな喫茶店らしきものもあったが、床屋のねじり棒の影に、落武者の幻影を見たような気がした。おそるべし、関ヶ原。

 もしかしたら、一日を費やして探索しなければならない場所なのかも。「ノーモア関ヶ原」という看板を、平和を叫ぶ武将に持たせているらしい「ウォーランド」もナマ目で見たい気もするし。(みうらじゅんさんが、これをみて感慨深げだったのをテレビでみた)

 結局、この日、関ヶ原でインパクトがあったのが、駅のホームで見たこの看板。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します
 
 そして、あの散髪屋物件だ。 

 さて帰宅後、「いざ決戦!関ヶ原の戦い」ラムネ菓子を開いて並べてみた。するとなぜか島津率高し!

 そしてなんと! 「いざ決戦!関ヶ原の戦い」というネーミングなのに、重大な欠陥が!

 「三ツ葉葵」がない! 石田三成の敵の大将である徳川家康がいないのだ! 商品ラベルにはしっかりと、本人のイラストまで描かれているというのに、なんとしたこと!

クリックすると元のサイズで表示します

 石田三成をえこひいきしているのか? それとも単なるミスなのか、あるいは「個数さえ合ってればいいじゃん〜」という軽いノリで包装されたのか?

う〜ん、謎だ。
1

2014/3/22

兵どもが夢のあと。  おでかけ

 岐阜から大垣行きの電車に乗り込む。大垣駅は樽見鉄道や養老鉄道の乗り換え駅なので、交通の要所でもあった。駅自体は、そんなに大きくはない。

クリックすると元のサイズで表示します

 ちょっとだけ駅の外に出てみたけど、電車の時間が迫っていたので、次なる米原行きの電車へ。

クリックすると元のサイズで表示します

 大垣〜米原間は、山並みといい感じの田んぼが続く、のんびりとした車窓だった。裸の樹々は枝の先から紅色に変わっていて、芽吹きや開花を予感させる、ほんわりした気配を漂わせていた。

 この路線では無人駅も多いみたいで、車掌さんによる車内でのキップの確認があった。たまたまボックス席になっていた私の前のお兄さんと、私の隣にいたおねえさんと私の、全員が青春18キップを差し出したので、ちょっと可笑しかった。

 この「青春18キップ」の曲者ぶりは、自由に途中下車できるところだ。この米原までの長閑な路線で、ふとわき起こる好奇心を押さえる事ができなかったのは、青春18キップの為せる業だ。

 そう、たぶん日本中の人が知っている地名「関ヶ原」の駅で、下車してみたい!という好奇心である。古戦場という観光資源を持つ関ヶ原の駅、および駅舎、そして駅前はどんななのか? 興味は尽きないので、このさいエイッと降りて見る。ホームを見た限り寂れた感じだが、数人の人たちが下車した。地元のお年寄り数名と、学生らしき若い女子たち。

 古いコンクリートの階段なので、やや利用しづらい。オールコンクリート仕様ですり減っていた。ただならない辺境感だ。

 改札を通って、せっかくなのでJRの駅スタンプを押しておこうと思い、狭い駅を見回すが見当たらず。小さな改札にひとりだけいた駅員さんに訊ねると、

「申し訳ありませんが、ないんです(汗)」とのこと。

 ええ〜っ!? 日本人ならだれもが知っている地名なのに!?と、ショックを隠しきれない。 思わず「ないんですか!?」と聞き直してしまいましたよ。

 気を取り直して、駅の外に出てみた。バスのターミナルすらなさそうだ(汗)
いや、あるのかもしれないが、バスは1台もない。もちろん、食堂はおろか、喫茶店らしきものもみあたらず。

クリックすると元のサイズで表示します

 駅舎の出入り口はこんな感じ。極めてシンプル。

クリックすると元のサイズで表示します

 駅の向かいには、かろうじて観光案内板があるのだが。

クリックすると元のサイズで表示します

 うう〜〜ん・・・(汗) ・・・あ、観光案内所は?

クリックすると元のサイズで表示します

 「あまちゃん」の観光協会より小さい!? いや、それはいいとしても、開所時間が午前9時から午後2時頃、って!? 閉まるの早すぎ! それに2時「頃」って、「頃」って・・・(汗)
 2階が「ポーラ化粧品」っていうのも、なんか切ない。

 案内所が掲げる看板には、この地の売りとして「伊吹山」「関ヶ原鍾乳洞」「関ヶ原ウォーランド」と、結構な観光資源があるのに、なぜ?

 ああ〜、そうだ、「あまちゃん」で大吉さんが目の敵にしていたモータリゼーションだ! みんな車で来るから、駅前がこんなことに。ごく遠方からやってくる歴史好きの人たち以外は、鉄道を使わないんだった。

 しかたなく、シャッターの閉まった観光案内所に貼ってあったポスターの写真を撮る。

クリックすると元のサイズで表示します

 風も冷たくて屋内に避難する場所はないのかと見回せば、1軒、ちいさなお店が。

クリックすると元のサイズで表示します

 よし、いってみよう。

 (つづく)
1

2014/3/21

岐阜でお買い物  お買い物

 今回の旅の目的は、岐阜駅内の「アクティブG」。この中にある輸入アンティーク雑貨のお店「BROCANTE MOMO(ブロカント・モモ)」さんで、奇しくも今年の私の誕生日にオープンされたお店だ。(倉庫で通販、いろんな場所で一時出店などは、以前からされていたようだ)お店のお二人のスタッフのお嬢さんたちは、異なった個性がいい感じで補い合っている雰囲気だし、それぞれに爽やかであたたかなお人柄だ。どんどん面白いお店にしてほしいと、切に願う。

 今回は、ハンガリーに買い付けに行かれたときのモノたちがいっぱい。手頃なマグとか、ボウルとか、アクセサリーとか。

 そんな中で、入口付近の目立つ場所にいた、ちいさいお嬢さんたち。

クリックすると元のサイズで表示します

 マトリョーシカタイプの調味料入れ。これにぞっこん、一目惚れ。

 左から、赤/胡椒(読み:ピーリツ)、ベージュ/マスタード(読み:ガルチーツァ)、緑/塩(読み:ソーリ)。以上、シミコ・プレゼンツ・ロシア語講座でした。

クリックすると元のサイズで表示します

 決して安い買物ではなかったが、オープンご祝儀に、えいっ!と。お誕生日も一緒だしね。そこそこお買い上げのお客様には、ポストカードのプレゼントも。

 ところで、お店の名前「モモ」は、あのミヒャエル・エンデの『モモ』からとられたとか。だから、お店のマークは亀だもんね。ライブな時間を過ごすお手伝いを、ということかも。

 お店のスタッフさんによれば、5月頃、フランスに買い付けに行くので、夏にはお店に並びます、ということでした。夏の青春18キップでまた行かなくちゃ(笑)

 で、この隣のお店は、ペーパーグッズ専門店で、もちろんここでも相当な時間を費やし、購入する品の取捨選択に悩みまくり。
 たとえばこんなものを買いました。現在最もお気に入りの付箋↓

クリックすると元のサイズで表示します

 パンの耳の額縁から小鳥を見つめるネコ。トンボメガネをかけてトンボを見るネコ。目の検査をするネコ。オモロ過ぎるっ、可愛過ぎるっ!

 クリックすると元のサイズで表示します

 せっかくなので、地元の方が利用しているらしい駅ナカスーパー『駅市場』にも行って、ちりめんじゃことかシジミとか、おばちゃんらしい買物もした。スーパーとか市場は、微妙に地元色がでるので、行けば面白い発見もある。

クリックすると元のサイズで表示します

 一方観光客らしく、ご当地の飲み物も購入する。

クリックすると元のサイズで表示します

 せっかくなので、岐阜駅の外に少しだけ出てみて、駅前風景を撮ってみた。遠くに黄金色に輝く像は、郷土のヒーロー、織田信長の像だとか。黄金色は、金箔を貼っているとのことなので、ホンモノの輝きだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 予定よりも少し早めに、大垣行きの電車に乗り込む。
1

2014/3/20

青春、リターン!  おでかけ

 今年の誕生日には、自分へのプレゼントとして、久しぶりに「青春18キップ」を買う事が出来た。

 ブログを始める前の年くらいに、Kちゃんと四国に行った時、さまざまな交通機関を使ったひとつに「青春18キップ」も利用した。最寄りの駅から姫路まで行き、次は乗り継ぎがないので泣く泣く新幹線で岡山まで、そこから四国の高松まで「快速マリンライナー」に乗り、右手に瀬戸内の島々、左手に石油コンビナートを見ながら、ハイテンションで海を渡った記憶がある。
 
 だからブログを始めてからは、初の「青春18キップの旅」をすることになる。いままではひとりで使い切る事ができなかったので、購入は控えていたのだけれど、今年はKちゃんと折半して使う事ができるので、2回くらいしか使えなくても、ムダにはならない。

 で、先週の金曜日に第1弾をスタートさせた。

 まだ病み上がりで万全な体調でなく、ゴハンも一人前は無理かもしれない、という状態だったので、行く場所は1カ所に絞った。しかも岐阜駅構内の輸入雑貨のお店という、私にしては珍しい「歩かない旅」。東方向にはあまり出向かないので、車窓の風景をみるだけでも物珍しいだろうから、これでよしとする。

 東海道本線を一路東へ、というシンプルなコースだけど、乗り換えは2回。米原と大垣と。米原まではわりにお馴染みなんだけど、米原からはむしろ北陸線に乗って長浜まで、というルートが多い。見慣れていないだけかもしれないけど、米原ー大垣間の風景はそれは牧歌的。昔ながらの風情がある田んぼと、枝先を紅色に染めて春の準備をしている樹々がつらなる山々が流れさるのを、ぼんやり眺めているだけでも楽しい。そしてこの区間には「関ヶ原駅」がある。

クリックすると元のサイズで表示します

 まわりを見回してもなにもない景色に、駅で大々的にアピールしているこの看板が、妙に心に刺さった。

 米原でも大垣でもスムーズに乗り継げた上、座れる程度の込み具合だったので、体力を温存しつつ岐阜駅に到着した。

クリックすると元のサイズで表示します

 到着したのは12時前だったので、さきに腹ごしらえを、と駅の食堂街をぐるりと一周。少量でおいしいものを食べる、なおかつアッサリ系で、ということを総合的に判断すると回転寿司に決定。回転といえど、皿の色によって100円単位で値段が変わるタイプの、ちょっと高級な回転寿司だ。

 まわりのサラリーマンのおじさんやおにーさんが、お得でボリュームのある寿司ランチを注文するなか、みる貝や白子、つぶ貝やボタンエビをつまんだあげく、カウンタ―内の職人のおじさんにホタルイカを注文するツワモノのおばさんと化したのだった。
2

2014/3/19

タイルにハマる。  モノ

 昨日から突然『泰山タイル』というものにハマってしまった。

 きっかけは『まいまい京都』という京都のマニアックな住人が案内する、ミニウォークツアーのコースを見た事から。『まいまい京都』のミニツアーは、大人気なので、すぐに予約が埋まってキャンセル待ちになってしまうのだ。それでなくても土日の外出はなかなか難しいので参加はあきらめ、行程の詳細を見ては、自力で計画して行ってみる、という方向に舵をきろうとしているところだ。

 で、さまざまな魅力的なツアー行程を徘徊するうち、「京都のタイル文化を訪ねる」ミニツアーにひっかかってしまった。

 え? 「モザイクタイルの美術館、柳湯さん」って? 
 検索すると、小さなタイルをモザイクにして、平安神宮や、柳に飛び移ろうとするカエルが描かれていたり。
 そういえば、八坂神社前の食堂「光陽亭」の渋いタイル使いも、気になっていたっけ。

 それから「泰山タイル」!

 京都の有名な老舗の喫茶店「築地」の外観を飾る素敵なタイルは、そんな渋いブランドだったのか〜! 調べてみたら、泰山タイル好きには、卒倒しそうにうれしい「きんせ旅館」(「旅館」といいつつ、カフェでバー。営業時間は不定なのでツイッターで告知されています)とか、「別府湯」さんのすばらしいタイル絵とか、おもわず「うわあ〜!」と叫びたくなるような逸品がぞろぞろ出てくる。ふと気がつけば、もうすっかり京都のタイル文化の迷宮奥深くに。 

 そうそう、お風呂屋さんといえば、船岡温泉のマジョリカタイルもスゴかったもんなあ。(娘が小学生の頃、一緒にわざわざ船岡温泉に行き、いたく感動したことがある)

 京都とタイルって、目新しい切り口だし、奥が深そう。ああ、あらたな自由研究の課題が・・・(汗)

 ☆京都の銭湯のタイル絵をまとめたサイトがありました↓ ぜひご参考に。
          http://www.kyo1010.com/feature/tile/
0
タグ: 雑貨

2014/3/18

商店街を駆け抜ける。  お買い物

 いかにも伏見らしい風景を後にして、商店街ワールドへ進入する。

クリックすると元のサイズで表示します

 まるでパリの下町のカフェみたいな、懐かしさもある和洋折衷のお店が。

クリックすると元のサイズで表示します

 龍馬通り商店街には、『龍馬の水』をフューチャーした自販機が頑張っている。ただし、一行に龍馬ファンは皆無だったため、素通り(汗)

クリックすると元のサイズで表示します

 なぜ「龍馬」なのかといえば、近くの寺田屋で襲撃された龍馬が、この商店街の屋根づたいに逃げた、というエピソードがあるためだとか。

クリックすると元のサイズで表示します

 喫茶店にしては、玄関前に販売グッズ多し(汗)

クリックすると元のサイズで表示します

 いや、むしろ観光客は、昔ながらの店構えによろめくものなのだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 よろめくが、時代を駆け抜けた龍馬のように、電車の時間のせまる私たちも素通りだ。(それでもときどきぱったり足を止める)

クリックすると元のサイズで表示します

 アーケードのある大手筋商店街へ。

クリックすると元のサイズで表示します

 店主の似顔絵つき巨大ウェルカムボードが、アーケードに下がっていた。

クリックすると元のサイズで表示します

 商店街の出口付近に、どんな商品より気になる物件が。

クリックすると元のサイズで表示します

 犬のバックプリントのジャケットを着たおじさんに、釘付け!

クリックすると元のサイズで表示します

 ソフトバンクのホワイトなお店にも、レッドなコーンにも、たばこの自販機にもマッチし、地味な色彩で風景に溶け込んでいながら、際立っていた。すばらしいファッションだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 京阪の踏切を越えて、老舗和菓子屋「富英堂」さんに立ち寄り、名物の酒まんじゅうだけでなく、桜餅、麩まんじゅう(大好物!)を購入する。

クリックすると元のサイズで表示します

 近鉄の桃山御陵前駅に到着。

クリックすると元のサイズで表示します

 おみやげは酒まんじゅうだけでなく、伏見のお酒「神聖」もすこしだけ、ね。

クリックすると元のサイズで表示します
0

2014/3/17

長建寺  神社仏閣/教会

 予定時間をたっぷりオーバーするくらい、充実の城南宮を出て、バス停へ。バス停から見えるのは、こんな看板。

クリックすると元のサイズで表示します

 城南宮は高速を使うと便利な場所なのだけど、公共の交通機関を使うとなると、バス便があまりないので、ちょっと不便。バスルートがつながっている中書島まで行く計画をたてた。こんどは、行きに乗った最近できたばかりのエクスプレスなブラックバスではなく、かわいいミニ市バス。

クリックすると元のサイズで表示します

 中書島で下車し、相変わらず道を聞き聞き、「長建寺」を目指す。

クリックすると元のサイズで表示します

 路地裏のような細い道をたどり、寂しい川沿いを歩くと到着。竜宮城のようなかわいらしい門だ。下校する小学生たちが、賑やかに通り過ぎた。

クリックすると元のサイズで表示します

 長建寺は、ご本尊が弁天様なこと、手書きのおみくじや、古銭型の宝貝守りで有名らしい。

クリックすると元のサイズで表示します

 まずは参拝。

クリックすると元のサイズで表示します

 内側から門をみたところ。

クリックすると元のサイズで表示します

 ところで、みくじ舎にはおみくじの元祖、元三大師が祀られており、オリジナルの元三大師のおみくじを忠実になぞったものらしい。

クリックすると元のサイズで表示します

 事前に予習をしたところ、初詣に来て三年連続「凶」だった、というツワモノ?もいらっしゃるくらい、よく凶が出るらしい。こころして引かなくては。

 おみくじを引いて、みくじ舎の棒に書かれた番号の引き出しを引いてみたら。

クリックすると元のサイズで表示します

 カラだった!!

 もうその時点で、結果は火を見るより明らかだが、詳細を知らねばならないので、受付で住職にその旨を伝える。

 住職は大変恐縮なさって、とりいそぎ私の番号の引き出しに、凶のおみくじをどっさり入れてくださった(苦笑) そのついでに、ほかの箱100個分チェックされながら「ときどき調べにこな、あかんのやけどな、すいまへん」と頭をかく。

 出てくださったついでに? おみくじの起源や、みくじ舎が元は鐘楼だったことなどを話してくだされた。真顔で「ここの梵鐘は、戦死しましたんや」。あの忌々しい「供出」は、私の実家の辺境にまで及んでいたからな。

クリックすると元のサイズで表示します

 「元三大師のおみくじを現代風にアレンジして和歌になったナウーイおみくじ」には、はしょれば「ハラをたてず、争わず、短気をおこさず、堪忍して、病気や事故や火の元にもよく注意し、横着せずに生活するよう」とのこと。
 おかげで、意識的にきちんと生活するよう心がけるようになった。

・・・でもパンフにあるおみくじの説明は、「ナウーイ」と云ってる時点で、もはやナウくない。

 それから、おみくじの枠外に「追伸」のように書かれた「よくあたる弁天さんのおみくじ」というフレーズは、「凶」が出やすいおみくじには、まるで「泣き面に蜂」というか「追い打ちをかける」というか、見事に「トドメを刺されてしまう」んですが・・・(苦笑)

 よくあたるおみくじの威力は、はやくも商店街までの道で少々雨に濡れるという形で現れた。細い路地はそれでも風情があった。

クリックすると元のサイズで表示します

 月桂冠大倉記念館は、遠くから見るだけ。

クリックすると元のサイズで表示します

 橋を渡って商店街へ。
0

2014/3/16

城南宮で平安気分。  神社仏閣/教会

 梅や椿の美しかった「春の山」から、遣り水の流れる「平安の庭」は、ここまで。この先にも「源氏物語」ゆかりの植物はあるが、「室町の庭」「桃山の庭」「離宮の庭」と続いて行く。「平安の庭」の終点には、絵葉書が販売されている小さなコーナーがあったが、こんなものも。

クリックすると元のサイズで表示します

 あくまでも雅びな「流し雛」だ。

 しかし、ここで私のハートを打ち抜いたのは流しびなではなく、「曲水の宴」に使われるグッズ。ご存知のように「曲水の宴」は、平安貴族の風雅な遊びで、酒の入った杯が遣り水を流れてくるまでに和歌を一首詠まねばならず、もし杯到着まで歌を作れなければ、杯の酒を飲み干さなければならない、という罰なのか、ご褒美なのか、よくわからないペナルティが課せられる。

 その杯を運ぶ「杯置き」が、当然あるのだが、それはオシドリを象ったとてもかわいいグッズなのだ。この発見は、個人的にはこの日の大収穫だった。
 もぉぉ、平安時代の貴族さんたちの趣味ったら、なんて素敵なの! オシドリはなんだか、トボケててカワイイ。この写真欲しさに、「曲水の宴」絵葉書を買ってしまったくらいだ。もしオシドリ・レプリカの箸置き、みたいなのがあったら、間違いなく買っていただろう。

クリックすると元のサイズで表示します
 
 そう、だから、城南宮の入口付近に、オシドリの額が飾られていたのだ。

 さて、池泉廻遊式の「室町の庭」は、庭の石組みも禅味の風格がある。

クリックすると元のサイズで表示します

 一見、悠々と錦鯉が泳ぐ、豪華で優美な日本庭園なのだが、

クリックすると元のサイズで表示します

 実はすごい勢いで大口を開けながら、錦鯉が近寄ってきたのだ。錦鯉パニック映画の幕開けのような勢いだった。

クリックすると元のサイズで表示します

 トピアリーのように刈り込まれた五葉松は、奇妙なキングギドラみたいに見える。

クリックすると元のサイズで表示します

 「桃山の庭」では、茶道が始まった千利休の時代らしく、茶室で一服もできる。
クリックすると元のサイズで表示します

 お茶室の横手には、古典的な色合いの紅白梅が、見頃を迎えていた。

クリックすると元のサイズで表示します

 ふさふさした松葉もさることながら、

クリックすると元のサイズで表示します

 血管のようにうねる枝振りが、感嘆するほどの迫力だった。

クリックすると元のサイズで表示します

 それにしても、芝生に点在するトピアリーのような刈り込みと、庭石のシュールさといったら!

クリックすると元のサイズで表示します

 ダリもびっくり、かも。

クリックすると元のサイズで表示します

 「ビロウ」は「ビンロウ」とも呼ぶ、南国情緒漂う、エキゾチックな植物だ。 
クリックすると元のサイズで表示します

 ちょっとシュロにも似た植物。初めてみました。

クリックすると元のサイズで表示します

 アジアの広い地域では、この種子を噛みタバコのように嗜好していたようだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 こんなエキゾチックな植物が、「源氏物語」に登場していたなんて。

クリックすると元のサイズで表示します
1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ