2014/7/7

植物の中を歩く。  自然

 小方丈の前の半夏生を存分に見る。両足院で別料金払ってお庭に降りて見なくても、ここで間近にみられた。ちょっと「もうけた」気分♪

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 遅咲きのショウブもちらりと、花の顔(かんばせ)を覗かせていた。

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 ここからは、紫陽花ロード。緑に囲まれてしっとり。

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 待ち合いと紫陽花は、よく似合う。と、太宰を気取ってみる。

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 青紅葉の大木がうつくしい。きみどりの重なりとグラデーション。

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 ここにも苔むし、羊歯を生やした岩が、長い年月を誇示していた。

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 灯籠と紫陽花と樹々。そして苔。

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 ちょっと雨が欲しい紫陽花たち。

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 やはり屋根のカーブが、品よく落ち着いている。

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 早くも萩の花が!

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 みどりの國に迷い込んだよう。

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 外から見た多宝殿は、すっきりと雅びな風情を漂わせていた。

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2014/7/6

庭園を歩く。  神社仏閣/教会

 中門をくぐって、庭園の拝観を開始する。美しくラインが引かれた白砂を見ながら、ななめ左手前方に「勅使門」。

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 サイドからみると、立派さがより際立っている。

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 丸瓦の模様は、蓮のツボミ?

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 桧皮葺の上に、龍の鱗のような銅板で葺かれている。

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 それにしても、この松の姿の美しさ!

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 借景としての嵐山が、お庭の緑に溶け込み、もはや境界が不明。

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 大方丈の正面を外から。やはりかっこいい。

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 角を曲がれば白砂の石庭は終わり、和風の花壇が。トップはこの方達。下野と書いて「しもつけ」という。花は地味だがバラ科だ。
 後にいらした老婦人ふたりが、「うちに白いのはあるけど、赤いのもあるんやね。『しもつけ』っていうんや。初めて知ったわ」と地味な花にもかかわらず、話に花が咲いていた。他に桔梗なども咲きそろっていた。

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 再度、曹源池に戻る。

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 世界遺産の池には、鯉が優雅に泳いでいた。

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 岩には苔や羊歯が生えて、「苔のむすまで」という時間を目撃する。

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 なにげなく池をながめ、ぼんやりとしていた。

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 んんっ!?

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 こんなところに、ネジ花がっ!! 今年は見られないかと諦めかけていたネジ花がっ!! と、心の中で快哉を叫んでいた。

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 池の端に列をなして咲いていたネジ花とお別れして、ふたたび多宝殿方面へ。

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 新しめの鬼瓦は、すっきり漫画チックで、あんまり味わいはないな。

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 達磨大師の掛け軸があった「寝転ぶなかれ」の小方丈の広縁にも、

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 「ここから上がるなかれ」のマークが4ヵ国語の言葉とともに。画鋲で四隅を留められていた。

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 それにしても、嵐山を庭園の借景にするって、ほんと素晴らしい。東山を借景にした南禅時界隈のお庭とは、また違う風情がある。
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2014/7/5

ゆるキャラの定義  ファミリー

 先日の朝、Kちゃんを車で駅まで送ったときのこと。

 車窓をみていたKちゃんが、「いま歩いてはった人、すごくお洒落な恰好してはった。お洒落というより、年より若い服をがんばって着てます、みたいな感じやけど」

 「それは・・・おかーさんもやっちゃてるしなー(汗)」と申し訳なさそうに白状すると、「あ、おかーさんは大丈夫」と、意外な返答。

 「ずんぐりむっくりでチビやと、それは『ゆるキャラ』と同じ扱いやねん。『カワイイ』って言われるのは、ゆるキャラとしての可愛さやし」

 ゆるキャラ!!! 

 なるほど、それならどんな服を着ようがそんな瑣末なことは問題にならないだろう。へたをしたら年齢不詳・性別不問だ。それは一見、私を指して言ってはいるけど、自分自身がどう見られているかを客観的に考察した結論でもあるらしい。

 年齢・性別をも超越した愛すべきキャラクター「ゆるキャラ母娘」として、自分たち自身の認識を新たにした、哲学的な日だったのでした。

 
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2014/7/4

多宝殿にて  神社仏閣/教会

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 多宝殿は、後醍醐天皇の像を祀る祠堂。中世の貴族邸宅を思わせる。現在の建物は、昭和9年(1934)に建築されたもので、わりあい新しい。

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 後醍醐天皇が吉野に行宮した時代の、紫宸殿の様式と伝えられる。そんなやんごとなき雅びな様式の割には、照明が鹿鳴館的(汗)

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 上げられた半蔀(はじとみ)を見ると、古典の世界に浸る気分。昨夏、やはり嵯峨野の「大覚寺」でこれを見て、感動したっけ。
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 多宝殿は、もともとは後嵯峨天皇と亀山天皇が離宮を造営した場所とも言われ、

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 後醍醐天皇が幼少の頃に、ここで勉学に勤しんだともいわれている。

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 後醍醐天皇の聖廟として、尊像が安置されている。だいぶピンぼけ(汗)

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 どうやらここで写経ができるらしい。でもこの襖絵の部屋では、落ち着かない事夥しい。

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 装飾などは割合にシンプル。

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 花が彫り込まれた蛙股。

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 そんな多宝殿の正面の廊下で、外国の方に英語で説明されている声が。お庭の説明らしい。

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 いまは紫陽花がシーズンで、この緑に枝が垂れた木は桜で、春には、それは見事な眺めになります、というような感じか。

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 たしかに、見事な枝垂桜が見られるはず! 海外からのお客様も「ぜひ桜の時期に来てみたいですね!」みたいな、楽しげなリアクションをされていた。

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 しかし、通訳からそれを聞いた接待係の方は、苦笑して「その頃に来たら、こんなにのんびりと眺めてられませんよ」。・・・そりゃまあ、そうだけど。

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 もと来た渡り廊下を引き返そう。そうか、渡り廊下の屋根の端って、こうなっていたんだ!

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 屋根のなだらかなカーブが好き。吉祥を示す桃の瓦も乗っている。

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 手すりの金具に、繊細な模様が。

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 これも大覚寺でみた覚えが。もしかして、大覚寺のパクリ?

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 渡り廊下からも紫陽花がたくさん見られたが、次は庭に降りるので、またのちほどお会いしましょう、紫陽花さんたち。

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2014/7/3

多宝殿へ  神社仏閣/教会

 渡り廊下の途中にあるのは、茶室の「待合い」。ひろく取られた花灯窓が風情たっぷりだ。・・・唯一、消火器が残念。

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 ここでちょっと一息いれる。静かでのんびりできる場所だ。誰も来ないうちに、ゆっくりと水分補給。

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 たまに通り行くひとたちも、二人か三人連れだ。

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 簀の子は続くよ、どこまでも。

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 花灯窓の桟から垣間見える紫陽花が、またやさしい。

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 さて、充分鋭気を養ったし、そろそろ出発だ。

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 「思えば遠くに来たもんだ」的な振り返り。

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 寺内にある小さな鐘に、撞木(しゅもく)があるのは珍しい。ふつうは金槌みたいなので、叩くんだけどな。観光客が撞きたいのもわからないではないが、これはお寺用なので、関係者のみになります。よろしく。

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 なるほど「非常用」でしたか。そりゃ鐘木が必要だよね、大きな音で鳴らさなきゃいけないんだし。

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 そんな非常時に撞く鐘には、精緻な模様が彫り込まれていた。

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 境内はみどりに溢れ、チシオモミジの赤がひときわ映える。

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2014/7/2

方丈から奥へ!  神社仏閣/教会

 次は「小方丈」に回り込む。

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 文字の書かれた木の札が、畳の上に並んでいるので、てっきり禅の深遠な言葉なのだと思い、カメラをズームにして読んでみたら。

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 「寝転ぶことを禁ず」の羅列だった(汗)

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 こんな広い場所に来ると、寝転びたくなる気持ちはわかるが。

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 なんてことを書いているうちに、ふと達磨大師の掛け軸の横にも、毛筆の掛け軸がある事に気づく。読めないが、いま調べて判明した。

 「莫妄想(ばくもうぞう)」。意味は「妄想する事なかれ。くだらぬことを考えるな」

・・・そんな、ご無体な〜!! それ私にとって、一番不可能なことだし(汗)

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 「ムフフ、莫迦めが」という、達磨大師の声が聞こえてきそうだ。

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 小方丈の前庭は、半夏生と桔梗が咲き乱れていた。

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 多宝殿に向かい、私の大好きな長い渡り廊下を上がってゆく。

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 苔むしたお庭になかに、小川が引かれている。

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 なんて涼しげ。

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 ちらと見える「祥雲閣」は、わび茶を大成した千利休の血脈を今に伝える表千家にある茶室「残月亭」の写し。「残月亭」とは、もと利休が聚楽屋敷に作った茶室らしい。「甘雨亭」は4畳半台目の茶室で、通い口前に三角形の鱗板をつけるのが特徴だとか。

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 多宝殿に続く渡り廊下の横には、両茶室の待ち合いがあり、ここでちょっと休憩だ。

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2014/7/1

襖絵と庭園  神社仏閣/教会

 方丈の回廊を裏手実廻ると、嵐山を借景とし、見事な庭園が広がっている。

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 「曹源池(そうげんち)庭園」だ。「曹源池」の名称は、国師が池の泥をあげたとき、池中から「曹源一滴」と記した石碑が現れたところから名付けられたという。

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 約700年前の夢窓国師作庭当時の面影をとどめており、わが国最初の史跡・特別名勝に指定された。

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 中央の曹源池を巡る「池泉回遊式庭園」で、大堰川を隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を取り込んだ「借景式庭園」でもある。

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 方丈は、「大方丈」と「小方丈」(書院)からなる。大方丈は明治32年(1899)、小方丈は大正13年(1924)の建築で、比較的新しい。トイレなんかは、最新式だった。

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 東西を仕切る襖の雲龍の絵は昭和32年に物外道人によって描かれたもの。

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 物外道人とは若狭物外といい、明治20年秋田県に生まれ、東京芸術学校を卒業後、山元春拳に弟子入りするも自ら絶縁し、富岡鉄斎門下の山田介堂に学んだ富岡鉄斎唯一の孫弟子。

 ・・・でもガラス面が光って、なんのこっちゃら(汗)

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 おっ、なんとか照り返しの無い写真があった! しかし、人相(龍相?)悪いな、この龍。性格の悪さは達磨さんと匹敵するかも。

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 こういう風に続いているわけね。雄大。でも光る光る(困)

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 大方丈は天龍寺最大の建物で、正面と背面に幅広い広縁をもち、さらにその外に落縁をめぐらせる。

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 庭園の面を曲がると、突如閑静な広縁になる。

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 障子に切り取られ、額縁の中の庭園を撮ろうとシャッターを押したとたん・・・おお、「友蔵」(©「ちびまる子ちゃん」)のようなじーちゃん、登場!

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 少し待ったけど、友蔵さんは当分そこでがんばってらしたので、しかたなく、私の視点を移動させ再チャレンジ。

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 正面の「方丈」の扁額は関牧翁老師(天龍寺第8代管長)の筆。

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 大方丈の本尊は釈迦如来坐像。平安時代後期の作とされ、天龍寺の造営よりもはるかに古い。

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 天龍寺が受けた都合8度の火災の、いずれにも罹災せず助けられた仏像で、天龍寺に祀られる仏像の中で最も古い像。当然重要文化財だが、前に布が下がっていて、見る事あたわず。

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 大方丈の東は中門に対し、西は曹源池に面する。東側が正面で曹源池側が裏となる。

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 その中門の屋根のカーブが、なんとも不思議な美しさだ。

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 白砂のシンプルなお庭も、静謐に整えられている。

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 方丈の広縁をぐるっと一周し、次は反対側へ。

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