2014/10/31

「獅子と狛犬」(後半)  展覧会

 普通は二体で一対のものを「狛犬」と呼んでいるけれど、実は「角のあるもの」を狛犬、「ないもの」を獅子と区別しているらしい。

 それにしても、各カテゴリー初頭に掲げられたパネルの筆者の、自信なさげな筆致ったら。「狛犬についてはいまだ不明なことも多々あり」「後の研究を待ちたい」。要するに、長らく学問として認められていなかったらしく、途上の学問らしい。

 正直、前半はわりに見慣れたタイプのものが多くて、夫婦でツッコミ大会をする。「あっ、コイツ、極悪なやつや! 隣の阿形のは単なるチンピラな乱暴者やけど、吽形のは、何考えてるかわからん腹黒い笑みを浮かべとる」。わりと悪党面!?率が高かったかもしれない。(個人的には愛荘町の掌サイズのペアと、円空作の悪辣面が好き)

 ポスターにもなっている、シャープで直線的なペアHは、平安時代後期のもの。肋骨が浮き出て、足も肉球のあるべき足裏部分が異様に小さくて、カラダを支えるのがつらそうだ。だからあんなに硬直しているのかしら?

 そうそう、片方人面の狛犬?がいたけど、どこかのブログで「諸星大二郎のマンガにあったのとそっくり!」と書いてあったっけ。そういえば、魂の抜けたような、人情のない表情が、諸星さんの描く霊獣や妖怪っぽい。あれはなかなか異形な美しさがあったっけ。

 しかし「百聞は一見にしかず」というくらいだから、画像がないと伝わらないものがある。ダメ元でネット検索したら・・・見つけましたよ!

 印刷会社アインズさんの製作しているウェブ版「滋賀ガイド」での、ミホミュージアム/「獅子と狛犬展」紹介のアルバムが!

 それも、私が「これっ!!」と目を付けたものを綺羅星のごとく掲載してあり、えらいぞ、アインズさん!!とおもわず激賞してしまったくらい。というわけで、上のリンクでぜひ写真をご覧ください。

 アルバムには、石灰石を掘った随時代(6〜7世紀)の獅子像Gもあった。これはH氏が「赤塚不二夫のマンガに出てきそう」と評した、「困ったのう〜」という表情のナサケナイ獅子である。

 鎌倉時代になると、狛犬たちも非常にマッチョに変貌するM。運慶快慶の仁王像のようだ。威嚇するような表情も、やはり仁王門の仁王さまの役割と同じく、境内の大事なものを守ろうとするためだろう。そうそう、狛犬も仁王同様、阿形(宇宙の始めを示す)と吽形(宇宙の終わりを示す)の口をしている。

 今回の私の一押しは、特別出品された双吽(2体とも口を閉じている)の木造狛犬だR。朝鮮王朝時代の半島で作られたものらしい(実は不明)が、なんとなく沖縄っぽい南の風を感じる作風だ。眉毛こそは巻き毛だが、頭髪?はなんと、オールバックで直毛のアゴヒゲもある。

 全体の印象は、「オールバックで鼻歌レゲエを歌う狛犬」。会場内でも、とりわけ異色のペアだった。出色の特別展示品だ。

 それから出口付近で待ち構えている、円空の狛犬Oが小さいけれど面白い。さすがは円空。円空仏の特徴となっている光背のギザギザがタテガミに転用され、カラダの大胆な渦巻き模様もダイナミック。

 阿形の歯を剥いた口が、マンガ「へうげもの」で古田織部が企みを成功させたときに見せる表情にそっくり!(わかりにくい喩えだ・汗) つまり「俺様の企みに、まんまとひっかかりやがった!」的な笑みね。

 そんな愉快な狛犬たちや、古い狛犬たちの多種多様な悪だくみの表情を、ぜひ鑑賞してみてください。
 紅葉もきれいですよ♪ 
1

2014/10/30

「獅子と狛犬」(前半)  展覧会

 ミホに来ると一番に立ち寄るのがトイレ。

 ものすごくキレイでクールでシャープなんです。豪華(いや、平民にはわからないところで贅沢なのかもしれないが)でもアットホームでもないけれど、どこかキリッとしている。洗面所の水の出方とかもやわらかなタッチで、普通の水道とちょっと違うような気がする。

 で、ちょっとフライングして、先にショップをのぞいたんだけど・・・。

 どうも絵葉書でのチョイスがピンとこないし、図録は手が出ない値段だしで、これはしっかりと目に焼き付けて来なければ。

 「獅子と狛犬」というタイトルどおり、先ず「獅子・ライオン」が世界中の古い工芸品の中で、どのように扱われていたのか、どのように変遷、変化して行ったのか、という前振りがあり、インドのガンダーラやメソポタミアやイラクやギリシャやエジプトのあれこれを流して行く。

クリックすると元のサイズで表示します(ミホのパンフ「シャングリラ」最新号より)

 ところでガンダーラ産の工芸品のプレートを観ていた隣のおじさんが(H氏ではない)、突如として「がんだ〜〜ら、がんだ〜〜ら♪」と低い小声で歌い出したのに驚く。ゴダイゴが作った曲で、夏目雅子が出たときのテレビドラマ『西遊記』の哀愁のエンディング・テーマが、インドのホラー映画の付属曲みたいに変貌(汗)

クリックすると元のサイズで表示します(ミホの「獅子と狛犬」チラシ裏面より)

 日本の獅子頭のコーナーで、年月に耐えた獅子頭の素晴らしさに見入っていたら、隣で写真を撮っているおじさんが! いや、プレス関係の人かもしれないのだけれど。今日はおじさん難の日なのかしら?

 これらは普通の獅子舞の頭より平べったく、しかも横にかなり大きく、断然風格がある。畏れ多くてお笑い芸人も被れない感じ。東北のものの隣には、滋賀県米原市の素晴らしい獅子頭(名人が作ったそうだ)が陳列してあった。さすがは古いもの、文化遺産の宝庫、滋賀県である。

 そしてやっと狛犬コーナーに(後半に続く)
1

2014/10/29

紅葉パラダイス  展覧会

 美しく紅葉した植栽を愛でつつ、ゲートへ。

クリックすると元のサイズで表示します

 お馴染み、企画展の「獅子と狛犬」のおおきな幟(のぼり)がお出迎え。

クリックすると元のサイズで表示します
 
 「どーせ、アンタは長いこと観るんやから、なんか食べてから入ろか」ということで、ミホのショップやチケット売り場を通り抜け、レストラン手前のパン売り場でお買い上げ。とりあえず、ソフトなやつをふたつずつ。残念ながら、激烈に美味しいクロワッサンはまだなかったが、12時に焼き上がります、ということで帰りにまた立ち寄ろう。

クリックすると元のサイズで表示します

 ほんとはミュージアムまでは植物たちと語らい、間接照明の付いたシルバーのメタリックな未来感覚あふれるトンネルを歩くのが王道だが、足の悪い二人は電気自動車に乗せてもらい、ゆっくりとミュージアムに移動する。
 トンネルの出口からは、社のような入口が見える。これが曲者。「つまらないものですが」とか「せまい家ですが」とか謙遜しつつ、どかーん!!と差し出されるあの感じ。

クリックすると元のサイズで表示します

 社の入口の両側には、植栽に隠れているが絶景のロケーションを誇る、贅沢で広大なピカピカのミュージアムがあるのだ。

 しかし、ミュージアムに入る前に、まず腹ごしらえ。

クリックすると元のサイズで表示します

 入口の下にある無人のオープンテラスで、ケチな夫婦が青空ランチ。紅葉ピクニックだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 さすがに山の上は、ずいぶん肌寒い。薄いセーターの上に、羊のようなケープを着て来てよかった。

クリックすると元のサイズで表示します

 青空には飛行機雲。なんてのどか。

クリックすると元のサイズで表示します

 夏場には大活躍したであろう日差しを遮るパラソルは、もう不要とばかりに、閉じられ括られていた。

クリックすると元のサイズで表示します

 さて、ほどなく軽めのランチは終了し、

クリックすると元のサイズで表示します

 間近に紅葉を見ながら、階段を上がる。

クリックすると元のサイズで表示します

 受付を横にみながら、正面はこんなロケーション。

クリックすると元のサイズで表示します

 企画展は右に折れていく。ガラス張りの壁が、洗練された建物の中にも関わらず、ものすごい山の中にいるという不思議な感覚を呼び覚ます。来る度に感じるこの感覚が、この場所を桃源郷と思えるのかも。

クリックすると元のサイズで表示します

 もっとも秋は「桃源郷」というよりは、「紅葉パラダイス」だ。
1

2014/10/28

近江大鳥橋、山は秋  おでかけ

 代休を取った夫が、「ミホ・ミュージアムへ連れてったるわ」とおっしゃってくださり、欣喜雀躍。

 さっそく、どのカードを使えば割引率が高いかを調べる。結果、JAFなら200円引きということがわかった。早速、財布に札数枚と、今年のJAFカードが入っていることを確認して、出発。

 栗東の金勝山(こんぜやま)を抜けて、そのまま信楽に入る。山の中をドライブだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 山頭火が歩いていそうなススキの原を眺め、

クリックすると元のサイズで表示します

 巨大なナゾの橋脚をくぐる。この橋?のつくりは、ミホのアプローチにある橋と同じみたいだけど。

クリックすると元のサイズで表示します

こういう物件を放っておくはずも無く。調べてみました。 

クリックすると元のサイズで表示します

 ウィキによれば、「近江大鳥橋」という名前の新名神高速道路(信楽IC-大津JCTにある橋梁)ということらしいです。

クリックすると元のサイズで表示します

 全長約500m程度、波形鋼板ウェブを用いたエクストラドーズド橋(ナンノコッチャ??)、2000年2月着工、2007年4月竣工、2006年度土木学会田中賞(作品部門)を受賞している。

クリックすると元のサイズで表示します

 デザインを担当したのは、アメリカ人女性の景観デザイナーTanja Wilcoxと滋賀県立信楽高等学校の生徒である。


クリックすると元のサイズで表示します

 仮称は「栗東橋」だったが、「第二名神高速道路栗東橋 橋梁名称選定委員会」により名称が募集・決定され、「橋梁形状のイメージと合致度」「地域性」などの選考基準を踏まえて、主塔の2羽の鶴が背中合わせで天に向かって飛ぶ姿を模した意匠と主塔付近の地名である大鳥居(大津市上田上大鳥居町)から「近江大鳥橋」と名付けられたそうである。

 鬱蒼とした樹々の間を走り、少しずつ道が広がり明るくなって来る。

クリックすると元のサイズで表示します

 ミホが近づくにつれ、両側の樹々も植栽されたり、キレイに整備された道へと変わって来る。

クリックすると元のサイズで表示します

 山はもう紅葉が始まっていた!!

クリックすると元のサイズで表示します

 駐車場の紅葉も、美しく染まってお出迎えだ。

クリックすると元のサイズで表示します
1

2014/10/27

追悼、赤瀬川原平さん。  本・書店・出版

 赤瀬川原平さんが、地上から消えられた。ショックというよりは、ガッカリという感じ。

 彼のいろんな写真集を眺めては、さまざまな視点を教わった。普通の街中に、たくさんの面白いものが転がっていることも、彼の写真を通して知ることが出来た。

 何気ない風景が、「オモシロ」に激変する楽しさ。意外なベクトルから付けられたキャプションを読んで、そのひとの見方次第で対象が180度変わることも知った。

 見る人の柔軟な想像力による「見立て」や「置き換え」や「組合わせ」によって、鮮やかに変換する風景。じっくりとよくみれば、日常の中に、思いもしなかったものを発見したりとかね。

 本日の毎日新聞の記事では、

 2011年に胃がんと脳卒中をわずらった後は、それぞれの病気から回復した王貞治、長嶋茂雄両氏にたとえ「いやあ、ON(王、長嶋氏)両方やっちゃいました」と周囲を笑わせた。

とあった。いかにも赤瀬川さんらしい。

 目標とする人物のひとりであり、これからも心の師としたい方である。

12月21日(日曜日)まで「尾辻克彦×赤瀬川原平−文学と美術の多面体−」 が、町田市民文学館2階展示室で開催されているので、お近くの方はぜひ。

クリックすると元のサイズで表示します

 (我が家の赤瀬川本たち)
0

2014/10/26

国際交流会館へ  おでかけ

 蔦の絡まるのはチャペルだけではない。

クリックすると元のサイズで表示します

 こんな和風の瓦の乗った長い塀にも、ロマンチックに絡まっている。

クリックすると元のサイズで表示します

 美しく紅葉して、見応えたっぷり。

クリックすると元のサイズで表示します

 右手に折れる細い路地を覗き込めば、

クリックすると元のサイズで表示します

 「無鄰庵」の向かいにある有名な高級料亭、「瓢亭」の塀だった。

クリックすると元のサイズで表示します

 もちろん「おひとりさま」で「瓢亭」でランチなんぞ、笑えるくらいありえない。「おひとりさま」でなくても、ありえないけど。

クリックすると元のサイズで表示します

 目的地はこちら。

クリックすると元のサイズで表示します

 「京都市国際交流会館」だ。

クリックすると元のサイズで表示します
 
 もちろん「おひとりさま」で国際交流をするため、2Fへ。

クリックすると元のサイズで表示します

 舌と胃袋がフランス料理と交流するのだ(笑) 穴場のフレンチレストラン「ルヴェ ソン ヴェール岡崎」で、遅いランチ。東山を望む絶好のロケーション、竹脇無我や岡田真澄のような隙のないスタッフさんたち、隣の席にはフランス語をしゃべる外国の人たちが数人談笑していた。耳も一方的に国際交流(「メルシ」くらいしかわからなかったが)。

 高校の卒業間際に基本的な「テーブルマナー教室」があったが(私立の女子校だったから?)、あれは本当に卒業後役立った。複数のナイフとフォークで食事なんて、結婚式に招待される以外はほぼないけど、このときも、それを思い出しつつナイフとフォークを操った。

 上品なサーブで前菜の「枝豆と貝柱のムース、水菜のサラダ添え」「なんちゃら鯛(名前を忘れた)のポワレ ダイコンのソース掛け」「ちいさいデザート2種、アーモンドパウダーのケーキとオレンジシャーベット」、バゲット2切れ(一つ目がなくなったら、サーブしてくださった)、最後にコーヒーで1620円。もう、気分はすっかり伯爵夫人だ(おおげさ)。

 伯爵夫人気分のまま、インクラインや水力発電所を横に見つつ、地下鉄の蹴上駅まで徒歩だ。(え、馬車では?)

クリックすると元のサイズで表示します

 蹴上駅の向かいには、赤煉瓦のトンネル「ねじりまんぽ」がある。

クリックすると元のサイズで表示します

 第3代京都府知事、北垣国道の揮毫で「雄観奇想」(素晴らしい眺めと優れた考え)と書かれている。そしてこの扁額は、なんと粟田焼とか!『平安殿』とつながった!
1

2014/10/25

まあ殿  おでかけ

 細見美術館を出たら、すでに足が棒にも関わらず休み無く歩く。

クリックすると元のサイズで表示します

 秋の東山界隈はいいんですよね。

クリックすると元のサイズで表示します

 こんなロマンチックな街灯があったり。勧業会館の付近だったと思う。

クリックすると元のサイズで表示します

 色づいて散り始めたイチョウの大木があったり。

 平安神宮界隈は、図書館やコンサートホールの京都会館、動物園もある文化ゾーンだ。美術館なんぞはひしめいている。地図を確認しつつ、二条通りから神宮道に折れ、目的地を目指す。

クリックすると元のサイズで表示します

 これは「ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展」で大人気の京都市立美術館だが、向かいには京都国立近代美術館があり、こちらでは「ホイッスラー展」が開催中。ホイッスラーはジャポニズムの先駆的芸術家だから、みごとにリンクしている。元気な若い人には一気にみることをおススメしたい。

 その両雄並び立つ中央には、ででーんと。

クリックすると元のサイズで表示します

 平安神宮の大鳥居が。

クリックすると元のサイズで表示します

 車と比較すると、その大きさを理解していただけよう。

クリックすると元のサイズで表示します

 麓には南禅寺のある山を見つつ、橋を渡り三条通に向かうが、目的地はその手前の和菓子司『平安殿』本店。平安神宮御用達だが、敷居は高くなく、庶民的にすぎず、和やかでほっこりするお菓子が並んでいる。

クリックすると元のサイズで表示します

 箱入りの「栗しるべ」は栗の形はすれど、栗落雁にあらず。和三盆とそら豆ベースの上品な落雁だ。ガラスケースにちゃんと明記されていたから、お客も納得の上購入しているはず。

クリックすると元のサイズで表示します

 駅の名店街やお土産屋さんでは箱や袋でまとめ買いしかできないが、本店ではすべてのお菓子を1個よりバラで購入できるので、この界隈に来たら必ず立ち寄る。高級生菓子もここでしか買えないし。

クリックすると元のサイズで表示します

 こちらは栗尽くしの栗きんとん。栗の野趣と自然な甘さがマッチして、山の木漏れ日の下にいるような味がする。

クリックすると元のサイズで表示します

 「粟田焼」は平安神宮近くに窯元があった焼き物で、京焼のなかでも歴史の古いものだけど、現在は廃れてしまった。「平安殿」の先代が粟田焼のコレクターで、なんとか名前だけでも残しておきたいという思いから作られたお菓子らしい。
 
クリックすると元のサイズで表示します

 だからパッケージに「陶菓」、「粟田陶器製造所」と書かれているのだ。絵の中には「陶器師」の文字も見える。香ばしいお醤油味の餅とほのかに甘い餡の相性が良すぎて、うっとり。

クリックすると元のサイズで表示します

 この、けっして巧くはないが、朴訥で誠実な「平安饅頭」の文字は、横の署名から武者小路実篤先生のものとわかる。そういえば、お店に本物の色紙?がありましたっけ。絵も文化勲章を受賞された楠部彌弌先生だそう。

クリックすると元のサイズで表示します

 京ブランドでもあり、もちろん看板商品でもある「平安殿」。ひとくち齧ると、白餡にほどよく混じった柚子の風味が、やさしく爽やか。少し固めの焼皮には、平安宮の緑釉軒丸瓦の文様を表現するため、わざとひび割れ文様を入れてある凝りよう。

 パッケージの「平安」の文字が、ひらがなの「まあ」にみえるのも、ネット上では少々話題だったりして。

クリックすると元のサイズで表示します

 ↑こちらは「平安饅頭」。「平安」の焼き印が、やはり「まあ」にみえる。
1

2014/10/24

細見美術館で仙がい義梵和尚をみる。  展覧会

 思い切って、京都の細見美術館へダッシュで出かける。

クリックすると元のサイズで表示します

 秋の京都は大混雑かと思いきや、平日の午前中はさすがに人影まばら。用心して、バスではなく山科から地下鉄を使い、細い路地を通る。歩行者は、たまに修学旅行生のグループや、なんらかの理由で遅れて通学する高校生に出会うくらい。

クリックすると元のサイズで表示します

 ボストン美術館の名品が来ている京都市の美術館、

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

ではなく、

こじんまりした細見美術館ならではの、のんびりした空間を味わえた。

クリックすると元のサイズで表示します

 砂漠の国にありそうな感じの(個人的イメージ)、窓の無い砂色の不思議な建物だ。

 想像していた以上に仙がい義梵和尚の禅画は面白く、2部屋しかなかったのに、じっくりと時間を忘れて拝見した。

クリックすると元のサイズで表示します

 ↑「鍾馗図」では、小鬼をつかまえた鍾馗さまが、「酒買うてこい! うまそうな肴がとれたけん」と言ってるところ。肴って!! 酒の肴にされると知った小鬼の驚きぶりが可愛い(笑)

クリックすると元のサイズで表示します

 ↑脱力すぎる七福神!

クリックすると元のサイズで表示します

 ↑「円相画賛」。ふつう円相を描いているのは、禅の真髄をあらわした哲学的なものだけど、賛には「これくふて(これを食って)お茶まいれ(お茶もどうぞ)」とある。だから、この円はおまんじゅうか大福餅。この軸の前には、座布団を敷かれた抹茶茶碗が鎮座していましたよ。ちゃんと洒落がわかってらっしゃる。

 ほか、不思議なふたりの童子?「寒山拾得」の師である豊干(ぶかん)がとぼけた虎に乗った図も面白かった。

 豊干は人に「寒山拾得は、普賢菩薩文殊菩薩の生まれ変わりだから、拝んでおけよ」と告げ、その人がふたりを拝んだので、ひねくれものの寒山拾得(しかもイタズラ好き。ムーミンのミイみたいなやつら)はおかえしに「豊干はおしゃべりだな。あいつこそ阿弥陀如来の生まれ変わりなのに。あいつを拝んで来た方がいいぜ!」と言い返したという逸話(故事?)があるそうだ。それにならい、豊干の画の賛には豊干の頭上に「饒舌彌陀」と書かれていた。「饒舌彌陀」か。いいなあ。

 図録があれば・・・と思ったのだけど、残念ながら仙がいさんの画集は少部数出版かつ豪華装丁のレアものらしく、半額以下ながら7千円と高額商品だったので、泣く泣く諦め。

クリックすると元のサイズで表示します

 そのぶん、絵葉書だの手刷り版画の年賀用ハガキだの干支のポチ袋だのを購入。はやいね、1年。

クリックすると元のサイズで表示します

 細見美術館はこじんまりしてるし、お客も若干名だし、上品なスタッフさんたちのホスピタリティはサイコーにあたたかく(とくにお掃除のおばちゃんには、大変よくしてもらった)、おまけにショップが充実しまくっているので、すっかりのんびりと長居してしまった(笑)

 スタッフさんがおっしゃるには、「ショップだけ」にみえる方もいらっしゃるとか。 わかるわ〜! それ!! 
0

2014/10/23

できることならDVD鑑賞  映画/ドラマ

 市内には残念ながらレンタルショップがないので(アヤシげなのはあるかも??)、隣の町まで遠征。

 お昼前に、こそっと家を抜けてツタヤへ行き、ドラッグストア・ユタカのカードにツタヤカードが付いていたので、ささっと簡単にカードができました。

 レンタルショップなんてめったに来ないので(年に2回ほど?)、物珍しくて(笑)、棚のDVDの背表紙をじっくり見てしまいましたよ。しかも邦画の「ドラマ」と「お笑い」と「ドキュメンタリー」(すごく少ない!!)だけ。ホラーの棚はそそくさと見ないようにして通り過ぎます(どんだけコワがる!?)

 どうせ観る時間はさほどないだろうから、目的の1本のみ借りました。

 ということで、今日は前倒しに早め早めに晩ご飯以降の家事をやってのけ、娘のお迎え以外の仕事はすべて終了したので、これから『俺はまだ本気だしてないだけ』を観てきます♪



0

2014/10/22

「俺はまだ本気出してないだけ」  映画/ドラマ

 朝ドラ『マッサン』だけでは、一日の「堤真一摂取量」が足りないので、彼の出ている映画でなんかDVDがないかと検索してみたら、そういえばKちゃんも以前から観たがっていた『俺はまだ本気出してないだけ』に食いついてしまった。

 内容はこんなの↓(「映画.com」より

 見た目も中身もダメな中年男が奮闘する姿を描いた青野春秋の同名人気漫画を、堤真一主演、「勇者ヨシヒコと魔王の城」「コドモ警察」の福田雄一監督で映画化。42歳でバツイチ子持ちの大黒シズオは、「本当の自分を探す」という理由で会社を辞めるが、毎日朝からゲームをしてばかり。高校生の娘に借金し、バイト先ではミスを連発するダメダメな日々を送っていたシズオは、ある日突然、漫画家になると宣言するのだが……。共演に橋本愛、生瀬勝久、山田孝之、濱田岳、石橋蓮司ら個性派キャストや、ムロツヨシ、池田成志、佐藤二朗ら福田作品おなじみの俳優も顔をそろえる。

 監督が福田雄一さん!? カッコイイやくざを演らせたら天下一品の人なのに、まさかのゆるゆるキャラを、しかも一人何役も演じる堤真一さん!? そして共演する俳優さんたちの豪華なこと! しかも個性的なこと! ことに福田組の佐藤二朗さんやムロツヨシさんが、一体堤さんとどう絡むのか、みたいぞ!

 明日以降、隙あらば借りに行かなくては。

 その前にツタヤのカード作らなきゃね(汗)
1

2014/10/21

アフター青空書房へ  おでかけ

 青空書房の坂本さんに会いに、夫婦で大阪の天神橋筋商店街へ。すでにお店は閉められたけど、ご自宅で古書の販売はされているのだ。

 環状線の天満のホームで、ハデハデしい電車に遭遇。

クリックすると元のサイズで表示します

 「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)に行くラッピング電車。

クリックすると元のサイズで表示します

 Kちゃんは友達と行ける年齢になってから何度か行ったが、私は未だに行った事が無い。意外に気の小さいKちゃんは、絶叫マシンとゾンビは御免被るが、「ハリーポッター」のアトラクションは素晴らしかったらしい。

 お昼はもちろん「春駒」でお寿司。

クリックすると元のサイズで表示します

 開店前に2番目に並んだら、その後あっというまに行列が伸びる。そして開店と同時に満席。なんてらっきい。
 
 生シラスとかアワビとかナマコとか。うっとり。白子のシーズンではないのと、このお店では冬場も牡蠣がないのが残念だ。

 天神橋筋商店街も、すっかりハロウィン仕様だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 イサム・ノグチもびっくりの、竹ひごと和紙の「ジャック・オ・ランタン」だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 天神さまの梅のマークの下に、ハロウィンのカボチャが! もう宗教的になにがなんだか(汗)

 しばらく歩いて裏通りの路地に入り、坂本さん手描きの名物ポスターがたくさん貼られたご自宅の玄関で、少しだけ立ち寄るつもりだったけど、本棚を見ると夢中になるサガに負けて、あがらせていただき物色させていただく。

 仏像特集の昭和50年くらいの雑誌『太陽』、筒井康隆さんの書いた薄い台本(『太陽』を引っぱり出したら落ちて来たので、連れて帰らないわけにはいかない)、筒井さんの作品、小倉百人一首のパロディ作品「裏小倉」の、絵札も字札も入ったカルタひと箱(非売品っぽい)。筒井さんの最新刊と共にそれらを買ってご自宅を後にする。

 私は天満駅に、H氏は「部品屋さん(大阪の秋葉原?)に行って来る」と別行動。もちろん私もまっすぐ帰宅するわけがなく、南草津で下車して駅続きにある図書館へ。草津南図書館と栗東図書館にしかなかった片山杜秀さんの『線量計と機関銃』を借りる為だ。

 クラシック番組のラジオのパーソナリティをしている片山さんが、東日本大震災の日からのラジオでのトークを、その話口調のまま本にしたもの。あの常に冷静な片山さんが、例の淡々としたスピード感と、情報量ぎっしりな少し早口で『たかだか明治以降のデータを元にした安全基準で「想定外」とか「未曾有」なんていうのは、でたらめにもほどがある』とおっしゃる、内心怒り心頭な鋭い糾弾の声が聴こえてきそうだ。

 あの混乱を極めていた初期の時点で、あれほど的確に対象を捉えて、ちらと皮肉やユーモアすら漂わせる余裕もあるとは、実に恐れ入る。もちろん内容の見識や分析も素晴らしく爽快で、30代のとき橋本治さんにハマったのと同じくらい、片山さんを尊敬しまくってしまった。
 
 あのとき片山さんのこのラジオ番組を聴いてらした方は、ほんとにラッキー。あの暗い気持ちの日々に、暗雲がひび割れる思いがしたことだろうと思う。

 『線量計と機関銃』の詳しいレビューはこちら→http://honz.jp/14979
1

2014/10/20

ム印除けのまじないとして  季節

 さすがにもうシーズンはとっくに終わったので、あやつのことを話題にしても大丈夫だと思う。なぜか話題にすると「え?お呼びで?」とばかりに出て来ることが多いので、自重していたのだ。

 今年は屋内でムカデを見かけることはほぼ無かった。あっても体長2〜3センチのチビか、玄関を開けたらばったり、というくらいで、布団の中にいて足に駆け上って来たとか、就寝前に見かけて大騒ぎしたとかの悲惨な事態は皆無だった。

 なぜか。

 思いつきで始めたので根拠はないのだが、ドクダミを引き抜いてドライにし、水回りを中心に設置したからではないかと考えている。

 まさにドクダミさまさまである。お茶にして飲んだり、化粧水にしたりもできるそうだが、ムカデ除けにもなるようだ。(根拠は無いが実績はある)

 たまたま今年はムカデが不作の年だったのかもしれない。気候の関係でいなかっただけかもしれない。(戸外では何度か見かけたものの)

 来年も継続して、ドクダミとムカデの相関関係を調査してみたいと思う。

 以上、今年、春夏の紙魚子の研究発表でした。

追記:残念ながら、ゴキ氏にはさほど効果のほどは見られませんでした。
1

2014/10/19

夢はあとのまつり  妄想

 ビンボーしてるとき、もしくは大金が必要な時には、気の迷いが出るというか、心に隙ができるというか。

 普段は地道に暮らしているのに、「ひとやまあてたい!」という気分がふらりと迷い出てしまうのだ。

 それで京都に行った時、衝動的に買ってしまいましたよ、「オータムジャンボ宝くじ」。

 私のくじ運って「千本くじ」に集中していて(かなりの確率であてる!)、スピードくじもまれに、という程度。ジャンボでは3千円が今までの人生で1回のみだ。

 当選発表の日が近づくにつれ、胸の中では憂歌団の「当たれ!宝くじ」がエンドレスで流れる。「今度こそ、俺の番」なんて断言しないし、「いっせんまん」欲しいなんてさらさら思っていないけど、どーぞ100万よろしく!と、神様仏様にお願いした。

 お願いしたせいなのか、欲が脳に来たのかわからないのだけど、発表の朝、こんな夢を見た。

 御金神社の黄色い財布に宝くじを入れて、その上に積宝寺(宝寺)で買った「うちでの小槌」を乗せておきなさい、というもの。

 起床後、うきうきとそのとおりにした。そわそわと新聞で結果をみた。

 当たってました、300円(泣)  

 しかしながら、よーーーく考えれば、すでに昨日当選番号は決っていたのだから、この夢のお告げは、おとといか、昨日の当選番号が決る直前にしかムリだったんだと理解した。

 よ〜し、年末ジャンボこそ! 家のメンテナンス全額分、よろしく、神様仏様!(まだ懲りんか!)

1

2014/10/17

鳥獣戯画展  博物館

 10月10日は、リベンジで京都国立博物館『国宝 鳥獣戯画と高山寺』展へ。「予告」の吹き出しがとれて、ウサギさんの本来の言葉がでてきた。

クリックすると元のサイズで表示します

 長蛇の列は40分待ち。日除け付きの列なので、助かる。その間、読書に励み、おかげで読書会の課題本を読了することができた。

クリックすると元のサイズで表示します

 しかしまあ、混んでいること!!! このときは40分待ちでした。5分で20人入れるという手順。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 鳥獣戯画展は「高山寺の宝物」からスタートするので、「あれ、意外にスムーズ♡」と喜んでじっくり見ていたら、最後のパートが鳥獣人物戯画の部屋なので、そこでまさかの大行列(汗) しかも進まない。

 入る時に40分待って並ぶのは、しっかり覚悟しているからいいんだけど、館内に入ってからの最後の鳥獣戯画のお部屋が、「ため」がありすぎ。

 せめて目の前に展示物があれば、館内の列も諦められるんだけど。ガラスケースに辿り着くまで長すぎる列が蛇行して、気分を悪くしたお年寄りもいらっしゃった(困)

 暗いから本も読めないし、音声ガイドを繰り返し聴くしかない。あれは改善していただかないとね。ミーハーで見に行くのは辛いから、よっぽど「みたい!!」っていうひとでないと、おススメできないな。「全巻」っていっても、あれだけ待って、巻物がわずか4巻だし(いままで華麗な絵巻をいっぱい見すぎているから、贅沢なことをいう)

クリックすると元のサイズで表示します

 京博のツイッターを見ると、混雑具合やどれくらい待たないといけないのかわかるので、どうぞご参考までに。金曜の夜が空いていておススメらしいですよ。

 やっぱり絵巻の動物たちは、大変にかわいく豊かな表情だし、知らなかったこともいっぱい。漫画の源流というのも頷けますね。個人的なおすすめは鷹と麒麟です。あんなキュートな日本画の鷹は他にいません(たぶん) 

 内容的には、『鳥獣人物戯画』の生き生きとした表情の豊かさも、大変わくわくするものだったけど、最初の部屋にあった『明恵上人像』が理想の世界感。木の股に腰掛け、瞑想する明恵上人をリスや小鳥がかわいらしく見守る。静かで愛情溢れる、ほのぼのした彼の晩年の世界だ。

 かと思えば、若かりし明恵上人の阿弥陀如来やインド(天竺)への情熱的な憧れの激しさにちょっと引く。あげくに耳を切ったりして、「あなたはゴッホか!?」と胸の中でつぶやいたり。

 そういうことで、今回の目玉の『鳥獣人物戯画』以外にも、(私には)面白いものがいくつもあったから、他の高山寺の寺宝も、ぜひゆっくりじっくりとご覧ください。その部分は、普通にすいてますから。

 出口付近にいた「ボクたち」。

クリックすると元のサイズで表示します

 京博に到着したのが11時、入ったのが11時40分、出たのが14時。クタクタでハラペコなのに、平成知新館の仏像さんたちにちらりと再会しに行く。

 京都駅までバスで帰還する。さすがにもう歩くのはムリ(汗) 京都タワーは、なぜか目にするたび撮りたくなる物件。

クリックすると元のサイズで表示します

 青空によく映えていた。

クリックすると元のサイズで表示します

 こちらは京都駅のビルに映ったタワー。
1

2014/10/16

京(みやこ)へのいざない展  博物館

 遅ればせながら、10月3日のお出かけ記事。

 秋はチカラを入れた美術館・博物館の企画展が目白押しで、すでに見に行きたいものもいくつか決定しているので、さくさくとこなして行かなければならない。「10月中には、あれとこれと・・・」と考えると、手近なところから片付けて行こうと、漫画の源流『鳥獣人物戯画』を見に行くことに急遽決定!

クリックすると元のサイズで表示します

 京博の囲い。石垣の上にレンガと鉄柵だなんて、やるな、明治の宮廷建築家・片山東熊(とうくま)氏。年間パスポートで、チケット売り場はスルーできる。

クリックすると元のサイズで表示します

 さすが宮廷建築家だけあって、いつ見ても宮殿のような威厳と気品のある佇まいだ。この旧館は企画展を担当しているのだが。

クリックすると元のサイズで表示します

 が? んんー!? 誰もいない??

クリックすると元のサイズで表示します

 でも鳥獣戯画の看板があるのに?

クリックすると元のサイズで表示します

 予告!!!

 大チョンボで、漫画の源流は来週からの開催だった。おっとっと!!

 しっかりHPの画面見ろよ、自分! 「鳥獣戯画」の案内チラシをトイレにまで、それも2枚も貼ったのに、絵しか見てないって! 数字くらい読んどけよ、はからずもフェイントをかけてしまったぢゃないか・・・。

 でも大丈夫、ゼンゼンがっかりじゃない。ヤセガマンじゃなく。

 同じ京博の敷地で、まっさらの平成知新館では『京(みやこ)へのいざない』展が開催中だ。これもやはり、見たい展示だったからね。

 京博に来たら、道端のお地蔵さんを必ず拝むおばーちゃんみたいに、ロダンの「考える人」とご対面せずにはいられない。
 が、ただいま撮影中なので、仕方なく後ろ姿のみ。

クリックすると元のサイズで表示します

 京都タワーとのツーショット。

クリックすると元のサイズで表示します

 でもまあ、ロダンの「考える人」の後ろ姿がセクシーなことにも気づけたし、いいか。意表を突く「考える人」の魅力発見。

 まるで佐川美術館みたいなふんだんに水を利用したアプローチから、入口に向かう。以前の静かで人影もまばらな、ひんやりした常設展の会場とは打って変わった新品の展示館「平成知新館」だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 1Fの仏像群がいきなり圧巻!! 仏像好きの方は必見! 

 大阪・天野山金剛寺の本尊、巨大な大日如来坐像と、脇侍の不動明王坐像が、ひときわ巨大で、会場内を仕切っている(イメージです)。

 その金色の巨大な大日如来座像さまの光背にも、たくさんの観音様たちがいらっしゃって、そのポージングがなかなか・・・。「は〜い!左にいらっしゃるのが、大日如来さまでございまーす」的なポーズとか、ユニークポーズ探しに、しばし没頭しました(笑)
 
 有名な重要文化財で、顔が割れて中から観音様のお顔が覗く、一度見たら忘れないほどユニークな「宝誌和尚立像」(西往寺)も、じっくりと。

 小袖などの着物たちも素晴らしかった。着物の部屋で「梅と箙(えびら/矢を入れるもの)」の模様の小袖に「かわいい!!」と連呼していた若い女子たちが、古代の部屋にあった銅鐸をみても「かわいい!!」と言っていたのが微笑ましかった。彼女達の感性は健全だ! うん、そうだよね、「銅鐸もかわいい」に同感。

 平成知新館は3Fまであり、主にこういうものが見られる。まさに国宝、重文、お宝、ざくざくだ。
 吹抜けになっていて、3Fや2Fからも一部1Fの仏像が見えて、上からの角度からの鑑賞もできる。上からみえる仏像はちゃんと考えてあって、大きいものがみえるよう設置してあるから、お顔の感じとかもはっきり見える。

 込み具合も、丁度いいかんじ。展示を見るに支障はないけど活気はあるという。私は利用しなかったけど、音声ガイドがあってもいいかも。

 残念なのは、中途半端な目録と絵葉書。ガッカリしたあまり買わなかったけれど、むしろ『婦人画報10月号』の特大別冊付録がお値打ちかも。ショップにちゃんと置いてました。金儲けのコラボ(笑)

 ということで、新館はすごい見応えでした。空いていたのに、ここだけで充分くたくた。じっくりとお宝たちを目に焼き付けてきました(忘れるのも早いが)。
1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ