2014/11/15

イメージの力 魂は空にむかう。  博物館

本物の作品をリアルな空間で見ると、もちろん写真や動画でみるのとはまったく違うパワーを感じるが、今回の展示はとりわけそうだ。常軌を逸して長いもの、大きいもの、背の高いものがたくさんあるのだ。「大きさ」を実感するには、展示室に入って驚いてもらうしか無いと思う。

 とくに葬送のための柱を展示した部屋は必見。

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 (「イメージの力」パンフより)

 インドネシアのアスマット族が、精霊堂の前に立てる「ビス」。柱の最上部にいるのが死者で、祖先のいる異界へ送るための葬礼で使用されてきたという。この高さには、ちょっと言葉を失う。

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 (「イメージの力」 図録より)

 オーストラリアのティウィの人々の墓標「プカマニ・ポール」は、いかにもアボリジニらしい可愛い模様が渋い色合いで入っている。こんな墓標ならうれしいのにと、自分用にリクエストしたくなるほどだ。

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 (「イメージの力 図録より)

 死者の魂は空に向かうという世界観は、「にんげん」全般に共通したものかもしれない。

 たとえ地面の下に埋葬されたとしても、なぜか視線は上に向かい、空を仰いで、亡くなった魂に呼びかけてしまうものだから。
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