2014/12/10

歴史的資料を発掘する。  モノ

我家の1階は故・おじいちゃんと、おばあちゃん(夫の父母)の管轄地域だったので、いまだ未開の地がある。去年の大掃除のとき、座敷の隅にあった箱に、大量の古いモノクロ(セピア)写真を発見した。リアル軍人さんが行進しているものとか、いかにも古い。しばらく手を止め、30分程掃除が滞った。

 今回、一念発起して階段下の物置場所の整理に着手した。

 今までも何度か整理はしているのだが、今回は「必要なもののみ残し、廃棄」という強硬な姿勢で臨んだ。そのなかで、いままで手を付けなかったらしき箇所があり、「昔の旅館のアメニティーグッズ」とか「粗品の手ぬぐい」などの非売品がわらわらと出てきた。

 昔の洗面グッズは、うすーーいタオルとごく小さなチューブの歯磨き粉と歯ブラシがビニールパックされたものだ。現在とは比較にならないくらい貧相だが、懐かしい品だった。

 そんなものの奥に埋もれていた物件。大きめの錠前が広告チラシに包まれて、永い眠りから目覚めたのだった。錠前は、いかにもH氏好みのものに思えたので、たぬき亭に持っていき、明るい場所で眺めた。

 それがとんでもない「お宝」であることに、そのとき初めて気づいた。錠前ではない。広告チラシの方だ。子どもの頃に見た記憶があるイメージの、白黒写真満載のチラシ。それは四日市のスーパーのお祭イベントを組み込んだ、大売り出しのチラシだった。

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 衣料品はモデルさんではなく、なつかしいマネキン人形が着ている。「まぐろ刺身」は、切り身で盛ったマグロの写真ではなく、マグロの絵(!!)が小さく載っている。他の商品は写真なので、なかなか目立っていた。

 食品はほぼ二桁の値段で、今とは当然品物が違う。見たことの無い商品、聞いたことの無いメーカーの品が、「お買い得品」として並んでいた。なにしろ、きつねうどんが70円の時代である。

 この感じは、昭和40年代頃だなあ・・・とぼんやり見当をつけるが、それを裏付ける品物を発見した。「オバQバッグ」や「宇宙エース」の玩具があったから、1960年代半ばから後だろう。私が幼稚園年長さんのときの、親からのクリスマスプレゼントが、少年ジャンプ風の造本での一冊まるまる「オバケのQ太郎」だったから、よく覚えてる。親戚のお祭りの露店で買ってもらった「オバQビニール人形」(空気を入れて膨らますヤツね)だって持っていた。

 この裏表の大売り出し広告、ツッコミどころ満載で、夫婦で30分以上盛り上がれた。50代夫婦には、感涙もののチラシなのだ。

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 キャラクタービジネスのハシリだけでなく、衣料品の材質をネーミングに入れこむ手法(「テトロンブラウス」「ビニールベルト」!)や履物の種類、祭のプログラム内容にフォークダンスがあることなども興味深い。レディスや婦人用でなく、「女物」といういい方も逆に新鮮だ。

 また写真を見ながら、いずれゆっくりと分析?してみたいと思う。まさに歴史的資料だ。
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タグ: 雑貨



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