2015/4/23

ミュージアムのはしご  展覧会

昨日に引き続いていいお天気。昨日は盟友れんくみさんと、佐川美術館の「山下清展」を午前の部として、滋賀県立近代美術館の「江戸へようこそ!浮世絵に描かれた子どもたち」を午後の部として、美のハシゴ。両方とも細部に至るまでつぶさにみて、キャプションも案内板も絵の中の文章も余すところ無く読んで、翌日もしっかり疲れが残るくらい(笑)味わい尽くしました。

「山下清展」は、ピュアでまっすぐなまなざしがあれば、真実が見える(わかる)んだということが、よくわかりました。でも彼にとっては有名人になることは、重圧だっただろうなあ。脱走して線路沿いに放浪していた頃が、一番楽しかったかもしれない。誰も真似出来ないセンスと緻密な作業を要する貼り絵やサインペンの画は、素晴らしいものでした。あれは実物(盛り上がりなどの質感を含めてなので)を見てこそですね。

「江戸へようこそ!浮世絵に描かれた子どもたち」は、遊び心満載で、すごいクオリティ。チョーおススメです。見どころありすぎるので、体調と視力を整えて。後期にはガラッと展示を替えるそうですので、もう一度行かないと〜(汗)久しぶりに即決で図録を買いました。それくらい面白かった。

 余裕があれば、後日各論も。(とりあえずは、FBより引用でした)
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2015/4/21

デジカメ、休眠す。  路上観察

 実家へいく道のちょっとした脇道で、変った飛び出しくんを見かけたのだ。帰りに採取しなくちゃと記憶に留め、タイムリミットがゆるい帰り道で道草をした。細い脇道に入り、シャッターを押した。

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 よっしゃ〜! じゃあ、裏側も。

 ・・・?

 ウィーン・・・ウィーン・・・とレンズがうなりをあげている。おかしい。見ればエラーの文字が出ているではないか!

 コ・ワ・レ・テ・シ・マ・ッ・タ

 なんということ!

 若葉が萌え出し、カキツバタの蕾みが青みを帯び、ハナミズキが満開になったのに。いよいよ美しい季節が、新たなステージの幕開きとなるこの時期に、大活躍を期待されていたデジカメが、壊れてしまうとは(悲)

 これはきっとこやつのせいだ↓

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 こやつを撮った直後に壊れたんだもん。

 まずこの風体がアヤシイ。だってマスクにグラサンにキャップですよ! そのうえ、歩いてるのか走ってるのかよくわからないビミョ〜さ! 黒づくめのくせに、輪郭が黄色に光ってるというのがもう、怪し過ぎる。

 「飛び出し注意」どころか、「故障注意」の看板も出しておいて欲しかった。

 ということで、しばらく画像はありません。ざんね〜ん!
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2015/4/20

狩野派の風俗画  展覧会

 4番目のお部屋は、おまちかね風俗画! 絵巻も細かな人物たちの表情やしぐさが楽しいけれど、風俗画もこんなに細密なのに、ひとりひとりをそれは丁寧に、しかも遊び心満載で、見応えばっちり。この部屋だけでかなりの時間を過ごしました(笑)

 コスプレしてるひとたちを探し、秀吉を探し、つまみ食いしてる料理人を探し。
 でも、どうしても見たかった「タケノコのコスプレ」してる人が、なかなか見つからなかったので、監視員スタッフさんに尋ね、どの絵にあるのかを教えてもらって、やっと探し当てました。ちょうど今の時期に竹やぶで見つけるような、黒っぽい茶色の皮にツンツンと緑の尖ったのが出ているタケノコを、頭に被った陽気な人物でした(笑)

 気になったのが、商家の白い暖簾に「もじゃもじゃした細長いもの」が。

 顔をちかづけてよくよく見れば、それはどうも私のよ〜く知っているものでは。白いシンプルな暖簾に縦に一匹、ムカデが描かれていたのだ。たぶん「おアシがいっぱい!」というシャレなんだろうな。綱を引っぱって犬の散歩してる人の他に、同様に猿の散歩してる人もいて、えっ、桃山時代はサルもペットだったの?と思ったり。

 賑やかな街中、花見の宴、祭のドンチャン騒ぎなど、どれも楽しげで人生を普通に謳歌する桃山の人々を見るのは、本当に面白かった。

 一方、この時期は南蛮ブームに沸いていた頃でもあり、南蛮屏風も展示されていた。こちらもじっくりと拝見。南蛮人のペットは、おしなべてスマートな狩猟犬。なぜか一部「南極」が描かれていたり、リアルな象がいたり。この象は通称「ドン・ペドロ」くんというそうだ。ナガサキヤのカステラのパッケージにもなった南蛮図は、一番品がいい色合いと筆致で、うろ覚えだけど狩野内膳筆だったかと。さすがお菓子のパッケージになるだけあり、南蛮図の名品。

 風俗画メインでやって来た私には、ここからすっかりトーンダウンしたけど、ラストあたりに天才・探幽の「松に孔雀図」とか迫力の大作も控えている。

 最後のお楽しみ、特別展のミュージアムショップには、残念ながら私の琴線に触れるものは見当たらなかった。
 むしろ、京博出口付近に最期の最後まで、おアシを落としてもらおうと企んでいるオールタイムなミュージアムショプで、狩野派の宿敵・長谷川等伯の「松林図」や曾我蕭白の「達磨図」のクリアファイルにしてやられた(汗)
 ごめん、狩野派、最後の最後に等伯に寝返ってしまいました。でもナサケナイ肖像画にはしないでね。
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2015/4/19

宗達の後継者たち  展覧会

 おまたせしました、やっと『桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち』の会場、京博の重厚な明治古都館に入場する。5月の半ばまで使えるパスポートで。これでやっと「モト」は取ったはず。(ただし同じ企画展で使えるのは1回のみ。国立博物館つながりで奈良博も使えます。遠いけど東博や九博だって)

 今回は音声ガイドを借り、じっくりと。だって、「洛外洛中図」などの俯瞰したものなんかは、細かすぎて見どころ見落としそうじゃありませんか。

 ところで狩野永徳を好きか?と問われても、うーん・・・と困ってしまうかもしれない。さほど興味がないともいえる。でも京狩野派の山楽、ことに山雪なんかチョー好きだ。ということは、他にも「掘り出し物」が期待できる。

 最初の部屋では金碧大画が並ぶ。いきなり光信筆「松図襖」がどどど〜んと大画面の大迫力。さすがは永徳の後継者。でも私は同じ部屋の山楽の「槇に白鷺図屏風」の方が好み。白鷺の表情がかわいい。でもこの部屋のベストは。

 先日の座談会で、パワーポイントで画像をみたとき、「これはっ!」と気になった宗秀筆の「柳図屏風」の近くに行った時、風に吹かれる幻覚を覚えたほど柳のそよぎに心打たれた。永徳の影武者といわれた実力者。この展覧会の中ではかなりシンプルな絵になるけど、個人的にはすごく好きだ。

 次の部屋は永徳が突然死去し、そこに長谷川等伯が台頭。権力者の御用絵師の座を奪われるも、永徳の後を継いで盛り返す光信の、花鳥風月をはじめとする華麗な絵たちだ。彼の筆ではないが、「源氏物語図屏風」には、平安貴族たちを観察するお侍がふたり、こっそりと描かれている。お茶目。もしかして、山口晃画伯も狩野派の流れを?

 秀吉の愛息子、鶴松の健康と繁栄を願って作られた、贅を凝らしたちいさな具足「松竹鶴亀図童具足」の絵付けも、光信の作。丁寧に施された吉祥文様の数々もむなしく、鶴松はわずか3歳でこの世を去った。豪華なものだけに、余計哀れさが際立つ。

 次の部屋は、権力者の肖像。豊臣秀吉の有名な肖像画が、高台院こと寧々と淀殿の肖像に挟まれているのも、ご愛嬌。小早川秀秋さんの「ナサケナイ表情」が際立った肖像も、しっかり見てきました。肖像界屈指の珍品かも。大名の夫人たちは、やはりお着物の柄が丁寧に描かれていて、ガラスが曇るほど近づいてみてしまいました(汗)
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2015/4/18

釣られて寄り道  たべもの

 京阪三条から京阪七条まで移動し、京博に向かう。

 あとちょっとで京博、というところで、慶応元年(1865年)創業という京菓子の「甘春堂」の店先に陳列されたお菓子に釣られてしまった。

 というのも。

 あの「風神雷神」を象ったお干菓子があったのだ!

 本店に入るのは初めてだけど、躊躇無く。老舗にしてはオープンな店構えだし、お店の方も上品ながらフランクにお菓子についての説明や、以前のお客さんの声などを聴かせてくださった。

 なんでも今年はオール京都で、「淋派400年」を盛り上げようという企画が目白押しで、「甘春堂」さんは、「風神雷神」干菓子をオリジナルで作られたという。

 この近くには「養源院」もある、。小さいながらも、「血天井」と宗達が杉戸に描いた白象で有名なお寺だ。その白象の絵柄のお干菓子や煎餅もあった。ううむ、やるな。名前は甘春堂だが、甘くみてはいけない。

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風神雷神のお干菓子を買って帰り、有頂天でKちゃんにみせた。

 どうです、このクオリティ!

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「うん、おもろいな。・・・そやけど、ちょっとコワいな」と、相変わらずの小心者コメントだった。

 でもたしかに顔単体でみたら、『デスノート』の死神たちに似てなくもないかも・・・(汗) たしかに「神つながり」ではあるけど。

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2015/4/17

京阪三条で途中下車  おでかけ

 目も心も舌もお腹も大満足で、御池から京阪三条まで地下鉄移動。

 そのまま京阪に乗り換えて七条まで行こうとしたが、ふと珈琲が飲みたいなと思い、三条大橋を渡って河原町に出ることにする。三条大橋を渡る時は、しみじみと感慨に浸る。

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 東海道五十三次の終点、というだけではない。

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 個人的に高校生の頃、テスト最終日に友達と河原町四条に繰り出して「打ち上げ」ゴハンを食べに行くとき渡った。ちなみに「ゴハン」は、河原町三条にあったマクドナルド。私の初マクドナルドの場所でもある。

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 橋の中程で鴨川を見る。

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 平日でもなかなかの賑わいだが、土日には橋の上に人がひしめく。

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 渡りきった橋のたもとには、弥次喜多像。

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 頭上には、終盤をむかえた枝垂桜があり、祝福のように桜吹雪を受けていた。

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 三条小橋も好きだった。

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 ギリギリ桜に間に合った感じだ。

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 近くでピン男子がギターをかき鳴らし、中島みゆきやアリスの曲を披露していた。前を通りかかったオバサンが投げ銭をしていた。

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 「六曜舎」(1F)でたっぷりの珈琲をいただき、「京・はやしや」でお茶を買って、ふたたび京阪三条に戻るという道草。

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2015/4/16

はやくもリベンジ!?  建築

京都の烏丸御池まで出向かなければならない用事ができ、めんどくさいな〜と思っていたけど、待てよ・・・と考え直した。

 そうだ、目的の用件は直ぐ済むから、先日気になっていた韓国式カフェ「素夢子 古茶屋」に行ってみよう。徒歩で15分かからないくらいの距離だし。そのあと京博に行けば、カンペキなリベンジスケジュールになる。

 烏丸通を、四条から三条へ行く途中に出会った洋館。

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 宝くじ売り場とみずほのATM↑

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 平安時代には「三条南殿」の遺跡があった場所らしい。最初は左大臣の邸宅だったのを、鳥羽上皇に献上され皇女の上西門院の御所になった。ああ、懐かしや、大河ドラマ「平清盛」では、猫好きのたおやかなお方だったなあ、上西門院。それがいまや「みずほ銀行」になっている。この歴史の厚み!
 
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 そしてこの意匠!

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 もうしばらく歩いて三条通りの角を曲がる。先日パスタをいただいたお店が入っている「文椿ビル」を発見。

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 その前に、たまたまヤマト運輸のネコロジーが駐車(輪)していた。

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 玄関には、椿の意匠があります。

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 その前にあるのが韓国風カフェ、「素夢子(そむし) 古茶屋」。

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 申し分の無い建物で、あらゆるところに気を配られているのに、窮屈じゃなく、ゆったりのんびり。重々しい扉を開けようとすると、まさかの自動で開いて驚く。バリバリアンティークで、そんなデザインではなかったのに。

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 2Fから上も、凝った外観だ。

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 内装もくつろげる佇まいで、韓国の薬箪笥などもある。ちょうどいい数のアンティークで、椅子も古い木製だけどしっかりしていて、身体を包み込んでくれる。薬膳が売りのお店らしいけど、食事の前から雰囲気だけで、肩のチカラがぬけてユルユルできる。
 
 せっかくなので、宮廷風だと書いてあったランチを注文。宮廷風といっても1500円也。

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 きました!!

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 お箸もスプーンも器も、すべて真鍮。食器が触れ合うと、仏壇のお鈴(りん)の音がする。不思議なくつろぎ。

 美味しかったので、実はその日の晩ご飯として再現しました。キュウリの長い柵でチャンジャを巻いたもの、春雨と野菜を出汁と胡麻油で和えたもの。味コピできたし応用もきくので、大収穫だった。家でも「素夢子」のゴハンが食べられるシアワセ。

 チャンジャのキュウリ巻は、簡単なのに大好評。私は春雨を乗せて丼に。美味しすぎて、おかわり(汗) 本日の体重計はやはりショックな値を示していました(大汗) 
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2015/4/15

座談会は和やかに。  イベント

 さて、「(特別展覧会)桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち」に展示された作品たちを、

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 (写真はすべて、展覧会のパンフレットより)

山下先生が中心になり順を追って見どころを解説したり、井浦さんに振って感想を訊ねたり、はたまた「日本美術応援団員3号」の実力をテストするかのように質問をしたり(苦笑)。
 以前別のところで行われた、井浦さんの団員としての初のトークイベントは、彼の入団テストも兼ねていたというウワサもあるくらいなので、ライブで試験を受けるみたいな厳しさに、彼も緊張ぎみだったかも。

 でも井浦さんは、「団員として相応しいファッション」というお褒めの言葉も、山下先生からいただいている。「ちょっと皆さんにお見せしてください」と山下先生に促されて、立ち上がる井浦さんの足元は、スニーカー。右がグリーンで左がホワイト。さて、これは有名な京都の日本美術を表しているのですが、何でしょうか? 

 そうです! 「風神雷神図」。グリーンとホワイトを二足買われたのではなく(私ならそうするかも・笑)、井浦さんの特注だそうです。風のように野山を駆け巡り、雷神のように天駆ける足をイメージしたとかで、なんともロマンチック。これはもう、好きにならずにいられませんよね♡ 

 その井浦さんの展覧会の感想は、永徳から探幽までの画家と狩野派の流れが見えた、ということ。

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 安土桃山時代は、ご存知のとおり群雄割拠した戦国時代。権力者がパトロンとなって絵師を支えてくれても、彼の時代がいつまで続くのかはわからない、先の見えない時代だった。そんな時代を狩野派の絵師たちは、どうやってくぐり抜けたのか、というのも、みどころの一つ。永徳以前、永徳以後の画家たちの作風の個性と変遷も興味深い。

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 豊臣、徳川、朝廷のそれぞれにわかれてそれぞれの画風を確立し、生き残りを計った狩野派の絵師たち。その流れは、明治の河鍋暁斎まで続いて行く。彼だって狩野派で学んでいるのだ。

 個別に見て行った中では、関ヶ原で寝返ったという悪評高い「小早川秀秋像」が面白い。依頼者と世の評判との板挟みになった絵師の困惑が、彼のナサケナイ表情になったのかも。

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 「吉野花見図屏風」では、「ウォーリーを探せ!」状態で、秀吉を探す楽しみもある。バランキン(担ぎ籠)というものに乗っているのが秀吉だ。

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 また秀吉の七回忌に行われた豊国の祭礼を描いた「豊国祭礼図屏風」には、コスプレで登場する人々が! なんとタケノコのコスプレをしているという山下先生イチオシの人がいるので、それは展覧会場でぜひ探し出したい。「洛中洛外図屏風」には、恵比寿さんやダイコンのコスプレ者だっているそうだ。桃山時代から、日本人はコスプレ好きだったという発見(笑)

 永徳の後継者と目された狩野光信の「源氏物語屏風」という典型的な平安絵巻に「お侍さん」がいる、という茶目っ気も。まるで桃山の山口晃だ(笑)

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 そして安土桃山といえば、やはり南蛮文化だろう。南蛮屏風には、卒業写真で欠席した人のように、丸囲みされた南極が描かれている。別のでは、カステラのパッケージで有名な、あの南蛮屏風の絵もありました。

 2回ほど意識を失いそうになる一瞬??があったけど、ギリギリ爆睡することなく、なんとか復帰できてほぼ聴けたのではないかと思う。今回は時間切れで座談会のみ。展覧会はいずれじっくりと。展示替えがあるから、前期(〜4/26)も後期(4/28〜5/17)も行きたいけど、まずは前期に間に合わせなきゃね。
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2015/4/14

日本美術応援団!  イベント

 まずは座談会の登壇者のひとり、京博の研究員、山本英男先生が、「私は雨男なので、この企画展がスタートした日も、生憎の雨でした。それで昨日は、人生初のてるてる坊主を作って『降るなよ、降るなよ〜』と願ってましたら、なんとか今日は降らずにすみました」と会場を和ませた後、山下裕二先生と井浦新さんの登壇。

 山下&山本先生は35年来の研究者友達だとか。ああ、私が京博の企画展に惹かれるのは、山下先生の友達が携わってるからなんだ。たぶんお二人は、美術のご趣味も意気投合されているはず。いつか「羅漢展」とかもみたいなあ〜。

 まず「日本美術応援団」について、山下先生が説明される。日本にある美術品、建築物などを旅をして見て回り、オモシロ可笑しくそれについて語り合ったものを書籍にする、というもの。トークイベントという啓蒙活動もおこない、肩肘はらずに美術の面白さを広め、応援するという趣旨だ。みうらじゅん氏といとうせいこう氏の仏像を巡る旅・「見仏記」の美術版に近いものがある。
 
 1冊目の「日本美術応援団」の表紙は、北斎の富士山をバックに、学ラン・白手袋で応援団の恰好をした赤瀬川・山下コンビ。このおかしな、もとい斬新な装丁のおかげで、わりに売れたらしいです。

 2冊目は、金閣寺をバックにした詰め襟・カメラを首からぶら下げる二人の表紙で、「京都 オトナの修学旅行」。しかし、これは金閣寺からクレームがきたので、文庫になるとき金閣寺を外したそうです。惜しいことするなあ、金閣寺。

 3冊目は「雪舟応援団」。表紙は有名な達磨大師とその弟子の「慧可断臂図」。弟子はとらん!と拒否る達磨大師に、私の決意のほどをみてくれいとばかりに、腕を切り落として再チャレンジする慧可。「なんてよけいなことをしやがって・・・」とばかりに、不機嫌そうに横目で慧可を見る達磨大師。

 ・・・しかし表紙をよくよく見れば、達磨の顔は赤瀬川さんで、慧可は山下先生! オリジナル自体が面白い(!)から、倍笑える! もっともナイスな表紙なのに、あまり売れなかったとか。雪舟は画聖ともてはやされるわりには、とっかかりがつかめないところがあるからなあ、私見だけど。

 ところで団長の山下先生率いる団員の1号は、書籍にもなっている相棒、故・赤瀬川原平氏。2号はその本の装丁を手がけた南伸坊氏。そして3号は、本日のゲストのひとり、井浦新さん! やっぱりみかけによらず、お茶目な人だったんだ!

 

 

 
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2015/4/13

疲れ果てて開演。  イベント

 まず「200名限定」の入場整理券を入手せねば。配布50分前に並んだけど、すでに150名越え(汗) うしろにつく人たちも、どんどん増えて来る。

 この事態を見越して読書用の本を持参してきたら、100pほど読めた。うれしいような、悲しいような。12時に配布が始まり、167番をいただく。開場13時までに再度待機しないといけないので、大急ぎでお昼をかっ込まなきゃ!

 敷地内のカフェ「からふね屋」には、すでに行列がついているのでキケン。一旦外に出て、警備員のおじさんに「この近くで、ぱぱっとゴハンが食べられるところってありますか?」と訊いて見る。内容は問わない。スピードが重要。

 うどん屋さんとココイチがあることを教えてもらい、目で確認できたうどん屋さんを目指す。私が椅子についたとたん、どやどやと入店する人たちがいて、満席になった。セーフ! 英語圏の女性の方が「イイデスカ?」と訊かれたので、どうぞと言って相席になった。彼女も美術館のチラシやパンフをお持ちだったので、博物館帰りらしい。

 にこやかでいい方だったのだけど、ずるずる食べないように気をつけないとと必死。案の定、彼女は無音でうどんを食べておられた(汗) 「出汁」は美味しかったけど、学食のうどんを思い出すような麺だった。まあ、この立地なのに、すこぶるリーズナブル価格なのでかまわない。

 時間に余裕はあったけど、大急ぎで取って返し、館内の椅子でのんびりくつろぐ。だけど、昼食後の講演会にはトラップが待ち構えている事に気づく。

 あかん! 寝てしまいそうや!

 あわてて自販機の珈琲を購入。なんでブラックしかないんや〜(泣)

 時間になり、地下のホール前に降りて番号を呼ばれてから、小さめのホールに入る。席は自由。真ん中の後ろだけど、200名のキャパなので、顔はかろうじて判別出来るくらい。中央にはロールスクリーンがあって、座談会の人たちは、端に並ぶ模様。

 お年寄りから若い人まで、客層は様々。まもなく開演だけど、すでに並び疲れて、ぐったりだ(汗)
 
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2015/4/12

七条通りを歩く(烏丸〜東大路通)  建築

 七条通りには、昔から気になっている建物がある。京都には神社仏閣だけでなく、なにげなく洋館(?)があるので油断ならない。

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 車の行き交う通りの角にレトロビル。

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 ちょっと書き割りっぽい感じがする。

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 帰宅後、調べてみたら、当たらずといえども遠からず。

 これらの建物は、正面から見ると洋館だけど、裏から見ると完全に木造とか。戦前から戦後にかけて流行した様式らしいので、やはり、かなりの年代物。

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 七条大橋を渡る。鴨川の風情に、思わず足を止めてパチリ。

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 さて、特別展の案内が掛かっている京博の煉瓦塀にたどり着いた。

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 でも今日は展覧会は見ない予定。講演会だけで、時間いっぱいだから。(整理券が入手可能だったらね・汗)
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2015/4/11

思い立って京博。  おでかけ

 前日に突然思い立って、京博へ。

 記念座談会、「日本美術応援団、桃山時代の狩野派を応援する!!」を聴きに行くため。

 だって座談会だよ! 日本美術応援団だよ! 山下裕二先生だよ! しかも団員3号であり、京博の文化大使でもあり、日曜美術館の司会者であり、大河ドラマ「平清盛」で崇徳院をやった俳優の井浦新さんだよ! もうひとりは京博の企画を一手に引き受けている京博学芸研究員の山本英男さん(山下先生の長年に渡る友達)というラインナップ! これは個人的にはマストでしかありえない。

 この情報を知った時には、うーん状況的にムリかなあ・・・と封印していたんだけど、直前に長時間の読書の必要も生まれたので渡りに舟とばかりに、えいやっと。ただし、1日がかりになることを覚悟して。

 しかし、館内のフロアで講演の入場整理券を配布して、定員200名様かあ。その中に入れるかが、先ず第1のハードルだ。もしハードルが越えられなければ、特別展を見ればいい話だし。ムダにはならないからトライしてみよう、と計算もして。

 このシーズンの土曜なので、当然京都は大混雑。市バス乗り場は長蛇の列だけど、時間を稼がなくてはいけないから、京都駅から確実に20分で京博に到着できる手段をとる。

 ということで、徒歩だ(汗) それだって覚悟の上でやってきた。

 塩小路通りを少し歩いてから、七条へ向かう。大学生の頃、この辺に家がある友達がいたので、彼女どうしてるんだろう・・・と、ふと懐かしみながら。よく一緒にいた彼女と私のことを、口の悪い大阪のゼミ仲間は「かまととコンビ」と呼んでたっけ。じつはカマトトどころか、マジウブ(笑) 私はともかく彼女はホントに真面目だったから悩みも多くて、よく話をきいてたっけ。悩み多き年頃でもあったし。なんてことを思い出しながら、てくてく。

 意外に日差しが強くて、日焼けの恐れを感じつつ、信号待ちをしたり。でかける直前に脱ぎ着で調節できるよう、あわてて服を着替えたよ。昨日までは寒かったのに。この気温の高低差、なんとかならんのか〜!

 でも京都を歩くと、じっくり見られるものもあり、歴史の厚みも感じることが出来、悪くない。
(明日につづく)
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2015/4/10

久しぶりに晩餐らしく。  たべもの

 今日は、鮮度は海沿いのお店に負けないのではと思える「いせや」さんに、10時過ぎに買い出し。

 生ダコ、小ぶりのイワシ、牡蠣(4月なのに!)を買って、素直に店員さんのおススメされたとおりのメニューにしてみた。

 タコしゃぶ、酢でしめたイワシ、「H氏の一週間お仕事ご苦労様でしたご褒美」のカキフライ。イワシは半分はフライに。他に、レンコンやチクワも天ぷらに。ゆで卵を使ったサラダや、付け合わせのキャベツの千切りも。

 もともとイワシ目的だった。イワシが新鮮なので、先日フライにしたら、ありえないほど美味しかった。今回、酢でしめたのも、やめられない程おいしかった。また買いに行かなくちゃ。

 FBでも、「いせや友の会」が自然発生中(笑)
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2015/4/9

アカシアの花を見た。  季節

 桜もシャクナゲもミツバツツジもきれいだったけど、うれしかったのは「アカシア」の花を見られたこと。

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 「アカシア」って、心に染み入っている響きなので。「アカシアの雨」という切ない歌があるし、ハチミツの原料だったりもする。戦前や戦中の中国といえば自然にアカシアが彷彿となる。

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 ユーミンの『大連慕情』という歌の出だしは
♪アカシアの香りが 今も少し漂う 母に宛てた手紙 昨日みつけた♪
だし。なんともエキゾチックな郷愁ただよう

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 最初は「ミモザ!? ミモザ??」と大喜びしたら、名札看板には「フサアカシア」とあった。「ええっ、これがアカシア!?」

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 アカシアなんだ〜! 

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 いえ、調べてわかった事なんだけど、フサアカシアの別名がミモザなので、実は同一人物だったわけですが(汗)

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 でもアカシアもミモザもとっても憧れてたし、二倍うれしい!

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 うれしいといえば、無料なのに植物園のような花緑公園の入口横には、「森のBe cafe」というおしゃれなカフェもあるので、休憩やランチもオーケイ。 

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 この日は園内の平均年齢がすこぶる高かったけど(笑)、土日は親子連れとかで賑わうのかも。お天気さえよければね。 
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2015/4/8

買物ついでにお花見を。  季節

 今日は花祭り(お釈迦様の誕生日)、ということでもないのだけど、買物に出たとき、ふと思いついてお花見にいくことにした。

 山に向かって国道を横切り、希望ヶ丘文化公園も通り過ぎて、花緑公園に到着。自宅からほんの15分ほどの道草で、山盛りの桜がお出迎えだ。

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 プレ入口の駐車場から、これですから!

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 ちいさな橋を渡って「近江富士花緑公園」に入場(入場は無料です♡)

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 目の前で咲いている可憐な花を愛でつつ、

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 花びらロードを進んで行く。

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 来る途中の道端にも点在していた、ミツバツツジも見事に満開。

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 桜とミツバツツジのコラボ。

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 雨にぬれて俯きがちの花は、しっとりと可憐だ。

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 いろんな桜との出会いがあった。

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 まるで紅白の花吹雪。

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 上を見上げるとこんな風です。

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 写真でみると実物とは異なり、こんなモノトーンな桜だってある。

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 ミツバツツジとシャクナゲが、野趣あふれるコラボを展開していた。

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 シャクナゲは天然のブーケみたいだ。

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 でも色味はもっとパステルピンクの方が、『夏の想い出』に出て来る♪しゃくなーげいーろに黄昏る〜♪感にマッチすると思うんだけどね。厚化粧でめかしこみましたみたいで、ちょっと強過ぎる。
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