2015/4/14

日本美術応援団!  イベント

 まずは座談会の登壇者のひとり、京博の研究員、山本英男先生が、「私は雨男なので、この企画展がスタートした日も、生憎の雨でした。それで昨日は、人生初のてるてる坊主を作って『降るなよ、降るなよ〜』と願ってましたら、なんとか今日は降らずにすみました」と会場を和ませた後、山下裕二先生と井浦新さんの登壇。

 山下&山本先生は35年来の研究者友達だとか。ああ、私が京博の企画展に惹かれるのは、山下先生の友達が携わってるからなんだ。たぶんお二人は、美術のご趣味も意気投合されているはず。いつか「羅漢展」とかもみたいなあ〜。

 まず「日本美術応援団」について、山下先生が説明される。日本にある美術品、建築物などを旅をして見て回り、オモシロ可笑しくそれについて語り合ったものを書籍にする、というもの。トークイベントという啓蒙活動もおこない、肩肘はらずに美術の面白さを広め、応援するという趣旨だ。みうらじゅん氏といとうせいこう氏の仏像を巡る旅・「見仏記」の美術版に近いものがある。
 
 1冊目の「日本美術応援団」の表紙は、北斎の富士山をバックに、学ラン・白手袋で応援団の恰好をした赤瀬川・山下コンビ。このおかしな、もとい斬新な装丁のおかげで、わりに売れたらしいです。

 2冊目は、金閣寺をバックにした詰め襟・カメラを首からぶら下げる二人の表紙で、「京都 オトナの修学旅行」。しかし、これは金閣寺からクレームがきたので、文庫になるとき金閣寺を外したそうです。惜しいことするなあ、金閣寺。

 3冊目は「雪舟応援団」。表紙は有名な達磨大師とその弟子の「慧可断臂図」。弟子はとらん!と拒否る達磨大師に、私の決意のほどをみてくれいとばかりに、腕を切り落として再チャレンジする慧可。「なんてよけいなことをしやがって・・・」とばかりに、不機嫌そうに横目で慧可を見る達磨大師。

 ・・・しかし表紙をよくよく見れば、達磨の顔は赤瀬川さんで、慧可は山下先生! オリジナル自体が面白い(!)から、倍笑える! もっともナイスな表紙なのに、あまり売れなかったとか。雪舟は画聖ともてはやされるわりには、とっかかりがつかめないところがあるからなあ、私見だけど。

 ところで団長の山下先生率いる団員の1号は、書籍にもなっている相棒、故・赤瀬川原平氏。2号はその本の装丁を手がけた南伸坊氏。そして3号は、本日のゲストのひとり、井浦新さん! やっぱりみかけによらず、お茶目な人だったんだ!

 

 

 
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