2016/1/31

神田明神へ。  おでかけ

 「さぼうる」出て歩き出すと、こんなお店が。楽し過ぎる!

クリックすると元のサイズで表示します

 なんとなく京都四条の裏路地・老舗の喫茶店や飲食店が軒を連ねる木屋町の雰囲気に、ちょっと似ている?

クリックすると元のサイズで表示します

 漱石ゆかりの石碑が!

クリックすると元のサイズで表示します

 先輩は夏目漱石! 卒業記念の石碑だったのか。現在は「お茶の水小学校」です。

 その後、山の上ホテルを通過し、大通りに出る。神保町は古書店や出版関係の会社が連なる本の町だったけど、お茶の水には楽器店が連なるストリートがあった。ミュージシャンにとっては、ドリーム・ストリートだ。専門店のストリートがいくつもあるなんて、さすがは東京。ハシゴし放題! そういえば、合羽橋というところもあったなあ。

クリックすると元のサイズで表示します

 ちょっと年季の入ってそうな信楽の狸に滋賀県を懐かしく思いつつ、このお店の角を曲がって、Rさんおススメの夜の神田明神へ。

クリックすると元のサイズで表示します

 580基の燈明がともる神々しい境内に入り参拝する、「星月夜参り」というロマンチックな名前のついたナイトウォーク。ナイトとはいえ、この時点ではまだ18時くらい。

クリックすると元のサイズで表示します

 江戸東京に鎮座して1300年近くの歴史をもつ神田明神。江戸時代には、「江戸総鎮守」として将軍様から江戸庶民にいたるまで江戸のすべてを守護されたそうだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 御祭神は、大黒様と恵比寿様、でももともとは平将門公。縁結びと商売繁昌、そして除災厄除の神様として、それぞれにお祀りされている。東の平将門、西の菅原道真と私の頭の中では並列している方々だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 境内にずらりと並ぶ提灯。壮観。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 参拝をして、授与品をみて、

クリックすると元のサイズで表示します

 茅の輪をくぐって、写真を撮って、

クリックすると元のサイズで表示します

 筋肉質な狛犬さんを見て、たくさんおしゃべりをして、星月夜参りを楽しんだ。なんだか若者みたいで(!?)楽しい。

クリックすると元のサイズで表示します

 乗換駅のエレベーターの前で、Rさんとは外国の人たちみたいにハグしてお別れ。

 宿に着いたのは19時過ぎ。歩いた歩数は2万歩弱。さすがに足は棒。

 少し落ち着いてから、駒場で買ったパンで晩ご飯。これはかなり美味しかった。チキンみたいな形のは、トルコの白イチジクを練り込んであるとか。3日分もって来たインスタントコーヒーとともに。実はカップスープや紅茶も(基本ケチケチ旅・汗)

クリックすると元のサイズで表示します
1

2016/1/30

「さぼうる」  おでかけ

 憧れの「さぼうる」だけど、ここに一人で来るのはつまらない。なんせ「打ち合わせ」に使うような場所ですからね。

 幸いなことに、同伴していただける方を募る前に、即座に挙手していただけた方がいらっしゃった。以前、れんくみさんとご一緒した奈良の長谷寺ツアーに、飛び入りでご一緒したRさんである。このときが初対面だったが、物怖じされない明るい性格と、頭の回転が速くテキパキとした物腰や、感情を即座に言葉に変換出来る感受性などで、即座に(!)私たちに溶け込まれてしまった。なかなかできることではない。つまりタダモノではない(笑)が、見た目は、いかにも育ちのよい、上品できれいな都会のレディである。

クリックすると元のサイズで表示します

 そんなレディに「さぼうる」はいかがなものだろうか? 実際に「有名だけど、来たのは初めて」とのこと。でもあれこれ興味深く観察して、それを分析して話される様子は、まんざらでもない感じ。

クリックすると元のサイズで表示します

 蟻の巣穴のような不思議な空間の「さぼうる」に入り、席に着く。なんか、落ち着くわ〜。いるべき場所にすっぽりとはまり込んでる感じ。この居心地のよさって、案外ない。

 美人揃いのウェイトレスさんに、コーヒーとピーナツを持って来ていただく。私の知っている「都会」は大阪だけど、大阪より断然コーヒーは美味しい。そして信じがたいくらい、水が美味しい! 水がおいしいお店は、京阪神ではあまりないので、かなりの驚きだった。ふだん私はお店でほとんど水を飲まないんだけど、あまりに水が美味しかったので、何度もウェイトレスさんが淹れてくださる水を、ゴクゴクのんでしまった。すごいな、東京(いや、すごいな、「さぼうる」、なのかも)

クリックすると元のサイズで表示します

 そこで、あんな話やこんな話をさんざんしてから、とっぷりと暮れた夜の東京へ出ていった。その後は、Rさんのエスコートにお任せして。
0

2016/1/29

駒場から神保町  おでかけ

 時計を確認しつつ駒場東大前の駅へ向かう。行きは長く感じた道が帰りは意外に短く、やや余裕があることに気づいた。駅の手前に小さなパン屋さんがあり、今夜と明朝の食事にするパンを購入するため、入店した。京都の「FLIP UP!」を思わせる小ささに、地元の人気店ぽい雰囲気と、こだわりのパン作りの気配がそこはかとなく感じられたからだ。お店は「ル・ルソール」さん。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 案の定、私の前にも2、3人の客がいたが、ほどなく私のあとにも客が若干名続いた。10人入れば満員御礼くらいなので、身動きがやっとの中、素早くパンを選び勘定を済ませ、パンをリュックに入れて、予定の電車に余裕で乗る。井の頭線を渋谷で乗り換え。

 渋谷駅には、東京に来たら見たいと思っていた岡本太郎の壁画「明日の神話」があり、通行人のジャマにならないよう、隅の方で撮影。

クリックすると元のサイズで表示します

 やはりナマで観ると絵の具の盛り上がり方とか、補修跡とかリアルで生々しい迫力が。お急ぎの渋谷駅ご利用の方々、ぼーっと立ってた田舎者のおばさんをご容赦ください(汗)

 半蔵門線に乗り換えて神保町に到着。二十歳前後に2回ほど来たことがある、私にとっては東京の「聖地」。

 古本街をのんびりぶらぶらと歩き、路地裏にまで並ぶ戸外書架に「わああ〜」と思う。これだけ古本屋さんが軒を連ねても、◯◯専門と看板にあるので、棲み分けなどもできているのだろう。今回は時間もないので、ざっと流して歩くのみ。それだけでも充分満足。神保町の空気感を満喫した。へんに欲を出してはいけないので、あえてリサーチもしてこなかったし。

 あっ!! ミニシアター系の映画を観る地方の人間にとっての、憧れの映画館が! 

 クリックすると元のサイズで表示します

 「岩波ホール」である!
 
 こういうビッグネームがひょいひょい現れる東京の面白さを、たぶん今回初めて満喫した。たぶん今までは、私の知識も観察力も東京に追いついていなかったのだ(汗)

 岩波ホール前の横断歩道を渡り、路地に入ってしばらくの目的地に到着。作家さんの打ち合わせに使われるという憧れの喫茶店、「さぼうる」だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 なんと行列待ちの人気店だった。
1

2016/1/28

日本民芸館  博物館

 ときどき小走りになりながら、日本民芸館へ急ぐ。文学館の矢印看板があった場所に戻れば、別方向に向かう民芸館への矢印看板があったから、幸い迷うことはない。でも地図でみたとき思ったよりやや遠くて焦った(帰りはそうでもなかったのだけど)。

 突如目の前に現れる、洗練された変わりナマコ壁と虫籠窓。

クリックすると元のサイズで表示します

 なるほど、ここだね。日本民芸館のサイド面。

クリックすると元のサイズで表示します

 そして正面へ。旧館および道路に面した石塀は、1999年に国の有形文化財に登録されている。木の看板が民芸館らしい。

クリックすると元のサイズで表示します

 入口までのアプローチにも、あれこれな見どころが。

クリックすると元のサイズで表示します

 柳さんのコレクションなのだろうか。白洲正子さんの住居だった「武相荘」にもお庭に石仏があるらしいけど、石仏のコレクションをされるとは剛胆だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 火鉢をなにかにリサイクルされているのだろうか。模様もかわいいし、色合いもしっくりと馴染んでいる。竹の覆いもマッチしている。

クリックすると元のサイズで表示します

 今期の企画展は「美の法門」。仏教と縁の深い所蔵品を軸に構成している。とはいえ、奈良博のようなバリバリの仏教美術ではなく、そこは「民芸」。大津絵のもととなった、庶民のための仏像の掛け軸、阿弥陀如来図や釈迦三尊の来迎図など、私が好き過ぎる展示品が♡ 素朴でチカラのぬけた感じが、逆にストレートに「救い」と直面しているようで、ほのぼのする。
 
クリックすると元のサイズで表示します

 ということで、蓮の鉢なのだろうか? 冬場なので枯れているけど、それなりの風情。

クリックすると元のサイズで表示します

 紅梅がちらほらと咲き始めていた。青空が目にしみるよう。

クリックすると元のサイズで表示します

 本館に入ると、重々しい木の階段がある。中央から何段か登ってから左右に別れる大胆な構造。ミホ・ミュージアムに行ったことのある人なら、ショップの前からわくわくしながら上がって行く大理石の階段の形状と同じ、といえばわかっていただけるだろうか。(中の様子については民芸館のHPにてご覧ください)

 1100円のチケットを購入してから、いきなりチケット売り場横のショップに吸い込まれる。手が出そうなのは棟方志功の手ぬぐいや絵葉書ぐらいで、器の類いはビンボー旅行者には、ちょっと手の出ないお値段だった。品よくセンスよく「民芸」を演出してあるけど、日常使いの生活雑器の中に美を見出す「民芸」ではなく、作家物にスライドしている。

 むしろ大阪日本民芸館の方がスペース的にも充実しており、お値段的には民芸寄りかもしれない。職人さんの名前も全面に出してある陳列だったので、お気に入りの職人さんを個人で応援することもできる。

クリックすると元のサイズで表示します

 今回は木喰の仏像と、棟方志功の走る!阿修羅像と、大津の歴博にすらない大胆な三味線を弾く鬼の大津絵の絵葉書を購入。

クリックすると元のサイズで表示します

 大好きな木喰や円空の木のほとけさまたちを何点か見られ、大津の歴博で観た大津絵展以来の、阿弥陀如来や三尊来迎図の掛け軸を見て、相変わらず「これ、欲しい!!」と熱烈に思い、むちゃくちゃ見たかった「築島物語絵巻」の脱力さ加減に思わず「これ、これ!」とにんまりした。柳さんて「かいらしいもん」が、好きやったんや!と、企画展を見てつくづく思う。

 その照れ隠しに「民芸」という思想を打ち立てたようにも思えて(もちろん本人は気づいていないが)、可笑しい。もしかしたら白洲正子さんが「民芸」にムカついたのは、「なんでもっと自分に正直になれんのか!」という部分だったのかも(笑) 柳さんと正子さんの好みがなんとなく近いというのも、さらに正子さんのムカつきの火に油を注いだようにも想像されて。正子さんは理屈つけずに「好き!」「欲しい!」がストレートだったからね。以上、柳さんへの愛をこめた妄想と暴論でした。  

クリックすると元のサイズで表示します

 建物自体にも見るべきものがあり、あえて戸外に出してある水盤や壷なども、大胆な展示方法だ。白い木綿の布に藍でゆらりと波打つような模様に染めたカーテンも、「さすがは民芸館」という素敵なもの。ほこほことした凹凸が温かみのある紬のカーテンもあった。館内のものは、すべからく温かく微笑みを誘う、優しいものたちでいっぱいだ。
 
クリックすると元のサイズで表示します

 道を隔てた向いにある西館へも行った。日本民藝館開館1年前の1935年に完成、母屋の設計は旧館と同じく柳宗悦。

クリックすると元のサイズで表示します

 72歳で没するまで、宗悦が生活の拠点とした建物である。こちらは駆け足で見てから、駒場の駅へダッシュした。
1

2016/1/27

文学カフェ「BUNDAN」  おでかけ

 と予定外の2カ所に、それもじっくりと寄り道してしまった。さて、時間は?

 ええっー!? もうすぐ14時い〜!? まだお昼も食べてないのに〜!?

 そこで焦りつつ、少し道に迷って正門に来てしまいつつ、それでも引き返して、なんとか予定していた日本近代文学館のとなりにある文学カフェ「BUNDAN」へ。さあ、急げ!

 ベニヤで作ったシンプルな本箱が、天井まで届きそうな勢いで並んでいる。中には私が子ども時代に本屋さんに並んでいたような本たちが、ぎっしりと、だるそうにまどろんでいた。

 中央のテーブルでは、学生さんたちが読書会らしきことの真っ最中。盗み聞き(すまん!)をしたら「ボクは文学部なので、小説は簡単に理解出来るだろうと思ってたのにさっぱりだったので、まだまだだなあと」と、率直かつ謙虚。うーん、見習わねばね(汗)

 なにしろお昼をとうに回っていたので売り切れメニューもあり、早く出来そうでかっ込めそうな「牛めし」をチョイス。なにが悲しくて近江牛の本場から来たのに、わざわざ東京で「牛めし」とも思ったが、まあいいか。

 ちなみにBUNDANのメニューは、文学者や文学作品の中にあるものにちなんでいる。「牛めし」は林芙美子の「放浪記」に出て来るものらしい。ここのHPより抜粋↓

 林芙美子が自らの日記を基に放浪生活を綴った自伝的小説『放浪記』。舞台や映画の原作としても有名な 本作品同様、作中で主人公が食す牛めしも、多くの人々に愛されてきました。作中でも、百万円という大金と 比較して、牛めしは十銭と触れており、放浪の身の主人公や庶民にとっては親しみのある食べ物であったことが伺えます。そんな日本の大衆料理の代表格である牛めしをBUNDANオリジナルレシピでどうぞ。

 (村上春樹や寺山修司などにちなんだ興味深いメニューもあります。他のメニューについては、ここをクリックしてみてください)

 牛めしは、こんな感じでやってきた。

 クリックすると元のサイズで表示します

 赤いのはトマトではなく、赤かぶのお漬け物。生卵がありがたい。かっ込みやすいから(笑)

 お客は、ほぼお一人様で来店しているみたい。お店は、若く育ちの良さそうな男女がスタッフとして働いていらした。

 予定通りの行程に戻そうと思ったら、30分で日本民芸館を見なければ!と、いそいそとお店を出ようとした、そのとき。

 お店のグッズが、私の旅心をムンズとつかまえてしまった。ええい、悩んでいる時間はない!買っちゃえ!

クリックすると元のサイズで表示します

 原稿用紙柄の便箋と封筒、そしていくつかあった文豪ステッカーの中で、

クリックすると元のサイズで表示します

 永井荷風先生こと、断腸亭主人をチョイス。

 日本近代文学館の入口付近にも、夏目漱石や芥川龍之介の初版のカバー絵の、すてきな絵葉書があったけど、「あかん、こんなことしてたら、あかん!」と、見るだけ見てから(受け付けの方、すまん!)、後ろ髪引かれつつも、大急ぎで長年行きたかった日本民芸館へ。ここを外すわけにはいかないのだ。
1

2016/1/26

もう一度1階へ  建築

 このお屋敷は、なんだかとてもフェミニンな印象を受ける。こちらのサロンはまた格別に乙女。

クリックすると元のサイズで表示します

 ピンクの壁紙に、天井の漆喰をこて絵の唐草模様にしちゃうなんて。お洒落な職人業だ。シャンデリアも繊細。

クリックすると元のサイズで表示します

 壁いっぱいに取られた窓が心地いい。窓から落ちる日だまりに佇んでみたくなる。

クリックすると元のサイズで表示します

 というか、壁はほとんど窓で、柱までが窓で切り取られている模様。

クリックすると元のサイズで表示します

 窓付近の天井には段差があり、木彫りの細工がある木製のもの、その次に2色の壁紙が細長く貼られ、天井は漆喰でまとめられている。(1枚目の写真にて確認出来ます)

クリックすると元のサイズで表示します

 漆喰と言えば、こんなただならない技術を使った場所も!

クリックすると元のサイズで表示します

 乙女といえば、こんな窓の装飾もあった。 

クリックすると元のサイズで表示します

 まるで、昭和初期の少女雑誌から抜け出したような、それは乙女なお屋敷なのだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 象牙色のマントルピースが、素知らぬ振りで部屋に溶け込んでいる。大理石のオーラをあえて押さえるという上品さ。

クリックすると元のサイズで表示します

 その近くには、ほうじ茶色の上質なビロードを貼った椅子。家具はなるべく作り付けにしてあるのも、大変興味深い。

クリックすると元のサイズで表示します


やはり関東大震災の教訓なのか。立派な家具は凶器になりかねないことを、当時の人たちも知っていたのだろうか。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 アーチを取った出入り口も、木と漆喰が重複するデザインなのに、うるさくならず上品。このバランス感覚の良さって。

クリックすると元のサイズで表示します

 窓から外を眺めると、広い野外に母子がゆったり遊びながら、お散歩中。ほほえましいのどかさ。

クリックすると元のサイズで表示します

 この日、東京は「恐ろしく冷え込む」という天気予報を裏切り、ポカポカの日和だったので、テラスも居心地よかったかも。
クリックすると元のサイズで表示します
1

2016/1/25

2階から  建築

重厚なのに清々しいデザイン。床の寄せ木も、なにげなく凝っている。

クリックすると元のサイズで表示します

 かわいらしいシャンデリア。シャンでリアには「ゴージャス」という形容詞がつくのが普通なのだけれど、これだけのお屋敷でこういうの、観たことがない。

クリックすると元のサイズで表示します

 お屋敷に付きもののマントルピース。ここにも唐草模様が使われているが、それより目を惹いたのが、

クリックすると元のサイズで表示します

 この青いタイル。見るからに丁寧な手づくりだ。愛情を注がれて作られました感が、ひしひしと伝わって来る。

クリックすると元のサイズで表示します

 花模様のステンドグラスに、花嫁のヴェールのようなカーテンが光に透けてロマンチックだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 窓の写真は暗く映ってしまったけど、横から撮るとこんな感じ。窓からは昼下がりの光が燦々と。

クリックすると元のサイズで表示します

 別の部屋のマントルピース。 青いマントルピースは、部屋のアクセントになっていたが、こちらのは重厚なのに壁紙(クロス)の色と溶け合い、さりげない。素敵。

クリックすると元のサイズで表示します

 こちらは大理石で、細工も美しい。感嘆。

クリックすると元のサイズで表示します

 フェミニンな応接セット。シンプルだけど洗練された照明。落ち着いた花模様のカーペット。女性用迎賓ルームかも。格天井は客を迎える最上級のおもてなしを表すものらしいが、一部分だけの格天井がかえって上品だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 三面鏡のついた化粧台と、付属のスズラン型の照明が複数あり、窓からのロケーションは抜群。お化粧する(直す)だけの贅沢な部屋なのか。ためいき。

クリックすると元のサイズで表示します

 部屋の真ん中にでーんとベッドを置くだけでも、贅沢なベッドルームに思える。

クリックすると元のサイズで表示します

 頭の方向から光が差し込まないように、透かし彫りのシェード付きで細い窓。

クリックすると元のサイズで表示します

 カーテンのドレープが、ロマンチック♡ 乙女なカーテン。壁紙も乙女。

クリックすると元のサイズで表示します

 一転、こちらは北向きの女中部屋。質素だけど窓側が廊下になっていて、畳の部屋と障子で仕切られているという配慮が見られる。女中さんたちが、過ごしやすいよう考えられている。

クリックすると元のサイズで表示します

 別の女中部屋には、ちゃんと床の間だってあった。花嫁修業として習っていたかもしれないお花を生けることもあったかもしれない。

クリックすると元のサイズで表示します

 洗濯物を干すベランダも。

クリックすると元のサイズで表示します

 廊下にはレッドカーペットが。

クリックすると元のサイズで表示します

 こちらは応接室ではなく、書斎。世の殿方憧れの「マイ書斎」だろう。

クリックすると元のサイズで表示します

 でもこんなに気持ちのいい部屋が書斎だったら、きっと、フカフカの椅子でうたたね三昧になってしまうよ(汗)
1

2016/1/24

まるでイングランドのお屋敷  建築

 今入って来た扉を振り返る。

クリックすると元のサイズで表示します

 内側からみても装飾がハンパない。

クリックすると元のサイズで表示します

 大理石の柱も重厚で、贅の極みを尽くしてある。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 照明デザインも、様々。江戸情緒を残す唐草模様ってこれね。和風の情緒というよりは、むしろ西洋風になじんでいる。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 折り返しの壁には、細長い大きなステンドグラスの窓。前田家のこだわりが感じられるお屋敷だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 あえて色数はひとつだけど、かなり神経をつかったデザインになっている。センスの良さが問われる物件だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 しかも光に温かみがあり、なんとはなく懐かしい気持ちにすらなる。

クリックすると元のサイズで表示します

 これだけデザインに凝り贅を尽くしても、洗練されてエレガントなので、どこか上品。このバランスは素晴らしい。

クリックすると元のサイズで表示します

 2階は吹き抜けになっていて、広々。さすがは迎賓館。

クリックすると元のサイズで表示します

 こんな立派なお屋敷にいると、昔読んだシャーロット・ブロンテの『ジェイ」ン・エア』の、家庭教師先のロチェスター邸を思い出す。
1

2016/1/24

「へんな女」  音楽

 ちょっと東京旅シリーズからはなれて。

 先週の話だけど、FMで水原弘の「へんな女」(←青字をクリックすると試聴できます)という歌謡曲を聴き、のけぞる。

 あんまり面白かったので、夫に「『へんな女』って歌謡曲知ってる?」とちょっと冒頭を歌ったら、思いがけず「水原弘がうたってた、こーゆーやつやろ?」と夫が1番の締めを歌った。

 「ええーっ!?なんで知ってるのー!?」
 「なんか知らんけど覚えてた。30年ぶりにこの歌聴いたわ〜」。

 「黒い花びら」だけではない、水原弘。

 そして ♪へんな歌知ってる、へんな男〜♪
1

2016/1/23

前田邸・洋館  建築

 そうなのだ、「和館」があるということは、当然「洋館」もある、ということだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 ここでは海外生活も長く、文化人で国際人でもあった前田侯爵の私設迎賓館として、海外からの要人の来賓をもてなしたのだとか。
 アーチ型玄関ポーチは、ヴォーリズ建築好きにはおなじみのデザインなので、懐かしい気分に。

クリックすると元のサイズで表示します

 重厚かつディテールが美しい。

クリックすると元のサイズで表示します

 玄関ポーチから見上げたところ。しなり風にそよぐ竹が、和のテイストを添える。

クリックすると元のサイズで表示します

 アーチ内部にも模様があり、この建物が油断のならないデザインであることを知る。

クリックすると元のサイズで表示します

 では、入ってみましょう。

クリックすると元のサイズで表示します

 大理石尽くめの玄関だ。さすがは私設迎賓館。

クリックすると元のサイズで表示します

 昭和4年、欧州建築の粋を集めてつくられたもの。駒場の田園の野趣にあわせたイギリス・チューダー式が取り入れられたとか。

クリックすると元のサイズで表示します

 そんな洋館のなかに、江戸情緒をのぞかせる唐草模様なども取り入れているらしい。
 ドアの取っ手にも、なにげなく雪の模様が。江戸情緒だけではなく、加賀の風情もそれとなく。

クリックすると元のサイズで表示します

 こんなお城のような建物も、無料かつ写真OKなのである。ひゃっほー♪

クリックすると元のサイズで表示します
1

2016/1/22

前田邸・和館  建築

 元・加賀藩主であり、明治になってからは侯爵となった前田家の前田利為(としなり)邸。いかにも武士らしく剛胆ですっきりとした佇まいだ。

 そんな和のおうちなのに、灯りはコレ。やはり明治という時代の為せる業か。あ、調べてみたら、これは昭和初期の建物だった。

クリックすると元のサイズで表示します

 付け書院からも、お庭がかいま見える。

クリックすると元のサイズで表示します

 広縁からは、駒場野の自然林を背景に小さいながらも庭園が眺められる。

 さすがは金沢のお殿様! お江戸に来てまでも、兼六園ばりの庭園をつくるとは! 兼六園を思い出させる灯籠がある上、まさか東京で小振りながらも雪吊りをみることになろうとは!

クリックすると元のサイズで表示します

 そして、このお屋敷で特筆すべきものは、あらゆる技術の粋(すい)を集めた欄間。数々の工芸品を産み育て、精緻なワザを持つ職人さんたちがいる街の気概を感じる。

クリックすると元のサイズで表示します

 おそるべし、金沢の工芸。そして職人技!

クリックすると元のサイズで表示します

 ということは、もしかしてこの釘隠しの表面も金なのか? 雪のモチーフがお洒落だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 フリーなのは料金だけでなく、写真も撮り放題という太っ腹さ。

クリックすると元のサイズで表示します

 さて、もう文学館へ行かないと。

クリックすると元のサイズで表示します

 と、和館を後にする。

クリックすると元のサイズで表示します

 しかし私を誘惑すべく待ち受けていたのは、5分あれば見学出来る和館だけではなかったのだった。

クリックすると元のサイズで表示します
1

2016/1/21

目的地は日本近代文学館、だったはず。  建築

 本日の予定は「日本近代文学館」の併設カフェ「BUNDAN」にてランチのあと、「日本民芸館」に行くというスケジュールだった。

 ということで、「日本近代文学館」へ行こうと思ったのだが・・・。予想していた「道案内→」の看板が駅前に見当たらない(汗) 

 うーん・・・。東京は見どころ多過ぎて、観光ポイントを大書した駅前看板はないのだろうか? 一体どっちの道にいけばいいかが、まずわからない。

 仕方が無いので、工事現場のおっちゃんに聞いてみたが「すいません、わからないです・・・」と消え入るような声で恥じ入るようにおっしゃって、逆に恐縮してしまった。

 次には小さいけどパリで見かけたようなお洒落な、でも気さくな気分のある花屋さんがあったので、声をかけてみる。すると柴田理恵を一般人にしたような女性が出てきた。くちぶりがちゃきちゃきの江戸っ子ぽくて、「ああ、東京、きたー!」という気分が盛り上がる。ラフな下町気分漂う親切さで、丁寧に教えてくださった。こんな花屋さんが近くにあったら、日参したい。ちなみに、東京の花屋さんは、どこも素敵だった。

 踏切を越え、高架をくぐり、まっすぐ行くと、やっと「日本近代文学館→」の案内を発見。

 その道を入るとどうも高級住宅街らしく、「文学館って、ここかな?」と思うようなどっしりとした邸宅が目白押しだった。けっこう歩いたのでは?もしかして通り過ぎてしまった?と不安になって来た頃、文学館のある「駒場公園」を発見する。

 雑木林のような気持ちのいい公園を歩いていると、左手に立派な日本家屋がみえる。

クリックすると元のサイズで表示します

 なんだろう? いや、でも先に文学館へ行かなきゃ。と思ったのだが。

クリックすると元のサイズで表示します

 元・加賀藩主、前田侯爵邸ですか! 夫の故郷が金沢なので、金沢には思い入れがある。これはちょっとスルー出来そうにない。

クリックすると元のサイズで表示します

 しかも無料!

クリックすると元のサイズで表示します

 そこまでおっしゃるなら、入ってみましょう。

クリックすると元のサイズで表示します

 という風に、いきなり寄り道になってしまったのでした。
1

2016/1/20

いきなり躓く。  おでかけ

新幹線からJR山手線に乗り換えるため、ホームで待っていた。最初の目的地は有楽町。

 今回は複雑な路線をスムーズに乗り継ぐため、路線名、所要時間、乗換駅、ホーム番号、行き先までをカンペにして持って来たので、ある程度は安心。ここまですれば、まあ大丈夫だろう。それになにしろ日本の首都なので、ひっきりなしに電車が来る。「これを逃したら1時間半はまちぼうけ!」というリスクはないので、その点は気楽だ。

クリックすると元のサイズで表示します

 しかーし。

 来る電車来る電車、「有楽町にはとまりませんので、ご注意ください」というアナウンスが入るではないか!? 1本2本は見逃して待ったが、それ以降もアナウンスは続く。ど、どうなってるんや? 有楽町には永遠に行けないのか? という不安でいっぱいに。

 こういうときには人にきけばいいのだが、かつて東京でこれをやって無言で素通りされたトラウマから、いつものようにおいそれと行動に移せない。うーん、しかしなんとかせねば。

 そうだ! 素通りしない人に訊いてみよう。ということで、売店のおばちゃんに訊いて見ることにした。それならこのホームに関してはエキスパートだし、なにより素通りしたくても出来ない立場なので安心だ。

 駅のアナウンスが飛び交う中、大声で「山手線で有楽町に止まる電車は、少ないんですか?」と訊く。聞こえづらかったのか、おばちゃんは少し考えてから、「止まりますよ、有楽町。どの電車に乗っても行けます」と答えてくださったので、「でも有楽町にはとまりません、ってアナウンスされてるんですが、ほら」と念のため聞き足した。

 アナウンスを聞いたおばちゃんは、にっこりと「これ、反対側の電車のアナウンスですから、大丈夫です」。

 え゛ーーっ!? 

 おんなじホームのアナウンスだったので、聞き分けができてなかったのかー。

 大阪環状線なら内回りと外回りが同じホームだったが、山手線の反対側を通過するのは、同方向に進む「京浜東北線」だった。

 いきなり路線乗り換えで躓いてしまった(汗) 乗り間違えた訳では無いので、被害はさほどなかったのが救い。 

 今回は「有楽町で会いましょう」という古い歌謡曲のような待ち合わせではなく、単なる乗り換え駅。ここでも乗り換え駅の方向がわからず、路上のガードマンさんに道をきいたら、それは紳士的で親切に教えてくださった。

クリックすると元のサイズで表示します

 その後は順調に乗り換えて宿に荷物を預けたのち、本日の目的地、「駒場東大前」に到着する。

クリックすると元のサイズで表示します

 日本の最高学府は、こんな閑静な場所にあったのか。

クリックすると元のサイズで表示します

 ここで私の「人でごった返し、ゴミゴミして慌ただしく疲れる」東京イメージが完全に覆された。

クリックすると元のサイズで表示します

 その東京イメージの反覆は駅から出ると、さらに拡大して行くのである。
1

2016/1/19

滋賀から東京まで。  おでかけ

1月16日の朝から東京へ。

 出かける10分前まで、昨夜からの引き続きで「今日のおかず」を作りまくっていたので、送ってくれた夫に「あんたすごい匂いしてるで」と言われる。ニンニクや油の匂いが服や髪に染込んだらしい(汗) 
「まあ、新幹線は空調効いてるし、東京に着く頃にはなんとかなってるやろ」という、曖昧な慰めをききながら夫と別れて、車から降りる。

 そんな匂いたちを引き連れて曇天の地元の駅に立った。快速電車で隣町まで行くと、なんと雨が! うう、不穏で憂鬱なお天気が、私の旅を暗示しているのだろうか? 

 米原で下車して新幹線に乗り換え。さすがに米原は空気が冷たい。同じ滋賀県とはいえ、彦根から向こうは北国だからな。

 バタバタする乗り継ぎは、青春18キップの旅でイタイ目にあっているので、ゆったり余裕をみて30分ほどの乗り継ぎ時間をとっていたけど・・・これ、長過ぎたわー! 退屈はしないけど、寒いのと空腹で、いきなり行き倒れるかと思ったわー。ごはんをつくるのに夢中で、食べるのを忘れて来たのだ(汗)

 ということで新幹線のちいさな売店で、朝からしっかり量のある助六風弁当を購入。新幹線に乗るなり、巻物といなり寿司をバクバクと完食。しかし、これでお昼が遅くなっても大丈夫だ。

 お腹が落ち着いたところで、車窓を眺める。なんと米原の次の駅、岐阜羽島に着く頃には、ピーカンの晴天になっているじゃあーりませんか。よしよしよーし! 私の旅は逆転ホームランという天のお告げだ。

 H氏に出かける前、スムーズで快適な旅ができるようレクチャーを受けてきた。その中に「左側に座るように。富士山が見えるから」というのがあった。が、そういう知識を持っていたのが私だけではなかったようで、左側の座席はパッと見空いてなかった。せめて窓側に座りたかった私は、他の車両まで遠征することなく手近な右の窓側を占拠する。

 だから名古屋を越えてからは、心の準備をする。しかし名古屋からスタンバイするのはちょっと早過ぎることに気づき、読書に変更。今回の旅のお供はカズオ・イシグロの「忘れられた巨人」だ。すっかり作品世界に埋没していると、 「富士山が見えて参りました」というアナウンスが入る。

 あわててカメラと貴重品の入ったバッグを持って、扉に貼り付いて「富士山」撮影する。富士山は、晴れ晴れとした表情で、頭を雲の上に出していた。その下に人間たちの暮らす街が広がる。その対比のちょっとアイロニックな素晴らしさに、富士山が信仰の対象だったことを再認識する。

クリックすると元のサイズで表示します

 小田原に着くと、「蒲鉾」の文字があちこちのビルに貼り付いている。蒲鉾が名物のまちなのだ。昨年冬、Kちゃんが買って来てくれた「鈴廣(のかまぼこ)」の大きな看板もあった。なんとなく心惹かれるまちだ。

 横浜に入り品川まで来たら、もう東京だ。これから私を待ち受ける複雑な路線のことを思い、緊張ぎみに新幹線を下りた。東京の1日目が始まる。 
2

2016/1/18

ただいま!  

 無事18日の19時前くらいに帰宅しました。おかげさまで予想以上に楽しく実りある旅になりました。

 帰宅後すぐ、千切り大根、板麩の卵とじ、湯豆腐、ほうれん草のおひたしを作ってから、炊飯器でひからびていたゴハンで自分のおじやをつくって食べました。久しぶりのおうちゴハンは、落涙しそうなくらい美味しくてビックリ。これもまた、発見。

 ゆったりスケジュールの東京旅は、日常の3倍くらいの濃度で楽しく過ぎました。3日は丁度いい期間だし、長年憧れていた建物や、会いたかった人たちにも出会え、いままでネガティブなイメージを持っていた東京がポジティブな印象に。レアな東京の雪景色も見られたし、雨と溶けかけの雪道でびしょぬれになったもののラッキーでもあり。

 出会えた方々、お世話になった人たちに、心からありがとうと言いたいです。その詳細はまた(長くなりそうだ)。本日は、ひとまずおやすみなさい。
1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ