2016/4/30

「国宝 信貴山縁起絵巻」  展覧会

 さて、いよいよ目的地に到着! オレンジと黄色の看板がハデハデしいが、絵巻自体の色味はあっさり。

 しかし絵巻の内容は平安時代のSFだ。日本の最古の物語が、月の世界の住人が竹から生まれて月に戻るという「竹取物語」だから、平安の絵巻がSFだって、ちっともおかしくはない。むしろ正統かも。

 今回拝見するのは、「国宝 信貴山縁起絵巻」で、「山崎長者巻」、「延喜加持巻」、「尼公巻」の全三巻。これらの一部は京都の「大絵巻展」などで見たことはあるけど、三巻一挙公開は初めての試みだったので、とても楽しみだった。

「毘沙門天王の聖地として聖徳太子により創建されたと伝えられる信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)。その篤い信仰のもとに制作された国宝 信貴山縁起絵巻は、日本三大絵巻の一つに数えられる平安絵画の名品として知られています」(奈良博HPより)

 ちなみに三大絵巻のあとふたつは、『伴大納言(ばんだいなごん)絵巻』、『源氏物語絵巻』。それに『鳥獣人物戯画』を加えて四大絵巻といわれることもあるそうだ。

 「山崎長者巻」では、托鉢にきた命蓮を邪見にあつかい、なにも施さなかった長者が、神通力を持つ命蓮に、托鉢の鉢に乗せて蔵ごと米を持って行かれる話。蔵や米俵が空を飛ぶという、痛快な絵柄がわくわくする。その後、詫びを入れた長者に、米俵だけ返すのだが、空飛ぶ蔵や米俵に驚くひとびとの表情がまた楽しい。

 その奇想天外さを体感してもらおうと、奈良博の入口にも「空飛ぶ(宙に浮く)米俵」がディスプレイしてあった。

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 「山崎長者巻」については、室町時代までは荏胡麻油で大儲けした長者が山崎にいた、という話を昨年、山崎ウォーク建築ツアーで詳しく聴いていたので、より深く味わえたかもしれない。油を搾る器具の模型まで見せてもらっていたのだ。それも絵巻には描き込まれていた。

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 という風に、ビジュアル的に「山崎長者巻」が、もっともインパクトがあるのだけど、あとのもよかったよ〜!!

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 「延喜加持巻」は、醍醐病気の天皇を治す祈祷をしてほしいとやってきた従者に命蓮は、「自分は行く事はできないが、ここで祈祷をする、祈祷をした証拠に剣の御法を天皇のもとに使わす」と約束した。ある夜、剣を纏った童子が訊ねて来る夢をみた天皇の目が覚めると病が癒えていた、という話。

 その御法童子のかっこいい事ったら! 雲に乗り風を切り、剣の衣をなびかせて。回る法輪、スピ―ディな雲の表現は、まさに現代のマンガにリアルに続く表現法で、平安時代からこの表現が!?と驚くこと請け合い。

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 『尼公巻』は、行方知れずになった弟・命蓮を探して三千里?を旅する姉の尼公の話。話は地味だけど、画面は地味じゃない。とくに大仏の前で複数の尼公を描いて時間経過を表現しているのなんて、素晴らしい。なにより尼公の表情がいいのなんのって! ついに姉弟が出会った!という場面は、感動的な大仰さはないけれど、その淡々さのなかにジンと来る温かさがしっかりと伝わって来る名品だ。そしてこの巻にも、あの「長者の蔵」の一部が見え隠れするという場面があり、お茶目な演出がなされている。

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 その他、異色・出色の絵巻『地獄草紙』も何点か拝見でき、グロいのに、どこか可愛げやユーモアのある絵に釘付け。糞尿の池で針口という虫に食われる亡者たち、とかね。この「針口」が愛嬌があってお茶目だ。お目にかかりたくも食われたくもないけど。


 その他、毘沙門天像のいろいろや、聖徳太子にまつわる品々、絵巻のコレクターだった後白河法皇など、絵巻から広がる世界が展開されていた。さすがは奈良博。

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2016/4/29

奈良国立博物館旧館と鹿たち。  建築

 雨の中、まず奈良国立博物館の旧館に到着。

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 平成22年にリニューアルされ、現在は「なら仏像館」として、飛鳥時代から鎌倉時代にいたるまでのすぐれた仏像や、中国・朝鮮半島の仏像を展示している。実は平成26年から改修工事が始まり、再度リニューアルオープンしたのが、つい最近の4月末。

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 明治27年(1894)に完成した、奈良で最初の本格的洋風建築。設計は、当時宮内省内匠寮技師であった片山東熊(かたやまとうくま・1854-1917)によるもので、フレンチルネサンス高揚期の様式をとっている。

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 昭和44年 (1969)に「旧帝国奈良博物館本館」として重要文化財に指定された。

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 現在公開されている企画展は、こちら↓

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 6月26日まで。けっこう会期が長いので、もしかすると行けるかも?

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 展示品もさることながら、内装も見てみたい。

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 リニューアルされた洋館を後にすると、正面には「うどんや」さんらしき簡素な建物。

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 ここではまいど人と鹿との、なごやかな風景が見られる。

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 博物館への道みちを歩くのは、ほぼ外国からの方で、写真を撮ったり、「しか煎餅」をあげたりして、それなりに鹿と触れ合っていらっしゃる。鹿が「しか煎餅」に口を持って来ると瞬時に手を離すとは、海外の方なのに鹿の生態を熟知されているお嬢さんだ。と思ったのも束の間。

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 しっかりバックから頭突きされ、驚いていらっしゃった。こやつ、恩を仇でかえすとは! やはり油断も隙もないやつらなのだ、と、35年前に鹿にお弁当を奪われたうらみを忘れない55歳の女は思うのだ。
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2016/4/28

GW前に、雨の奈良へ。  おでかけ

 久々に奈良へ出かける。かねてから行く機会を狙っていた「国宝 信貴山縁起絵巻」を見に、奈良国立博物館へ。

 そして少なくとも年1回は奈良の空気を吸わないと落ち着かない、ということもあるし。同じ古都でも京都と奈良はまるで違うのだ。

 時間短縮のため、贅沢にも近鉄特急に。時間は11時になっていないけど、駅で買った柿の葉寿司をバラで4個買ったのを、ランチとして車内で食べちゃう。ちなみに周囲にいた車内のひとたちは、半分以上が外国人です。

 読書もしたいし、車窓も見たいし。悩ましい所。

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 ツツジがきれいだった。

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 新緑もうつくしい。

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 駅員さんが、進行方向右手の席を取ってくださったので、平城京跡も見えました♡

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 近鉄奈良駅から博物館までは徒歩。いつもの風景印のために郵便局などにたちよるため(笑) まず駅近の郵便局でひとつ入手。
 
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 奈良に来たら、いろんな意味で鹿にはご注意! 車のひとは、鹿の飛び出しに。

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 徒歩の方も、うっかりお弁当を広げようものなら、ガンガン鹿が集まりますよ。もちろん鹿煎餅あげても。あと「鹿さんの落とし物」を踏まないよう、けっこう気を遣って歩きます。

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 奈良駅から奈良博までは官庁街でもあるので、「簡易裁判所」玄関近くの藤棚を鑑賞。

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 文化会館前では、「遷都すしバーガー」のポスターに見入る。古代米バンズに奈良漬けとチーズ、エビ天を包み込んだ、会館限定品。700円なり。食べないけど。柿の葉寿司食べたし(いや、食べてなくても・汗)

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 じつは県庁内の郵便局で風景印をいただけるという情報をキャッチしたので、県庁内にも潜入。奈良県庁の受付嬢に郵便局の場所を聞いたのだけど、彼女は、なんと「奈良時代の万葉装束」!でにこやかに案内してくださる!! 

 またすごくお似合いだったし。あの柄の長い団扇みたいなのを持っていれば、まんま高松塚古墳の壁画から抜け出たよう。

 ということで観光課になりかわり、奈良におこしの際には、ぜひ県庁を覗くことをおすすめしたい。せんとくん人形もあります。写真はNGだったので、かわりに県庁前のバス停を。

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2016/4/27

暮らしの手帖がやってきた。  本・書店・出版

ご好意で「暮しの手帖」BNを150冊ほどいただいた。しかも私が生まれる前の1956年の号から、その間に抜けている号数はあるのだけど、1986年くらいまでの懐かしい時代のものだ。

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 おりしも朝ドラは「とと姉ちゃん」。暮しの手帖社を作った大橋鎮子さんをモデルにしたドラマである。

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 このタイムリーな読み時に、花森安治さんの手による「暮らしの手帖」のバックナンバーが読めるなんて!

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 ということで閲覧も貸出しもいたしますので、ご希望の方はどうぞ。

(ブログ左側の下の方に、メッセージボックスの送信画面を開いて、お問い合わせください)
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2016/4/26

ビワイチと春の青春18キップ旅終了。  おでかけ

ついに電車が到着して、心ひそかに大ヨロコビして乗り込む。

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 さよなら、永原駅。たぶんもう電車では、二度と来ることは無いだろう。たぶん(自信なさげ)。

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 そういえば永原駅は、県内の湖西線では最果ての終着駅だもんな。次の駅は近江塩津だ。湖西線と北陸線を結ぶ中継地点。

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 もこもこした山が眺められる、のどかな風景。桜もきれいだ。

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 さあ東海道本線と北陸本線の中継点、米原に向かって出発!
 
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 次は余呉。余呉湖という湖のあるひなびた町で、ここも無人駅らしい。旅好きの人気エッセイスト、宮田珠己さんが「なにもないところが素晴らしい!」と行く前から絶賛していた(笑)マニアックな??土地である。

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 そういえば私も若かりし頃、何を血迷ったか電車で余呉まで行って、徒歩で余呉湖を一周したこともあったっけ。いやほんとに何もなかった、いまから30年も前だから、よけい。唯一、天女が羽衣を掛けた柳の木、という名所?があった。

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 そういえば風景印マニアは、余呉郵便局の風景印を求めて、余呉に来ることがあるらしい。

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 あ、余呉の次は木之本なんだ! 木之本は、H氏と車でよく来ているのでお馴染みの地だけど、余呉の隣だなんて初めて知った(汗)

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 という風に、青春18キップ旅はしっかりと使い切り、終わりを告げたのだった。春のビワイチもね。
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2016/4/25

日本のはてで足止め!?  おでかけ

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 「お花見バス」は元来た道を戻るので、ふたたびマキノ駅から電車に乗れるのだけど、折り返し地点のJR永原駅にも停車する。そしてこちらで下車した方が、1時間早く帰れる。ポケット時刻表で確認したら、1時間に1本の電車に、乗れるか乗れないかという微妙な乗り換え時間だ。

 これはバクチだな。イチかバチか賭けて見るか。と、ギャンブラーの心がむくむくと湧き出てしまった。

 ということで、永原駅前で下車。

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 ロッジ風のかわいい駅舎だ。同様の方々が10名いて、皆さんダッシュで無人改札をくぐる。

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 ところが。なんらかのトラブルがあったようで、電車が来る気配がない。一応、電車が遅れているむねのアナウンスはあるのだけど、肝心な所が聞き取れず、どのくらい遅れているのかも不明だ。

 あきあきするほど待っても来ないので、改札近くでキップを販売しているオバサンに、状況を聞きにいくことにする。何人かはすでに下にいるようだし。

 エスカレーターもエレベーターもなく、おまけに通常の2倍の階段を降りて聞きに行ったら、「もう電車がきますよ」という返事と同時に、ホームに電車が入って来る気配が!!

 おいおいおいーっ!!(汗) と心の中で叫びながら、必死で階段を駆け上がり(自己イメージ。客観的にはヨタヨタとあがっていたはず)、やっとのことで、ホームにたどり着く。タッチの差で扉は閉まり、開閉ボタンを押すも、無情にも電車は出発し、女性車掌さんの気の毒そうな顔が、電車の最後尾の小窓から垣間見え通り過ぎる(悲) この悲劇に見舞われたのは、私を含め3名だ。

 ああ無情!! なんという不運!

 あと40分も、この世界の果てのような場所で待てというのか!

 ふたたび改札近くまで戻り、近くに喫茶店がないか、せめてなんらかのお店がないかを訊いて見るも、すべて「1キロ先になります」という済まなさそうな声が返って来た。

 ああ、無情!

 仕方が無い。せめて駅前をぶらりと散策。

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 マンホールは西浅井町の町章である「西」を全面にデザインしてある。鳥は町の鳥でウグイス。左右のバラっぽい花は、町の花の山茶花、中央のは町の木であるツツジ。現在は合併して「長浜市」になった。

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 理容店には、お馴染みの三色のサインポール以外に、オレンジのものも!

 しかし・・・まてよ、そういえば私はまだお昼ご飯を済ませていなかった。マキノの、どこか景色のいい場所で食べようと考え、安曇川の道の駅で、鯖街道の通る朽木村の名物、鯖寿司を買っていたのだ。

 ここで食べられるじゃないか!

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 こうして世界の果てのような寂しい無人のホームで、竹の皮で包まれた鯖寿司を広げ、無心に食べたのだった。当時はさすがに虚しい気持ちでもあったけど、時間が経てば、得がたい経験をしたような気持ちにもなるから不思議だ(笑)

 そんなふうに、まず来ることもないような駅前をぶらつき、駅のホームで世界の果てのような風景を眺めながら鯖寿司を食べる、という経験を積めたのだった。

 
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2016/4/24

マキノでお花見バスに乗る。  おでかけ

 今津からマキノまでの車窓風景も、一駅ながらのどかで美しかった。

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 山あり、

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 桜あり、

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 あぜ道あり、

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 川あり。

 実は安曇川駅にあったパンフを物色していたら、マキノ駅前から「お花見バス」というものが出ているという情報を得たのだ。海津の桜のトンネル付近まで、ぶらぶら歩くか・・・という計画は、一気に変更になった。

 マキノで「お花見バス」に乗ろう!

 しかし、詳細はわからないのでマキノの駅に着いたら、すばやく行動しなくては。発車時刻も込み具合もルートも、現地で情報処理をすることになるので。

 現地で大急ぎでバス乗り場に走るも、「バスの中で金銭の授受はできないので、売り場でチケットを買ってください」と言われ、再び駅に舞い戻る。バスの乗車券売り場の窓口で、「お花見バスの乗車券、1枚。1日乗り降り自由、800円」を購入。乗り降り自由、とはいえ、バスの本数が残りあと1本、しかも1時間後なので、実質のところ私は乗りっぱなしだ。

 急いでバスに乗り込み、後部の2人掛け座席の窓側。たぶん、こちらが琵琶湖側であろうと思われた右手の座席だ。

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 発車時間までしばらく待ったのち、出発♪ 村落や田んぼを抜けて、

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 いよいよ海津に入りました!(バスのガラスで写真が青っぽくてすみません・汗)

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 すぐそばに琵琶湖畔と桜。

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 自転車の親子づれ。

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 曇天が少々残念だが、湖は穏やかに凪いでいる。

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 右手は湖と桜、左手には落石注意な山肌(らしい)。

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 琵琶湖の雄大さと、バスの卑小さを感じる。

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 対岸は湖北にあたるのだろうか。うっすらと遠山が連なる。

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 手前の岩は「落石」か??

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 波打ち際の水が透き通っている! さすがにこの辺まで来ると、琵琶湖も澄んでいる。

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 とおくにカヌーのひとあり。

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 近くには期間限定の遊覧船が通る。

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 竹生島と桜。

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 あっ、ここにもカヌーのひとが! しかも女子っぽい。

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 まさか湖中の岩たちは、落石・・・??

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 湖面をすべる遊覧船。

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 鏡文字の「おでん」の幟。

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 琵琶湖独特の漁法「エリ漁」のしかけが、湖中に。
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2016/4/23

想定外の今津下車。  おでかけ

 とりあえず来た電車に乗ったのが、そもそもの間違い。せっかくポケット時刻表を持って来たのに(汗)

 目的地マキノの手前、今津が終点だったのだ(汗)

 それでも車のときとはまた違って、俯瞰でみられる車窓風景は、湖西ならではの風情でうっとりする。

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 田んぼのなかに、1枚だけ菜の花畑。

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 そのむこうに見え隠れする琵琶湖、そして対岸の山々。いつも私が見るのとは逆方向になる。

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 いや、まてよ。せっかくだから、今津でも風景印をもらっちゃおう(笑) 

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 ということで改札を潜り、徒歩5分ほどの駅前郵便局へ。

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郵便局からの短い帰り道にも、今津を路上観察。

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 マンホールはかわいいヒバリの図柄だ。そのまわりを早春の花、ザゼンソウが囲む。今津には、全国でも珍しいザゼンソウの群生地があるのだ。

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 湖西の駅は高台に線路とホームがあり、強風が吹くとしばしば電車が止まる。そしてのちほど痛感したのだが、ホームまでの階段の長さにもご注意。一般の階段の2倍あるのだ。

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 駅前なのに、この駐車料金の安いこと! 私の地元の1/3だ(汗)

 でも今津で特筆すべきは、駅前の喫茶店の名前だ。

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 「おんなきしかん」? なんか勇ましくもカッコいい漢字の並びだなあ。と思ったら。

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 「メキシカン」って!? まるで暴走族かヤンキー好みの命名じゃないか!

 とはいえ、駅前に珈琲専科の喫茶店があるのは喜ぶべき事だ。時間があれば、入ってみたかった。
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2016/4/22

おひとりさまワークショップ  おでかけ

 「道の駅」だから、当然、野菜や湖西の特産品やお土産がいっぱい売られていて、平日なのになかなかの賑わいだった。夕方にはほぼ売り切れ状態という繁昌ぶり。

 ランチが食べられる場所もいくつかあったが、お昼まえだけど私の目的は扇子工房での絵付けなので、目的に向かってまっすぐ。案内された工房は、たとえば小学校のPTAなどの親子で手づくりに励むにはぴったりの場所でだったが、その日は閑散とし、私ひとりだ。でもこういうのは平気。むしろ集中できる。

 鉛筆、消しゴム、色鉛筆、アクリル絵の具、水入れ、絵筆、文鎮などを用意していただき、折り込みの付いた扇子面を文鎮で押さえて、開きながら下絵にとりかかる。

 昨年、奈良の老舗の和菓子屋「樫舎」さんで、れんくみさんとかき氷を食べたとき、机の上にあった団扇の絵がいたく気に入って、「団扇にこれを絵付けしたい!」と、その機会を虎視眈々と狙っていた。扇子ならよけい素敵だ。県内とはいえ湖西に行く機会は年に何度もないので、このチャンスにとトライすることにしたのだ。これがそのときの団扇の写真↓
 
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 これをお手本にするつもりで、写真をプリントアウトして持って行ったが、もちろん私のフィルターを通すと、このとおりにはならない。しかし集中して絵を描くのは久しぶりだったので、ものすごく楽しかった。なんだかすっきりした。

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 担当に方に終了した旨を報告して、事後の説明を聞く。
「このあと扇子職人が扇骨に貼って仕上げますので、2週間以内に送付させていただきます」

 職人さん、お手すきだったようで、1週間後に届きました。

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 工房内には、扇子の展示のほか、

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 扇子の歴史を書いたパネルや、

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 扇骨の製造工程などを丁寧に説明したパネルもあった。

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 では次の目的地へ。
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2016/4/21

路上観察in安曇川  路上観察

 駅前から道の駅までの、路上観察も楽しかった。

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 陽気なスペインの放蕩者の名前が店名になっているなら、せめてイタリアンかと思いきや。「ビストロもどき お好み焼き」の店だった。

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 補色でおしゃれな雑草たち。

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 ところで以前、朝ドラ「ちりとてちん」のスピンオフドラマの舞台にもなった安曇川は、扇子の町でもある。

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 だからマンホールも扇子だらけ。

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 扇子店の看板のかたちも、もちろん扇子型。ご丁寧にトップには「Fan」の文字も。

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 こちらは店の入口前にどど〜んと。

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 扇子には関係ないけど、ネーミングがすごいので思わずキャッチ。「神」って! どんな塗装をされるのか見てみたい気も。

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 道路の分離帯は広大な面積で、そこに黄色いラッパ水仙の群生。

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 横断歩道を渡れば、道の駅「藤樹の里 あどがわ」に到着だ。

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 ここにもあちこちに、扇子の意匠が施されていた。

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2016/4/20

桜をひとりじめ  おでかけ

 目的地は 「藤樹の里あどがわ」という道の駅だ。ここに「扇子の絵付け体験」ができる工房がある、という情報を得たので、立ち寄る事にした。

 駅で聞いたら「バスはしばらくありません」とのこと。「徒歩15分くらい」ということなので、道順をきいて歩く事にする。まず駅に近い郵便局に寄り道したので、そこから近めの、聞いた道とは違うけど方向はこんな感じかな、という細い道を歩く。

 満開の桜が、春風にはらはらと散る無人の公園があったので、おもわず寄り道してしまう。こういう寄り道が、「おでかけ計画」をどんどん時間を押してしまうのだけど、直そうとも思わない気まぐれ野郎です(汗)

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 だってこんなにきれいなんだもの!

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 足元だって。

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 この碑はなにかしら?

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 「承久の変」で隠岐に流され、その地で没した「後鳥羽上皇」の歌碑でした。後鳥羽上皇は、平安時代の終わりから鎌倉時代の始めにかけての人物。

 安曇川の青柳・西万木付近一帯に、以前は「万木(ゆるぎ)の森」と称する広大な森が存在したらしい。別名「鷺の森」とも呼ぶ。後鳥羽上皇がこの地を訪れ、諸国からよろずの木を集めて植えられたことに由来すると伝えられる。和歌に秀でていて、小倉百人一首の札の一つ「人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は」の作者でもある。

 歌碑の歌は、

いかなれば 万木のもりのむら鷺の 今朝しもことに立ちさわくらん

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 藤棚があるから、5月には藤の花もきれいだろうな。

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 桜の木の上には、新緑の柳。

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 桜と黄菖蒲のコラボ。石塔もある。夢のような光景だ。

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 水の流れる池もあり、鯉が花筏の下を泳いでいた。

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 本当の観音様がいらっしゃっても不思議ではない、美し過ぎる場所だ。

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 いにしえの昔に思いを馳せつつ、ひとりじめ状態の風景にリフレッシュされつつ、「萬木公園」を後にする。
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2016/4/19

桜びわイチ まずは安曇川  おでかけ

 最後の青春18キップの使い道は、モトがとれるかとれないかな距離だけど、琵琶湖一周電車の旅だ。福井の敦賀経由ではないから、お得感は薄いが、途中下車がし放題なのが便利。

 まずはいつもの京都方面にむかう電車に乗り、大津駅ホームでわざわざ下車して、しばしお花見。ここで見る桜は好き。

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 満開の桜もいいんだけど、

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 散り敷かれた花びらがまた。

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 桜吹雪のなかで、電車を待つのもロマンチック。

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 期間限定のスイートホームだ。

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 次の電車に乗り、一駅の山科で下車する。なんとなく年配の方々が、同じ電車を待っているのに多少の不安は覚えたが、到着した湖西線の電車を見て驚愕。

 ま・ん・い・ん!? 

 湖西線が満員って、初めてみたよ!! 四人がけをひとりが占拠するのが見慣れた光景だったのに。・・・まあ、めったに利用はしないんだけど。

 やはりあれか、海津大崎の桜のトンネル目的か。(実は私も・汗)

 想定外の満員電車に乗り込み、それでも高架を走る風景を、人々のスキマから覗き見。そんなわけで、写真もなし。

 私の予想ははずれ、海津大崎よりずっと前に多数の人々が下車していった。もしかしたら、比良山系の登山目的だったのかも。

 高島駅のホームには、ガリバーさんもいらっしゃった。これはそうおおきくはないが、

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 駅前には、巨大なガリバーさんもいらっしゃるそうだ。このまちには「ガリバー青少年旅行村」があるからね。旅行村のシンボルは、巨大ガリバーさんだものね。でもそこに行く人は、まず車か観光バスだろうけど。

 午前中の目的地は安曇川の道の駅なので、安曇川駅で下車。

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 中江藤樹先生のふるさとであり、藤樹神社もある。彼は江戸時代の儒学者、日本陽明学派の祖。はじめは朱子学を修め、のちに陽明学を首唱して近江聖人とよばれた。

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 この日は藤樹神社の周辺が工事中だったので、行かなかったけどね。

 代わりにといってはなんだけど、まずは郵便局(笑) 風景印友達のKさんにも、ハガキを書いて郵送してあげた。(後日、彼女から「先を越された!」と「悔しがっております」ハガキをいただく。おっほっほ)

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2016/4/18

ただでは帰らない。  おでかけ

 バスの時間に間に合うように見学を終える。資料館の前の、石の狭間で咲いたスミレが可憐だった。

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 やはり乗客はわたし一人。

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でも見学者は、他に年配カップル1組と、サラリーマン風の「たまたま近くまで来たので、ついでに寄り道してみました」感漂う方が3名くらいいらした。やはり、車で来るのが妥当な場所なのだ。

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 さてはるばるやってきた神戸のはずれ。もう2度と来る事もないかもしれない場所なので、おまけの寄り道もしてみた。おまけというには、限られた時間で坂道を上り下りするという、過酷な寄り道ではあったのだけど(汗)

 駅から少し離れた場所にある郵便局だ。窓口もちいさく、ここまで風景印をもらいに来る酔狂な人間はめったにいないらしく、ベテランさんに尋ねながらの、おそるおそるな日付セット。

 ましてや自分で押印するなどとは不安すぎる、と思われたのか、クレーム回避のためなのか(印影が欠けたり、インクが濃すぎて模様がつぶれたりするとありえるらしい)、「押されますか? 慣れた方に押していただければ」という局員さんの発言。

 って、私も押すのは初めてだよ!! 

 とはいうものの、大乗り気で初チャレンジ!

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 縁がちょっと欠けたけど、まあ、こんなもんでしょ。

 こんなかんじで、遠くても近くても、おでかけの楽しみがひとつ増えた春です。
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2016/4/17

資料館で本を検証。  建築

 それでは資料館へ。

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 「日本建築集中講義」で話題になっていた、「復元」についてのもとネタをじっくりと拝見しよう。

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 なんと移築する際に、現物の家をそのまま組み立てるのではなく、「もともとこうで有っただろう古いカタチの千年家」に復元したらしいのだが。

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 それが大幅に「移築前の千年家」と違うらしい。

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 復元模型とも大きく変化しているらしいので、その辺もちょっと観察したい。

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  移築前の模型は、障子の破れ方まで、正確に再現されているそうなのだ。まずそこを。(ガラスの映り込みが激しくて申し訳ありません・汗)

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 なるほど、リアル!

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 そしてたしかに、のっぺりとした土壁の迫力とは、まるで別物・・・。

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 柱も壁から見えてるし。土壁自体も「待庵」の藁をすき込んだ感じではなく、もっと上等そう。

 復元された当時は、あとではいろいろ言われたそうだけど、なんでも復元を手がけられたのが、法隆寺の調査と修理と復元をずっと手がけられていた有名な建築学者だったので、当時はだれも何もいえなかったらしい。これは藤森先生談。

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 たしかに「復元って、なに!?」と山口画伯が大いに悩んだはずだ。その答えを藤森先生に求めたら、「それは山口画伯と一緒でしょうな」という即答が! 

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 その心は、さすがご本人だけにすぐ気づくのだ、「妄想・・・」と(笑)
 
 でもあの土壁の竪穴式住居っぽさの方が、やっぱり模型よりいいんだよね。
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2016/4/16

箱木千年家・はなれ  建築

 主屋のとなりにくっつくように「はなれ」もある。実はもともとは二棟ではなく一棟で、ダムで移築になった際に、ばっさり二つに分けたのだとか。

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 こちらは江戸時代につくられた普通の藁葺き民家。

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 家同士はくっついてるのに、ちゃんと板塀で仕切られていて、塀の入口から入ることに。

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 ふつうの高さの軒先と、

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 ぐるりと縁側のあるシンプルな二間。あ、書院もありました。
 
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 裏手です。

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 やはり竹と丸太で組まれた屋根の支え。

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 低い石垣の上に瓦の乗った白塀。

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 ちらっと見える湖は、例のダム湖かも。

 あっ、ここからみたら!

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 二棟の縁側が、きれいに続いている!

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 はなれから見た主家の土壁。地面までの土壁の存在感は、やっぱりすごいわ〜。

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 あれ?なんか違和感?と思ったのは、縁側に柱があったからだな。

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 柱は、しっかり「面取り」してありました。

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 「もとは一棟」っていうの、なるほど〜って納得。

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 天井は主家から引き継がれているけれど、あとは一昔前の家に通じる、見慣れた感じですね。書とかも飾ってあるし。

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 しかし、さすがに縁側の屋根の内側はイカツイ(笑) 一見主家と同じみたいだけど、

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 土壁に突っ込まれてはいなくて、天井の上に続いている。

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 でもやはり屋根にはチョンマゲ。

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 肉眼ではこんなに暗くはありませんので(汗) 障子と畳みです。

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 「書院」もあるでよ〜。

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 「書院」をはっきり知らない私にもわかるように、障子の下に「書院」と書いた紙が貼ってありました。

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 「前栽」もあるんやで〜。

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 ちょっとした資料や、

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 火鉢などを並べてあるシンプルな畳敷きの和室は、

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 くつろぎの場となっているかのようだ。バスの待ち時間潰しもありそう。

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 だって、ほらこんな注意書きが↑ 
飲食禁止はわかるけど、昼寝って、どんだけくつろいでるねん!(笑)
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