2016/5/31

口から食べるということ。  テレビ/ラジオ

今日は見たかった番組の再放送を見られた。「プロフェッショナル 仕事の流儀」。 今回は経口で食事をとれなくなった患者さんを、食事介助によるリハビリで、自力で食事をとれるように全力で援助する看護士が活躍する「小山珠美 〜食べる喜びをあきらめない〜」だ。

 小山さんは看護士で、「摂食えん下障害」を抱える人たちの食べる力を回復させるエキスパートだ。彼女が担当した患者2千人のうち9割の方が、再び食べることができるようになった。彼女は独自に食事介助の技術を磨き上げ、「摂食えん下障害看護・認定看護師」の資格が創設されるのに際して、主任教員に選ばれたパイオニアなのだ。

 口から食べられなくなる障害や病気をもつ人は、肺に食べたものが流れてしまう誤嚥により、肺炎に至る恐れがある。安全医療として胃ろうの手術をし、経管によって胃に直接栄養を送り込むことになり、それはそれで患者さんの衰弱を防ぐ医療の前進でもあることを、小山さんも認めている。

 しかしその弊害もある。食事による口からの刺激がなくなることで、「生きる力」が弱まり、脳への刺激が低下する。そこから患者さんの無気力や寝たきりを助長してしまうらしい。もしわずかでも、口から食事をとれる可能性を患者さんが残しているのなら? その疑問から出発したのが、「口からの食事重視」な介助とリハビリだったのだ。

 番組の後半で彼女が担当したおばあちゃんは、最初意識も朦朧としており、「さすがにこれは無理では・・・」と素人目にも(だから?)思われたが、彼女は枕を重ねタオルを使って上半身をベッドから起こし、声をかけつづけ、触れ、刺激を与え続ける。回を重ねるにつれ、おばあちゃんの目が開くようになり、瞳に力が見え始める。

 それでも医師が丁寧な検査の後、「明らかに誤嚥があるので胃ろうの手術を」と判断せざるをえない状況にあり、「さすがに凹みました〜」と番組スタッフに心中を吐露する場面も。でもすぐ「がっかりしているヒマはないので、気持ちを切り替えないと」と自分を鼓舞。2週間の猶予期間をもらい、その間になんとか経口で食事を摂れるよう、誤嚥の原因を探し、対策を練る。

 医師の判断や意見を尊重しつつも、患者さんの意志やがんばりにも寄り添い、あきらめることなく独自の工夫と努力を重ね、物理的に無理なところは看護スタッフの協力も仰ぐ。

 一番重要なのは、むろんおばあちゃん本人のがんばりだ。幸いガッツのあるおばあちゃんだったらしく、「彼女が一番がんばっているんだから、私もがんばらないと」と小山さんに言わしめる程。

 その甲斐あり、「はい、お疲れさまでした!」という小山さんの呼びかけに「おつかれ・・・」と発語までできるようになり、小山さんとともに私も感涙。介護や介助は「たいへん」という言葉であらわされることが多いけれど、創意工夫やアイディアを重ねれば、大きな感動や喜びだって、少ないとはいえあるものなのだ。

 ついに2週間後の再検査では、見事に誤嚥はなくなり、医師から「経口で食事を続けましょう」という判断と言葉をもらえたのだ。

小山さんの言葉も素晴らしい。「(プロフェッショナルとは・・・)自分の信念を、人からの信頼に変えてゆくことができるひと。そこを目指したいと思います」

 自分の理想に邁進するだけじゃダメ。現実を直視し、自分とは違う意見にも耳を傾け、チームのスタッフと信頼関係を築け、自力でできないところは他人に頼ることもできる人。彼女の長いキャリアの積み上げがあってこその言葉なのだと思う。
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2016/5/27

ツアー第2部  おでかけ

 ミュージアムを出たあとは、右手にある総門(振袖門)をくぐると、門前商店街らしく仏具のお店がつづく。お数珠や今年の干支人形などが並ぶショーウインドウを眺めつつ進むと、煉瓦作りの壁面に緑色の丸ドームが乗るエキゾチックな建物が、周りと不思議な不協和音を奏でているのを目撃する。

 これが、東京帝国大学教授・伊東忠太設計の「本願寺伝道院」だ。やはり伊東忠太節全開の「築地本願寺」同様、エキゾチック・テイストが感じられる。
 和風の仏具屋さんが並ぶ小路の一角に、煉瓦づくりの搭に続く重厚な建物、銅板らしき金属の無機質な扉。建築もさることながら、車どめの不思議な石造の怪獣や、入口を守る狛犬??が素敵。これを初めて見た他2名様にも大ウケで、すっかり気をよくする私。 
 ちなみに「本願寺伝道院」は、1895(明治28)年に、はじめ真宗信徒生命保険株式会社の社屋として建てられた物件だ。様々な使用を経た後に、現在は「本願寺伝道院」となり、僧侶の教化育成の道場として使われているとのこと。修理・改修されているようで、建物はきちんときれいな状態だったが、石像はいくつかが大きく欠けており、残念だった。

 そのあと角を曲がって、たまたま通りかかった豆菓子専門の老舗www.mametomi.co.jp/index.html「豆富本舗」さんでお買い物。京都の老舗らしく、小さいけれど昔ながらの雰囲気のあるお店だ。創業100年以上で、さまざまな受賞もされているらしい。賞状は額に入れて飾ってあったけど、表彰楯はガラスケースの横にぞんざいに置かれているのも面白かった。やはりお買い物となると、女子は活気づきウキウキするようだ。

 もうひとつ女子がウキウキすることは、ランチだろう。とりあえず下調べをして、新しめだけど評判のよさげな和食のお店をみつけたので、行って見ることにする。ちょうど帰り道にあたるので、万一そこが臨時休業だったりしても、駅に戻れば食事できる場所はあるので、ランチ難民になることはない。

 路地裏の、かなりわかりづらい場所ではあったけど、珍しく迷うこと無く到着できた。その小さなお店、「和・にち」さんで千円のランチを注文する。天ぷら、刺身、魚のあら炊きの三種から選べるそうで、和食のお店では珍しく、食後のお飲物もついてくる。私は刺身のランチに決定。突き出し、おつけもの、サラダ、刺身が三種ほど、お味噌汁とおいしい白ゴハン、そして珈琲。天ぷらをセレクトされた方もお皿に山盛りで、思わず「いよっ、ふとっぱら〜!」と声をかけたい程だった。お店も繁昌していたが、待つことなくゴハンにありつけた。申し分のない満点のランチだ。

 他の2人はお昼過ぎには帰途につかねばならなかったので、ランチの後は解散とした。私は「おひとりさま」となり、京都駅とは反対方向に向い、郵便局巡り(2つだけど)を開始する。

 まず西本願寺横にある本願寺局で、西本願寺の絵柄の風景印をいただく。その後、せっかくなので寺の裏手にある龍谷大学のキャンパスに紛れ込み、風格ある学舎や講堂、図書館などを巡りながら、レトロな建築物を鑑賞しつつ、島原大門を目指す。大門の近くにある島原局で、太夫の絵柄のはいる風景印をいただく。そのままJR丹波口駅まで行き、京都駅で乗り換えて帰途に。

 ミュージアム、レトロ建築、風景印、それにおしゃべりとランチも含め、多彩に楽しんだ一日。
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2016/5/26

久々のミュージアムツアー、テーマは水。  展覧会

 今日は読書会友達Nさんとれんくみさんの3名で、西本願寺ちかくの龍大ミュージアムへ。

 龍大ミュージアムは基本仏教美術のミュージアムなので、興味のあるなしでどうかなと思ったけれど、リアルに出会ったNさんは即決で参加。れんくみさんは時間さえあれば(実はなくても・汗)いつものレギュラーで参加。私がツアコンできるのは2名様までかもな。基本私は、引率どころか「はみ出しヤロー」で、当然団体行動が苦手な「おひとりさま」だし。

 京都駅から西本願寺前にある龍大ミュージアムまでは、徒歩。西に向かう七条通りには、ちょっとレトロなビルや昭和な外観のお店などもぽつぽつとあり、建築観察も楽しめた。カメラを持っていたら、何度も立ち止まって画像採取していただろうけど、ただ今故障中のためカメラは自宅待機中だ。だから今回は目でシャッターを切っていたのみ(笑) いつもよりスムーズな行動だったのは、そのせいかも。カメラ無しで出かけるのも、いっそ潔くていい、と思えるのは、私の「過剰適応」たる由縁かも。

 堀川通に出たので右折。西本願寺が道を隔てた向いに見える。ほどなくして目的地に到着。四角い大きな建物が、巨大な簾で半分がた覆われているのが「龍大ミュージアム」だ。ここにくるまでに、「龍大ミュージアムまであと◯◯メートル」という貼り紙が続いているので、安心して歩いて来れた。

 ということで、なんとか会期中に「水 〜神秘のかたち〜」に滑り込めた。「神仏の信仰と水」をテーマに繰り広げられる、仏像や道具や衣装の文様が展示されていた。今まで行ったいろんなもの、いろんな場所ともリンクして楽しめた。たとえば琵琶湖の流木から掘り出されたという長谷寺の観音様のくだりでは、何年か前に行った「長谷寺ツアー」を懐かしく思い出した。
 またおなじみ「波兎」の文様は、謡曲「竹生島」が由縁となっていることも新たに知った。波兎の兎はただの兎ではなく、「月の兎」であるということも。
 しかし滋賀県民なのに竹生島はまだ未踏の地なのだ(汗) 自力で歩けるうちに行かなくちゃ!とあらためて思う。(展示は5月29日まで)

 ミュージアムを出てからは、外観だけしかみられないけど、ごく近くの「本願寺伝道院」へ向かう。みなさんに、ぜひ見ていただきたかった物件なので、オマケの強制連行(笑) 
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2016/5/24

月いち「お手紙カフェ」  おでかけ

 昨日は、23日の「ふみの日」なので、近江八幡の旧郵便局で、月一でオープンしている「お手紙カフェ 赤いやぎさん」に顔を出してみた。

 本日分のラジオ「スペイン語講座・入門編」を聴き終わる15時に出発。店主のKさんと、2ヶ月ぶりにお会いし、風景印談義に花を咲かせる。Kさんは、私に風景印熱を伝染させた張本人なので、4月以降集めた風景印を持って行き、見ていただいた(単なる自慢!)

 神戸が実家のKさんも知らない「神戸山田郵便局」の風景印を採取したときの状況などを説明したり。そもそもの目的は、日本で最古の民家である「箱木千年家」だったこととかね。

 「やっぱり平日お休みだといいなあ(郵便局に行き放題だから!)」とうらやましがられる(笑) いやいや、それほど自由ではないので、行きほうだいではないのだけど、たしかに枠組みはずっと広いもんね。

 もちろんKさんの切手と印のコラボ作品を見せていただいたり、風景印情報のやりとりがあったりと、楽しいひとときを過ごした。

 店主のKさんは「紙ものマニア」「切手好き」でもあり、きれいな切手やすてきな湖国の作家さんの便箋、封筒、一筆戔なども用意されているので、静かで落ち着いた環境で、おたよりをしたためることも出来る。

 観光地より歩いて行ける範囲なので、のんびりした近江八幡の地で、ゆったりとおたより時間を楽しむ。けっこう贅沢な旅先の過ごし方かもしれない。
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2016/5/20

帰って来たKちゃん  ファミリー

 昨夕、やっとKちゃんが東京から帰って来た。複数の2次面接をこなし、「下北沢ぶらぶら」を楽しみ、17時すぎに帰って、家でゴハンを食べて、18時過ぎにはバイトに出かけるというハードさ。そのうえ明日はゼミ発表らしい。

 そのゼミ発表の準備をホテルでするため、東京へは参考文献数冊にノートパソコン持参で、見た目ちょっとした家出少女だ。なのに伊勢志摩サミットの警備のためロッカーが使えず、大荷物で東京を徘徊したらしい。

 おまけに1日目の夜には地震が起こったので、念のためエレベーターを使わずにどんなに高い階でも階段利用したので、ますます大変だったそうだ。ここまでくれば、ほぼ体力勝負の競技のよう。

 初日の大きめの地震には、さすがにひどく動揺したらしい。「でも家に電話したら負けや」と意地でも連絡しなかったとか(おいおい、「負け」って・・・汗)。
 しかし「これではあかん! リラックスせな!」と思い直し、翌日に映画「HK 変態仮面」(パート2だと思われる)を見に行ったとか(別の意味でヲイヲイ!!)。「HK」は福田雄一監督のコメディ怪作だ。

 朝ドラ「花子とアン」で、花子の上品で知的で優しい理想の夫役の鈴木亮平が、まさかの「HK」の主役。以前、彼女がレンタルした「HK」を、彼女と一緒に見た私は、そのギャップに先ず驚いた。一般向けの劇場や映像でヘンタイを演らせたら日本一と思われる池田成志も見どころ。
 彼女の思惑どおり映画館を出る頃には、すっかり平常心になっていたとか。しかし若干21歳で自分のコントロール方法を熟知しているとは・・・(汗)

 せっかくの東京なので、今回はシモキタに行ってお芝居見よう!と勇んで出ては来たものの、あまり食指が動かない出し物だったので、お芝居はあきらめ、ぶらぶら歩きに変更。でも若い女子らしく、下北沢の雑貨屋さんでトキメキ、古着や小物(かわいい中にも、ひとヒネリもひとクセもあるのがいい)を買ってきたと喜んでいるフツーな女子の顔も持つのだ。

 そんなこんなを、ゴハンを食べるのを含めての1時間の間に、しゃべるわしゃべるわ。PC画面を見つめて仕事をする一般OLの仕事は、ゼッタイ無理!というのもわかる。ひととしゃべる仕事でないと、やってられへんやろな、彼女は。

 そういえば以前、「筆記はあんまりできひんかったけど、大喜利は一番やったという自信あるねん」って言っていたことがあったっけ。しかし、対面試験が大喜利って!?

 ひさしぶりに会うと、いかに彼女から刺激をもらって大笑いしているかを痛感する。Kちゃんが家を出た時、ボケんようにせんと。いまから娘不在でも刺激的な日々が送れるよう、対策を考えておかねば。
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2016/5/18

信じがたい訃報  読書

 漫画家の吉野朔実さんが4月にご逝去されていたことを、本日知った。

 若い頃(80年代)は、彼女の漫画を心の支えにしていたこともあり、かなり動揺中、かつがっくりと脱力中。

 絵柄はもちろん、ストーリーもネームも美し過ぎる。こっそりお茶目で、ヘビーで難しい内容を、颯爽と描く希有な人だった。

 もっとも「月下の一群」「少年は荒野をめざす」は熱中したけど、「period」は理解できずにダメだった。「恋愛的瞬間」は、悩める多くのひとに読んで欲しい心理学もの。

 彼女の作品には、サブキャラに、たいへん魅力的な美形男子が登場するのもいい。「たいへん魅力的」ななかには、「おそろしく変人」という要素も含まれてもいて、そこもツボだ。しかもサブキャラ。ヒロインに恋しても振られる役どころながら、ヒロインをサポートするおいしい立場でもある。読者にとっても、彼はおいしい立場に違いない。

 私が結婚してうれしかったことのひとつに、彼女と同じ名字になれたことがある。若くビンボーな故・佐野洋子さんに美術書を買うお金を貸してくれた「丸善」の書店員のひととも同姓なので、さらに。

 遅ればせながら、そしていまだ信じがたいけど、吉野朔実さんのご冥福を、こころからお祈りします。
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2016/5/18

家族間メール  ファミリー

 今週はKちゃんが数日東京に滞在してのシュウカツ。やはり彼女が不在だとネタがないな・・・。

 そうだ、昨日からの家族間メールをネタにできる! メールといってもわが家では、携帯のショートメールで充分。

 昨日は業者さんに来てもらって、雨水タンクの不都合な箇所を見てもらっていた。すでに夫が業者さんにメール連絡をしていたが、念のため「何か聞いておくことはないですか?」と送っておいた。

 返事が「有馬温泉」。返しは「了解人間」。おじさんおばさんのギャグは、「普通に返したらおもろないし」というサービス精神はあるけど、ひねりがなくて、つまらんなー。

 たぶんギリギリの所持金で東京に行ったKちゃんに、いくばくかの振込をしてあげたことをメールで連絡したら、拝む絵文字とともに、

 「ありがたきしあわせ」

 と、返って来た。

 そして「きのうHGに会いました」とも。

 おお!と思ったが、いったいどういうシチュエーションだったのか、帰って来たら詳しく聞かなくては(笑) さすがは東京である。

 

 

 
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2016/5/14

ム印出現!  季節

 そんなかわいいスイーツをKちゃんが買って来てくれた記念すべき日に、もうひとつ記念すべき忌まわしい出来事が起こったのだった。

 またもやこのシーズンが巡って来たのだ。例のム印、またの名を「地獄からの使者」ともいう。黄色い多足の黒光りするグロテスクな姿態。

 そんなあやつを見たのは、なんと私の足の上である!! ムンクの「叫び」も真っ青なシチュエーションだ!

 そして迂闊なことに、状況を判断しそこね、まだヤツが足の上にいる間にうっかり動いてしまい、注射以上の激痛に見舞われることになってしまった。この文字通りの刺客にやられてしまったのだ。うう。

 厚めの靴下をはいていたにも関わらず、皮膚の下で毒がうねっているのが感じられる痛みに耐えきれず、落涙。こんなときにはアロエの鉢があれば!!と思ったが、残念ながら昨年のアロエは枯れてしまった。20年前、ハチに刺された時にアロエを裂いて塗ったら、ウソの様に痛みが引いたのだ。

 落涙しつつ、しばらく痛みに耐えた。歩行も困難だったので、明日の仕事はどうしようと悩んでいたが、ふと、冷蔵庫にいろんな薬草を焼酎に漬けていたことを思い出した。そうだ、去年ヨモギとかドクダミとかを瓶詰めにしたっけ。1年経ったから、エキスができているはず。

 うん、ドクダミを塗ろう! ドクダミの葉っぱを揉んで、毒蛇に噛まれた場所に擦り込むといいという話を読んだことがある。

 藁にもすがる思いでドクダミエキスをティッシュに含ませ、足に塗ってみた。

 すると! すううう〜っと痛みが引いて行き、少しチクチクする程度に緩和されたではないか! それに普通に歩けるし♡

 ところでこんな状態の私に、H氏は「ムカデ殺したか?」と問い、私は「逃がした(泣)」と答える。痛くてそれどころではなかったのだと。

 H氏は以前、寝込みを襲われ噛まれたことがあったらしい。そのとき夜中の2時にも関わらず、「ぜったい、コロス!!」と部屋中を捜索し、明け方についに仕留めたというのだ。

 ううう〜ん(汗)

 銀婚式も終えた後に初めて知る夫の一面だ。いや確かに「狙った獲物は逃がさない」というルパン三世のようなところはあるが、それはマニアのサガだと思っていた。なんと甘い考えだったのだろう。

 むしろ、ムカデに同情を禁じ得ないような。 

 「絶対手をだしたらアカンヤツに、手を出してしもうた〜〜」と、きっとヤツは死ぬほど後悔したことだろう。ジェイソンに狙われた若者みたいに、恐怖の坩堝へと叩き込まれたに違いない。地獄からの使者も真っ青だ。

 翌日「ム印出現ポイント(水回り)」に、ムカデ回避用のドクダミを設置して回ったのは、いうまでもない。貴重な雑草が家の回りに生えていて、本当に助かった。

*追記*一旦は腫れも痛みも引いたかに見えたが、なんと一日平穏に過ぎた翌日、残った毒はかゆみを伴って腫れが再発してしまった。やはりムカデの毒はあなどれない。

 

 
 
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2016/5/13

ぴよりんと帰る。  ファミリー

今日は名古屋で就職活動のKちゃん。珍しくお土産をかってきてくれた♡ 

 ケーキの箱をあけたら、あまりのかわいさに思わず爆笑。

 ショーウインドウをみたら、目と目が合ったので、思わず買ってしまったらしい。名前は「ぴよりん」。かわいい、そしてとってもおいしい♡♡ 

 「ぴよりん」は、2011年7月生まれのひよこ型プリン。名古屋コーチンの卵を使ったプリンを上からババロアが包んで、さらにスポンジプラムでコーティングしてあるという凝ったものだ。クチバシやトサカはパリパリのチョコ。

 JR名古屋駅「カフェ ジャンシアーヌ」(中央改札口前)で販売されているそうです。名古屋におこしの節には、ぜひ連れて帰ってあげてください。

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(写真提供/Kちゃん)

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2016/5/12

おひとりさまMIHOミュージアム  展覧会

 サンライズ出版のフリーペーパー「DUET」に、MIHOミュージアムで開催中の「かざり」展の特集が組まれていて、これを読んでしまったからにはいかねばならなくなった。

 普通なら車で、ということになるが、おでかけは読書タイムを兼ねるので、電車で石山まで行き、そこからバスでミホまで。電車は20分ほどだけどバスは50分かかるので、たっぷり読書の時間はとれそうだ。もっとも、車とはちがう高さからの風景は目新しくて、つい車窓に目が行く。山間では桐や藤など青紫系の花が飛び去っていった。

 甲賀市信楽町にあるMIHO MUSEUM(ミホミュージアム)では、古代の仏教美術から江戸時代の曳山(山車)を飾る工芸品まで、日本に花開いた信仰の中の「かざり」の世界を見渡す特別展が開催されています。
 滋賀県内の社寺や自治会が所蔵する作品が数多く出展されている点も本展の特徴のひとつ。


 残念ながら伊藤若冲の絵は軒並み終了していたが、海北友賢筆の「大涅槃図」(江戸時代)は面白かった。以前、京都の真如堂で見た涅槃図に似ているなあと思ったら、やはり作者が同一人物。普通は涅槃図には描かれない、タコやクラゲなど、海の生き物までが集結している。というか、海そのものまでが仏陀の近くまでやってきたとしか思えないファンキーさ。地形までも動かすことになってしまった涅槃図(汗)

 「阿弥陀三尊来迎図」(南北朝時代)も端正で美しく上品だった。でもこんなに観音菩薩さまが腰を屈めて蓮花座を差し出し、いままさにお迎え完了という場面はめったにない。臨終した人のこれから蓮花座にのせようとする片足が見えてもおかしくない瞬間だ。そういう意味でも貴重なものかも。

 涅槃図も来迎図も、仏教美術のなかではかなり好きなジャンルなので、ゆっくりと拝見した。考えてみたら前者は仏陀の死、後者は人間の死を描いたものなのだな。ドラマチックで永遠の謎で、誰もが体験する普遍的なテーマだ。

 日本民芸館の「木造地蔵菩薩像 木喰仏」にも、ほぼ半年ぶりにお会いでき、うれしかった。あの微笑みは、いつ見てもうれしくなる。

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 近江八景の欄間や、日吉大社、竹生島の祭礼図などもたくさん見ることが出来た。美しく上品なミホらしい展示品だった。

 何度も来ているのに、ミホミュージアムの建物が、盛り土によって入口部分しか見えず、ちいさな祠みたいな感じなのに初めて気づく。いま山から生まれようとしているかのようなミュージアムだったのだ。盛り土部分は瑞々しい苔に覆われ、いまはサツキかツツジの花盛り。

 いつもは電気自動車でアプローチを横断するのだけど、この日は往復徒歩で。橋の袂を覗いて渓谷を眺めたり、苔から花の蕾がたくさん出ているのをみたり、枝振りのよい松を発見したり、やわらかな栗の新緑に感動したりと、見どころ満載。シルバ―のトンネルで、ひんやりしっとりとした空気を感じる。

 いつも満員で順番待ちのレストランで入店を待っていたら、隣の席の若い男子が、「こんなど田舎で、しかも平日やのに、なんでこんなに混んでるの!?」と驚いていた。
 残念ながら蕎麦は売り切れだったので、きつねうどんを注文。お食事はいずれも割高なのだが、感動的に美味しい。レストラン前の売り場のパンも、おそろしく美味しい。ミホに来ると、首から上は感動のるつぼなのだ。私はいつもクロワッサンを買うのだが、クリームドーナツも、ほんのりした甘さのパン生地とクリームのベストマッチで、驚愕するほど美味しかった。

 帰りのバス停は長蛇の列で、こんどこそ座るのは無理と思われたが、現れたバスは、大型観光バスだった! 50人ほどの乗客はしっかりみんな着席して石山駅まで帰れた。めでたしめでたし。
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2016/5/10

苦あれば楽あり。  読書

 今日はシニア読書会。

 テキストは湊かなえさんの「母性」。どんどん心が暗くなり、何度も挫折しかけた(読みやすい文章なのに)。「告白」のトラウマもあるので、救いようのないラストだったらどうしようと、リタイアを考えたことも一度や二度ではない(汗) 救いようのない話がダメではないのだけど、意味なく救いようがないのは、やっぱりつらい。

 とりあえずネットで確認したら「一応ハッピーエンド」とあったから安心して、やっと今朝読了できたが、やっぱりサイコなこわい話やわ〜。

 それでも読了したからこそ、読書会の楽しさを満喫できた。意見の共感もさることながら、違う意見にも耳を傾ける寛容さも、ソフトな言葉遣いやユーモアを交えた話術や体験談に、いつもながら楽しいひととき&ふたとき。このドライヴ感や読解の深まりがあるから、読書会はやめられない。

 「つまらなかった」「共感できなかった」という場合も、ちゃんと言葉を尽くして思考を巡らせ話す姿勢や、体験を交えた具体例などをあげたりして、ユーモアと冷静さをもって説明できる人たちの話には、ほんとうに引き込まれてしまう。知性という言葉を再確認できるひとときでもある。

 第2部(有志ランチ)では、久しぶりに中華のランチを食べて美味しかったのも、シアワセだった。カリッと揚がった豚肉に、とろっと甘酢がかかった酢豚って、家ではほぼ作らない一品なので。おなかにやさしい中華粥や、ほんのり甘いかりっとした大学芋もね。充実したおしゃべりと一緒なので、よけいに美味しいのです。
(グリーンホテル内「是的菜館(シーダサイカン)」にて)
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2016/5/8

母の日に  ファミリー

7日の夜のはなし。

 面接で大阪に行った娘は、帰りに卒論の資料になりそうな本を物色するため紀伊國屋書店に立ち寄ったそう。そこで

 「いいものを見つけたし、明日は母の日だからプレゼント」

 と渡してもらったのは

「びじゅチューン!シール&ポストカードブック」

 まず「びじゅチューン」だが、これはNHK-Eテレの5分間番組だ(日曜17:55-18:00 )。世界の「びじゅつ」をユニークな歌とアニメーションで紹介。5分枠で、著名な美術作品をテーマにした1分半前後のオリジナルソングを解説を挟み放映している。このオリジナルソングは、作詞・作曲・アニメ・歌のすべてを映像作家の井上涼が制作をてがけるそうだ(ウィキペディア参照)。

 この番組の評判やユニークさには興味を持っていたが、実は私もさほどには番組を見たことが無いので(ユーチューブでは、過去にいくつか見た)、HPを開いて現在見られる過去放映された動画をいろいろ見た。

 個人的には「ランチは地獄の門の奥に」や「武蔵の遅刻理由」「Walking!ニケ」「保健室に太陽の塔」とかが好みです。で、見るとイラストの意味が判明して「なるほど〜」と納得。辛そうなムンクの「叫び」ラーメンも食べてみたい。

 カバンにいれて持ち歩いているほど、お母さんは喜んでいます。どうもありがとう、Kちゃん。

 ちなみにKちゃんからの「母の日プレゼント」の話をしたら、夫は「自分もなにかしなきゃ」と思ったらしく、夜に海鮮の美味しいお店「新鮮組」で、ごちそうしてくれました♪ へへっ、言ってみるもんだ♡

 追記:悲しいお知らせ。
せっかく見つかったカメラですが、どうも息絶えた模様でした(涙)
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2016/5/6

本日は陽水教信者になる。  

 今日も除草や外回りの掃除とお風呂の掃除にいそしんだ。たまった新聞もいくぶんか読んだ。

 昨日までは、あんなに必死でカメラを探したが、心当たりを全部探したので、一旦忘れることにした。だって井上陽水が歌ってるじゃありませんか。

♪探すのをやめた時 見つかる事もよくある話で♪

 ということで、真面目に働いた。

 そしたら夜になって、ひょっこりと出て来ました、カメラ。(畳んだ洗濯物の中に紛れていました〜)

 井上陽水さまのお言葉に従ってよかった〜。やはり、信じるものは救われるのだ。

 
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2016/5/5

なんのへんてつもないゴールデン  

 ゴールデンという冠詞がつくほどの連休だったのに、どこにも行かず、とりたててなにもせず、といういつもの過ごし方。子どもたちの小さい頃は、それなりにでかけたりもしたけれど、そんな混み合うときにわざわざ出かけるのも・・・という躊躇も。年若な娘、Kちゃんですら、そうだ。

 唯一、京都でゴハンを食べようか、と連休の狭間の2日に、女子ふたりで北山の東洋亭でランチをしたくらい。それもトマトのまるごとサラダが食べたかった、という理由で(汗) 

 そのあと娘は学校に行き、私はバスに乗り間違えたり、バスの待ち時間が長かったり、ルート自体も遠回りのバスに乗ったりして、ものすごい時間ロスをして帰宅(悲)

 いや、ついてないできごとばかりでもなく、間違いに気づいて下車したのが金閣寺近くだったので、金閣寺郵便局に行き風景印をもらえたという、ころんでもただでは起きない精神も発揮できた。

 あとの3連休は、テレビを見たりしつつ、来客続きと実家に顔をだして終了だった。その他、除草や畑仕事なども。

 とまあ、そんなふうにして連休は終わったけど、個人的には常時5連休なので、やっと日常が戻りホッとしたというのが正直なところかも。

 しかし、かなしい出来事がひとつ。(家の敷地内で)カメラを紛失してしまった。けっこう探したのだけど、いまだ見つからず(悲) 

 ああ、でも「寝坊できる日々」だったのが、うれしかったな。それが連休中、いちばんうれしかったことかも。・・・寝坊といっても7時台だけどね。
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2016/5/2

お菓子を買う。  たべもの

さて商店街には和菓子の老舗らしきお店「菊屋」さんがあったので、ささっと見渡し「鹿最中」と端午の節句干菓子をチョイス。

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 鹿最中は包装も雅びでちょっとゴージャス。最中には鹿の焼き印があり、かわいい。

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 お干菓子は、兜を象った押し菓子と、菖蒲の配色をした結び有平糖。これには一目惚れ。兜は素朴ながら造形は精巧だし、有平糖も素敵。

 (画像が無くてすみません、カメラ紛失中にて画像採取できず・汗。見つけ次第「端午の節句干菓子」の写真をアップします)
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