2016/9/17

三つの堂周辺物件  神社仏閣/教会

 奥の院に行く前に、食堂や常行堂の横手(裏手)に行って見る。

 まずは鐘楼。鐘が剥き出しでなく壁に囲われたタイプのもの。

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 鎌倉時代後期にできたものらしい。それはたしかに古いですね!

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 さすがにこんな山中の釣鐘は、戦争中の「供出」対象にはならなかったのかも。よかった、よかった。滋賀県の木之本にある大地蔵菩薩さまでさえ、「供出」を要請されたらしいから、戦争は「信仰」の敵だね。

 そういえば酒豪揃いの高知のある村では、氏神様で熱心に戦勝祈願をしたのに負けてしまったので、村人がガッカリしたあまり「たいした神様じゃないから負けたんじゃ」と、鎮守のご神木を切り倒して高値で売り払い、村で酒盛りをした、という「伝説」?もあったっけ。神仏共に、戦争は信仰の敵だね。

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 他にも法華堂とか、

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 柏原家墓所とかを見る。

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 大講堂と食堂の間を通って、奥の院へ。

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 突き当たりの角に、ちいさな物件がある。なんだろう?

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 これです、これです↓ 厳重に囲われた古井戸。

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 ここで弁慶が子ども時代を過ごした(らしい)ので、弁慶ゆかりのものがいろいろと。

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 僧侶の修行をしているといっても、ずいぶん腕白な子どもたちだったようで。大人たちはずいぶん手を焼いたのでは。それでも大人の手を焼かせるくらいならいいんだけど、まさかの伽藍焼失に発展するとは(大汗)
 
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 でもまあ、「伝説」ですから。滋賀県にも弁慶にちなんだ伝説はあるし、義経と落ち延びた「みちのく」にも。有名人の弁慶はあちこちで伝説になっていて、お土産物屋さんのネタにされているみたい。千年後も、弁慶ブランドは人気なのである。
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2016/9/16

三つの堂(三之堂)・食堂(じきどう)・常行堂  神社仏閣/教会

 食堂はごくシンプル、
 
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 ここには僧侶さんが受付に座る授与品売り場もあり、大きな弁慶の人形が見えをきっていた。

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 堂内の壁際には、寺院の古くて大きな鬼瓦が、ずらりと並んでいた。鬼瓦好きの私は欣喜雀躍して、つぶさに鑑賞する。

 少女マンガのように、つぶらな瞳の鬼瓦にミュンミュン(ミスタッチだが、なんとなくフィットするのでこのまま)する。見たこと無いぞ、こんなの!

 で、鬼瓦だけをみて食堂を去った。しかし、あとから調べて気づいたのだが、2階に仏像やその他寺宝の展示がされているそうではないか!! 

 うかつ!! おろか!!

 と1ヶ月以上経ってから、自分を責めているのである。

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 大好きな古式ゆかしい蔀戸(しとみど)を見て、わくわく。

 ところで、食堂では写経机が並んでいた。ということは、写経もできるらしい。こんな場所で写経するなんてサイコーではないですか。いや、私はしないけどね。まず、足の故障で正座ができないも〜ん。

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 鬼瓦にひきつづき、授与品をチェック。すると、「いまなら期間限定で、日本で唯一、チベット語の御朱印を、開山堂にてお分けしております。」という張り紙が目に入った。

 仏教系の大学図書館で働いていた事もあったので、サンスクリットやチベット語を見た事はあった。でもそれが御朱印となると、突然、物欲のとりことなるのは、どうしたわけであろうか。明治時代までは女人禁制だったらしい、山岳の聖なる結界にいるというのに、である。世俗の煩悩は、そうたやすくは剥がれ落ちるものではないらしい。

 食堂と常行堂の屋根も、見事に重なっていた。こちらは「コの字型」の内側からみたところ↓

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 そしてこちらは外側から見たところ↓ 間にみえる向こうの建物は、大講堂。

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 常行堂には上がれないので、外側からぼんやり眺めていた。

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 ↑これはサイドからみた常行堂。

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 ↑これは正面からみた常行堂。

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↑ロングに引いてみた常行堂。

 そうそう、鬼瓦も採取しなきゃね。

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 こちらはいかついが、

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 こちらは剽軽者。

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 などと眺めているうちに、一般人は上がれないはずの常行堂から、わらわらと「動きやすい服装」のおばさまたちがでてきて、堂の縁側に於いて、いっせいにヨガマットを敷き出したではないか!

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 えええええ〜っ!!? お堂の縁側でヨガ!? それも国指定重要文化財の縁側ですよ、あなた!

 たぶんシルバ―ヨガ教室が、常行堂を予約されていたのだろう。まあ、たしかにヨガは修行法のひとつでもあるのだけど・・・いや、おばさまたちがお寺の縁側で、一斉にヨガマットを敷く図、というのは、息を呑むほどシュールでしたよ。自分が今どこにいるのかを、見失いそうなくらいでした。

 ちなみに常行堂は、1453年頃に再建されたもので、ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行を行う場所なのだ。

 この素晴らしい三つの堂のロケーションは、世間から放っておかれるはずもなく、映画「ラストサムライ」、NHK大河ドラマ「武蔵」「軍師官兵衛」でロケ地となった場所らしい。ワールドワイドに使われた場所なのだ。今思い出したが、そういえば食堂には、鬼瓦とともに、たくさんのスチールパネルが飾られていたのだった。
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2016/9/15

三つの堂(三之堂)・大講堂   神社仏閣/教会

最初この場所を見たときの、感動や驚きを写真でお伝えできないのが残念だ。

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 建物のダイナミックさと巨大さ、それらに囲まれた空間のえもいわれぬ解放感に、しばらく呆然と立ち尽くしていた。その後、本多家墓所を見たのだ。

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 三つの堂の一つ、右手には大講堂。

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 現在、中はがらんどうだが、建築物としては大迫力。

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 扉の、風雪に耐えた味わいにうっとり。

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 古い木造建築の素晴らしさを、見上げながらつくづくと味わう。

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 三つの堂の、隣同士の建物の、屋根が重なる部分が、とりわけ不思議で面白い。見飽きないわ〜♡

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 大講堂の屋根の下に、食堂(じきどう)の屋根が入り込んでいる。

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 人と大講堂の大きさを比較すると、少しはわかっていただけるかな? ↓

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 大講堂の横手は、弁慶ゆかりのあれこれや、奥の院への道に続いている。それについてはまた後ほど。

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 大講堂のドキドキするような建築美に陶酔しつつ、となりの食堂へ。

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 このときにはまだ、まさか自分が「御朱印」をいただきに行くとは、夢にも思っていたかった。まさに一寸先のことはわからない。

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2016/9/14

本多家廟屋  神社仏閣/教会

 「三つの堂」の入口横手、大講堂の東南の隅に、土塀で囲まれた物件。

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 姫路城城主・本多家の墓所、「本多家廟屋」だ。江戸時代以降のもの。

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 丸瓦は、本多家の家紋。「本多立ち葵」。

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 そのルーツは、京都賀茂神社の神草である「フタバアオイ」からといわれている。 本多家の先祖・中務光秀が、賀茂神社の社職であったことから、本多家の家紋に採用されたようだ。

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 廟屋五棟と本多忠刻らの墓碑が並んでいる。

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 お堂に入ったお墓って、初めて見ました! しかも山の上! 姫路城のお殿様は違うねー。とはいえ、姫路城のお殿様は、いろんな事情があり、いくつかの家系が出入りしているので、本多家が代々の姫路城城主というわけではないらしい。娶った姫君も家康の孫娘(一部信長の血族も)だったりして、格式の高い家柄だ。

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 五棟の廟屋は、江戸初期から中期にわたる廟屋の建築として県下でも例のない珍しいものだそうです。(兵庫県指定文化財) そりゃそうでしょうとも。

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2016/9/13

三之堂をめざす。  神社仏閣/教会

 次は「三つの堂」(三之堂)を目指す。三つの堂とは、その名のとおり「大講堂」「常行堂」「食堂(じきどう)」がコの字型に並ぶ伽藍だ。

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 摩尼殿の裏手を歩いて、

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 石畳の細い上り坂をあがり、

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 昨日の台風の落とし物を見つける。苔むして年季の入った枝も、ぽっきりと転がっていた。

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 こちらは、そうそう「ぽっきり」とはならなそうな大木だ。

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 このような大木が、ところどころにあった。
 
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 少し明るくひらけた場所に出ると、大仏様出現。

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 野外で三十三体の観音様を拝したあとは、阿弥陀様でゴールということなのでしょうか。

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 蓮ではなく、岩に埋め込まれたドラム缶風呂の上にいらっしゃるようなシュールな光景に、思わず足を止めてしまう。

 ふたたび樹々の間の山道を歩く。

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 千年杉に遭遇する。「せんねん灸」にあらず。
 
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 見上げる。ド迫力だ。でも比較するものがないと、判りづらいですよね。

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 はいこんな感じです。

 しばらくすると、こんな看板に出会う。「すみれも」?

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 ツッコミどころがありすぎる!

 水分のほとんどない場所に棲息する、アオノリと同じ仲間の緑藻?? スミレの匂いがすることに由来して名付けられたのに、「そのような匂いはしない」?? この植物に、「『なんでやねん!』大賞in書写山」を授与したい。

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 と、ツッコんでいる間に「三つの堂」に到着。思わず「わああ〜!」と声に出るスケールの大きさだ。

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2016/9/12

摩尼殿(まにでん)  神社仏閣/教会

 石の道標。諸堂(三つの堂)と奥の院の開山堂は左の道へ。

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 丸屋根の石灯籠は、不思議な造形。

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 こちらは一般的な石灯籠。

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 屋根の苔がきれいだ。蟲文庫で田中さんと苔の話をして以来、とても気になる。でもこれ以上、苔に深入りしない方がいいのでは、とわずかな私の理性がささやきかける。

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 振り返れば、さきほどの石橋。隣にある自販機横の建物は、「はづき茶屋」という茶店。のちほどここでゴハンにしよう。

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 憧れの舞台がある摩尼殿を見上げ、入る前からうっとり。寺院の舞台って、ほんとに気持ちのいい場所だ。いや、お寺に限らず、山中の舞台はいい。たとえば「大山崎山荘美術館」の広いテラスとかも。

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 それに造形だって、なんともいえないほどきれいだ。

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 実は大正時代に焼失してしまったのを、昭和を代表する建築家、武田五一が前身を踏襲した形で資料を参考に設計し、棟梁の伊藤平左衛門が請け負ったものだ。再建されて本当によかった。

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 摩尼殿の近くにはこのような石像物がいくつもあり、それぞれに小石が積み上げられていた。私もそれに倣ってみる(ミーハーだ)

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 石段をあがる。

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 見事な彫り物だ。

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 なるほど如意輪観音さまがご本尊なので、如意輪堂とも言うわけね。

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 りっぱな龍のついた手水所?

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 屋根と戸の間が、息をのむほど重厚に重ねられている。寺院建築のボレロ。

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 あがらせていただきます(拝)

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 写真では伝わらないかもしれないけど、下から見上げても迫力だ。

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 中央をはずして右手はこんな感じ。さあでは、上にまいります。

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 緑がキラキラと輝いて、うっとりとため息。

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 わあい、はづき茶屋が、あんなにちいさく見えます〜♪ すっかりハイテンション。

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 摩尼殿の舞台です。そんなに広くはないけど、眺めは絶景!!

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 寺院の正面上がり口の屋根って、こんなだっけ? 凄く変則な屋根の造りなので、設計も工事自体も非常に難しかったのでは。と、いまさらながら気づいた。

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 本堂の内陣は、格子ごしなので、よく見えず。ご本尊は秘仏なので「お前立ち」(ご本尊のレプリカ)の如意輪さまがいらっしゃったけど、遠くて良く見えず。いろんな物販もあったけど、最近めっきり物欲が衰えてしまい(ほんまか!?)お買い物はなし。

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 では山と摩尼殿の間の細い道をたどって、三つの堂をめざそう。
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2016/9/11

摩尼殿(まにでん)まで  神社仏閣/教会

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いい感じに古びた、立派な塀が見えて来た。

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 こういう古い道標の文字を読めないのがクヤシー。そういう「学」があればなあ〜と、ないものねだり。

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 あ、塔頭寺院だ。

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 中興の祖のお坊様のお住まいだったらしい。お寺の名前は「十妙院」。

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 そもそも、わずか16歳で旅立ってしまった少女のために建てられたらしい。そこには、どんなストーリーがあったのでしょうね。

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 石垣の苔むしかたが、いかにもの昔を思わせる。

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 文字は消えかかっているけど、「鳥獣保護区」の看板。

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 「害鳥獣捕獲のハンターといえども、無断入山を禁じる」。つまり、ひとことお寺さんにお伝えしておけば、殺生も大丈夫ということなのだろうか? 日本語はむずかしい。

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 ステンレスの手すりのカーブがお見事! 作るの難しかったでしょうけど、曲線が樹木と不思議にマッチングしている。ある意味、アートかも。

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 「笠塔婆」というものらしい。鎌倉時代の石碑。

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 笠塔婆にズーム!!

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 石から掘り出された阿弥陀さま。

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 おおっ、アーチの古い石橋が。ここから先は神聖な場所であることを示す橋だ。名前は「湯屋橋」だ。えっ?「湯屋」?

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 いきなりお風呂場だったなんて! まるで「千と千尋」じゃないの。それにしても、さすがの書写山も荒廃したことがあったのね。

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 橋を渡ると、威風堂々と佇む「摩尼殿(まにでん)」が現れる。

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 摩尼とは梵語の如意のこと。天禄元年(970)創建。

 本尊は六臂如意輪観世音菩薩で、この堂の創建前、天人が桜樹を礼拝するのを見て、上人が根のあるままの生木に観音像を刻まれた。そのために岩山の中腹に舞台造りの建物となった。本尊六臂如意輪観世音菩薩は、1月18日の鬼追いの日に開扉される。
 国指定の重要文化財四天王立像もここに安置されている。


   (書写山のHPより)
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2016/9/10

寿量院  神社仏閣/教会

 仁王門をくぐっても、建物は見えずまたしても道が続いている。

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 これが書写山。書写山全体が境内ともいえる、みたいなことをロープウェイの案内で小耳に挟んだような気がするが、たしかにそのとおりだ。

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 仁王門をくぐって、最初に右手に見えるのが「寿量院」だ。

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 古くは、「無量寿院」と呼ばれ、承安四年(1174)には後白河法皇がここに七日間お籠りになり、観世音菩薩の加護を願われたという。

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 現在の建物は江戸中期の建物で、蔀戸(しとみど)や中門などの寝殿造りの古い形式を備え、内部は床や違い棚のついた書院造りになっているそうだが、入れない。仏間を中心とした方丈と台所を設けた庫裡とを合わせた構造で、「十妙院」と共に「圓教寺型」と言われる独特の構造を持った塔頭なのだが、入れない。

 なぜなら。

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 ということで、姫路駅ホームの立ち食い蕎麦でしのごうというセコい了簡で、精進料理をご予約なさっていない私は、入れないのである。

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 しかし精進料理ご予約の方が入る道の入口には、案内を兼ねた魚板があり、これがなかなか味わい深いものだった。禅の仏教美術は、豪放磊落なシンプルさを旨とするイメージ、もしくはヒネリのきいた「のほほん」なのだが、これは禅というより、「民藝」の味わいがあるような気がする。

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 朴訥としているのに、プリミティヴな荒々しさが、魚の口元に込められている。はげしく歯ぎしりをしているかのような口元をみていると、「まさか精進料理なのに、刺身にされるのでは!?」という疑念が、私の「寿量院に入れない悔し紛れ」を交えて湧き出すようもみえる。じっくりと民藝魚板を鑑賞してから、次に向かう。

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 下り坂に入り、嬉しい気持ちで前方を見たら、驚くべき光景が目に入った。

 犬連れ!? しかもトイプードル!? 

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 こちらにお住まいの方なのか?

 それとも山麓にお住まいで、ここまでロープウェイに乗って、犬の散歩なのか? もしかすると、犬ひとりに留守番をさせるわけにもいかず、仕方なしに同伴旅行なのかもしれないのだが・・・シュールな光景だ。書写山、恐るべし!

 だが、書写山でのシュールな光景は、今後もまた目にすることになるのだが、それはまた後日に。書写山は、まさに面白過ぎるワンダーランドだ。
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2016/9/9

観音様と山登り  神社仏閣/教会

 ということで、ロープーウェイで山に着いてからも、山道を歩く歩く!

 でも山中のフェトンチッドで満たされ、ツクツクボウシとアブラゼミの混声しぐれの中なので、気分は爽快。

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 鐘楼が見える。

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 この看板では、さもすぐに到着するみたいな感じだけど、私は道草三昧のせいもあり、40分以上かかりました(汗)

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 帰りに鐘を撞いてらっしゃるご夫婦がいらして、梵鐘の音をきくことができた。

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 あれにみえるのは、もしかして・・・。

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 大阪の葛井寺(ふじいでら)の十一面千手千眼観音さま! お懐かしや! 紙芝居のオジサンにもお会いできた、思い出深い観音様だ。

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 うわあ、長谷寺の観音様だ!! やはりあのスケール感がないと、漫画っぽい頭身になっちゃうのかなあ。でも再会できて、とてもうれしい!

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 三室戸寺の観音さまは、たったいま颯爽とおでまし感がすごい。このお方にも、いずれお会いしに行かねば。

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 醍醐寺の如意輪観音様! お懐かしや、今もお慕い申し上げております。

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 おおお〜! 石山寺の観音様は、今年の33年に一度のご尊顔を拝するチャンスを逃さないようにしないと。シンプルな光背も古代めいていい。

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 三井寺の如意輪様も! ビッグネームの連続に、レプリカといえどドキドキするなあ。

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 このドキドキ感は、山の中の木立の間におられるという環境の素晴らしさにも起因するのだろう。観音トレイルのあまりの素敵さに、上り坂も辛くはない。ゆっくり登っているのと、道が整備されているおかげでもあるのだけど。

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 姫路を一望できる視界の開けた場所で、ちょっと休憩し、展望を満喫する。

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 ふたたび歩き出す。ほどなく建築物が見え隠れしてきた。

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 ついに山門までたどり着く。いよいよ境内に入るのだ。

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 仁王様はいらっしゃらないけど、代わりに、お洒落なモノトーンの草鞋が掛かっていた。草鞋は仁王様の象徴だ。

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2016/9/8

山門をめざす。  神社仏閣/教会

 では、いざ、ロープウェイへ。

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 ロープウェイ、かなり久しぶり。コンスタントに利用者がいるらしく、15分間隔で便がある。そんなに待たなくても大丈夫。

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 案内図をみても、円教寺の境内は広い。山中のあちこちに伽藍があるところなんて、たしかに比叡山みたいだわ。
 
 ところで「TV見仏記」で、みうらじゅんさんが驚いていらしたが、テープで説明や案内が主流のロープーウェイに、なんと女性のガイドさんが乗り込んで案内してくださるのだ!「テープじゃないんですね!」というみうらさんに、控えめに、でも「もちろんですとも!」と目で語り、自信にあふれた微笑みを返していた制服姿のガイドさんが印象深かった。

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 もちろん、本日もバスガイドさんのような流暢にあたたかい肉声の案内で、4分間の空中散歩は充実したのだった。

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 ロープウェイは、「軍師官兵衛」のキャラクターらしい。

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 さて、この先、山を徒歩で登るか、車道を通ってマイクロバスで行くかという運命の分かれ道がある。さっきまでは軟弱にマイクロバスで行こうかと考えていたのだが、「歩けば20分かかります」という係員さんの説明に、20分くらいなら、道の両側に点在される「写し」の観音様を見つつ歩くのもアリだろう、と結論する。

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 石碑の「一隅を照らす」は、
「一隅(いちぐう)を照らす、これ則(すなわ)ち国宝なり」
という言葉からの一節だ。
 天台宗の開祖である最澄の『山家学生式』(さんげがくしょうしき)冒頭部分に記載されている。「それぞれの立場で、精一杯努力する人はみんな、何者にも代えがたい大事な国の宝だ」という意味で、仏教ミッションスクールに行った事のある人なら、たぶん耳にしたことがあるはず、というくらい有名な言葉だ。

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 書写山と和泉式部についての物語が、連続看板となって続いていた。

 和泉式部は平安時代中期の歌人。越前守 三十六歌仙のひとり。恋多き女性としても有名。
 和泉式部は 最初の夫、和泉守橘道貞 (みちさだ)と離婚し、その後 愛人の皇子二人が 次いで最初の夫の娘、小式部内侍(こしきぶ の ないし)が 亡くなり、仏に救いを求めた。名僧として名高い播磨の国の書写山円教寺の性空( しょうくう )上人に、仏の教えを乞おうと京の都を立ち、書写山に来たらしい。しかし寺の門は閉ざされ、上人に会うことが出来ない。

 和泉式部は「暗きより 暗き道に 入りぬべき、遙かに照らせ 山の端の月」という歌をしたため、下山しようとする。上人は この歌に感心し、「日は入りて 月まだ出ぬたそがれに 掲げて照らす法( のり )の灯(とぼしび )」
と返歌して 門を開け、和泉式部に面会したという伝説がある。境内には「和泉式部の歌塚」もあるらしい。

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 参道途中には西国三十三ヶ所各寺院の本尊のレプリカが出迎えてくれる、と予習した中に書いていたが、レプリカとはいえ、丁寧に作ってある。雨ざらしなのに、状態も良好。
 やはり1番目にエントリーされるのは、当山の御本尊、六臂如意輪観世音菩薩さまだ。この堂の創建前、天人が桜樹を礼拝するのを見て、性空上人が根のあるままの生木に観音像を刻まれたため、岩山の中腹に舞台造りの建物となったそうだ。六臂如意輪観世音菩薩は、1月18日の鬼追いの日に開扉される。
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2016/9/7

まずは姫路にむかう。  おでかけ

 8月の最終日、朝早くから播州へ出立。

 姫路まで新快速の電車1本で片道2時間。同日東北で使うはずだった青春18キップで、去年行きそびれた「書写山円教寺」に行く事を思いついたのだ。姫路駅からバスに乗り、書写山山麓まで行く。山麓からロープーウェイに乗って到着と思いきや、そこから山を登って20分かかり、やっと山門に到着するのだ。

 さすがに時間がかかるので、朝早く出る事にしたのだ。帰りも夕方というわけにはいかないので、晩ご飯の用意がパスできる日を狙っての、計画的犯行(笑)

 姫路駅に到着し、ホームにある「えきそば」で、先ずはハラゴシラエ。最近は、できれば少なめのものが食べられる場所があれば、時間に関わらず食べておく。山頂にも食堂はあるらしいが、やたら値段が高かったり、食べたい感じのお店ではなかったりしたら、食べ損ねかねないので。

 姫路駅の駅中にいらっしゃった制服姿の案内人に、バス乗り場を訊ねる。でもなんだか様子がおかしい。どうやら日本の方ではないようで、「観光案内所で訊いてください」とのこと。

 観光案内所には、いかにもプロ然としたおねえさんたちがずらり。ああ、そうだった、姫路城は世界遺産だったっけ。真ん中のおねえさんにバス乗り場を聞くと、テキパキと答えてくださった、外国語なまりで。
 世界遺産のある場所は、外国人率高し、ということなのか。観光客はもちろん、おもてなしする方も、といささかカルチャーショックを受ける。

 そんな姫路城には目もくれない日本人や外国の方を乗せた「書写山行き」のバスは、平日だけどほぼ満席状態。去年「TV見仏記」を見るまでゼンゼン知らなかった場所だけど、人気のスポットなんだ。さすがは「西の比叡山」と言われるだけのことはある。

 でも私はひとり終点まで行かず、ひとつ手前のバス停で下車。郵便局で風景印をいただくため。

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 局員さんに、念のためロープーウェイ乗り場までの道順を訊いてから、局を出る。

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 だって人通りの無い寂しい場所みたいだったから、万一迷子になっても、路上で訊けないかもしれないし。

 前方は心配になるほど何も見えなかったけど、10分経たないうちに見えて来るロープーウェイ山麓。

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 名物「猪肉うどん!?」

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 イワナを焼くような感じで団子をあぶってるのが新鮮。

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2016/9/6

予報通りの台風  季節

 滋賀県には過剰でない程度にしっかり雨を降らせて、8月29日に台風は去った。、翌日は爽やかな一日。私は除草に励む一日に。

 テレビでは「今頃行くはずだった」東北の各地が映し出され、乗るはずだった新幹線が全面運休になったり、川が溢れたり、台風の被害が著しい。

 一日もはやく、元通りの暮らしに戻りますように。
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2016/9/5

地球を救うのは、愛か笑いか?  テレビ/ラジオ

この何年か攻めつづけているEテレの障害者バラエティ「バリバラ」の、8月28日放映分の話。

この夏、番組は自ら高いハードルを打ち出した。日テレの「24時間テレビ」と時間帯をぶつける生放送をやってのけたのだ。この番組のパロディで笑いを取りつつ、問題提起をやってのけた。『障害者の一生懸命がんばる姿を見て感動する健常者』という番組のコンセプトはいかがなものか?というものだ。

 それを一言で言い表した「感動ポルノ」という、いささかショッキングな言葉も知った。番組自体も、スタッフの意気込みと熱意や意気込みが、びんびん伝わって来た。それに他番組への批判だけでなく、自省する姿勢や改善点の洗い出しなど、他番組に対する思いやりすら伺える、繊細に作られた構成だった。もちろん「バリバラ」の持ち味である、笑いどころは各所にある。

 実は今年からこの番組の作り手が一新され、わが家的には「内容が失速しているのでは?」と思っていたが、今回の大胆不敵なココロミはネット上では評判になっているらしく、ひと安心。

 他の分野でも、(NHK総合とは違い)いまのところ自由自在に企画が通っている(と思われる)Eテレは、作り手のいい意味での「やりたい放題」が見られるので、応援していきたい。

 (ライブドア・ニュースの記事にリンク↓)
http://news.livedoor.com/article/detail/11945306/
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タグ: テレビ ラジオ

2016/9/4

明石へ買い出し。  お買い物

8月26日は恒例の、「青春18キップで、明石へタコを買いにおひとりさまツアー」を決行。片道100分ほどの旅だ。でも電車1本で来れるので、座れさえすれば、とてもラクチン。

 今回はJR明石駅で山陽電鉄に乗り換え、一駅目の人丸前駅で下車。人丸駅の近くの郵便局「明石子午線局」は、とてもカッコいい風景印を持っているのだ。

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 ホームにも子午線が通っていた。

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 子午線上に、天文台もありましたよ。

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 改札をくぐり、石柱の道標の近くで信号待ちをして、横断歩道を渡る。まさかこの時点で大きなミスをしていたとは、知るヨシもなかった。

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 ほどなく「日本標準時子午線通過地」の標柱。

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 ところがそんなに遠くないはずの郵便局が、地図を片手にしても、行けども行けども見つからない。やっと通行人の若いお母さんを捕まえて、近くの郵便局を訊ねて探し当てたが、そこは風景印のない郵便局だった(悲) 局員さんに訊ねると、なんと駅前の道標を右折したらすぐの場所・・・私は地図を読めない女(泣)

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 でも、めでたく風景印ゲットだぜ!

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 駅前のアットホームなベーカリーで甘夏デニッシュを購入し、駅のホームの東緯135度近くで、ささやかなランチ。

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 一駅で明石駅に戻る。到着して電車を降りれば、ホームで早速「魚の棚商店街」のCMが。

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 駅前の「魚の棚商店街」で、生ダコと焼き穴子を購入。明石に来てもまだ海の方へ行った事がなかったので、ちょっと道草してみる。

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 ここはヴェネチア? いいえ「(淡路)ジェノヴァ(ライン)」という名のフェリー乗り場。

 もう1局、こちらもさんざん迷った末たどり着いた郵便局で、風景印を入手して帰宅。

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 タコと焼き穴子は、夫にも娘にも大好評で、翌日分もまだ残ってる♡

 しかし、帰宅後には、悲報が待っていた。

 台風襲来予定のため、フェリーの欠航が決ったのだ。潔く撤退することに即決。翌日には、仕事帰りに東北旅行のあれこれをキャンセル。

 まだ機は熟していなかった、ということでしょう。東京に行けなかったユイちゃん(@「あまちゃん」)の気持ちが、ちょっとわかる。

 でも1ヶ月東北イメージを掴む努力をしたり、自分がどうしたいのかを自問自答したり、あちこちで小耳にはさんだ耳より情報とかを総合すると、プランを組み直した方がいいかも、とも思うので、仕切り直しのチャンスを与えられたと受け止める事にする。
 それに出かける前にストップできてよかったともいえる。旅の途中の方々は、ダイヤが乱れて大変らしい、と旅行会社の方もおっしゃっていたので。

 また東北チャレンジは、いずれ機をみて。
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2016/9/3

途中下車、岡山  おでかけ

 倉敷駅のベーカリーのイートインで軽く(軽過ぎる)ランチのあと、改札をくぐる。4時間以上のトレイントリップだ。去年の経験から、始発駅からの乗り継ぎなので、確実に座れることはわかっていて、安心と言えば安心だ。

 倉敷駅のトイレは、なにげに蔵っぽい意匠だ。

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 最初の乗り換えポイント、岡山駅では30分ほど待ち時間があったので、途中下車してみた。岡山駅から出るのは初めて。

 駅前に郵便局があったので、風景印のコレクションを増やすチャンス到来!

 やはり岡山といえば、桃太郎だろう。

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 足元にも、やっぱり桃太郎。

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 あっさりと駅に引き返す。駅前には、たんぽぽの綿毛のような噴水がある。

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 噴水の横に立ち、岡山駅全景をカシャッ。

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 んん? あの後ろ姿は・・・。

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 桃太郎、なんだけど、「ビッグカメラ」とのツーショットはちょっとトホホな気分も。

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 しかも(写真を拡大したら判明するのだが)、犬の足の間から垣間見える、不動産らしき看板・・・↑

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 「こころ晴れ晴れ 岡山の旅」のポスターとは、相性のいいショットだ。

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 角度によって、桃太郎ご一行様の印象が、ガラリと変る像だった。

 15分ばかりの駅前散策は、なかなか楽しかった。桃太郎だけでなく、岡山の観光協会さんは、ぜひ「内田百けん」先生もアピールしてほしいものである。「内田百けん記念館」とかできたら、行ってみたいもん。

 岡山駅からはスムーズに乗り継いで、夕方には帰宅。やはり西への旅は新快速があるので、ラクチンだし遠くまで行けるし安上がり。JR運賃・往復4400円の青春18キップ旅でした。
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