2016/8/28

美術と工芸を観る。  展覧会

 大原美術館で、まずお出迎えしてくれたのが、この絵↓
 
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 児島虎次郎の《和服を着たベルギーの少女》。あまりの素晴らしさに、すっかり虎ちゃんのファンになってしまった。これを見られただけでも、大原美術館に来た甲斐があったというもの。

 最初の方に、コローの風景画があった。フランスの自然主義的な田園風景画や農民画を描くバビルゾン派のひとり。バビルゾン派で有名な人は「落ち穂ひろい」のミレーだけど。そうそう、中学生の頃コローが好きで、複製画を買って飾っていたっけ。けっこう荒れてた公立の中学校だったけど、名画の複製画を廉価(中学生の小遣いでも何点か買えるくらい)で販売する日があって、シャレたところもあったのだ。コローの絵の前では、しばし「美術鑑賞」の原点に帰ってしまった。

 もちろんモネやエル=グレコやゴーギャン、ピカソやコローやルノワール、セザンヌ、ロダン、ロートレックなど、綺羅星のごとく巨匠の作品が目白押しだ。日本人だって、青木繁、岸田劉生、熊谷守一、佐伯祐三と明治以降のビッグネームが並んでいる。すごい美術館だと知っていたつもりなのに、心の準備が足りなかったのかも。あまりにビッグネームすぎる人たちの作品がつづくので、あっというまに私の中では飽和状態に(汗) ラストの現代美術にいたっては、ほぼスルー。カンディンスキーやクレーの抽象画は大好きだけど、現代美術はほぼスルー。ウォーホールですら、じっくり見たいと思わない。 

 でも「民芸」を中心に集めた「工芸品」の建物に移ると、めっきり人の数が減り、ゆっくりと鑑賞できた。おかげで河井寛次郎やバーナード・リーチ、富本憲吉、芹沢けい介など、じっくり見たい作品たちと向き合うことができた。

 「民芸」を陳列している建物自体も民芸っぽい和風建築で、土壁や竹の使い方も心和む。最近はぐぐっと民芸路線に舵をきっている私には、ストライクゾーンな環境である。というわけでJさんとは作品以外にも、建物に関する話題が多かった。

 混み合っていたミュージアムショップには、残念ながら「これ」とハートを鷲掴みにされるものはなかったので、残念ながら何も買わずに大原美術館を出る。

 美観地区のお店で、暑くて桃のシャーベット(ジェラートだった?)を買って(主観的には女子高生のように?笑)、ふたりで食べる。昔、友達との別れ際にかき氷を食べる、みたいな俳句を読んだ事があったけど、ちょっとそんな感じで主観的には叙情だ。客観的にはスリムで背の高いJさんはともかく、私は暑苦しいオバサンがアイスにむしゃぶりつくの図なんだけど(汗)

 Jさんを倉敷駅まで送って、私はふたたび「えびす商店街」を抜ける。
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