2011/3/7

ゴーゴーミッフィー!  新聞/雑誌

 先週新聞の小さな記事で、四国の金毘羅宮にて『ゴーゴーミッフィー展』が開催中というのがあった。『ゴーゴーミッフィー展』は、ミッフィー誕生55周年記念の展覧会だ。

 ええっ!? 神社で展覧会! しかもミッフィーの?

 でもこの謎は、すぐに氷解。今年はうさぎ年じゃないか!

 で、神社でミッフィーというちょっとミスマッチな企画に、私が食いついてしまったのは、ミッフィー神社グッズである。これがカワイイのなんの!

 まず、ミッフィーおみくじ!!↓
http://www.asahi.com/kansai/kouiki/OSK201103050010.html
ねっ! ねっ!! とんでもなくカワイイ!

 そして、ミッフィー絵馬!!↓(金毘羅宮のHPです)
http://www.konpira.or.jp/menu/master/menu.html
目の前に新たな道が開いてゆくようではありませんか!

 ミッフィーという期間限定企画とは別に、もうひとつ私がくいついてしまったものが、定番の「こんぴら狗」グッズ。なぜ金毘羅宮と犬? これもちゃあんと説明のページがありました。

 江戸時代には旅行は禁止されていたけれど、神仏への参拝はその限りではなく、お伊勢参りと並んで、讃岐の金毘羅大権現(今の金刀比羅宮)と、京都六条の東西本願寺への参拝の旅も、庶民の一大イベントだったようだ。

 もっとも旅をするというのは、生易しいことではないので、旅慣れた人が代理で参拝するというシステム(代参)もあったらしい。代参システムは、人だけではなく、なんと飼い犬にも適用されたのである。

 「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が、飼い主の代参をすることもあったのだ。袋には、飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などが入っていた。犬は、旅人から旅人へと連れられ、街道筋の人々に世話をされ、目的地にたどり着いたのだという。この「こんぴら参り」の代参をした犬は、特に「こんぴら狗」と呼ばれた。

 なんと素敵な話ではありませんか! まるで小説や映画みたいですよね! 
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2011/2/14

淀川美代子さん  新聞/雑誌

 今日、ふと本屋さんに立ち寄り、なにげなく『暮らしの手帖』の最新号(第4世紀50号/2011年2−3月号)を立ち読みした(書籍/出版関係社の方たち、ごめんなさい!)。
 記事がかなりよかったので、よほど買おうかと思ったけれど、残念ながら代金を捻出できず断念。印象に残った記事とは、

『こんにちはさようなら 第21回「読者交流会にて」(松浦弥太郎)』
『花森安治の机(馬場マコト)』

 このふたつ。上のは見開き2p、下のは半ページくらいの短い文章なのだけど、感心したり、涙ぐみそうになったり。

 上の読者交流会の話題は、編集長の松浦さんと、ゲストだった淀川美代子さんのトークの話。そこで松浦さんがレポートされている淀川美代子さんのお話がものすごくいいので、それだけでも買いだと思う。松浦さんの噛み砕きかたも丁寧で、淀川さんの気持ちが、ものすごく伝わったし。

 美代子さんは、『Olive』、『an・an』、『GINZA』で編集長を務めた敏腕編集者だ。私も一時期(むろん、もう女子高生ではなかったが)『Olive』を愛読していたので、その雑誌センスの素晴らしさは、よくよく存じ上げている。現在ではエグゼクティブ アドバイザーとしてご活躍されているそうだ。

 美代子さんは、雑誌が大好き、お洒落が大好きで、かの映画評論家、故・淀川長治さんの姪御さんでもある。(姪ではあるけれど、お母様の弟さんだった長治さんは、美代子さんの父親が早くに亡くなりいらっしゃらなかったので、一緒に暮らしていらした。ほとんどお父さんみたいなもの。おかげで小さい時から映画の「英才教育」を受ける事に)

 今の付録合戦となった雑誌の有り様に心を痛めてらした。そうだよね、そうだよね。何だか違うなという思いを、明快に言ってくださったのがうれしい。
 「雑誌はコンテンツが勝負なのに」。まさしく!

他にも
「人生のいい事は楽しみ、悪い事は勉強だと思ってそこから学ぶ」。
うんうん。
「人に負けまいとして自分を押し出していくんじゃなく、自分の意見と違っていても、謙虚に人の話を聴いてみることが大事」
 みんな自分が損をしないように必死な時代に対する、重大な警告を聞いたような気がした。声の大きいもん勝ちな気分が充満している現代を、実にシャープに斬られたよう。

 家に帰って「淀川美代子」で検索をかけたら、思いも寄らなかった鉱脈に出くわした。『ほぼ日刊イトイ新聞ー「淀川おじさん」』という淀川美代子さんと糸井重里さんの対談だ。それも「日曜洋画劇場」の40周年記念として作られた淀川長治さんの解説だけを集めたDVD 『淀川長治の名画解説』の話をメインに据えてあり、そのムービーもおまけについている、という贅沢なコンテンツ。これ、久々の私的ヒットでした! これについては、また後日。
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2010/12/30

飛び出しおじいさん  新聞/雑誌

 昨日、お正月用のお花を生け終わり、切り落とした茎などを置いていた新聞を処分しようとしてふと興味深い記事がある事に気づいた。「飛び出し坊や」ならぬ「飛び出しおじいさん! 柱の影から」というものである。朝日新聞の12月15日の滋賀県版の記事だけれどこちらからもしばらくは読めそう。

 新聞記事の前振りは、こんなかんじ↓

【死亡事故、半数は高齢者】

 石につまずいたおじいさんが、道ばたの柱の陰から道路に飛び出した。あぶない!――。東近江市内で、今月からドライバーに安全運転を呼びかける看板「飛び出しおじいさん」がお目見えした。「飛び出し坊や」の看板数は日本一という滋賀だが、「『おじいさん』は見たことがない」と県警関係者。お年寄りの死亡事故急増の深刻さを物語る。(中村亮)


 高齢者に注意!という表示なのである。子どもは急に飛び出すが、ドライバーにとって、お年寄りはどのように注意すればよいのか。それはキャラクター・デザインの中にヒントがありそうだ。新聞記事によるとデザインしたのはプロではない。イラストが趣味の高校の教頭先生(52)だ。名前はマンガ『バガボンド』の作者(井上雄彦)にちょっと似ている。記事を引用する↓

 目を引くデザインは、イラストが趣味の県立愛知高校教頭の井上次雄さん(52)が担当した。「高齢者が急につまずいたりよろめいたりする可能性を意識してほしい」と、石につまずいた「つまずきおじいさん」、杖を持ちながらよろける「よろめきおばあさん」の2種類のキャラクターを提案した。

 東近江署はさっそく制作にとりかかったが、普及している「坊や」に比べ、生産量が少ない高齢者版は費用が3倍以上かかることが判明。意匠を1種類に絞ることにし、「『おばあさん』の看板は見たことがある」との署員の声から、「おじいさん」が採用された。

クリックすると元のサイズで表示します 
 「つまづきおじいさん」と「よろめきおばあさん」! 人生哲学を考えさせる、ある意味素晴らしいネーミングかも(笑)ネーミング的には異論はないが、「石につまづいて道路に飛び出す」っていうシチュエーションは、ちょっと苦しい。まだ「自分の足にもつれる」とか、「左右確認なしに横断する」方が現実的かも。

 しかし、このいかにもよぼよぼした「おじいさん」に比べ、「おばあさん」のかくしゃくとしていることといったら! もっともこのデザインのおばあさんは、たぶん昭和のマンガの中だけにしかいないけど。このカクシャクぶりなら、男に「よろめく」ことはありえても、自分がよろめく確率はかなり低いだろう。

 それに新聞記事では「飛び出しおばあさん」はレア物件だと書かれていたが、いやいや少なくとも私の住む地域では、ベニヤの1点もの手作りではないものをいくつか確認している。それだってやはりステレオタイプな丸めがね、着物、お団子頭の「昭和のおばあさん」なんだけどね。

 警察署に本物の「おじいさん」から「日本男児は石につまづいたりはしない! ハゲにするのもけしからん」なんてクレームがこないか、部外者なのに、いらぬ心配をしたりしている今日この頃だ。
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