2014/4/27

まもなく「消しゴム忌」  展覧会

 4月25日から梅田ロフトにて、「ナンシー関の顔面遊園地」が開催されている。彼女と連載対談もし、生前仲のよかった町田広美氏がナンシー関の13回忌を機に、メインで企画したようだ。これは外せない。ということで初日に出かけた。

 展示品は、彼女が彫ったナマ消しゴムハンコと、それを押したもの。消しゴムハンコをスタンプした高級品(グッチのモカシンやウエディングドレス)、著作から抜粋した文章のセレクション。あとはグッズ売り場も楽しみだ。

 やっと人に道を聞かなくても梅田ロフトまでたどり着けるようになった。長い道のりだった。

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 これだけ多くの人に支持され、絶賛され、愛された文筆業の人って、いままでいただろうか? というくらい故人となった今も、その存在感、もしくは不在感は大きい。だから、金曜平日お昼前だというのに、昨年のみうらじゅんの展示の3倍くらいの人の入りだ。

 もっとも展示の芸においては、はるかにみうらじゅんの方が上。カテゴリー別に、四角四面にまとまった消しゴムハンコを、ひとつひとつ見ていくのは、ある意味苦行。よほどの「ナンシー好き」でないと、つい流したり飛ばしたりしてみてしまうかも(汗)

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 それでも選び抜かれたナンシーの言葉に、感心したり、笑ってしまったり、うなずいたり。関家は家族中が格闘技好きで、相撲中継のときのアツい一家(とくに父)の様子や、千代の富士の件で、何度でも父にだまされてしまう子どもの頃のナンシーの逸話が微笑ましい。彼女が無類のシール好きだった、というのも大共感だ。

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というわけで、買ってしまいました。「動物シール(とり)」と「よくできました」シール。

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 入口でプレゼントがあるのは、ロフトのお約束。お寿司の栞の裏には「おにぎりください」という言葉が。
 
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 世界文化社の本を買うともらえる「ナンシーうちわ」。もってない本があったので、買ってみた。

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 買おうかどうか悩みに悩んでいた「評伝」も、このさい買ってしまった。とりあえずマスキングテープもひとつ購入。

 なんのかんのいって、1時間以上見てました。足が棒(疲) でもナンシー好きには、回顧展としての意味はあったと思う。じっくりと見せていただいたので、6月12日の「消しゴム忌」(勝手に命名)には、しみじみとナンシーを偲ぶつもりだ。
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2013/4/24

みうらさん、ロフトジャック!  展覧会

 今年の1月に梅田の「丸善&ジュンク堂書店」ビルに行ったばかりなので、その隣にあるロフトには事前の下調べと、うっすらな記憶を頼りにたどり着けた。大阪で、誰にも道を聞かずにたどり着けるのはうれしい。

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 今回のテキスト『いやげ物』(みうらじゅん/著 ちくま文庫)

 ロフト自体が、私やKちゃんにとっては、ほとんどテーマパーク以上にテーマパークなので、ロフトに来た、というだけで、テンションがあがる。

 それなのに会場の7階へ行こうと、エレベーターを探したら、もうこの有様だ。

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 「国宝みうらじゅん いやげ物展」のメインキャラクターは、畏れ多くも「つっこみ如来さま」だ。もちろんみうらさんの作られた仏像で、私は以前「愛・地球博」のみうらさんのイベントで、小さいホンモノ(アヤシイが)を見たことがある。煩悩多き人間に「えーかげんにしなさい!」とつっこんで下さる。「えーかげんにしなさい!」。「つっこみ如来」さまは、この普遍的な漫才のラストの台詞が、いかに宗教的かを端的に示す日本人の叡智の結晶である。

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 「いやげ物展」のパンフにもポスターにもチケットにも、暗黒をバックにこのお方が「えーかげんにしなさい!」と、みうらさんの物欲をいさめているのだが、もちろん彼は聞く耳持たない。(というか聞く耳を持ってしまうと仕事にならないだろう)

 そしてパンフやポスターやチケットだけでは飽き足らず、如来さまは、意外なところに出没される。

 エレベーターのドアが開いた。一瞬のけぞる。もちろんエレベーターの中にも、「催し物案内」という枠を越えて、大々的につっこみ如来さまはいらっしゃるのだ。その迫力に、どきどきした。

 ちなみにエスカレーターも油断はできない。なんと足元の銀のサイドラインに「国宝みうらじゅん いやげ物展」と細長い広報が貼付けられていた。

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 もちろん各階には、手頃な大きさのパンフレットが、心憎いまでに手に取りやすい分量で置かれていた。

 つまり梅田ロフトは、「つっこみ如来さま」だらけなのだ。物欲をかき立てる各売り場に、煩悩をいさめ「えーかげんにしなさい!」とポーズをとる如来さま。もうこの風景だけで、すでにみうらじゅんワールド全開だ。矛盾する世界を笑うべしという、みうらさんの暗黙のギャグなのかもしれない。

 ロフトをジャックするみうらじゅん、恐るべし!

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