2014/2/25

またアホなことを(笑)  キャラクター

 ちょっと勧請縄見聞レポートからはずれます。

 先日夫が東京で見てきた『イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる』(国立新美術館にて)の、買ってきてもらった図録をみて、非常に心をひかれたものがあった。メキシコのユダ人形だ。

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 このゆるさ! 不気味なのに陽気、というメキシカン・テイストが炸裂している。

 あんまり気になるので、レプリカを作ることにした。百均で紙粘土を購入する。ふつうに白いのと赤いのと。

 で、昨日製作を開始。いいかげんな造形で許されるから、とたかをくくっていたが、どうしてどうして。柔らかい粘土は、すぐに潰れたりもげたりして、何度もやり直しが入る。とくに白いのは、肋骨とか顔の凹凸とか、結構細かい。粘土1個ぶんの、てのひらサイズの人形なので、不器用な私にはひと苦労だった。

 1日置いて乾燥させ、固まったところを彩色する。絵の具は黒と金。子ども達の絵の具箱を物色して発掘してくる。

 彩色はなかなか楽しい作業だったが、肋骨が一組多かったり、足が関節だらけだったりして、造形時の失敗が如実にひびく。

 博物館所蔵のものとは格段に等身が少ないが、2体並べると、まるで漫才コンビのような楽しげな様子に、ほのぼのする(笑)

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 ということで、せっかくのフリーなオフの日を、こんなことに費やしてしまいました。H氏の「また、アホなことして〜」という声が聞こえそう。

 現在「たぬき亭」が、ごく一部「みんぱく化」しました。観覧は自由です(笑)
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2012/12/9

T2ファージ!  キャラクター

 一気に冷え込んだ本日、各地で大雪注意報が出始めた。こちらではまだ降ってはいないが、いつ降ってもおかしくない寒さ、顔がいたくなるほど空気が冷えきっている。

 まもなく冬期講習に入るので、先日Kちゃんが塾のテキストを貰って(もちろん有料!)来た。

 「ほいで生物の表紙なんやけど、ウチの大嫌いなT2(ティーツー)ファージが描いてあるねん!!」

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 ティーツーファージって?

 「蜘蛛みたいな足が生えてて、タンパク質とDNAでできている気色悪いヤツやねん」

クリックすると元のサイズで表示します なるほどKちゃんは、蜘蛛が大嫌いやったもんな。でもこの説明では、なんのことやらなので独自に調べてみました。まずはウィキペディアより↓

 ファージ (Phage) は細菌に感染するウイルスの総称。タンパク質の外殻に遺伝情報を担う核酸 (主に二本鎖DNA) を持っている。20世紀初頭に Twort と Herelle によって独立に発見された。ファージが感染し増殖すると細菌は溶菌という現象を起こし死ぬ。この現象によってまるで細菌が食べ尽くされるかのように消えてしまうため、これにちなんで「細菌(bacteria)を食べるもの(ギリシア語:phagos)」を表す「バクテリオファージ(bacteriophage)」という名がつけられた。


 その「バクテリオファージ」(略して「ファージ」)の数ある種類のひとつがT2ファージと呼ばれるもので、大腸菌に感染して繁殖するウイルスである。ナットに足が6本ついたみたいなビジュアルで、足長ロケットみたいな生物だ。頭部は20面体だそうだ。思わず「怪人か!?」と突っ込みたくなる(「人」ではないけど)。

 これが遺伝物質であるDNAを大腸菌に注入し、周りのタンパク質の殻は捨ててしまう。そして、ファージDNAは大腸菌の中で複製され、大腸菌の中でDNA上の暗号を元に新しい殻を作っていく。

 こうしてファージは、どんどん増殖していく。動植物も、新しいDNAを導入することにより新しいタンパク質を作れるようになる。これを応用したのが、遺伝子組換え食品であり、遺伝子治療ということになるらしい。 

 う〜ん・・・まるで「エイリアン」。ミクロの世界ではSF映画のような出来事が起こっているのだ。おそるべし、T2ファージ!

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2012/10/22

妖怪ハラクダシ  キャラクター

 ということで、『妖怪ハラクダシ』が、雲行きの怪しいお腹をかかえつつ、冷蔵庫の番をしてくれている。もっとも冷蔵庫は食品を保存している箱であるので、彼につけいる隙をみせないようにしないと。

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 油断すると賞味期限切れ食品等の在庫を持ち、うっかりすると家族全員が、妖怪ハラクダシの餌食となるからだ。

 彼が手に持つラッパは、もちろん止瀉薬である正露丸の登録商標だ。トイレが詰まったときに使う器具「スッポン」(正式名称は「ラバーカップ」または「通水カップ」という)ではない。

 蛇足ながら、この「ラバーカップ」、配水管のつまりを取り除く以外に、ゴキブリなど不快生物をカップの中に閉じ込めて、内部の気圧を急激に変える(通常は4、5回程度前後に動かす)ことによって退治するという使われ方もされるそうだ。(ウィキペディアより)
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2012/10/21

妖怪あらわる。  キャラクター

 きのう、ずっと部屋にこもり勉強していた受験生のKちゃんが、夕方台所にやってきた。

「いまふと思いついたんやけどな、『妖怪ハラクダシ』、って、ええとおもわへん?」

「いいやんそれ! 抜群に妖怪らしいネーミングや。 ビジュアルはどんなん??」

「わりとみかけはイカツイねん。そやけど、すぐハライタになるし、そわそわして青ざめよるねん」

 もうそれを聞いただけで、ビジュアルが浮かんでしまう母娘の以心伝心ぶり(笑) 

 上半身ハダカのくせして、ハラを冷やさないように腹巻きは欠かせない。腹巻きがあったら、下半身は当然のようにステテコと下駄履きだ。イカツサを強調するため、金チェーンのネックレスをして、腕にはなぜかロレックスの腕時計だ。

 こうして、冷蔵庫の「献立/買物メモ」の広い空白に、鉛筆描きのニューアライヴな『妖怪ハラクダシ』が突如出現したのだった。
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2012/5/14

ハニワ皇帝  キャラクター

 新聞紙上では、ときたまヒットをとばす3面のコラム記事が好きだ。肩のチカラが抜けきった内容で、ごくごく短い文章なのに、ラストはきっちり落とす。暗くなりがちな紙面に、ほんのりと照らされた一隅である。

 そしてもう本当に、ずいぶん長い間私の中では振るわなかった朝日新聞の「青鉛筆」ではあるが、今日やっと久々のホームランを目にした。誇張でなく「カキーン」という金属バットの幻聴を耳にしたくらいだ。

 大阪府八尾市立しおんじやま古墳学習館の新しいキャラクター、「ハニワこうてい(皇帝)」の紹介記事だ。 皇帝の基本設定は、「古墳が放置されたことを恨み、ハニワ帝国をつくってハニワ国民を増やし、世界征服の野望を持っている」というらしいが、このあたりはちょっとユルいかも。って、シチュエーションはパクリやし。

 しかし「ゆるキャラ」ではない。なにしろ「皇帝」なので、デーモン小暮閣下のように、態度もしゃべりも上から目線だ。ゆるくない、というか、学習館サイドのコンセプトとしては「コワいキャラ」らしい。今年の四月よりデビュー、もとい、降臨された。

 スタンプもステッカーも作ってある。もちろん着用する着ぐるみも。

 ふつう、着ぐるみのキャラクターは動き重視なので、しゃべりはない。キャラクターが発声するのは、2次元の画面上がせいぜいだろう。

 ところが学習館は、ちがう。畏れ多くも皇帝おんみずから、小学生の見学者を案内し説明する。これはなかなかに珍しいと思う。中の人は必死のパッチだろうけど(笑)

 しかも新聞のコラムによれば
「ちゃんと覚えて帰れ」と完全に上から目線。子どもたちにまとわりつかれると「うるさい!」と怒声も。 

 新しい! 

 見学のラストはたぶん「質問コーナー」になると思うのだが、どうも「皇帝の中に入っている人は誰?」という声がスタッフブログの感触では多いみたい。学習したことより、そっちかよ〜!?なんて、堅いことは言いっこなしだ。ノリのいい団体は、記念撮影もされている。
 
 皇帝デビューのときなんか、その学校の教頭先生の声に似ているから、「先生がはいってるんや!」「ちがうわ!」という掛け合いもあったとかで、なんだか微笑ましい(笑)
 
 大阪の八尾市にて、マニアックな古代史ファン、およびハニワマニアのちびっ子が増えることを期待しつつ。
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2011/5/28

金太郎について  キャラクター

 Kちゃんに「一寸法師」のあらすじを教えてあげた流れで「金太郎」話題になった。

「金太郎が熊にまたがってるのは、乗馬の練習をしていたからやで」と唱歌の知識を駆使して教えてあげると
「それ根本的に間違ってる。熊に乗っても馬の練習にはならへん」という、もっともなご意見を返していただいた。と共に金太郎にまつわるこんな疑問を提出してくれた。

「それよりなんで金太郎は斧持ってるんやろ? 子どもが武器持ってるって、危なすぎ!」
 いえ、オノじゃなくてマサカリなんですが・・・。しかし、これが実は滋賀県にも関わっているふか〜い話に繋がっているとは、知るよしもなかった。意外にも深い問題提起だったのだ!

 家事もすべて終えた深夜に「金太郎」について調査開始。例によってウィキより。

金太郎にはいくつも伝説が存在するが、静岡県駿東郡小山町の金時神社(金太郎が祭られている神社)に記されたものによると、天暦10年(956年)5月に誕生したという。彫物師十兵衛の娘、八重桐(やえぎり)が京にのぼった時、宮中に仕えていた坂田蔵人(くらんど)と結ばれ懐妊した子供とされる。八重桐は故郷に帰り金太郎を産んだが、坂田が亡くなってしまったため、京へ帰らず故郷で育てることにした。

成長した金太郎は足柄山で熊と相撲をとり、母に孝行する元気で優しい子供に育った。

そして天延4年3月21日(976年4月28日)、足柄峠にさしかかった源頼光と出会い、その力量を認められて家来となる。名前も坂田金時(きんとき)と改名し、京にのぼって頼光四天王の一人となる。なお、他には渡辺綱、卜部季武、碓井貞光が四天王に名を連ねる。

永祚2年3月26日(990年4月28日)、丹波の国、大江山(現在京都府福知山市)に住む酒呑童子を退治する。酒呑童子は都に訪れては悪いことをするため、源頼光や四天王たちが山伏姿に身をかえ、神変奇特酒(眠り薬入り酒)を使って退治した。

坂田金時は寛弘8年12月15日(1012年1月11日)、九州の賊を征伐するため築紫(つくし・現在北九州市)へ向かう途中、作州路美作(みまさか)勝田壮(現在の岡山県勝央町)にて重い熱病にかかり死去。享年55だったという。

勝田の人々は公時を慕い、倶利加羅(くりがら、剛勇の意)神社を建てて葬った。その神社は現在、栗柄神社と称する。


 年月日まで記された異様に詳しい記録だが、実のところ彼が実在の人物かどうかも疑わしいようだ。どうやら当時の実在の人物が物語や歌舞伎や浄瑠璃などで脚色され、各地にさまざまな金太郎伝説を生んでいったらしい。

 同じくウィキより、金太郎と近江の地との関わりが記されていた↓

滋賀県長浜市と米原市は、昔は坂田郡であり、坂田金時は坂田郡の人であると伝えている。今も長浜市には足柄神社や芦柄神社が何カ所もあり、子ども相撲が今も連綿と行われている。なお、この地域は古代豪族息長氏の本拠地であり、金時はその一族であるという。王の文字はマサカリの象形文字で、腹掛け姿は鍛冶を象徴することから、いち早く鉄文化を手に入れた豪族というものである。

 昔話に埋め込まれた、いにしえの歴史とでもいおうか。あなどれない、昔話。
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2010/5/7

田んぼの真ん中でキケンを叫ぶ  キャラクター

 ほぼ1車線しかないと思われるような田んぼの中の細い道で、対向車に通ってもらうために入り込んだ場所で、『飛び出し坊や』に遭遇する。

 なぜこんな人気(ひとけ)のない(と思われる)場所に彼がいるのかよくわからないのだが、彼は「思いもよらぬ場所」から子どもが出現してドライバーが肝を冷やすことを回避するためのキャラクター(!?)なのだ。こんな場所で子どもが飛び出す訳はない、というドライバーの油断を戒めるために、また「ここから子どもが飛び出す事が、ままあるのだよ」という前例をドライバーに教えるために設置されたはずである。

 この『飛び出し坊や』のぞんざいな顔の描かれ方は、そんな場所柄なのかもしれない。
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2009/10/3

マトリョーシカを守れ!  キャラクター

 何かブログに書きたい新聞記事があったのに、気にしつつもどうしても思い出せないまま、たぶん2週間ほどたった。その記事について今頃になってやっと思い出した。そうそう、マトリョーシカだった!

 古い読者の方は覚えていらっしゃるかもしれないが、私のブログの最初のデザインはマトリョーシカだったので、少なからずご縁のあるアイテムなのである。なので、放ってはおけない話題だ。

 私が読んだ9月の朝日新聞の記事では、ロシアの有名な民芸品のマトリョーシカが、売れ行き不振で生産ストップの危機にある、という海外レポートだった。

 一体一体を熟練の職人が手作業で作り上げるマトリョーシカの存続のために(ほんまか!?)、日本の企業(だったかあやふや)が日本で受けそうなデザインを発案し、それを本場ロシアのマトリョーシカ職人に作っていただいて輸入(!?)するというもので、これはヒットしたらしいのだ。

 そのデザインとは、もうずいぶん以前から日本で大流行りで、ほぼ定番と化しつつあるドクロ、つまり髑髏マトリョーシカなのだ。当然ロシアのマトリョーシカ職人たちは、「なぜこれがウケるのだ?」と首をひねりつつも、せっせと作っていたらしい。ちなみに私もロシアの人たちの感性に同意したい。

 しかしマトリョーシカは奥が深い。そこまで奇を衒わなくても、調べてみれば、実は面白マトリョーシカは他にもあった。

 たとえば最近リマスター版で盛り上がっているビートルズのマトリョーシカ。リアルすぎているのが、私には惜しい気がする。マトリョーシカには、シンプルでかわいらしい似顔絵の方が似合ってるのになぁ。

 ところで、いろいろマトリョーシカをみていると、最後の一番小さいマトリョーシカを何にするか!?というのが、どうもマトリョーシカの企画のキモのように思える。ビートルズのマトリョーシカの一番大きいのは、やはりラブ&ピースのジョン・レノン、注目の5番目は意表を突かれつつも、ナットクのビートル(甲虫)!! すばらしいアイディアだ。

 あかずきんちゃんのマトリョーシカもある。あかずきんちゃんが持つカゴには、ピロシキが入っているそうだ。
 ロシアのお話といえば「おだんごパン」。最小のマトリョーシカは、むろん主人公の「おだんごパン」である。もっともマトリョーシカというより、むしろ球状だけどね。

 昔話関係で、個人的に最もウケたのは「おおきなかぶ」だ。一番大きいのはおじいさんで、彼はすでに引き抜いたカブを持っているのだが、もちろんそのカブは、あの絵本のカブのような迫力は無く、ちょっと大きめ、くらいなのだ。そして一番「ちいさい」のは、なんと「カブくん」である! 「おおき」くないじゃないか〜!? でもきかん気でかわいい表情のカブくんなので、これ以上突っ込まず無罪放免にいたそう。

 ほかにもハワイアン・ガールだとか、ネイティブ・アメリカンだとか、ロシアとは縁もゆかりもなさそうなモチーフが展開されていたり、歴代ロシア大統領の、まったくかわいくないデザインだったり、なぜか日本の「こけし」マトリョーシカまでがロシアで作られている。

 調査を重ねるうちに、思わぬマトリョーシカの源流説を知ることになる。マトリョーシカの祖先は、箱根のお土産物である入れ子細工の福禄寿(福禄寿人形の中には七福神の面々が入っている)という説があるらしい。
 その後1900年前のパリ万博のロシア土産として世界的ヒットとなったマトリョーシカはその知名度を上げ、箱根の土産物が先祖なんてことは忘れ去り、堂々ロシア土着の人形という顔をし続けたのであった(?)

 マトリョーシカの祖先が日本にあるのなら、日本はやっぱりマトリョーシカのサポーターとして頑張らなくてはね。

 
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