2016/4/7


 本堂に到着。いい具合に古びて、趣がある。これは右サイドからの本堂。

 現在の本堂は、一重、五間六間、入母屋造。小振りだが天台形式の構造をもった均整のとれた建造物で、平成16年12月に文化庁より重要文化財の指定を受けた。

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 ミツマタともよくマッチしている。

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 屋根には波頭の瓦が乗り、懸魚が三つも。度重なる火災を経ているので、火除けの祈りがこもっている。

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 屋根の内側のラインや回廊にも、うっとりする。

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 回向柱が天に向かって願いを立てていた。

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 この文章は、回向文(えこうもん)と呼ばれ、「願わくは此の功徳を以(も)って、普(あまね)く一切に及ぼし、我等と衆生(しゅじょう)と、皆共(みなとも)に仏道を成(じょう)ぜんことを」というような意味で、皆が一緒に悟りを得られますようにとの願いが書かれている。

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 専門家ではないから詳しい事はわからないけど、屋根の内側もいい感じ。正面中央に軒唐破風が付せられているので、なだらかな曲線のカーブが優美。


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 蛙股にも植物の華麗な装飾。彩色もきれいだったんだろうなあ。

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 波濤の瓦の中心には、黄金の法輪が。

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 鎌倉時代の作とされる「石造宝篋印塔」。

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 左サイドからの本堂回廊と屋根。

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 では、本堂へあがりましょう。

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 静かな山奥の寺だ。さまざまな鳥の声ばかりが聴こえる。

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 あっ、正面の擬宝珠(ぎぼし)に、何か刻み込まれている。

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「百済寺本堂 慶安5年壬辰3月吉日」の刻銘。

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 本堂内部には、外陣と内陣とに引違格子戸を用い、内陣の厨子には、秘仏本尊の2.6mもある巨像の十一面観音立像(平安時代)を安置している。秘仏なのでお厨子の中。

 本尊脇侍の如意輪観音半跏思惟像と聖観音座像の二像が公開されている。織田信長による焼討(天正元年4月11日)時に、本尊とともに火難を逃れた数少ない仏像。二体とも院祐作。百済寺HPのトップにこの観音様さま2体の画像があるので、こちらを→http://www.hyakusaiji.jp/contents/treasure/01.html
 
 ところが内陣とを隔てる格子戸越しなのは仕方ないとしても、観音さまたちは遠いので、ちいさな望遠鏡で見る事になっている(汗) これでは全体を一目で見られず、なんだかフラストレーションが増幅。自前でオペラグラス持参をおススメしたい。いや、もしかするとオペラグラスでは、格子戸がジャマをするのかもしれない。

 パンフなどの写真でみる如意輪観音半跏思惟像は素木の寄木造で、木目も美しい。法衣に截金をおいている。明応8(1499)年に造られたことを示す記述が仏像に書かれているらしい。室町時代の仏像だ。

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「普通の観光寺院とは違って、そこへ行けば清澄そのものの(山気)に触れることが出来る。ただ歩くだけでよい」

 白洲正子さんの言葉だ。

 まさしくそのとおり! 百済寺の良さは「来て、見て、感じて」わかると思う。
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2016/4/6

仁王門へ  神社仏閣/教会

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 そうかー、信長の時代には神社仏閣が大変なことになっていたのね。比叡山焼き討ちは有名だけど、もちろんそれ以外にも・・・(汗)

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 もったいないわ〜。

 でも逆にいえば、滋賀県には平安や室町時代の仏像だって残っているんだから、それは凄いことだともいえる。

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 百済寺の眺めを、紅葉のころには考えられないほど、ひとりじめできる贅沢さ!

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 石段をマイペースで登って行くと、ちいさく門が見える。

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 近づいて行くと、巨大なワラジがかかっている。

 ・・・ということは、仁王門だな!

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 ほら、やっぱり!

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 かなり好きな造形。力強い。いつものように柵のスキマから、仁王様のおみ足を拝見。仁王像の足は重要鑑賞ポイントなのだ。しかし!

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 わあああ〜、と大ショックをうけるほどに、ひどい虫食いと損傷(汗) こんなにきれいなおみ足なのにい! 残念だ。

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 しかし吽形の仁王様は、ひとめみてわかるほどに、さらにひどい事に(汗)

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 こんなにきれいな足なのに!! おいたわしや。

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 阿形の仁王様は、横顔もさまになるわ♡

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 ところで、先程の巨大ワラジに触れると、健康長寿の御利益があるとか。・・・って、知らなかったから触り損ねたじゃありませんか!! そういうことこそ、しっかり看板に書いておいて欲しいわ! ぷんぷん。

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 五木寛之先生は35番目の百済寺参拝時に、もちろん巨大ワラジに触っていかれ、「百寺巡礼」を満願されたとか。

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 まあ、いい仁王門が見られたという事で、よしとするか。

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 百済寺賞賛の看板以前に、ぜひとも仁王様を何とかしてあげてください!

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 石段をのぼり、眼下に仁王門を見下ろす。

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 椿の赤色が映える。

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 石段と木の根にやさしい日差し。

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 ひときわ大きな大木には、注連縄が掛けられ、ご神木になっていた。人呼んで「観音杉」。

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 推定年齢430歳。身長50メートル。この山では最大の樹木らしい。

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 やっとのことで、本堂に到着だ。
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2016/4/5

遠望台まで。  神社仏閣/教会

受け付けを済ませて、本坊へむかう。

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 んん!?

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 いきなり奇妙な衝立に遭遇する。そうか、なかなか期待できそうな場所だ(笑)

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 それにしても、もちろん改修はされているだろうけれど、古さびて凝った瓦と懸魚だ。懸魚には鶴が舞っている。ここにも輪飾りが貼付けてある。

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 「下乗」の碑。小野道風の直筆・・・と伝えられている。「馬を下りる」の意らしい。

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 屋根の端がぴんと跳ね上がったお堂。

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 本坊の横手から庭園に続く道へ。

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 うわあ! 

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 池の中に飛び石! これは斬新! 

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 古式の庭園はこうなのか?

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 驚きを隠しきれず佇んでいたら、お掃除をされていたじいさまが、「お参りは済みましたか?」と訊かれる。まだだというと、「こっちの道から行くと、楽ですよ」と教えてくださった。近道らしい。せっかくなので、そのまま登って行く。庭園はまた帰りにしよう。

 「楽ですよ」というのはじいさまの主観に違いなく、私にとっては息切れする段々だったが、山の中を歩くのは、やはり心地いい。

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 思わず豪雨が来ない事を祈らずにはいられない、むき出しの根っこ。

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 高くそびえる梢を見上げる。

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 美しく苔むす地面と、美しい石灯籠がベストマッチ。

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 絡み合う木の間からは羊歯が出ていた。

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 まずは遠望台に到着。

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 沢山の説明があるので、休憩がてら読んでみる。

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 ここで信長は安土城をつくることを思いついた・・・らしい。

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 そもそもは1400年前に、高麗の僧・慈恵上人の案内で聖徳太子がこの地を訪れた事から始まった。日本に先進技術や文化をもたらしてくれた渡来人たちのために、太子が建てたお寺が百済寺なのだ。

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 この遠望台の真西には比叡山があり、お彼岸には夕日が比叡山に沈む光景が見られる。その向こうが、渡来人の故郷「百済」なのだ。そして今も昔も交通の要所でもある。
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2016/4/4

湖東図書館と百済寺  神社仏閣/教会

 3月末には、4月から結婚のため引っ越される元同僚の友達に会いに、湖東図書館まで走る。年度末だし、彼女に会える最後のチャンスだから。久しぶりに元同僚の方々にもお会い出来て、楽しいひとときを過ごした。

 そして、せっかく湖東に来たのだからと、道々見かけた郵便局で風景印を押してもらう。

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 もひとつせっかくなので、紅葉のシーズンでないときに、一度行ってみたかった湖東三山のひとつにも寄り道。シーズンには紅葉の名所になるため、永源寺と並ぶ混雑ぶりらしいので、いつかオフに行きたいと思っていたのだ。

 三つの寺のうち、たまたま通り道に矢印看板が出ていた「百済寺」へ。どんどん山に向かって上がって行くと、信楽のMIHOミュージアムに行く時のように蛇行する上り坂になり、いつ着くんだろうと不安になった頃、やっと到着。

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 さすがは観光地! それなりに広い駐車場で、観光バス専用のPもあるとは。

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 みごとな桜がお出迎え。ただし、まだ蕾だ。

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 それでもユキヤナギやモクレンなどが盛りだ。いかにも山寺然とした石段などの佇まいも素敵。

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 由来は白鳳時代、聖徳太子の時代にまで遡り、近江で最古の寺院のひとつらしい。

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 これらの文化財は通常非公開らしく、この日はお目にかかれなかった。

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 一見するとなかなかの敷地をまわることになりそう。鎌倉から室町時代の最盛期には、300坊あり1200人が住んでいて、五重塔やお堂なども数多くあったらしい。一日がかりでも全部見られなかった四天王寺にも負けない規模だ。度重なる火災の上、信長の焼き討ちが決定的なダメージだったらしいが、同時代の宣教師フロイスは「地上の天国」と呼び、絶賛したとか。

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 車から降りれば、ユキヤナギとミツマタが熱烈歓迎してくれた。

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 桜は蕾だが、ミツマタは今まさに満開だ♪

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 花かんざしのようなかわいい花だ。

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 ミツマタについては、最初名前もわからなかったが、「説明しよう!」とばかりに看板攻めな寺院のおかげで、いろいろと勉強になった。

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 短い石段を登る。手すりがあるので、かなり助かる。
 
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 あまり見た事がないような輪飾りの注連縄が、素朴でかわいい。

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 門をくぐって左手の受け付けへ行き、ご住職に拝観料600円を支払い、パンフレットをいただく。住職さんは簡単な説明もしてくださった。本堂には私のここんところの「推し」である如意輪観音さまもいらっしゃるみたいで楽しみだ♪
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2016/3/3

厄除開運採燈大護摩供  神社仏閣/教会

 3時を過ぎた斜光とはいえ、光の入り方が独特。これは法力の磁場なのだろうか?

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 聖なる蝋燭の火から点火準備。

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 松明に火を移して。

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 座主様の前へ。

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 点火の前の儀式。

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 松明を高々とあげて、

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 ついに点火!

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 生の青葉で覆われているので、煙がすごいことになる。

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 煙は様々な形に変化しながら、

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太陽光も遮るほど濃く広がる。

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 不思議なシルエット。

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 まるで日蝕のときのように、光が陰る。

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 肉眼で太陽が見えるほど。

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 煙のスキマから差し込む光を浴びて、

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 座主さま登場。

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 スポットライトのよう。

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 いや、それ以上に瞠目、刮目。

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 赤丸の扇子は、太陽を呼び戻した平清盛のように翻る。

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 柄杓で水をかけながら、火力を調整する山伏さん。

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 着席している山伏さんの読経は、

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 どんどんトランス状態に。

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 私たちもつられて無心に太鼓のリズムを聴きながら、気分は高揚する。

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 聖護院の導師?の読経と、太鼓のリズム感は素晴らしいのだ。

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 はい、善男善女の書いた護摩木が、机ごとやってきました。

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 どんどん火の中へ投げ入れられます。

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 入りました!↓

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 煙を突き抜ける太陽と、

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 立ち上る火柱と、

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読経と太鼓のリズムに、ほぼ酩酊状態。

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 「はいっ、次! どんどん入れて行って!」。

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 まるで松の木の幹に沿うように、火柱が走る。

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これも結界の為せる業?

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 炎のヒトガタが現れる。味方か敵か?

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 霊獣のような炎が燃え立つ。

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 締めも座主様が。

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扇で火を鎮めていらっしゃるのだろうか。

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 座ってからも、数珠で祈る座主様。

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 いやー、なかなかのビジュアルでした。太鼓も素晴らしかった。

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 さすがは山伏さんの総本山、結界の磁場はハンパないです。

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 今年の節分も「よきもの」を見せていただき、素敵な節分体験がまたひとつ増えました。
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2016/3/2

破魔矢に胸キュン。  神社仏閣/教会

 入場が終わると、破魔矢で四方を射る魔除けが始まる。

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 これがもうね、かっこええんですわ!

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 姿勢の良さ、上品でありながらも、きびきびした所作、的確に力強く飛び去る矢。

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 この夕方に近づく斜光もまた、効果的なのだ。

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 老若男女が「ほおお・・・」と思わずため息をつき、

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 弓が飛び去るときには、「おおっ!」と声をあげる。

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 いやー、こんなりりしい姿をみることって、めったにないしー。

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 やはり破魔矢は素敵だ。

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 そして今まで見たなかで、一番素晴らしい弓の使い手だった。

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 厳粛な場なのに、おもわずキュンキュンする。きっと普通に弓を使っていた時代には、こんな感じだったのかも・・・といにしえにまで意識が遡ってしまう。

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 その後は、斧で護摩を祓うのだが・・・

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 やっぱりカッコいいのは弓よねえ。

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2016/3/1

山伏問答でスタート。  神社仏閣/教会

山伏さん入場の前に、別の場所からやってきた山伏さんの一行と合流する儀式として、相手が本物の山伏かどうかを確認する作業、「山伏問答」がおこなわれる。

 山伏の持ち物や身につけるものについて、修験者として知るべき知識を尋ねるテスト形式の問答だ。これによって同じ山伏といえど、同宗派かどうかも判明するらしい。

答者  「案内申す。案内申す。」
問者 「承け給う。承け給う。旅の行者、住山何れなりや。」
答者 「豊の国は求菩提の住。総本山聖護院宮門跡配下の先達にて候。」
問者 「本日、当道場に来山の儀は如何に。」
答者 「本日、当道場に於いて天下泰平、五穀成就祈願の採燈大護摩供ありとうけたまわり馳せ参ぜし者にて候。同行列座に加えられんことを請い申す。」

 という問答から始まり、山伏とは修験道とは、という根本から結袈裟や錫杖などについて問われると、その名称はもちろん、詳細な説明や意味や役割まで、ことこまかにお答えになる。むろんそらんじて。尊敬の念を禁じ得ない。おかげで、一般の私たちにも、山伏や修験道についての諸々がわかるのだ。

 無事、山伏テストをパスした一行は、採燈大護摩供に合流し、山伏さんたちの入場が始まる。
 
 先頭は錫杖を持った全体のコーディネーターとおぼしき山伏さん。

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 旗手!?が続く。入場行進の定石どおり。

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 吹奏楽でいえばトランペットにあたる法螺貝を抱えた山伏さんたち。

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 おおっ! 貫禄のある女子!!が続く。

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 法螺貝の音が響き渡り、結界の中へ。魔を封じる鉈や弓を持つ方が続く。

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 最後に入場されたのは、もしかして山伏途上の修行中の方々なのだろうか? 耳なし芳一のように、経文?の書かれた衣を纏われていた。

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 私の目の前には、女子山伏さんの列!

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 上座?には座主さまとそのお付きの方々と、声明リーダー(リズム担当)らしき方。コンダクターのような役割の方かも、

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 はい、全員集合です。

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2016/2/29

聖護院に舞い戻る。  神社仏閣/教会

 「五大力さん」の赤いのぼりがある、「積善院準提堂」(しゃくぜんいんじゅんていどう)に入る。積善院凖提堂は、聖護院門跡の東側にある塔頭。聖護院の境内にあるので、こちらからが近道だ。2月23日には「五大力さん」こと五大力尊法要があり、法螺貝が鳴り響くそうだ。本堂では読経があり一般にも開放され、お札やお守りが販売されるそうだ。

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 山伏さんの井戸端女子会? 女子の山伏さんって、初めて見ました! すごーい!

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 採燈大護摩供の前に、本尊不動明王(重文)を拝見することに。この仏像は智証大師作と伝えられ、この日に限り一般公開されるのだ。先程豆撒きが行われた宸殿の隣にある不動堂へ上がらせていただく。お坊さんが隅にいらして、にこやかに、気さくに「ようお参りくださいました」と丁寧に声をかけてくださる。

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 彼のお仕事は、そこでお参りの方が蝋燭をあげる(購入する)たびに「ろうそくいっぽ〜ん!(数に応じて変ります) 南無観世音菩薩・・・!」と朗々たる大声で呼ばわれ、厄除開運祈願をされている。信心深い善男善女が次々に蝋燭をあげてらした。

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 そのお坊さんが、「私たちも滅多に拝めない仏様です。せっかくですので、どうぞお近くでご覧になってください」とすすめてくださった。ということは、お内陣に入ってもいいってこと? 護摩壇の奥に進む。
 お内陣中央には本尊の不動明王像(重文)、右手には智証大師円珍上人坐像(重文)、左手には役行者像がお祀りされている。れんくみさんとふたりで、「はああ〜」と感嘆しつつたっぷり拝見し、かしこまってお参りさせていただく。

 戻って来るとお坊さんが「この上の天井が煤で真っ黒なんです」と護摩壇の説明もしてくださり、「昨日、2日は本堂で聖護院独特の柱源護摩が焚かれましたので、来年は2日もぜひお越し下さい」と鮮やかにおっしゃった。こんなに爽やかで気持ちのいいお坊さんって、そうそういらっしゃらない。ますます聖護院が好きになる。

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 すでに採燈大護摩供を見ようという人たちで、結界のまわりは取り巻かれていた。一番手薄な鬼門あたりに場所をとる。結界の中の山伏席の上には魔除けの杉の葉が置かれているが、強風で飛んで行くのを拾っては戻す係の方もいらっしゃった。

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 生の杉葉に覆われた護摩壇木と、煙の向きや火の勢いを調整する、杉の葉がひたされた桶水も用意されている。水が絶えない様に機械を設置するという近代化も(消防署の要請かも)。

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 参拝者が奉納した護摩木も準備万端。

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 こちらはもちろん座主席です。屈強な大男が差し掛ける、大きな赤い傘の下におすわりになられるのだ。屈強な大男ながら、ずっと傘を差し掛けるのは、なかなか辛そうだった。

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 風が強い。結界に結ばれた魔除けの紙がはためいていた。

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 この日は市内あちこちで護摩が焚かれるので、消防関係の方々はさぞかし緊張されたろう。

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2016/2/28

須賀神社  神社仏閣/教会

 さあ、次は須賀神社へ行ってみよう。縁結びの神様だけど、交通安全部門も担当されているとか。

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 節分だけ、一見「平安時代の月光仮面?!」と見まがう、不思議なお方が徘徊する神社だ。

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 熊野神社から聖護院を通り過ぎ、須賀神社へ到着。

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 ほぼ女子で賑わっていました。

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 その理由は、のちほど。

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 看板にある「懸想文売り」の懸想文とはラブレターのことですが、

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 この烏帽子水干姿のお方が、「懸想文」を手渡ししてくださいます。いや、誰彼かまわずテッポウも数打ちゃ当たるっていうのではなく、単なる「売り子」さん。

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 だって「代金」と引き換えにね。「懸想文売り」さんですからね。

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 そう、ここの節分会の見ものは、「懸想文売り」がこの時だけ姿を現すこと。彼らは文(ふみ)をつけた梅の枝を右手に持ち、左手には懸想文を持って、境内を歩いているのだ。

 そしてこの文は、縁談や商売繁盛の願いを叶えてくれるお守りらしい。人に知られないように鏡台やタンスの引き出しの中に入れておくと着物が増え、容姿が美しくなり、良縁にも恵まれる、ということらしい。

 好奇心おう盛な私たちがスルーするはずもなく、でも縁結びや容姿アップは二の次。「タンスにゴン」ならぬ「箪笥に着物増」狙いだ。

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 そもそも懸想文とは、公家など限られた人しか文字が書けなかった時代に、自分の恋心を代わりに書いてもらっていた、つまりラブレターの代筆文だ。懸想文の風習は平安時代から始まり、江戸時代になると盛んに行われ、いつしかラブレターの代筆業を行う「懸想文売り」が登場。

 懸想文売りがなぜ顔を隠しているのかというと、この商売をしていたのが、貴族だったから。町の人々に代筆業のアルバイトをしていることがばれないように顔を隠していたのだとか。

 この風習は明治に一旦廃れたが、第二次世界大戦後、夫婦神がまつられている須賀神社で節分祭の2日間だけ、再び懸想文売りが現れるようになった。ということで、この2日間は、懸想文を買いに大勢の女性が神社にやってくる。わが子に良縁をと、母親が懸想文を求めて訪れることもあるとか。

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 その境内で、懸想文以上に私の心を奪ったのが、2,3日のみ販売される「大徳屋本舗」の「須賀多餅(すがたもち)」。
 1個ずつビニールに包まれ、それを取れば薄黄色のやわらかな牛皮の上に御幣が刻印された餅が現れる。ずっしりとした重さが有り、中には白い漉し餡に柚子の香りが。災厄を祓い、家庭円満を授けてくださる須賀神社の尊さを感じた大徳屋が、神社にちなんだ菓子を考案して、須賀多餅と命名したのがコレ。

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 バラでも購入可なので一個購入し、いま食べたいのを我慢して、そろそろ聖護院に引き返さねば。・・・って、さっき熊野神社で、みたらし団子を食べたばかりでは!?
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2016/2/27

熊野神社  神社仏閣/教会

 まずは熊野神社に向かう。須賀神社は逆方向にある。途中に聖護院八つ橋の老舗「西尾」さんの前にひとだかりが。

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 店先の餅花にハサミを入れ、通行人に配布中だったのだ! 私たちも「餅花」をいただいて、テンションがあがるあがる! 「西尾」さんのおふるまいはそれだけではない。別の行列もあった。

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 「西尾」の法被を来たスタッフさんがお餅つきをされていて、つきたてのお餅をふるまっている。きな粉とぜんざいどちらかを選べるのだ。もちろん、私たちは列の最後尾についた。

 手際のいい店員さんたちが手早くさばいて行くので、列はどんどん進む。奥に床机(=しょうぎ)がいくつも置いてあるので、座って食べることができた。私はきな粉餅、れんくみさんはぜんざいをチョイス。私のとなりに座っていたおじさんが、れんくみさんに気さくに話しかける。

 「ここのぜんざいは、さすが和菓子屋だけあって小豆がうまいねん!」。なるほど〜! いや、きなこ餅も美味しかったので、あっという間に平らげましたが。

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 これらの「おふるまい」にほくほくしながら、再び熊野神社へ向かう。

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 熊野神社は、平安時代に修験道の日圓(にちえん)上人が、国家守護のため紀州熊野大神を勧請したことから始まる。

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その280年後に聖護院が、熊野神社を守護神として、別当職を置いて管理された。紀州熊野のシンボルでもある八咫烏デザインが、こちらの神社でも見受けられる。

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 ほらほら、こんなところにも↑あんなところにも↓
 熊野信仰が盛んだった平安末期、後白河法皇も厚く崇敬し社頭の整備に力を注ぎ、その後も天皇、武士、庶民からも厚く信仰された。

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 しかし応仁の乱により荒廃。江戸時代になり、天保6年に再興される。現在の本殿は、下鴨神社の旧本殿を移築したものだとか。

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 門扉にも、しっかり八咫烏デザインが付けられていた。

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 狛犬は食いつきそうな口をしている(汗)

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 提灯にはカラス、本殿には獅子と象。

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 さて、このモニュメントは何かな?

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 「八つ橋発祥の地」の碑と、生涯を八つ橋に捧げた「西尾」中興の祖、西尾為治さんの銅像だ。

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 ここで熊野神社のご神木「なぎ」の小枝のついた福豆や火伏のお札を買い、みたらし団子を食べたりした(さっき、きな粉餅を食べたばかりでは!?)

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2016/2/26

和気あいあいな豆まき。  神社仏閣/教会

 赤鬼から登場して、黄鬼、緑鬼もあとに続いた。

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 ところがなぜか、黄鬼のお面、もとい、お顔は赤い。

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 お面を間違えた!?

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 法螺貝のバックミュージックとともに、金棒を振り回し、本堂で大暴れ!・・・といいたいところだが、すし詰めの本堂だったので、遠慮がちに金棒を振り回す感じ。

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 さあ、豆まきの始まりだ! ・・・けど。山伏さんのとなりに、ものすごくファンキーなグラサンのお猿さんが! このお茶目なコスプレは何? 申年だから? 門跡寺院なのに、えらくフランクだ。
 
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 それにしても一般の方はもちろん、山伏さんもお坊さんも、えらく楽しそう。笑顔に溢れている。まさに笑う門には福来り。

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 おっ、緑鬼さんは、ちゃんと緑のお面なんだ! ということは、やっぱり黄鬼さんたら(汗)
 そういや、山伏さんも退場のとき、ひとり違う方向向いて立ち上がった人がいて、あわててみんなと同じ方向に向き直った山伏さんの背中に、後ろの山伏さんが「おいっ」とばかりに軽く鉄拳を食らわしてたっけ。うう〜ん、なんか、ほのぼのと小学校の運動会を思い出すなあ。失敗も微笑ましい。

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 鬼さんたちは、降参した模様。今後は仏門の配下になりますということで。

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 豆まきにもご参加いただきました〜。鬼さんも福豆を投げてくれる、希有なお寺だ。これは修験道の開祖役行者が、鬼を従えた伝説になぞらえた全国でも珍しいものなのだとか。

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 きゃ〜! こっちにも投げてください〜〜! ・・・でもやはり前にいらっしゃったジャンボ男子にブロックされ・・・・・・と思っていたら、ラッキーにもボディジャストミートで2個飛んで来たのをゲット。やはり日頃の行いが、こういうときにモノをいうのかも(笑)

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 豆まきが終わったら、鬼の金棒でアタマを叩いてもらいたい人が、鬼さんの前に集合する。

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 んん?? あの左の隅に座っているイエローな方々って・・・??

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 後ろ姿でわかりにくいけど、れんくみさんに教えてもらったところによれば、これは「バナナ」とか。かろうじて「さる」はわかるけど、「バナナ」のコスプレって!? バナナが3人も正座している図って!?

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 聖護院の肩のチカラの抜け具合、なかなか堂に入っている。皇室とつながりのある格式の高い寺院で、こんなにもお茶目なことをしてくださるとは!! ということで、すっかりゆるくて愉快な聖護院がお気に入り。

 さっき説教をされていたお坊さんが、「豆まきの後、1時間ほど時間をあけて護摩を焚きますので、その間、熊野神社や須賀神社にもお参りし、でも吉田神社まで行ったら間に合いませんので、このふたつくらいにして、是非護摩焚きにもお越し下さい」と、おっしゃってたっけ。なら、仰せのとおりに。
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2016/2/25

まずはお坊さんのお説教  神社仏閣/教会

 一般の方と溶け込んでいる山伏さんたち。さすが修験道の総本山だ(感心)。

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 やはり多くはおばちゃんたちだが、山伏さん自ら甘酒の接待をされていたりも。さすが修験道の(以下略)。

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 本堂の左側には、見事な梅。

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 お庭の松とのコラボも床しい。

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 焚かれるのが待ち遠しいような風情にみえる。

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 節分の日の説法をされるお坊さま。またこの方が、お話がうまくて思わず聞き入ってしまう。
「鬼というのは、人の心の中に棲んでいるもので、まわりのひとを押しのけても豆を奪おうとする心がすなわち、鬼、なのです。となりにひとつも豆をもらえなくて、がっかりしている人がいたら、どうぞそのひとにも、豆を分けてあげてくださいね。そうすれば、あなたの心の中の鬼は、外へ出ていきますよ」

 というようなお説教を、落語家さんのように飄々とした口調でおっしゃるので、すんなりと心に入ってくる。語り口、というのも大事なのだ。上から目線で「可哀想な衆生のおまえに教えてやるけどな」みたいに言われると、ケッて思ったりするけどね。

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 「それでもひとつも豆を手に入れられなかった方も、どうぞご安心ください!門の横で豆をお配り致しますので、もらえなかった方はそこでお受け取りください」。なんという行き届いた配慮なんでしょう! さすが、しゅ(以下、略)

 しかし、このときに私は、致命的な失敗に気づいた。私たちの目の前にいる若者は、ジャンボ鶴田のようにでかかったのだ。うわ〜、失敗した〜! 今年の豆のゲットは絶望的だ(汗) 
 とガッカリしているうちに、節分会のはじまりはじまり。

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 お坊さまたち、山伏さまたちが入場し、

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 山伏さんが今年の年男年女(福男・福女)のお名前を、奉書にて読み上げ、

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 この日の為に誂えたらしき着物やスーツの上に、お坊さんの和袈裟山伏のポンポン(正式には梵天というらしい)のついた結袈裟をかけて、晴れ舞台に登場。 上の写真の方は、もちろん一般ではなくかなりプロで、しかもトップクラスのえらい方みたいです。

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 ポンポンの色でも序列があるらしいのだが、一般人の中でもどうやら序列があるらしく、結袈裟なしの方も最後に入場された。そして

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 待ってました! 鬼がやってきました!!
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2016/2/24

やっと2月話題に。  神社仏閣/教会

2月も残り少ないというのに、1月の東京旅日記で2月のほとんどを費やしてしまった。しかしラッキーなことに、ことしはうるう年である。1日稼げたので、がんばって2月中に、2月のビッグイベントを書いてしまおう。

 2月のビッグイベントとは? それはもちろん2月3日。しっかり恒例行事と化した、相棒のれんくみさんと行く京都の「節分行事」である。今年は昨年から目をつけていた聖護院に行く事にした。

 聖護院は全国の修験道の総本山である。山伏さんのメッカである。京都にいると、ときたま駅なんかでも山伏さんはお見かけすることがあるが、なんか私の琴線にグイグイ触れて来る方達なのだ。彼らのメッカなら、それはさぞ興味深いのではないだろうか?  

 というアンテナが働いたわけである。私は自分の脳みそは信頼してないが、アンテナに関しては重きを置いているので、なんとなく今年の行き先として決定した。
 
 しかも平素は事前に予約をしなければ入れない門跡寺院なのだが、この日だけは出入り自由で、日頃は非公開の仏像なども見せていただける。おまけにごく近くには熊野神社や須賀神社などもあり、徒歩で節分巡りだってできそうだ。これでもう決まりである。

 京都の節分のメッカである吉田神社が近い場所なので、ランチ難民にならないよう、事前に京都駅でハラゴシラエをすることに。上品な「はしたて」さんで、にゅうめんやバッテラのいかにも京都なランチをいただく。

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 市バスに乗って熊野神社前で下車。バスには公家の御曹司みたいに色白で息を呑む程かわいらしい男児が、お母さんに手を引かれていた。さすが京都である。

 聖護院に行く途中には、聖護院八つ橋のお店がいくつも並んでいた。聖護院といえば、大根か八つ橋だもんね。
 その中で最も大きいお店が「西尾さん」。

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 その向かいの、別の八つ橋のお店。大きな提灯が目印だ。

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 須賀神社の節分ポスター。こちらも不思議なおみくじを売る懸想文売りさんをメインにした、モノクロのなかなかなデザインだ。

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 ほどなく聖護院の門に到着。門前にも八つ橋の出店があった。

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 さすがは山伏さんのメッカ、

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 幕も提灯も、寺紋は法螺貝だ!

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 さっそく山伏さんに接近遭遇。寺紋の法螺貝の周りが菊なのは、門跡寺院のあかし。ではお接待の甘酒の匂いが漂う門内へ。
 
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2016/2/21

仏教の源流をカタチにした寺院だった。  神社仏閣/教会

 このような外観なので、中もやはり期待してしまいますよね。一応、伝統的な真宗寺院らしいんだけど。

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 では中に入ってみましょう♫

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 このステンドグラスは、内側から見たらキレイです。

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 本堂なので、中の写真はご遠慮した(もしかしたら撮影禁止だったかも)。けれど、天井は端がカーブした見事な格天井だし、寺院らしい大きな照明がいくつも下がっていたし、パイプオルガンまであった。白い柱も太くて装飾付きで立派。いやいや、本堂内部も充分感動しましたって。
(築地本願寺のウィキペディアに内部の画像があります→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%89%E5%9C%B0%E6%9C%AC%E9%A1%98%E5%AF%BA

 驚くのは靴のまま入れて、教会のように椅子が設置されていて、畳敷きでないこと。私が行ったお寺の本堂で、畳敷きでない場所は初めて。もっとも私のような椅子が必須な人には大助かり。
 でも正面には金色に輝くお仏壇や、宗祖親鸞上人のお像があり、お内陣はまさしく浄土真宗。

 で気になったのは、後ろの端っこに、写真やノートが積み上がったミニ祭壇のようなものがあったので確認しにいったところ、あのX JAPANのhideさんのだった! 私が仄聞にして知らなかっただけで、葬儀も法要もここで行われたらしい。

 後ろにはにこやかな2、3人のスタッフもしくはボランティアのおばさまがいらして、記念品やスタンプ(違?)を勧めてくださり、熱烈歓迎してくださった。

 本堂もすばらしかったけど、扉の内側の横に下り階段があり、そこがもう「金に糸目はつけん!」状態の豪華さ!! 大理石、見たこと無いようなストレッチタイル、動物の彫刻などがあり、目も眩む贅沢さ。

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 階段の起点、踊り場、終点の手すりには、いろんな動物の彫刻がある。この動物たちは、仏教説話の「三畜評樹」を表現したもので、階段の上から下へ説法の中での順番通り配置されているということらしい。「三畜」とは鳥と猿と象のこと。彼らが「誰が一番年長者か」という議論をする仏教説話だ。「三畜評樹」とは、「物事は全体を見渡すことが重要」ということを教えていることから「(視野が広い)年長者を敬う」との仏教の教えからきている。

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 起点は鳥。このなかでは一番小さく弱いけれど、一番高いところから全体を見渡すことができる。つまり、物事は広く全体を見て、正確な視点を持つことが一番大切なのだという教えにつながっている。

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 孔雀っぽくみえるけど、ハトらしいです。ちなみにハトはブッダの前世と伝えられている。

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 牛はインドでは神聖な生き物とされているので上位にいるらしい。

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 踊り場の一段高い場所には獅子。獅子は仏教ではブッダの象徴でもあるためか。

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 どちらかといえば、ちょっとギリシャっぽい馬の像。王子ブッダが出家する(妻子を残した家出でもある)ときに乗った白馬「カンダカ」??

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 「三畜」のうちのひとり、サル。水墨画でお馴染みのかわいいテナガザル? ちなみにサルは釈迦十大弟子のひとり、サーリプッタの前世らしいです。サーリプッタは知恵第一の人といわれ、釈迦の右腕といわれ、ゆくゆくは後継者になるかとも言われていたのに、残念ながら早くに亡くなってしまわれたとか。

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 サルのモチーフとしても、サーリプッタはいつもお釈迦さまのおそばに。

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 終点には象さん。象も釈迦十大弟子のひとりモッガラーナの前世といわれている。サーリプッタの出家前からの無二の親友であり、ブッダに先だってふたりは相次いで死去したと伝えられている。

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 後ろ姿のおしりもかわいい。

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 パッと見シンプルなんだけど、じっくり見たら繊細なデザインの照明。

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 スクラッチタイルで、これもまた一枚一枚が大変手が込んでいました。

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 隅々まで美しいフォルムを追求している大理石のデザイン。

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 踊り場で見上げてみました。

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 大きな磨りガラスの窓。

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 吊り灯籠のような照明。天井の漆喰模様も繊細だ。

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 という、細かいところまで見どころ満載の築地本願寺。じっくりと拝見いたしました。

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 築地本願寺は仏教の起源であるインド様式の外観をもち、仏典からのモチーフも織り込んだ奥の深い寺院だった。帰りは中央の門扉から出て、さようなら。
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2016/2/20

雨の築地本願寺  神社仏閣/教会

 さすがはホントは美大に行きたかった伊東忠太先生、古いアジアっぽい素敵な造形だ。

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 筋肉の付き方、ツメの生え方がリアルだけど、架空のいきもの、翼のあるライオンだ。

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 狛犬のように、すぐ上の向かって石段の右側のが阿形、一番上の左側のが吽形。

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 階段の向こうは、レストランなどの入った建物になっている。

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 近くで見ると、繊細なデザインが彫り込まれていた。石の壁に開けられた幾何学的な窓?もカッコいい。

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 ビルの谷間の広大な異空間だ。

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 キュートなデザインで、バックシャンなライオンさん。異空間を結界するかのように、築地本願寺を「都会」の俗世から守る霊獣。

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 後付けの手すりが、チューブのようでシュール。見た目でご不満な方もいらっしゃるでしょうが、自分が手すりがないと辛い人になってしまったので、たいへん助かりました。

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 石造りの寺院にブルーの扉! しかも金の法輪付き!

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 どう見てもアジアのどこかの遺跡にしか見えない柱と、ビル群のコントラストは、空間が歪んでいるかのようでSFチック。実に面白い空間だ。

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 そして階段を登りつめたら、意外と高い場所なのだ。

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 観光バスも駐車しているから、観光ルートなのかもしれない。

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 階段の中程から見たところ。

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 いいなあ〜♫

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 本堂の入口の下には通り抜け出来るトンネルも確保。機能的で便利な工夫もされている。

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 内部については、またしても次回に。
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