2016/9/1

倉敷民芸館  博物館

 アイビースクエアに戻り、大浴場で歩きづめの疲れをとる。部屋に戻った後は、引き出しにあった備え付けのレターセットを拝借し、お便り三昧(といっても2通)で、ホテルの夜は更けて行った。


2日目は8時にオープンするアイビースクエア内のショップで、お土産の買物三昧。昨日買ったものとまとめて宅急便で梱包して、受付で送ってもらう手続きをした。今回の旅では、あらゆるシーンで大活躍してくれた非常食、森永のクッキー「チョイス」を朝ご飯替わりにし、出発。

 徒歩10分くらいで行ける倉敷民芸館へ。

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 和の情緒漂う町並みで飛び交うのはなぜか、異国の言葉。

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 今日もいい天気。

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 そしてすこぶる暑い。

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 そんな炎天下に繰り出す元気な観光客たち。

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 地元でも年々減っているとはいえ、子どもの頃からフツーに見ている田舟に乗る観光客を見る。どこでみても田舟はいいな〜♪

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 倉敷民芸館に到着。ロゴも素敵。

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 特別企画は「ざるとかご」♡

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 建物込みで、あたたかく和やかで、不思議にやさしい気持ちになる展示と場のマジック。また行きたい場所。

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 建物自体が民芸品! まさにそうでした。

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 客は私と、若くほどよいカップルのみ。ほとんど私はおジャマ虫だ。でも後になり先になり鑑賞する姿勢は、民芸館の空気に溶け込むような、さわやか且つ穏やかなおふたりだった。

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 入口付近のショップも、ちいさいスペースながら陳列や商品に工夫がされていて、しかもお値段もお手頃。「下手物」といわれた民芸品にふさわしいお値段だった。

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 東京の日本民芸館は、ほとんど作家物ではと思われるような品揃えだったけど、それでも売れていたから需要と供給はなりたっていたのかも。

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 もっともこのときには所持金が、ほぼ底をついていたので、なにも購入できなかったのが悲しい。

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 でも、倉敷の民芸品は備前焼、花むしろ、倉敷ガラスなど、バラエティに富み、眺めているだけでも充分楽しい。と自己暗示、自己暗示。

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 ショップの外で、民芸館の外観を見るのも忘れちゃいけない。

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 手づくりっぽい御影石?で囲んだ洗い場。

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 手前から二つ目の石仏は、オールマイティに願いを叶えてくださる如意輪観音さま。石の如意輪さまは初めて。

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 懐かしい雰囲気の渋い大瓶。自然に顔がほころんでしまう。

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 内部の写真が撮れなかったので、さらにご興味のある方は、下のリンクをぜひご覧ください。カゴやショップの品揃えなども見られますよ↓

http://allabout.co.jp/gm/gc/31600/2/
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2016/8/12

京菓子資料館  博物館

 まるで先程のおさらいのように、辻子か小路を通って、郵便局へ風景印をいただきにいく。老舗の京菓子店「俵屋吉富」さんの近くだ。せっかくここまで来たのだから、通り道にあった「京菓子資料館」に行くことに決定。

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 「俵屋吉富」の社用車も俵の黄色が塗られている。もちろんトレードマークである俵の絵もサイドにございます。

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 お勝手口のしゃりっとした暖簾も俵の意匠。

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 家紋のかわりに、俵のこて絵が!!

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 こちらは本店ではなく、裏手の支店。

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 いかにも京都らしい和の小径の角に、芙蓉がカジュアルに咲いていた。

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 きれいどころを撮ってみました。いいね! いいよ!

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 烏丸(からすま)店の隣が、俵屋吉富さん私設の「京菓子資料館」。 

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 和菓子のあゆみを分かりやすく展示されている。唐菓子(からがし)の模型や、古くから伝わる資料の公開をはじめ、国内でも希少な糖芸菓子の常設展示を行っている。唐菓子といえば、大河ドラマ「平清盛」を思い出す。神饌という神様にお供えするお菓子もあったっけ。米粉を団子にして、捻ったりY字型にしたり8の字型にしたりして、揚げたものだ。そんなところから繙いてあった。

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 門に隔てられたアプローチの敷石はきっと・・・俵!

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 なにげにデザイン力の高い石畳。さすがは老舗「俵屋吉富」だ。
 
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 それにしてもエレベーターの扉にまで俵の意匠は、ちょっと(汗)

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 五山の送り火に先立つ日にちだったので、「送り火」と名付けられた銘菓も。

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 私は味見ができる「山椒餅」の爽やかさにうっとりして、一箱購入。パッケージも山椒の葉の模様でかわいい。

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 もちろん定番商品である俵形の「たわらもなか」も、バラで二つ購入。写真はないが、金魚のパッケージに入ってひとまとまりになった「わらびもち」も、日持ちがするのでお供え用に購入した。その後、揃って帰途につき、長いウォークツアーが終了したのであった。
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2016/3/15

骨三昧のあとはスイーツ三昧。  博物館

 3階には大阪の民博みたいに、文化人類学的な、もしくは民族学的なガイコツが国別に陳列されている。ペルーやメキシコのガイコツ人形はかわいくて陽気だ。

 日本のもアニメが出自の「キャプテン・ハーロック」や「ゲゲゲの鬼太郎」、「ワンピース」の掌サイズフィギュアなどが展示されていた。やはり妖怪ものや海賊ものがピックアップされているが、できればタイムボカンの三悪の親玉「どくろべえさま」や、アンパンマンの人気キャラ?「ホラーマン」も見てみたかった。「どくろべえさま」については、館長はご存じなかったらしく、「検討します」とのこと。

 レプリカのスカルもあるが、本物の頭蓋骨に精巧な彫刻のあるものも(汗) 首刈り族のつくった干し首もあり、実は結構おののいていたのだが、帰宅後資料を見直したら「レプリカ」と書いてあった。そりゃそうだよね〜〜。まさか本物は置けないよね〜。所蔵品には日本のミイラのレプリカもあるらしい。

 考古学的見地からのレプリカで、最古の人類サヘラントロプスものも、ネアンデルタール人のものもある。あらゆる角度より頭蓋骨を探求しておられるのだ。

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 他にはさまざまな素材で作られたスカルがずらっと。

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 江戸時代に医学の学問用に作られた木のスカル、焼き物のほか、水晶のスカルをはじめ、ルビーや翡翠など宝玉から彫りだしたものもあった。3Dプリンターで作ったらしい、河本館長ご自身のスカルも(汗)

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 印象深いものは、清の時代の中国の印。取っ手がスカルなのだが死刑判決用のものらしい。なるほど。絶対間違えて押しちゃいけないもんな。
 
 他に見たかったのは、館長がコレクションを始めるきっかけとなった、銀の装飾がついて目にビーズが入ったスカル。やはり「実物」を見てみなければ。

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 ああ!納得!これなら欲しいと思うのもわかる!という、やはりの逸品だった。 

 美術品としてはメキシコの女性画家、フリーダ・カーロの作ったスカルの作品。メキシコ人らしく明るくて陽気な色遣いと印象だ。

 2階はハローウィンの展示。ガイコツ人形が勢揃いし、ボタンを押す(センサーに触れる)と歌ったり、踊ったり、叫んだり、笑ったり。カジノにあるような大振りのスロットマシンだって各階にあったぞ。わかりやすいのがマンガ「ワンピース」のスロットマシンだけど・・・「ワンピース」ファンは、実際にやってみたいだろうなあ。まさに金に糸目はつけねえ、というミュージアムだ。現在の展示数は7500点ほど。1万点になったら、ギネスに登録するつもりだそうだ。

 1時間半ほどじっくりと展示品を見ながらクイズを解いたので、私たちはスカルクイズ全問正解という快挙をなしとげ、合格証をいただいた。

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 年甲斐もなく喜んでいる私の横で、それをしげしげみていたAさんは「初級編ということは、もっと上級もあるんですか?」と、館長に質問されていた。その上の中級編もあって、それはイベントのときにされるクイズに解答して中級資格?を得られるらしい。Aさんの内に秘めた野望を垣間みた瞬間だった。

 ミュージアムを去る前には、玄関先のマネキンさんと館長とともに私たち2人の記念撮影をしていただく。むろん観光ツアーの高額写真ではなく、サービスでメールに添付して送ってくださるのだ。なるほど〜! ミュージアムの新しいサービスだ。

 立花駅前や駅中で、年の離れた女子ふたりは、「おいしそう!」と自制心を失い、和洋を問わずスイーツを買いこんでしまう。「ちょっと買いすぎちゃいました・汗」とつぶやくAさんに、「晩ご飯のかわりに食べたらいいんですよ!」と、マリー・アントワネットみたいなことを言ってしまうワタシ(汗)

 という私も、帰宅して晩ご飯の前に、お饅頭やシュークリームを食べてしまいましたが。
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2016/3/14

シャレコウベ・ミュージアムに潜入!  博物館

 ついに潜入。玄関口で靴を脱いで、受け付けでチケットを500円で買っていると、館長自らさまざまな説明をしてくださる。上がり口にいるマネキンはスカルファッションに身を包み、頭にはドクロ・フルフェイスのヘルメットを被っている。

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「これはここでは一番新しく入って来たものなんですよ〜♪」とヘルメットをなでる河本館長。スカルをトレードマークにしたライダークラブさんがいらっしゃって、彼等と同じものだとか(そのへん、うろ覚えですが・汗) 

 マネキンのシャツもジーンズもジャンパーも、ブランドもののスカルデザインらしい。いろんなところの名誉教授や名誉会長をされているが、館長はチャーミングで気さくなおじいちゃんなのである。コレクションはたしかにエキセントリックだが、本人はきわめてまっとう(に見えた)。知的で上品な紳士なのである。

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 1Fは日用雑貨の展示。下駄箱近くのガラスケースにはスカル灰皿、天井にはドクロのついたシャンデリアや浮世絵風シャレコウベの絵付き和凧、壁には映画「ボーンコレクター」のポスターやガイコツモナリザの絵が飾ってある。

 もちろんトイレの表示やマットもガイコツ。

 奥の陳列棚には、アクセサリーや文具、衣料品、iphoneケース、ブランドの財布や時計なども。

 1Fでの私の!お気に入り!?は、白黒ドクロのチェス駒。ミステリアスでオシャレだった。ネットで販売されているお手軽価格なものとは違い、高級感があり上品。「カナダで買いました」とおっしゃっていたような(うろ覚え)。

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 Aさんのお気に入りは茶店にあるような、棹の先に小さなノボリバタがついたようなもの。上半分には「ちょっと骨休みしましょう」と書いてあり、下半分にはリラックスしたガイコツの姿が。う〜〜ん、Aさんらしいわ〜。
 真面目に「これ、ほしいです〜」とつぶやかれたので、館長に「どうやって入手されたんですか?」と聞いたら、「忘れたけど、どっかで買った」。「どっか」って。そこんとこを知りたいのよ!
 
 ちなみにここにあるグッズは、館長がお店で見つけて買ったもの、特注で作ってもらったもの、自作したものなどだ。もしかしたら寄贈品もあるかもしれない。スカルというとキワモノっぽいけど、美術品から宗教、歴史、民俗学、日用品からパンクなCDジャケットにいたるまで、幅広い視野でのコレクションだ。
 
 また「ガイコツ=死」という連想により、「メメント・モリ」のような「死を意識して生きる」という哲学的な意味合いも含んでいる。ところどころにそれを大きく示唆する言葉がかかっているので、館長の意図するところでもあるのだ。

 時間が来たので3階に行き、館長のミニ講演を聴く。私たちの他には身内のスタッフのお嬢さんたちが2名、遅れて年配の男性が途中参加。

 今回のミニ講演は「スカルと書について」。頭蓋骨という漢字は、「解体新書」を和訳した杉田玄白と前野良沢が、オランダ語から和訳したときに初めて使われた。(この2人は他にも、「神経」という素晴らしい和訳もしている!)「されこうべ」というのは「さらされた頭蓋骨」という意味だとか、「脳」という漢字は分解すると、月(へん)が「からだ」のこと、ツが髪の毛、×が脳みそでそれを囲っているのが頭蓋骨とか。よしんば河本館長の個人的な説だとしても、面白い話だった。

 講演後、「荷物用」のステッカーを貼ったエレベーターで、3Fから消える河本館長。

 そして私たちは3Fの展示を見始め、展示にヒントがある「スカルクイズ」も解き始めた。(一部分以外は館内撮影禁止につき、写真がなくてすみません。) 
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2016/3/13

シャレコーベ・ミュージアムへ  博物館

 以前、「3月になったら行きましょう」と、かつての同僚Aさん(20歳は年下女子)と約束していた、尼崎にある「シャレコーベ・ミュージアム」に行って来た。

 Aさんは私以上にディープスポット好きな女子なので、ここのことを教えてあげた時には、かなり食いついてくれ、盛り上がったので、じゃあ一緒に行きましょう、ということに。

 で、そのミュージアムはなんぞや、なのだが。昨年、ここについての記事を書いたので、詳しくはこちらを参照されたし。

 そもそもは脳腫瘍が専門で脳神経外科医であり医大の名誉教授・河本先生が、1988年、サンフランシスコで目にビーズの入ったメタル装飾の小さなシャレコーベに出会い、全身に衝撃を受け即購入。以来頭蓋骨を中心にコレクションを始めたらしい。2003年には自宅の庭に「シャレコーベ・ミュージアム」を建設、2011年、ついに予約制入館でのオープンにこぎつける。2014年からは日曜日のみ開館にし、予約なしで見学出来るようになった。

 ということで、青春18キップが使えるようになる3月、月1で開催される館長の「ミニ講演会」に合わせて、13日に決行した。

 JR尼崎駅から一駅の、立花駅前で見たマンホール。

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 尼崎市のデザインテーマは「自然がいっぱい!尼崎」なのか?

 まずは駅前商店街で飲食店を探し、丼ものやうどんなどが食せる食堂でハラゴシラエ。うどんは柔らかだったが、味はなかなかおいしかった。

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 その後、今ではめっきり少なくなった銘柄別にコーヒーが飲める喫茶店へ入り、ふたりでウインナーコーヒーを注文する。
 
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 家で生クリームをホイップして、余った時にウインナコーヒーにして飲んだのが最後だから、10年来かも。

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 懐かしくて落ち着いた、行けてうれしい喫茶店だった。

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 一旦駅まで戻りエレベーターに乗ったら、エレベーター管理者を記したプレートの管理者欄に「不在」と書かれていたので、おもしろ好きのAさんに教えてあげると「おおっ!」とよろこび熱心に撮影されていた。さすがはAさんである。

 Aさんのスマホ地図を頼りにたらたらと歩き、ミュージアムに到着。 

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 道路に面している建物は、わりと普通・・・と思いきや。

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 スカルゲートにて、ガイコツさんたちが熱烈歓迎!

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 これみよがしに(笑)ガイコツカーも駐車中(こっそりのぞいたら、中もガイコツ意匠とグッズだらけでした)。

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 ネクタイもガイコツプリント。

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 アプローチ側の頭上には、700万年前の人類の祖先であるサヘラントロプスの骸骨のモニュメントが。

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 建物を回り込んで、入口へと。

 しかしその前に、「入口前の芝生に入って振り返ってください」というプレートに従ってみなくちゃ。

 振り返ります。

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 館長デザインのミュージアムは、裏手から見ると、まんま「シャレコウベ」でした。
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2016/1/28

日本民芸館  博物館

 ときどき小走りになりながら、日本民芸館へ急ぐ。文学館の矢印看板があった場所に戻れば、別方向に向かう民芸館への矢印看板があったから、幸い迷うことはない。でも地図でみたとき思ったよりやや遠くて焦った(帰りはそうでもなかったのだけど)。

 突如目の前に現れる、洗練された変わりナマコ壁と虫籠窓。

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 なるほど、ここだね。日本民芸館のサイド面。

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 そして正面へ。旧館および道路に面した石塀は、1999年に国の有形文化財に登録されている。木の看板が民芸館らしい。

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 入口までのアプローチにも、あれこれな見どころが。

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 柳さんのコレクションなのだろうか。白洲正子さんの住居だった「武相荘」にもお庭に石仏があるらしいけど、石仏のコレクションをされるとは剛胆だ。

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 火鉢をなにかにリサイクルされているのだろうか。模様もかわいいし、色合いもしっくりと馴染んでいる。竹の覆いもマッチしている。

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 今期の企画展は「美の法門」。仏教と縁の深い所蔵品を軸に構成している。とはいえ、奈良博のようなバリバリの仏教美術ではなく、そこは「民芸」。大津絵のもととなった、庶民のための仏像の掛け軸、阿弥陀如来図や釈迦三尊の来迎図など、私が好き過ぎる展示品が♡ 素朴でチカラのぬけた感じが、逆にストレートに「救い」と直面しているようで、ほのぼのする。
 
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 ということで、蓮の鉢なのだろうか? 冬場なので枯れているけど、それなりの風情。

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 紅梅がちらほらと咲き始めていた。青空が目にしみるよう。

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 本館に入ると、重々しい木の階段がある。中央から何段か登ってから左右に別れる大胆な構造。ミホ・ミュージアムに行ったことのある人なら、ショップの前からわくわくしながら上がって行く大理石の階段の形状と同じ、といえばわかっていただけるだろうか。(中の様子については民芸館のHPにてご覧ください)

 1100円のチケットを購入してから、いきなりチケット売り場横のショップに吸い込まれる。手が出そうなのは棟方志功の手ぬぐいや絵葉書ぐらいで、器の類いはビンボー旅行者には、ちょっと手の出ないお値段だった。品よくセンスよく「民芸」を演出してあるけど、日常使いの生活雑器の中に美を見出す「民芸」ではなく、作家物にスライドしている。

 むしろ大阪日本民芸館の方がスペース的にも充実しており、お値段的には民芸寄りかもしれない。職人さんの名前も全面に出してある陳列だったので、お気に入りの職人さんを個人で応援することもできる。

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 今回は木喰の仏像と、棟方志功の走る!阿修羅像と、大津の歴博にすらない大胆な三味線を弾く鬼の大津絵の絵葉書を購入。

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 大好きな木喰や円空の木のほとけさまたちを何点か見られ、大津の歴博で観た大津絵展以来の、阿弥陀如来や三尊来迎図の掛け軸を見て、相変わらず「これ、欲しい!!」と熱烈に思い、むちゃくちゃ見たかった「築島物語絵巻」の脱力さ加減に思わず「これ、これ!」とにんまりした。柳さんて「かいらしいもん」が、好きやったんや!と、企画展を見てつくづく思う。

 その照れ隠しに「民芸」という思想を打ち立てたようにも思えて(もちろん本人は気づいていないが)、可笑しい。もしかしたら白洲正子さんが「民芸」にムカついたのは、「なんでもっと自分に正直になれんのか!」という部分だったのかも(笑) 柳さんと正子さんの好みがなんとなく近いというのも、さらに正子さんのムカつきの火に油を注いだようにも想像されて。正子さんは理屈つけずに「好き!」「欲しい!」がストレートだったからね。以上、柳さんへの愛をこめた妄想と暴論でした。  

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 建物自体にも見るべきものがあり、あえて戸外に出してある水盤や壷なども、大胆な展示方法だ。白い木綿の布に藍でゆらりと波打つような模様に染めたカーテンも、「さすがは民芸館」という素敵なもの。ほこほことした凹凸が温かみのある紬のカーテンもあった。館内のものは、すべからく温かく微笑みを誘う、優しいものたちでいっぱいだ。
 
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 道を隔てた向いにある西館へも行った。日本民藝館開館1年前の1935年に完成、母屋の設計は旧館と同じく柳宗悦。

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 72歳で没するまで、宗悦が生活の拠点とした建物である。こちらは駆け足で見てから、駒場の駅へダッシュした。
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2015/11/7

シャレコーベ・ミュージアム!  博物館

 新聞記事でみたいものがあったので検索しているとき、出会い頭にぶつかった記事に驚愕した。

 なんと頭蓋骨をテーマにした博物館があったのだ。しかも私設博物館。

 じつは私設の施設は、なにしろ自分でコレクションを公開したい!というくらいの情熱を傾ける程なのでマニア度が高く、面白い場所が多い。これは期待できる。

 ハロウィンの新聞記事から、ダイレクトに「シャレコーベ・ミュージアム」を検索してみたら・・・。

 こちらにその全貌を紹介したページがありました。もう、素晴らし過ぎます!!

 まずその外観も、見事なしゃれこうべビル。退職後、三千万円で建てたそうだ。三階建てのビルに、テーマ別に展示品が並んでいるそうだ。ミュ―ジアム専用車も改造しゃれこうべ車。

 館長は関西医科大学の名誉教授であり、脳神経外科医でもあったお方。

 展示品はグッズやブランド物など普通のもの??以外にも、加賀染めの暖簾とか、中国の有名な書家に様々な書体で書いてもらった「頭蓋骨」の軸、パリで描いてもらった似顔絵は半分がガイコツだ。

 果てはCTスキャンのデータから、館長ご自身の3D頭蓋骨模型までが展示してあるという徹底ぶり。

 最近では館長は焼き物に凝られている様子で、一点もののさまざまなシャレコーベを自作されていて、その作品を展示されている。

 そして奥様からは、クレジットカードの使用を禁止されているそうだ。同じ妻の立場としては、同感を禁じ得ない(笑)

 次回、青春18キップが発売されたら、尼崎に行かなくちゃね。

 
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2015/3/30

H氏の目的は  博物館

さすがに安藤忠雄さんの建築物は、クールなモダンデザインだ。透明のアクリル製のイスなんかが備品で置いてあったが、よく合っていた。ゆるいカーブを描くコンクリートの壁は地下2Fまである。

 巨大なパッチワークのようなガラス窓がある。記念館のシンボルとなっているようで、パンフレットの表紙になっていた。(以下の写真はすべてパンフレットより)

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 まずは入口近くで、コンクリート壁面に作り付けられた木製書架を見下ろす。これはもう、息をのむ圧巻。そのあと入口近くに座り、記念館紹介ビデオを数分みる。

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 「あれどうやって本をとるんやろ?」と問うH氏に
 「なんか取り方あるんやろな」とにべもない返答をする私。

 たしかに見ている分には圧巻なんだけど、二度と手の届かない場所に置かれた本の運命は気になるところだ。掃除はどうする? 本を引き出す為のそれらしい段々も設置されていたが、たとえ可能だとしても時間がかかりそう。本って、「いまそれ必要! なるべくはやく」っていう物件だから、大量の蔵書は悩ましいところだ。

 その後地下に降りて、司馬さんに関する資料や、手近な場所にある本の背表紙をみたり、司馬さん(と著書)についての10分余のDVD?を時間をあけて2本、係の方の案内に誘われてホールでみる。

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 本棚の背表紙の箇所では、H氏お気に入りの「東洋文庫」について夫婦で語る。

 ところでH氏に、なぜ司馬遼太郎記念館に来たかったのかを聞いてみた。すると「あの書架をみたかっただけ」。

 えっ!? それだけ??

 しかも驚いた事に、彼は司馬遼太郎の本を読んだ事が無いという。うそうそ!

 という私にしても小6から中1にかけて、当時ハマっていた大河ドラマと平行して「国盗り物語」を読んだくらいだ(汗) 映像とリンクしていて、かなりインパクトを受けた物語だったが、はるか昔の話である。国民作家なのに・・・ふたりいても1作品しか読破してないとは(汗)

 おわびのしるしに1冊買って帰りました。『以下、無用のことながら』
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2015/3/29

ハコは安藤忠雄作品  博物館

 自販機でチケット(500円)を購入し、係の方にパンフレットをいただき、お庭を歩く。

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 後で知ったのだが、司馬さんは自然な感じの庭がお好きだったとかで、雑木林をイメージして安藤忠雄さんが作られたらしい。

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 ミツバツツジとモクレン。

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 こちらがミツバツツジ。

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 こちらがモクレン。

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 お庭の横にある建物が書斎。

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 奥の別棟、コンクリートの建物が記念館になる。建築は安藤忠雄さん。入口までのエントランスが長い。

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そしてやはり、菜の花が飾られている。この季節に間に合ってよかった。

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 だけど、このアールのコンクリートの壁面と反対側のガラス面の構成って、よく知っている記憶が・・・。ああ、滋賀県の日野町にある「ブルーメの丘美術館」がこんな構成だった。あれも安藤さんの作品だし。
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2015/2/25

弥生の森に迷い込む。  博物館

 銅鐸博物館の外は、かなり広い公園になっている。大きな池、山水の流れる小川、トチや椎やクヌギなどの木々も点在する。「弥生の森歴史公園」という名称だ。

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 「歴史公園」とは、つまりこういうものがあるからで↓

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 竪穴式住居とか↑

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 ↑柵の向こうの水たまり(蓮池、と称しているけれど)は、古代の蓮である「大賀ハス」が、夏になれば花を咲かすのだ。

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 高床式倉庫とか↑

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 竪穴式住居には、入ることも出来る。

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 古代の人にしては、几帳面な仕事の扉である。いや、古代の人の方が、几帳面だったかもしれないが。

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 弥生時代を想像しての集落が作られている。トチの実もドングリも食料にできるから、そこに住み着いたのでは?という想定か。

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 現代の高床式倉庫では、モノづくりができる体験工房になっている。

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 勾玉やハニワが作れます♪

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 中途半端に歴史を感じる公衆電話もあります。

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 そして敷地外の隣には、軽食も取れる喫茶店「すぷるーす」もあります。

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 これも一時ブームでしたね。ログハウス。専門雑誌もあったくらいの人気でしたが。

 あった? いえ、今もあります。「夢の丸太小屋で暮らす ログハウス・マガジン」。「田舎暮らし」と「薪ストーブ」と「ログハウス」はセットものでした。他のオプションとしては、「野菜づくり」や「ガーデニング」や「太陽光発電」とかも。

 私の身近にも、たしかいます、ブームに乗ったヒトが(ログハウスについては、私が阻止して「木造建築」に落ち着きました)。
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2015/2/23

宗泉寺(そうせんじ)の仏像展  博物館

 2Fでは常設している土器や模型などと、企画展「はやり病を封じる」の物品が展示されていた。そのなかで「特別に展示されている秘仏」3体が、静かに並んでいた。

 50センチ前後のやや小振りの仏像であるが、丁寧につくられている。秘仏なので保存状態も素晴らしい。平安・鎌倉に作られたものが、いま現在、千年の時を越えて見ることができる事自体に、奇跡的な時間の厚みを感じる。

 平安時代の仏像は、いかにも人智を越えた存在っぽくて、ちょっと上から目線な感じ。やはり「末法思想」による不安が渦巻いていた分、仏像にすがる思いは強かったのだろう。まるっとしたフォルムも、不思議に安定感がある。シンプルな造形も好もしい。(以下の写真はチラシより)

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 まあ、現代人だって20世紀の終わりには「ハルマゲドンが来る」とか「恐怖の大王が降りて来る」とか散々騒いでたから、千年経っても人間は変らない。いや、千年前よりタチが悪くなっているかも(汗)

 この不動明王は鎌倉時代のものらしい。三井寺の秘仏「黄不動」の影響がみられるとか。

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 炎の光背が無いせいもあるのか、なんとなくフェミニンで二人の脇侍の童子の母親みたいな慈愛を感じる。また童子たちが愛らしい。

 毘沙門天さまは、いつの時代もしゅっとした伊達男。彼の奥様は吉祥天だから、お似合いの美男美女だ。なびく袖口もポイント高い。

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 今年もどうぞムカデに遭遇しませんように、とお願いしておく。軍神、毘沙門天さまの使者は、なんとムカデなのだ(汗)

 ムカデが沢山の足で滑らかに歩くように、大勢が心をひとつにして戦いに挑む、という意味で。
 他方、財宝や福徳も司る毘沙門天さまの使者がムカデっていうのも、「お足がたくさん」としゃれている(笑)

 彼が踏みつけている邪鬼は、写真では不気味だが、実物はもっと剽軽な表情をしていて、個人的にはポイントが高い。 

 ここには、案内や説明担当のメガネ女子の学芸員さんがいらっしゃった。私の前のご一家が、彼女を独占されて質問攻めだったが、どんな難問にもすらすらとお答えになる。このプロフェッショナルな人に、私も質問してみたかったが、件のご一家が、和やかに詳細な説明付きで、熱心に展示品を鑑賞なさっていたので遠慮し、静かに「はやり病を封じ込める」グッズあれこれを見たり、岡本太郎ばりに顔の付いた土器を見たりした。

 その後インフォメーションコーナーで、他の博物館のチラシを物色したのちに、建物を出た。
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2015/2/22

地元のお宝を見に行く。  博物館

 仕事関係の用事でH氏を駅まで送った後、地元の博物館で地元の秘仏を公開しているということで、行ってみた。

 わが町は、国宝の銅鐸が出土したので、銅鐸の意匠や銅鐸にちなんだお土産もある。それにのっかって25年前に野洲市歴史民俗博物館ができた。通称「銅鐸博物館」である。ちなみに国宝の銅鐸は、ここにはない。銅鐸の持ち主よりお買い上げされたため、現在は東京国立博物館で常設展示されている。それでも沢山出土したので、小振りのものは、安土考古学博物館と折半でもっているそうだ。

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 私の目には案外地味だったらしく、一回素通りしてしまう。車で10分もかからないのに、Uターン出来る場所がなかなかなくて(なにしろ山の中)、ずいぶん走ってからUターンした。

 この看板の反対側には、石の銅鐸モニュメント。

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 2メートル以上ある大きなものだが、なんと寄贈された物件だ。

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 ということを、裏側に回って知る。ふとっぱらな石材店さん!

 来館人数を考えたら、広過ぎるくらいの駐車場に車を停めた。休日にしても、いくらか賑わっているみたい。といっても、10人くらいか。

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 珍しくカラフルなポスターがあると思えば、朝ドラ『マッサン』の野洲ロケ・パネル展が開催中だなんて。日本に来たばかりのエリーが、広島でバスに乗る場面は甲賀市の美しい田園風景でロケされ、山崎の工場や余市の工場の場面は、野洲の工場倉庫でのロケらしい。

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 でも私のお目当ては、こちらの仏像さんたち。地元のお寺に安置され、通常は公開されていないのだけれど、昨年の台風で山崩れのおそれがあり、国の重文でもあることから、こちらの博物館に緊急避難されたらしい。いわゆる「秘仏」なので、めったに拝めない方々なのだ。

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 駐車場から迷路のようなスロープを登っていく。低い石垣や背の低い植栽が、不思議な気配を漂わす。

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 入口に到着。もともとの料金も格安だけど、さらに市民は無料なのだ。

 入口近くにある、『マッサン』のパネルを10枚ほど、じっくりとキャプションを読みつつ眺めてから、2Fの仏像を拝みにいく。

 1Fには他に銅鐸について展示品でレクチャーしてもらえる部屋や、レプリカ、ホンモノ入り交じる銅鐸の展示室もある。すでに何回も見ているし、今回は時間がないのでパスし、2Fの展示室へ直行。

 
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2014/11/19

イメージの力 実用品をオブジェとして  博物館

 この企画「イメージの力」は、東京の国立新美術館からスタートした。

 「博物館」の展示物を「美術館」で展示するのだ。美術館にある展示品は「作品」になる。ここではザルや梯子や網や農具などの実用品を、現代美術のインスタレーションの手法で展示されている。

 たしかに「空間の使い方」が美しかった。
 
 大きな網が待ち受け、壁からすこし距離をおいて掛けられた農具が、白い壁にくっきりと映る影が美しい。オブジェのような巨大なザルは空間に浮かび、たしかに現代美術作品みたいだった。

 これも会場へ足を運ばなければ、味わえない体験だ。

 企画展のグッズ売り場は思いのほか小さくて、意外に力をいれてない感じだったが、クリアファイル図柄のセレクトはばっちり。入口にあった「椅子つき神像1体」と「ユダ(紙)人形・白(ガイコツ)」のを購入する。しかし今頃「ぞうの仮面」図柄も買って、コンプリートすればよかった」と少々後悔。まあ、「ぞうの仮面」が表紙になった「月刊みんぱく」を買ったからよしとするか。ミュージアムショップで、全部で千円強という、私にすれば画期的な少額購入。

 おそいお昼は「レストランみんぱく」にて。すっかり個人的みんぱくメニューに定着した「ジャンバラヤ」を注文。鶏の唐揚げが2個ついていた。うれしいけど、ああ、カロリーオーバー(汗)

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 その後は、常設展のある本館のミュージアムショップを物色。以前Kちゃんと行った時には、やたら高額商品があったような気がしたけど(りっぱな羽つきのドリームキャッチャーを買わされた・汗)、今回はかなりリーズナブルなお値段で、利用者の購買意欲を誘っていた。さほど高くなかったのに「買いたいもの」にはやや手が届かず、三桁のお値段の商品を若干買って2千円弱。
 
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 フェアトレードの板チョコと、メキシコの竜舌蘭からとれる「マゲイシロップ」。体に優しいアンチエイジングな天然植物性シロップだそう。まとまっていれば高価でも、ちょっぴりなので400円。
 
 もちろんチケットで常設展にも行けるんだけど、ここのは充実しまくってるので、見始めたら2時間はかかりそう。流してみても1時間はかかるよ。もったいないけど、むりむり〜(涙) 

 2時半くらいに「みんぱく」を出て、さあ帰ろう。


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2014/11/18

イメージの力 ハイブリッド!  博物館

 ガーナでユニークなのは、棺桶だけじゃない。床屋さんの看板がいくつか展示してあったが、日曜画家作品かポップアートか、みたいなキッチュなものだった。

 キッチュとはドイツ語で、 「けばけばしい」「古くさい」「安っぽい」という意味だが、それを積極的に評価するという美意識だ。ガーナの床屋の看板は、そういう意味では、まさしくキッチュだ。

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20世紀のヘアカットのベストは、これだ!
レディB、東京ジョー、ナイスガイ、そしてシャーク(鮫!!?)。 他の店の看板ではPARISをアピールしているのに、「東京ジョー」って。東京って、アフリカではハイセンスなイメージなのか? それ以前に、この髪型、ガーナではイケてるのか??

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 「クリス・クロス・ヘアカット」の重要なデザインポイントは、「鋭い剃り込み」らしい。

 いや、アフリカに負けない日本の渋いハイブリッドな物件だってあるのだ。

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 (唯一現地で撮った写真。出口近くになってから、写真撮影フリーなことを知った。どうりであちこちで写真撮ってる人、見かけたよ。スタッフの人が何も言わないので「関係者の方なのか?」と思っていたんだけど)

 ごく普通の手桶である。木製でタガで締められた本格派だが、なぜか水道の蛇口が??

 なぜ?? なぞ!!

セネガルやベトナムで観光客用のお土産として売られているブリキやアルミニウムの缶を利用した玩具は、世界中で商標が知られた飲み物の空き缶でつくられている。これは、大量消費社会を背景としたアンディ・ウォーホールのポップアートを思い出させる。が、まあ、むずかしいことはヌキにして。

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 おお、ベトナムでも「キリン一番搾り(生)」が!

 とにかくそんな大手メーカー飲料の空き缶をプレスして、手づくりした一品ものには驚く。飛行機からバッグ、エビやバッタまで、作れぬものはありませぬ、と言わんばかり。これらはベトナムの作品。

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 元々は、ベトナム戦争終結後、廃品を活用して国連軍向けのお土産品として、作られたものが始まりだとか。その最初は、空き缶でアタッシュケースづくりを、こまかく注文を付けられながら依頼されたのがきっかけらしい。

 そういえば、うちにも「ベトナムのお土産」としていただいたものに、こんなものがあったな。

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 廃物をリサイクルしてお土産にするという、ベトナム人のあっぱれな発想の転換と根性に感心する。「土産物の材料づくりに協力するから」と言いながら、ビール飲んでるヤツラもいそうではあるが(汗)
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2014/11/17

イメージの力 「武器よ、さらば」  博物館

 内戦終結後の復興をめざすアフリカ南東部のモザンビークで、「平和への祈り」を込め、戦争で使われた武器を材料にし、アーティストたちがオブジェを作った。

 これは、アフリカの旧紛争国でつくられた“武器アート”だ。

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 (「イメージの力」図録より)

 モザンビークでは約100万人が死亡した内戦で、自動小銃など大量の武器が民衆に残された。内戦の終結後、「銃をクワへ」を合言葉に、農具や自転車と交換して回収した殺傷兵器を解体し、前衛的なオブジェとして再生させる取り組みが進められている。

 この取り組みには、日本のNPO法人えひめグローバルネットワークも協力している。日本国内で集めた放置自転車をモザンビークに送り、武器と交換して来た経緯から、ネットワークの支援に応え、家族が寄り添って自転車に乗る光景をアートで表現することになる。
 家族で自転車に乗る光景こそが、平和の訪れであり、その中で生きる人々なのだ、と。タイトルは「いのちの輪だち」。

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 (「イメージの力」図録より)

 平穏な暮らしで手に入れたのが「自転車」。もう戦争によって無意味に失うことのない命や、大切な家族。そして犬を飼うこと。それを解体され、溶接された「使用済みの銃」によって作り出す意味。銃は100丁以上使われているそうだ。

 その場所に、リアルに立つと、ひしひしと「戦争と平和」の重さについて感じることができる。希有な経験である。


付記:2014年11月19日(水)付けの 毎日新聞にも、関連記事がありました。

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