2013/12/12

ブリ三昧!  季節

昨日は「かぶら寿司」第2段階、ブリ仕事。

 ローカルな人々の間では安売りでお馴染みの「スーパー魚忠」にて、うちの冷蔵庫の端から端までの大きさの半身を皮引きして刺身用ブロックにしてもらい、アラもつけてもらって購入。

 鮮魚売り場担当のおじいちゃんは、「おおきいですよ、いいんですか? いいんですか?」と何度も念押しされる(苦笑) 実際に頭付きの半身を持って、来て見せてくださるほど。スケボーほどの大きさ。なるほど、家庭用じゃないな。でも半分だし。

 アラもおじいさんに切ってもらったけど、それでも大きくて固い箇所もあり、鉢や皿からはみだすほど。ブリ大根や、にんにくや生姜でコクを出すアラ煮に。

 身は扱いやすい大きさに切って、塩竈にして、ラップでくるんで、冷蔵庫に保管。バット2個にぎっしりになった。それでも巨大パック×2のときより、冷蔵庫占拠率が半分になって、やれやれ。

 サカナ臭くなるので、お風呂に入る前に作業する。名実ともに、ナマグサイ女になる。

 もちろんせっかくのめったにない新鮮なブリなので、晩ご飯には大きな切れの刺身にして、大皿に敷き詰める。脂がよく乗っているのに新しいからもたれず、不思議なほどさわやかであっさりした口当たり。年に一度の贅沢ブリ大会。塾のバイトで忙しいKちゃんが、参加できないのが残念だ。
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2013/12/8

シーズン到来  季節

 やってきました、金沢の、そして我家の伝統料理「かぶら寿司」の季節が。

 おじいちゃんとおばあちゃんが元気な頃は、3人掛かりで作業した。そのときには、働いていた私は助手で弟子。仕事が休みのときに、手取り足取りで詳細に教えてもらった。もっとも量についてはけっこうアバウト。だからいまだに比率や量については、よく判っていない。

 おばあちゃんによると「寒の間につくるもの」だとか。そのしきたり?にのっとって、12月上旬から2月の頭までの間に作って食べる期間限定のもの。ウチではもはや、お節はなくていいから、かぶら寿司だけはお正月に食べたいと、(たぶん)H氏が切望している食べ物だ。彼は、お正月には、朝昼晩とかぶら寿司を食べているのである。それだけ食べても食べ飽きない、不思議な食べ物だ。

 そのアバウトな行程は、以下のとおり。

 まずカブラを半分の輪切りにして、それに切り込みを入れる。それを塩漬けにして重しを乗せ、5日〜7日漬ける。
 カブラを漬けた3日後にブリの、少なくとも片身の半分の大きさの刺身用の新鮮なのをさらに半分に切り、びっしりと塩で固め、ラップで巻いて冷蔵庫で3〜4日保存する。
 カブラが漬かり、ブリの身が締まってきたら、麹を買って来てお湯やゴハンと混ぜて、5時間ほど炊飯器で保温にし、麹が目覚めさせてから冷ます。
 漬け物樽に、切り込みを入れたカブラにブリのスライスを挟み込み、一段ごとに目覚めた麹を挟み込む。重しをして漬け込む。
 これで、10日〜2週間ほどで食べられる状態に。

 ということで、3週間がかりの作業になる。仕事を辞めてからは毎年しているのに、カブラの量やブリの量や麹の量が噛み合ず、あたふたする。なにぶん、アバウトなので。

 結構な量を消費するので、H氏は殊勝にもカブラ作りからやっているが、今年は初めて不作となり、漬け物樽に半分あるかなしかな量しかできなかった。緊急事態だ。

 そこで、H氏はカブラを買いにいくことを決意する。道の駅でも少し買うが、安土に農作物の直売店があるのを思い出して、やや遠出をしたらしい。どおりでなかなか帰って来なかったはずだ。

 売り場のおねえさんに「何個いりますか?」と聞かれて、「50個」と答えるH氏。あんたは小草若か!(©「ちりとてちん」)といいたい。しかしまあ、100個でなくてまだよかったよ。うっかり言いかねないもんな。
 近くにカブラ畑があるらしく、おねえさんの一家総出で畑から50個抜いて洗って持って来てくださったらしい。すいませんねえ。

 H氏が大量の、しかもおおぶりのカブラとともに帰ってきたときには、すでにウチの畑の分は樽に収まっていたので、追加で8個ほど塩漬けにした。私が持てる重さにするため、8分目ほどにセーブする。
 
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 ということで、明日もカブラを漬けます、もうひと樽。

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2013/12/1

12月だ!  季節

 あああ、12月が来ちまったよ〜、一年って早いなあ(ため息)、という心境。レギュラーな家事以外にもすること満載な月なのだ。

 どんなに年を重ねても、女学生のような好奇心とウィットとユーモアを輝かせる池田澄子さんの俳句カレンダーを日付が変わってから、急いで作成。

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 これを眺めていると、お歳暮のことやおせち料理のこと、そして12月の一大イベント、かぶら寿司づくりのことをポジティブに考えられるような気がする。池田さんにあやかりたい。

 あ! 年賀状のこと、すっかり忘れてたよ〜(汗)
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2013/11/15

対岸は冠雪  季節

 昨日はじめて山頂に冠雪をみた。琵琶湖対岸の湖西、比良山系あたり。

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 そしてまた、なんともいえない空模様。

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2013/11/13

柿の木を見上げて。  季節

秋模様の柿の木を見上げたら、新しい緑の葉っぱがコンニチワ♪と。

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寒いぜ、しかし〜。でも陽のあたる方向に精一杯カラダを伸ばして、季節外れもなんのその、な明るさで、風に吹かれていました。

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自分がアンラッキーだとすら思いつかないみたいな暢気さで。
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2013/11/7

11月のカレンダー  季節

 11月の「池田澄子俳句カレンダー」です。

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 11月の句は、それぞれに、なんだか余韻がたっぷりで想像が広がっていく。

 年をとって急に立ち上がると、膝が付いて行か(け)ないんだ。それを愚痴るんでなく「驚く膝」っていうのが、楽しい。

 うめもどきの実が赤くなる季節には、過去のうらみつらみを思い出すけれど、もはや辛い過去さえも懐かしく思えるほど月日が経ったのかも。歳月を重ねる浄化が素敵。

 私は消化器の強い男を知らないので、思わず納得してしまう(笑) すぐ「ごめん、ちょっとトイレに」というロマンチックでない男とすら、男と一緒に初しぐれにあうのは、ちょっとロマンチックなシチュエーションな気がする。

 「しぐれごこちの眼鏡」! しぐれが眼鏡のレンズ部分に斜めに水滴を走らせて、なおかつ曇っているのが、ありありと浮かんで来て笑いそう。しかもお互いにね。うん、笑うわ、これ。

 子どもの頃、親戚や近所の家の襖の上とかに、兵隊さんの帽子を被った遺影があって、一代前には戦争があったことをリアルに感じていた。仏壇の遺影ではなく、ついそっちを思ってしまう。冬の夜、家々に吹き渡る木枯らしの音が聞こえるよう。咽び泣くように。

 蟹味噌を食べるのって、蟹身を食べるより罪深そう。でもそれが人間の原罪であり本質なら、しかたない。蟹味噌、おいしいもんね。

 落ち葉が敷き詰める枯れ園に落ちてしまった鈴。空耳のように鈴の音が聞こえる。クリスマスの鈴にもつながって行くようにも思える。永遠に鈴。凛々と。
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2013/10/14

10月のカレンダー  季節

 10月の池田澄子カレンダー。個人的には林檎の句が好き。でも鰯雲も林檎も季語はどうも9月みたいで。

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2013/9/19

十五夜  季節

 彼岸花とはよくいったもので、今週ご近所で何本か咲いているのを見た。

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 今日は実家に立ち寄って、石垣に咲く彼岸花を見た。ここはまだほとんどが蕾。

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 さすがお寺、お彼岸ジャストに一斉に咲く気かもしれない。

 そして今夜は中秋の名月、十五夜だ。おだんごとかお饅頭とか、ウサギ饅頭とか、縁側ではなく、仏壇前におそなえしてある。

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 冴え冴えと穏やかな光が差して、いつもよりくっきりした影が落ちる。さすがに空が心持ち明るい。廊下には窓の格子の影が落ちて、その様子ははっとするほど、情緒たっぷりだった。

 あまりに情緒たっぷりな影だったので、写真をとろうとシャッターを押した。

 デジカメの液晶には、のっぺりした明るい廊下が出現した。そう、自動フラッシュの仕業!! みごとに影が消えていた。
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2013/9/16

野分けのあとで  季節

 滋賀県は災害の少ないところなのに、今回の台風の被害は恐るべきものだった。線路脇が崩れたり、駅前に水が溢れていたりで、現在電車が運転見合わせで不通になっているらしい。

 それでもお昼前には晴れ間が出て、夫婦で、というかほぼH氏が外回りを片付けた。

 我家では何本かの木が倒れたり折れたりした。もうしばらくで熟すだろう時期にきていたザクロも、半分へし折られた。ユーカリやオクラやヤツデが斜めに傾いだ。収穫物を入れるザルも転がって行った。植え付けの準備までできている耕された畝で、長靴の足がズブズブとはまって抜けなくなったので、H氏に助けてもらった。大量の雨で底なし沼と化したのだ。

 幸い、我家ではそれほどの被害は出ていない。でも田んぼは水浸しで、小川は濁流が溢れ出し、下水も溢れ出しているようだ。ラジオからは、下水使用のお控え(洗濯など)をお願いするお知らせが入ってくる。これほどの被害が出るなんて、めったにないことだ。すみやかに復旧できますように。
 
 また前進する台風が勢力を弱めて、なるべく被害を出しませんように。現在通過中のところにお住まいの方は、どうぞくれぐれもお気を付けください。雨も風も凄かったので。

 外回りをかたづけているとき、ふと目に入った光景。

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 ソテツの幹のスキマからソテツの葉をみたところ。台風一過の美しい緑。

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 あれだけの風にも負けず、実を落とさなかったカリン。

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 まだ熟しきっていない実をつけたまま倒壊したザクロ。

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 秋のたよりをひっそりと知らせるハナミズキの実。
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2013/9/5

生と死のはざまで。  季節

 9月の「池田澄子俳句カレンダー」は、生と死のはざま感が濃厚。でも軽やかにスキップしているようだ。

 たぶん池田さんは、いろんな句で「不謹慎」というクレームはどっさり受け取って来られたであろう。それでも池田さんは、理知的な観察力と冷静な視点と子どものようなスキップ感を、ますます研ぎすまされる。

 池田さんが生活の中で、面白さや楽しさを満喫できるのは、自分の眼でしっかり見て、自分の心で感じ、自分の心で考える。ものを凝視する客観性があるからこそ、できることだ。だから必要以上に怒らない、がっかりしすぎない、でも言うべきことはまっすぐに言う。そこに「お茶目」という余裕が生まれる。お釈迦さまのいう「中道」とは、こういうことかとも思う。その姿勢が好きだ。

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2013/7/24

夏だより  季節

 昨日は4件ほど、お礼状を兼ねて暑中お見舞いのハガキを出した。

 なるべく早く着くように、郵便局の窓口まで持って行ったら、7月23日発売の「ふみの日」切手をみつけてしまった。

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 ふみの日切手は、日本郵便がデザイン力の粋を集めているのか、毎年とても素敵なデザインになっている。今年もちょっとレトロで懐かしい優しさ、夏の風物詩に溢れている。

 ふみの日切手ではないが、去年の私的ヒットはこれ↓

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 谷内六郎さんの、メルヘンで懐かしい世界が広がっている。もったいなくて使えないので、2シート買ってしまった。

 これで、アナログな夏だよりが送れるというものだ。

 そうそうデザインといえば、遅ればせながら「木之本北國街道商店街」のポイントカードである。シュールでかわいく、色あいもあたたかい。

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 ありがたや、ありがたや。
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2013/7/19

裏庭で生きる。  季節

 祇園祭のコンチキチン♪も終わったので、真夏の京都も来週あたりいってみたい。夏の特別公開も、すでに始まったことだし。

 くらくらしながら、照り返しの強い道を歩き、ひときわ黒々とした影に入るとホッとし、果ては京都駅の伊勢丹に寄り道をする気力も無く、ぐったりと帰路につくのが今から目に見えるようだ。♪なのに私は京都に行くの♪ だ。

 という楽しい妄想をしつつ、Tくんの部屋のエアコンが壊れたので、業者さんに修理をお願いしたところ、「僕もいろいろエアコン見てきてますが、せいぜい97年のまでですわ。いや〜95年のエアコンって、初めて見ました!」と、いたく感心された。

 いたく感心された上、「古いわりにきれいな状態ですねえ。とくに壊れていませんが」と、褒められた。

 しかし、場外に舞台を移し、室外機をみてもらうと、案の定「コンプレッサー動いてません。壊れてます。つまり単なる送風機になってます」

 ということで、当然、買い替えをお勧めされた。

 室外機の近くの樋(とい)には、楽しげに雑草が絡まり、生い茂っていたのを見つけたのが収穫だった。

 午後にカメラを持って、草木の生い茂る手入れをされる前の「秘密の花園」(花はないが)状態の裏庭へ。恰好の蚊の餌食になりつつ、カメラを構えた。

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 う〜〜ん、ジャングルだな・・・。

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 蔓植物は、やりたいほうだいだ。このシノブっぽい繊細な葉っぱは、ちょっと涼しげだな。

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 いつでもどこでもだれとでも絡むのが、ハート型の葉っぱで可憐な花をつける、一見やさしそうなつる草。その名を「へくそかずら(屁糞葛)」という。

 植物の命名は残酷だ。「ドクダミ」はその語感が忌まわしく、「オオイヌノフグリ」は可憐な花を裏切るお下劣なイメージだ。あまりにも一方的なヒトの命名によって、一部の植物たちの顰蹙(ひんしゅく)をかっているのではないかと、つい気にしてしまう。
 それにしても「へくそかずら」って。どれだけ命名者に疎んじられていたのだろう。本人はあまり気にもせず、いつでもどこでもだれとでもコラボする、気のいいヤツみたいだが。

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 人間の命名には頓着せず、今日も嬉々としてツルを伸ばして花をつけるのだ。
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2013/6/24

梅雨は花の季節?  季節

 今日の夕方、初めてオハグロトンボを見た。羽が黒くてひらひらと飛ぶ、華奢なトンボだ。まるで別世界から来たかのような、幻想的な姿をしている。気分はもうすぐ夏休み、だ。ないけど、夏休み。

 というか、ある意味、毎日が夏休みかもしれない。本日が宿題締め切りの日々だけどね。

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 去年、友達からいただいたアガパンサスも咲いて来た。花言葉は「恋の訪れ」。和名は「ムラサキクンシラン」。どちらも私には縁遠い。

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 あぶくのような蕾をつけていた桔梗も、ついにバブルがはじけ、花が咲いた。桔梗の青い紫色は独特だ。さわやかな色。

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 梅雨の切れ目に咲く花は、どれもラムネのようにすゞやかな色をしている。目にありがたい。

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2013/6/14

夏支度  季節

 じめじめする梅雨も憂鬱だが、この連日の暑さったらどうなってるんだろう。

 数年前から、暑さにめっきり弱くなってしまい、無理をしないように気をつけている。弱くなったという個人的な体調の変化より、むしろ年々暑さがヒートアップしてきたのかもしれないが。

 ということで、どうしたらちょっとはマシになるか、というのが毎年の課題だ。シマムラに走りゴザや「い草」のラグを買ったり、ニトリで涼しげな敷きパッドを買ったり、緑のカーテンを目論んだり。

 「緑のカーテン」は暑い外気の中、蚊に刺されつつツルを巻き直したり、台風の時にはひっくり返ったり、労力の割りには報われなかったりすることが分かったので、今年は大人しくH氏が買って来た「ビニールハウス用日除け」をシェアしてもらうことにしよう。黒いので暗くなるのは否めないが、効果は抜群だ。すでにハウスで実証済み。

 あの地獄のような熱暑だったハウス内が、まだしもしのげる。ただし太陽を浴びないので、当然作物の成長はイマイチ(笑) すごいな、ビニールハウスの二律背反。

 あとは心理作戦。今日は近江上布の暖簾をかけて、風が通るたびに泳ぐ鮎を見ることにする。気分だけなら、ずいぶん涼しい。

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2013/6/2

ム印、神出鬼没!  季節

 「一寸先は闇」、という諺がある。「人生、なにがあるかわからない」というコトバもある。「事実は小説よりも奇なり」と、イギリスの詩人、バイロンも書いている。

 そういえば、「人生には三つの坂がある」、という有名な人生訓だってあるな。上り坂、下り坂、まさか。

 そんな「まさか」の出会い頭な事件が、休日の朝食の支度をする、のんびりした時間の真っ最中に勃発した。

 そうなのだ、平和は無惨に破られて、ム印との衝撃的な出会いの朝となったのだ。

 都会の人にはありえないだろうが、床の隅をくねくねと這っていたとか、布団の中で夜這をかけたとか、階段で寝そべっていたとか、そういう事例は毎年ある。それなら納得できる。

 だが今回は違う。まるでカフカだ。不条理の極み。初めての事例だが、たぶん空前絶後だ。今後出没事例とするには不適切すぎる場所から出現したのだ。

 私は遅い朝食準備をしていたが、おばあちゃん以外は、みなさん遅い起床なので、マイペースであれこれ楽しく準備をしていた。ほとんど気分は鼻歌まじりだ。

 冷蔵庫からレタスを取り出した。H氏が先日、彼の通勤途中にある畑の主で、いつしか知り合いとなり農業の教えを乞うている先達からいただいたレタスだ。大きいサニーレタスだったが、もう本日で終了というくらい芯にちかかった。

 一枚ベリッとはがす。そしてもう一枚。そこで声もなくフリーズした。冷蔵庫で凍えきり、身を固くしているム印がレタスにしがみついていたのだ。

 しばしのフリーズの後、動かないのを見届け、そっとまな板に置き、包丁でまっぷたつに。

 ところが! まっぷたつの上半身が、足を踏ん張り、普通に!!ごそごそと逃げ出すではないか! 「おまえはすでに死んでいるっ!」といいたいが、もしかしたらヤツはプラナリアの様にまっぷたつなんて、細胞分裂みたいなもんで平チャラなのかも! わけがわからない生き物だ! やっぱり妖怪なんて目じゃない、とんでもないエイリアンだ。 

 その後はまな板の上で、声なき阿鼻叫喚が繰り広げられるも、なんとか三角コーナーに落とし込み、熱湯でやっと息の根を止めることが出来た。

 レタスやキャベツや白菜にナメクジは、仕方がないと思う。それは、いやいやながらも諦める。しかしム印は即時却下だ。そんな地雷は遠慮申し上げる。

 とはいえシーズンは開幕したばかり。常に臨戦態勢だ。ポットには熱湯を。ペットボトルには水を満タンに。打倒、ム印。
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