2016/8/13

映画「団地」  映画/ドラマ

 リアル11日は、京都シネマへ「団地」を観に行く。

 事前に予備知識がなく知らなかったので偶然だけど、「若くして死ぬ」と中身がセットになっていたのを、見終わって知り、ちょっと興奮した。「若くして死ぬ」は「逝ってしまった人」の、「団地」は「残された人」の話。しかも藤山直美というドメスティックなドラマの人が主役なのに、ラストは「壮大」!(笑)

 当然、藤山直美さん演じる「ヒナ子」さんに自在に心をあやつられました。さすが! もちろんそのパートナーである岸部さんの飄々ぶりも♡ そして斎藤工さん・・・ヨカッタ☆ シリアスでありながら、のほほんとした不思議な映画。

 私が好きなのは、藤山直美ことヒナ子さんが、ボーダーのシャツの腕をバーコードに見立て、「ぴっ」「お客さん◯◯ですか?」などとひとり言をいいながら、コンビニのレジ打ちの練習??をするところ。

 その前に年若の店長に「あんた、どんくさいねん!」と罵倒されまくってるのに、めげてないところが、ほのぼの。

 ラストで私の隣の女性が「えっ!?」と声をあげていたっけ。突然思わせぶりなシルエットで終わっちゃうから。これは現実? それとも?って感じかな。
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2016/7/27

「FAKE」を観る。  映画/ドラマ

 映画「FAKE」を観に、ミニシアター系の京都シネマへ。

 駅前にはペンギンさんたちが「京都水族館へようこそ!」とおまねき。

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 残念ながら行ったことがないです。ごめん。

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 京都駅から烏丸四条まで徒歩!なんてひさしぶり。

8月の午前中に「京都の路地と図子をウォークツアーで歩く予定なので、今日も練習がてら歩いてみました。

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 ずっと改修工事中だった気がする東本願寺。この勇姿を見るのはひさしぶり。

 途中、ちょっと高級なお蕎麦屋さんで、ざる蕎麦と大好きな「そばがき」も奮発したので、せっかく浮いた電車賃がパー。映画はもちろんレディスデイで。

 映画は満員御礼寸前の人気ぶりでした。まぁ、レディスデイもあるけど(笑)

 佐村河内守氏よりは、むしろ新垣さんのインパクトが。彼については、わかりやすかったかも。道化の役回りに怒ってるやろな、新垣さん。(Kちゃんによれば、やはり怒り心頭で「訴える」という話もあったらしい。フェアにするため森さんは、ちゃんとインタビューのオファーもしていたのに、逃げて応じないからだよ!)

 森達也さんらしいシニカルなお茶目さ、大団円で終わらない所がさすがですね。ラストは私にはそんなに衝撃じゃなかったけど、もしかして私の読み間違い??

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 京都の常に行列のバスターミナルには風鈴とミスト。でもあまり冷えてないミストでした(悲)

 で、やっとKちゃんと映画について語り合えた。

 皮肉な笑いや、守さんの奥さんの素晴らしさ、守さんのキャラクターについて、いつものように意気投合。彼女もラストは全然衝撃じゃなかったと言ってたから、あながち私の解釈も間違いではないのかも。

 そのうえ、新垣さんの新情報まで教えてもらう事に。

 30以上の年の差を越えて、テレビや映画のあれこれについて語り甲斐のあるお相手。おそるべし映像ウォッチャー、22歳女子。
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2016/7/17

ドキュメンタリー映画「FAKE」  映画/ドラマ

私が映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ 」の話を娘としたくてたまらないのに、寝坊したりして何度も観るタイミングを逃す娘。

そんな娘が昨日、森達也監督のドキュメンタリー映画「FAKE」を観に行き大興奮して帰宅。ラストの話をしたくてたまらないのに、ネタバレになるからできず密かに苦しんでいた模様。近々観に行って「語れない苦しみ」から解放してあげなきゃ(笑)

 以下は「FAKE」のHPより「イントロダクション」からの引用。

『A』『A2』以来実に15年ぶりの森達也監督作。佐村河内守氏の自宅でカメラを廻し、その素顔に迫る。取材の申し込みに来るメディア関係者たち、ことの真偽を取材に来る外国人ジャーナリスト…。市場原理によってメディアは社会の合わせ鏡となる。ならばこの「ゴーストライター騒動」は、社会全体が安易な二極化を求めていることの徴候と見ることもできる。 はたして何が本当なのか? 誰が、誰を騙しているのか?
映画は、この社会に瀰漫する時代の病をあぶりだしながら、衝撃のラストへとなだれ込む。


【佐村河内守氏をめぐる騒動について】

聴覚障害をもちながら、「鬼武者」などのゲーム音楽や『交響曲第1番《HIROSHIMA》』を発表し、「現代のベートーベン」とまで称賛された佐村河内守氏。しかし「週刊文春」で音楽家の新垣隆氏が佐村河内氏との関係を告白、掲載翌日の会見で佐村河内氏のゴーストライターとして18年間にわたり作曲をしていたこと、佐村河内氏が楽譜を書けないこと、耳は聞こえており、通常の会話でやり取りしていたと語った。いっぽう、佐村河内氏は、主要な楽曲が自身だけの作曲ではないことについては代理人を通じて公表し、後の会見でゴーストライター騒動を謝罪した。しかし、新垣氏に対しては名誉棄損で訴える可能性があると語った。そして、その後はメディア出演を断り、沈黙を続けている。

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2016/7/9

TOO YOUNG TO DIE!  映画/ドラマ

遡って7月6日の話。

 宮藤官九郎監督/脚本の映画、前々から見たかった「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ 」をやっと観に行けた。

 鬼のヘビメタバンドが活躍したり、死後も告白する前の気になる女子に未練を残している男子高校生の、文字通り「起死回生」をはかる地獄の話。

 ちょっとしたシーンだけど、元・憂歌団の木村さんとみうらじゅんさんのツーショットに、(内容とは無関係に)個人的にぐっと(笑)

 ものすごく面白かったし、豪華キャストや作り込みが超ゴージャスだったけど、見終わった直後は、W主演のふたり(神木&長瀬)より、映画の内容より、皆川猿時さんのガールズ・ビジュアルが瞼に焼き付いて(大汗) 恐ろしくインパクトがあったもので(汗)

・・・たしかに「地獄」の残像だ(笑)

 真面目にいい場面では、「フツーにアイス食べて、スムージ飲んで。それがどんなすごいことか、(現世に帰ったら)みんなにおしえてやれよ!」という鬼のキラーK(長瀬智也)のリフレインが、一週間後くらいにずしんと心に響いて来る。

 見終わったら、「地獄、悪くないじゃん!」と、きっと思えるはず(笑)

 現実には、水曜レディスデーを狙ったのに、いつのまにか「レディスデー」が月曜に変っていて、大ショック! いきなり窓口で地獄をみてしまった(汗)
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2015/6/18

初!劇団☆新感線を観る。  映画/ドラマ

 娘のKちゃんが、人気劇団「大人計画」の舞台や、爆笑ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』などを観に行ってるのがうらやましくて、うらやましくて。

 もし昼間公演のある舞台があったら、チケットとって!と5月にお願いしたら、「劇団☆新感線」のチケットをキープしてくれた。「劇団☆新感線35周年 オールスターチャンピオンまつり」と銘打たれた『五右衛門vs轟天』のチケットだ。

 田舎育ちの田舎暮らしだから、いままで舞台を観る機会がとても少なかった。だから舞台へのハングリー感はハンパない(笑) 1ヶ月以上前から、ワクワクドキドキ。楽しみでたのしみで。これはある意味、幸せな事。

 でも「オールスターチャンピオンまつり」と銘打たれているのは、ダテじゃない。「劇団☆新感線」のシリーズ化した舞台を混成し、お馴染みのキャラクターたちが勢揃いした「ネタもの」と言われる舞台なので、はたして初見の私がついていけるのか、笑いの下敷きになるものを理解できるのか、という部分で一抹の不安があったのも確か。爆笑の渦に乗り遅れるほど、クヤシく悲しいことはない。

 6月11日当日、浮き浮きと大阪駅で大阪環状線外回りに乗り換え、法螺貝の発車音が流れる「大阪城公園駅」に降り立った。

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 改札を出たら、「これでもかっ!」と駅内の四方に意匠が。おそるべき大阪のホスピタリティ。

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 なんと司馬遼太郎さんの筆跡で、開業祝いの詩を写した陶板が!

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 大阪城ホールを横に見て橋を渡る。大阪は水の都を実感。橋の上からラップング電車を眺める。

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 次いで、劇場「シアターBRAVA」向かいの「ホテルニューオオタニ大阪」内の蕎麦屋さんで蕎麦定食を注文し腹ごしらえ。(普通の食堂やレストランが近くに見当たらず、選択肢がなかった・汗)
 笑うとお腹がすくはず。ここはしっかり食べておかないと。始まる前から、もう笑う気満々なのだ。お蕎麦も紫蘇ゴハンも美味しかったので、よしとする。

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 少し早めに劇場に入り、事前に予習をしておこうと、100ページにわたるパンフレットを購入。2階の最前列というグッドな席に座り、主なキャラクターのアウトラインをインプットする。舞台が見渡せるいい席だ。

 幕が上がり・・・いや、幕なんてない! 最初から開いていた。ガンガンと音楽が鳴り響き(そうなのだ、ロックミュージカルだ!)、ねぶた祭のようなハリボテの山車?が動き、お祭感が盛り上がる。いきなり世界征服を企む悪の組織が出て来て、各キャラクターの紹介が疾走する。いきなり5人も覚えられんわ〜! まあ全員濃すぎるキャラだけど〜!(たぶん知ってる人には、おなじみのキャラなのだろう)

 舞台上だけでなく、舞台のバックに映像や文章までがでてくるので、目が忙しい忙しい! でもその映像が面白すぎるので、見逃すわけにはいかないのだ。 

 そして息をもつかせぬ面白さ!! なあんだ「わからなかったら」「笑えなかったら」なんて、全然杞憂だった。それどころかR50のスタッフが多いせいか、ネタがR50にビンゴ! 「ブルセラショップ」って、うちの娘知らないし(いや、知らなくていいっ・笑) いつしか前のめりになって、すぐさま没頭! 疾走する笑い、ぎっしりすぎるネタ・オン・ネタ、続出する濃過ぎるキャラクターたちが、踊る、歌う、走る。チャンバラがあり、階段を駆け上がり(人形が)落下する。サービス精神の権化のような内容。(ただし「ためになる」「感動的な」「いい話」は、ほぼない!ひたすら役者の皆さんは、「笑いの神」に身を奉じていた)

 休憩をはさんで3時間20分もあるのに、飽きる瞬間がまったくないのが素晴らしい。濃密な科白と、全身全霊でバカをしまくるキャスト。きわめて高度な演技力と全力疾走の体力勝負で、とことんバカなことをやりまくる人たち。

 そんな舞台を見て笑いまくると、しっかり肩のチカラが抜ける。そして「ああ人間って本来はこんなに元気なんだ!」とびっくりする。舞台を見て2日間は、ホントにしっかり元気だった。笑うとカラダにいいっていうのを、ものすごく実感した、初体験テイストの舞台。また観に行きたい!! 

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2015/3/28

「何を怖れる」  映画/ドラマ

滋賀県立男女共同参画センターで上映会があったドキュメンタリー映画、「何を怖れる フェミニズムを生きた女たち」をそそくさと見に行った。行政が関わるようになる以前の「ウーマンリブ」のメディアでは伝わらなかった重要な部分に、とても興味があったのだ。

 まず信州で行われた「リブ合宿」がすごい。うわさを伝え聞いた全国300人の女たちが集まり、自分自身のことを忌憚なく話すというもの。リーダーがいて説教する、みたいなのとはほど遠い。自己紹介で一日を費やしたという。話だけで熱気が伝わって来る。
 「とにかく布団の確保、食料の確保から始まりますから」。つまり「布団と食べ物にあぶれる人がいる」という、いまでは考えられない面白い合宿。

長年私が関わってきた、おなじみの本や雑誌の著者や編集長(者)の方のビジュアルや言葉を、身を乗り出して見た。「こわいおばはんら」というイメージの方もいらっしゃるでしょうけど、実は皆さん繊細で、人の痛みを黙ってみてられないような、おせっかいで姉御肌で、優しく親切で、そして類をみないほどピュアな人たちだ。実はどれだけの人たちが、彼女たちの恩恵をこうむっているかわからない。実際私は、樋口恵子さんがいろんなひとたちを巻き込みながら奮闘努力して作り上げてくださった「介護保険」のおかげで、どれだけ助かったか。初めてビジュアルで拝見した方もいらっしゃるので、懐かしくて新しいという感覚。

 たとえば、「強姦救援センター・沖縄」代表の高里鈴代さん。「女性と暴力」がテーマとなった北京での「世界女性会議」に出席し、いい感じで帰国した時に、沖縄米兵から暴行を受けた女性を支援していたのだが、彼女が控訴と取り下げたという報告を受け、とてもショックを受けられた話。
 「私たちがこんなに一生懸命支援しているのになぜ?」ではない。その女性への支援がまだまだ足りなかった事、守ってあげる事がどうして出来なかったのか、という自身へのすさまじい呵責で打ちのめされたという。思い出す度に流されるであろう涙は次へのステップになり、「強姦救援センター・沖縄」を立ち上げられた。
 NTTの全面的な協力を得て開通された電話は、開通時間と同時になり、「こういう機関ができて、とてもうれしい。わたしの(暴行された)ときもこういうところがあったら、と思うので。あまりにオープンがうれしかったので、電話させていただきました」というもの。性犯罪が明るみに出るのは、氷山の一角にみたないのだ。
 高里さんは「被害にあった女性たちみんなが声をあげることができれば、基地なんてなくなるはず」と静かに、希望をもっておっしゃっていた。

 映画のコピーは「個人的なことは、政治的である」。政治的ということは、社会的であり「みんなの問題」ということ。映画という形でしか伝わらない感動的な、あるいは刺さる部分もあり、でもそれは言葉にするのは難しい感慨や感情だったりする。それとNHKの障害者のバラエティ番組『バリバラ』と、感覚的にすごくリンクしていたのにも驚いた。

 もっともフェミニズムって広範囲だし奥が深いので、いやいやこれしきのものではないでしょう、という思いも。とても個人的な問題を突き詰めながら集めて行くとフェミニズムに行きついた、というところね。そういう映画から溢れちゃった部分は、ちゃんと書籍という形でフォローされているそうで、納得。
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2014/12/19

「ジーザス・クライスト・スーパースター」  映画/ドラマ

 ずいぶんとんだけれど、劇団四季の「ジーザス・クライスト・スーパースター」についても、まだいくぶんか覚えているうちに書かなくては。

 お昼の部だし、「京都劇場」は駅中だしでアクセスは申し分無い。演劇やコンサートは、ほとんどが夜の部だから、こういうチャンスに行っとかないと。

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 私はちょっとだけケチってA席にした。2階席だ。遠いなりに役者さんの表情はなんとかわかるし、舞台の全体把握はしやすい。

 開演前から幕はあいており、舞台のセットは薄暗い中でも見える。奥と端にベージュの石がごろごろしていて、全体がホコリっぽいような砂色。奥が小高くなっているかんじ。それだけ。

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 登場人物もユダが濃いグレーのストンとした服、ジーザスは白っぽいベージュがかった服、民衆はボロのような地面と同じ色の服。劇団四季の舞台とは思えないような地味な衣装だ(笑)

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 そんな地味な舞台を、スポットライトなどの照明を使い演出する。スポットライトだから、当然全体は明度を落とした薄暗いような舞台になる。内容も重くて暗いけど、演出的にも暗めなのだ。

 唯一、ヘロデ王が赤いマントを翻しながらジーザスを小馬鹿にして歌うシーンはきらびやかで圧巻。ってヘロデ王はパーマンか? しかもヘロデ王の人、やたら歌が巧くて声量があり、表現力がハンパない。その盤石の演技力に、「劇団四季」的なものが集約されていた。

 あとユダが死後、「私はイエスがわからない」を楽しげなロックバージョンで歌うシーンがあるのだけど、地獄に堕ちた者らしく曲調もヘビメタ風で、衣装もそれっぽい。バックコーラス(位置的にはバックではなく、端と端なんだけど)の女性トリオつき、というのも面白い。この場面も好き。

 でもそれがユダだと知ったのは、帰りの電車でプログラムを開いて読んだあと。リアルタイムでは、えっ? あのひと、誰? ユダ? でも彼、死んだしなー?? と脳内は混迷を極めていた。つなぎの科白もナレーションも説明もなく、歌でつないでゆく構成になっているからだ。これは予習しておくべき舞台かもしれない。ほかにも不明箇所がいくつもあった。

 つなぎ目なしに一幕暗転のみで話が進むし、登場人物の背景とかもわからず、悶絶する箇所も。ローマ帝国の支配者側のひとり、ミッキーマウスみたいな帽子の、赤いマントの人が、演技の感じが白井晃さんぽくてすごく印象的だった。でも誰(もちろん役名。役者さんの名前はみんな知らない)だったのかは、いまだわからず(汗)

 イケメンの線の細い神経質そうなキリストにハラハラし、いまひとつピンと来ない(この舞台の)ユダの苦悩に「んー?」とすれ違い・・・。

 でも神殿から商人を追い払うキリストのキレ方と、磔刑のシーン(体力的にも大変だろうなー・汗)が素晴らしい。商人たちにキレるキリストは、「ア゛ーッ!」と、ものすごく高いオクターブで叫びながら登場していた。この場面の話をKちゃんにしたところ、
 「それは『にしおかすみこ』やな。ア゛ーッ!」と鮮やかに切り返された。

 どうしても「聖☆おにいさん」のイメージがまとわりつくので、困ったのですが・・・ユダに感情移入しづらい原因はこれなのかも(「聖☆おにいさん」のユダは少年のような体型だけど、劇団四季のユダは、割とガッチリした人だったので・汗)
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2014/10/23

できることならDVD鑑賞  映画/ドラマ

 市内には残念ながらレンタルショップがないので(アヤシげなのはあるかも??)、隣の町まで遠征。

 お昼前に、こそっと家を抜けてツタヤへ行き、ドラッグストア・ユタカのカードにツタヤカードが付いていたので、ささっと簡単にカードができました。

 レンタルショップなんてめったに来ないので(年に2回ほど?)、物珍しくて(笑)、棚のDVDの背表紙をじっくり見てしまいましたよ。しかも邦画の「ドラマ」と「お笑い」と「ドキュメンタリー」(すごく少ない!!)だけ。ホラーの棚はそそくさと見ないようにして通り過ぎます(どんだけコワがる!?)

 どうせ観る時間はさほどないだろうから、目的の1本のみ借りました。

 ということで、今日は前倒しに早め早めに晩ご飯以降の家事をやってのけ、娘のお迎え以外の仕事はすべて終了したので、これから『俺はまだ本気だしてないだけ』を観てきます♪



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2014/10/22

「俺はまだ本気出してないだけ」  映画/ドラマ

 朝ドラ『マッサン』だけでは、一日の「堤真一摂取量」が足りないので、彼の出ている映画でなんかDVDがないかと検索してみたら、そういえばKちゃんも以前から観たがっていた『俺はまだ本気出してないだけ』に食いついてしまった。

 内容はこんなの↓(「映画.com」より

 見た目も中身もダメな中年男が奮闘する姿を描いた青野春秋の同名人気漫画を、堤真一主演、「勇者ヨシヒコと魔王の城」「コドモ警察」の福田雄一監督で映画化。42歳でバツイチ子持ちの大黒シズオは、「本当の自分を探す」という理由で会社を辞めるが、毎日朝からゲームをしてばかり。高校生の娘に借金し、バイト先ではミスを連発するダメダメな日々を送っていたシズオは、ある日突然、漫画家になると宣言するのだが……。共演に橋本愛、生瀬勝久、山田孝之、濱田岳、石橋蓮司ら個性派キャストや、ムロツヨシ、池田成志、佐藤二朗ら福田作品おなじみの俳優も顔をそろえる。

 監督が福田雄一さん!? カッコイイやくざを演らせたら天下一品の人なのに、まさかのゆるゆるキャラを、しかも一人何役も演じる堤真一さん!? そして共演する俳優さんたちの豪華なこと! しかも個性的なこと! ことに福田組の佐藤二朗さんやムロツヨシさんが、一体堤さんとどう絡むのか、みたいぞ!

 明日以降、隙あらば借りに行かなくては。

 その前にツタヤのカード作らなきゃね(汗)
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2014/8/10

雨戸の日は映画  映画/ドラマ

 みなさんのところでは、台風の影響は大丈夫だったでしょうか? 我家ではどこかの樋が飛んで来たくらいで、とくに被害はなかった模様です。

 ところが台風の日は一日中、低気圧にノックダウンされて(!?)ほぼ寝て過ごしました。頭痛がして、足もずきずき痛んだし。雨戸を閉めた家の中でごろごろ。

 でも、台風の缶詰状態を見越して娘が借りて来たDVD、園子温監督の『地獄でなぜ悪い』を一緒に鑑賞。苦手かなあ・・・と思っていた園監督だけど、細かいところは凝ってたり、スプラッターが過剰なのが、逆にファンタスティックだった。いきなり血の海だからね。そこに白いスーツの男と、白いワンピースの少女だからね。

 俳優さんたちも豪華。國村隼、長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、堤真一、友近など。

 内容はといえば、映画作りを夢見て10年間、自主映画を作り続ける青年たちに、突如、映画作りの依頼が。なんとヤクザのリアル抗争を映画にするという、命懸けの撮影が始まるのだった・・・という、かなりクレージーなストーリー。

 この感じ、ちょっとティム・バートン監督の「マーズ・アタック」に似てる。似てるけど、ある意味、もっとバカでもっとナンセンス。映画に「いい話」とか「感動」とか求めてる人にはおススメしないけど、バカでナンセンスに全力投球する爽快感が素晴らしい。こんな豪華なキャストでこんなバカな映画作っていいのか?

 きっと見た人の意見はまっぷたつだろうな。ストーリーを追うだけのスカスカで、なんのふくらみもない映画やドラマよりは、ずっとちゃんと作ってあったので、私にはなかなか面白かった。

 Kちゃん、ナイス・セレクト!(彼女は、ちょっとびびりながら見ていましたが)
  
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2014/6/3

ホラーですが。  映画/ドラマ

 学生の間は人生で大切な「吸収する期間」だと思っているので、なるべく沢山の映画を見て、コンサートや演劇などライブなものにも行って、できれば旅もすることを娘にお勧めしている。働くことは卒業してからイヤほどできるから、バイトはそこそこにしなさいとも。

 で、先週のこと。

 京都シネマに並ぶ?ミニシアター系の映画を上映してくれる「みなみ会館」の上映案内パンフをKちゃんが持って帰ってきた。

 そこに、どうみてもホラーでしかないタイトルと内容案内の映画があったのだが、我家でホラーは全員ダメダメなのにも関わらず、Kちゃんがその映画に注目していた。

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 いや正確にいえば、映画に注目したのではない。その映画の「特別割引」に注目したのだ。

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 彼女いはく、「映画は見たないけど、額に『肉』て書いてるひとがズラッと映画みてる画はみてみたいわ〜」

 全国で上映されてる映画だろうけど、こんな特割、関西だけやろな、きっと。
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2013/1/26

反動で映画三昧  映画/ドラマ

 すっかり耳目がダメだった日々を過ごした反動で、BS映画三昧。

 お昼は『エマ』を見る。深夜は途中まで『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』を見る。

『エマ』は内容うんぬんより、画面の美しさとか衣装とかセットとか細かい演技とかにやられ、見るのをやめることができない映画だった。原作は、ご存知ジェーン・オースティン。イギリスの階級社会やときどき開かれるパーティやピクニックの様子、貴族のお嬢様の衣装の数々、原作者オースティンの皮肉な眼差しとユーモアなど、小さなイギリスの田舎町での(貴族の)日常が生き生きと描かれていた。
 なんとなくオースティンの皮肉な視線やユーモアは、モンゴメリにも受け継がれているような気が。欠点もイヤミもうっとおしさもある普通に生きてる人たち、でもそれぞれにバンザイな、健康的な映画です。

 『ヴィヨンの妻』で、太宰(映画での役名は「大谷」)そのひととしか思えないような浅野忠信さん、うますぎ! のっけから大金は盗む、借金は踏み倒す、包丁を振り回す、女はひっかけカネをせびる、酒は飲む、「死にたい、死ねない」とつぶやく、心中はする、仕事はしない。そして妻に嫉妬する。サイテー人である。
 もちろん、ヒロインである大谷の妻「さち」役の松たか子、明るさ健気さ、静謐なれど生命力ある存在感が、素晴らしすぎ!

 大谷は当然ダメダメ夫(なぜかモテモテ)で、さちは妻の鑑で明るく健気(当然モテモテ!)なんだけど、ダメダメ夫婦ベストカップル賞というものがあれば、ダントツ大谷夫妻に贈りたい! 
 ふたりのツーショットは奇跡のようで、あんなダメダメ夫と苦労の絶えない妻の話でもあるのに、なぜかさわやかで明るい映画だったな。と、私には思えた。(もっとも広末涼子演じるカフェの愛人が登場するところまでしか見ていないから、後半悲惨におわるのかもしれないけど)

 中途半端ですみません。浅野太宰と松さちの存在だけでも見がいがあった。ダメダメな男がダメダメぶりを遺憾なく発揮し、その妻がどこまでも明るくポジティブな、不健康と健康が伯仲する(笑)不思議な映画です。
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2012/12/10

拝啓天皇陛下様  映画/ドラマ

 先週の金曜日にBSプレミアムで『拝啓天皇陛下様』という映画をみた。なんとなくピンときたのだ。これはみなくちゃと。

 1963年に公開された古い映画である。

 漢字がほとんど読めず、カタカナしか書けない純朴な男、山田正助ことヤマショウが、兵役義務により新兵となる。彼の戦友であり良き理解者でもあるインテリ棟本博(戦時中は従軍作家となり成功する)は若き日の長門裕之が演じている。彼らの数度の空白期間を挟みながらの、長年にわたる友情を軸に構成されている、戦前から戦後の物語だ。

 戦争ものともいえるのだが、二年兵が新兵いじめをするという場面もあるのだが、不思議に陰惨ではない。むしろ当時の農村の地獄のような環境に比べたら、メシは喰えるし風呂にも入れるし「極楽」とうれしそうに言うヤマショウの言葉に、「そういうこともあったのか」と知見を広げた。

 演習を見に来られた「天皇陛下様」のご尊顔を拝して、「なんて優しそうなお方だろう」と感激し、ヤマショウは一気に「天皇陛下様」を大好きになってしまう。イデオロギーは皆無。

 同様に、加藤嘉さん演じる中隊長が、陛下の御前での演習という、あまりの光栄にハッスルするのが可愛く可笑しい。彼はヤマショウが農村出身で、地獄のような育ちをし前科もあり、字も書けないことを知るや、涙を流した。なんとかしたいと思ったのだろう、新兵で元教師の垣内二等兵に、ヤマショウへの読み書きを命じる。とても情に厚い中隊長なのだ! 加藤さんもすごくよかった。

 垣内を演じるのは、なんと藤山寛美だ。渥美清と藤山寛美のツーショットが見られるなんて!!

 他にも一瞬だけどホンモノの山下清画伯も登場していた。若くきれいな左幸子、桂小金治も出ていて、たいへん懐かしかった。

 軍隊の日常生活で吹かれる軍隊(信号)ラッパに、歌詞のテロップ(?)が入るのも面白かった。そうそう、ラッパのマークの正露丸のCMメロディーも軍隊ラッパのひとつだった。

 とにかくピュアなヤマショウが泣ける。でも可笑しい。寅さんの映画は1本もみていないが、寅さんの原点をみたような気がする。いわゆる社会派っぽさが前面に出た映画ではなく、とてもやさしく可笑しくほろ苦く切ない、そんな映画。間違いなく名作。

 監督は野村芳太郎さん。映画の後の山本晋也カントクの解説によれば、野村監督は山田洋次監督の師匠だったとか。渥美清が受け継がれたんだなあ。
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2012/11/1

静かに飄々と自立する男  映画/ドラマ

 遅ればせながらドキュメンタリー映画『ニッポンの嘘』について。(ネタバレ?あります)

 いやもう視聴後には、ナタ切りにされるほど、いい意味でズタズタになるかと思っていた。そしてまた福島菊次郎さんは、「負け戦」にあえて挑みつづけた生涯なので、何度も壊れたり絶望したりしただろう福島さんに心が痛むかと思っていた。

 確かにズタズタだったり、心が痛み重い物をうけとりつつも、なぜか視聴後は木漏れ日のトンネルをくぐったような、さわやかさ。なぜなんだろう??

 『蟻の兵隊』をみたとき同様、福島さんは鋭く告発する人だけど、自分自身を「正義」だと思っていないからだと思う。どんな場合も、理不尽に虐げられた人々と同じ目線からの怒り。そのありのままを写し取るのが、彼の仕事であり人生なのだ。
 
 原爆を落とされたり、汗水たらして開墾した農地を勝手に空港にされたり、豊かな漁場に原発をつくろうとされたりする人々を、さらに圧倒的な力で圧迫するモノ。おまけにそれは、戦争放棄の憲法があるにもかかわらず、不思議なことに軍隊を持っている。

 理不尽で不条理なのに強大な「風車」と闘う人々とともに、いつも彼はいる。勝ち目のない戦いのなかに。広島の原爆被爆者から始まり、90歳の今は福島を撮っている。カメラを持ったとたん、90歳とは思えない身のこなしでシャッターを切る。

 それでも上関原発建設反対運動を展開している祝島のひとたちのように、島民一丸となって30年間!!もパワフルに楽しく(たぶんそこがキーだんだろう)闘っているひとたちだっているのだ。

 福島さんは、彼らと同じ目線で同じ場所で戦い、写真を撮る。ときには自衛隊広報部をたばかって(!)たったひとりで自衛隊に潜入し、指の感覚だけをたよりにして隠し撮りのカメラのシャッターを切る(超絶技巧!!)。フォトジャーナリストとしての彼の仕事だ。

 という部分だけなら、たぶんもっと普通だったろう。

 彼の原点となった仕事であり、広島の被爆者・中村さんが赤貧と想像を絶する苦しみのうちに亡くなったとき、福嶋さんは弔いに訪ねた。福嶋さんを「なにしにきた!」と怒鳴りつけた長男の声や表情で、初めて自分がどんなに子どもたちを傷つけてきたのかを知ったショック。
 腐りきったジャーナリズムに見切りをつけ、カメラを捨て無人島で自給自足の生活をしたとき、自分の支えになってくれた女性を、決定的な意見の違いから追い出してしまった苦い記憶。
 「ピカにやられた自分を撮って、『仇』をとってくれ!」と被爆者の中村さんに懇願されたのに、仇どころか福島原発の事故でまた新たな犠牲者がでてしまった。その悔しさ悲しさ、情けなさ。

 でも辛いことばかりではない。

 祝島を記録しつづける後継者は、すでにいる。彼の唯一の弟子だ(カメラはまったくの素人からスタートした女性だ)。それに祝島の原発反対集会は、歌あり爆笑の余興ありで、えらく楽しそうに盛り上がっていた。

 男子禁制のウーマンリブの集会に、会場の外側から聞き耳をたてての参加。会場外にでてきた女性は、なんと全裸だったけど、いかにも楽しそうで自由を満喫していた。彼の撮ったその写真は、まるで林檎を食べる前のイブたちだった。彼女たちの本質を見抜き、福島さんが撮った写真は不思議にも、ぜんぜんいやらしくない。このとき彼は初めてヌードというものを撮ったという。「出産があるけれど、みるか?」と誘われたので、娘を呼び寄せて出産の現場も初めて見たそうだ。ウーマンリブに魅了された福島さんは、女はすごい!男なんか足元にもおよばないと感嘆している。

 ときどき挟まれる、愛犬ロクと折半して食べる、心温まる食事風景にも心がなごむ。

 それから補聴器を買いに行く福島さんは、なんともいえずよかったな。安物しか買えないことを、悪びれること無く言ったり、販売員に「あなたの声が甲高く聞こえる」と、文字にしたら嫌がらせみたいになるのだけど、実際は当の販売員さんが笑い転げるような飄々さだった。
 ところどころに挟まる福島さんの「生活」ぶりが、とても「さま」になっているのだ。

 彼は子どもたちが小さかったとき、妻と離婚して子どもを引き取って育てた。娘さんがいうには、どんなに仕事が忙しくても、必ず家に帰り子どもたちの晩ご飯を作って一緒に食べたという。今も写真展を手伝う長女は、「お父さんはかっこいいと思います。尊敬してます」と、まっすぐな笑顔で言っていた。「生活」を顧みないくらいの方がかっこいいと思っていた男が大多数だった時代、これはすごいことだ。いや、今だってすごい。娘に尊敬される男は、超ホンモノだ。(そしてこの娘は高校生のころ、自宅を放火されたときに、自分の大事なものではなく父親のネガをかき集めて救出したツワモノだ)

 広島の高台にある被爆者・中村さんのお墓の前で号泣し、ひとこと「ごめんな」とつぶやく福島さんの姿に、こちらもシンクロして号泣。ピーカンのお天気が、いっそう切ない。でも希望がないわけじゃない。そして人間ひとりひとりが愛おしい。そう思える映画だった。

 2時間があっという間で、「え?そんなこと、あったの?」という日本現代史のかずかずの驚愕の事実も知ることができます。超おすすめ。
 付け足すなら、若い時の福島さんは、映画スターなんか目じゃないくらいに、めっちゃ男前! 「朗読」の大杉漣の声は、淡々とあくまで静か。でも内に秘めた感情の熱さに参りました。さすが!
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2012/8/27

ゲバラ、おります。  映画/ドラマ

 いつもチェックしているエンタメノンフィクション作家の高野秀行さんのブログに、見過ごせない映画評が載っていた。記事のタイトルは『日本のゲバラ、ここにあり』
 映画は長谷川三郎監督のドキュメンタリー映画『ニッポンの嘘』。今年で90歳になるという現役の(!)報道写真家・福島菊次郎を描いたものだ。

 福島菊次郎・・・聞いたことあるなぁ。

 調べてみたら彼の『戦争がはじまる』(現在絶版)というフォトルポルタージュを、仕事で発注した覚えが。なんかインパクトのあるレビューだったので、これは購入しとかなくちゃ!と思ったのだ。

 高野さんの受け売りで紹介するが、彼は反骨のジャーナリストで、広島の極貧の被爆者、全共闘運動、成田空港建設の三里塚闘争、公害問題、原発問題など戦後日本の恥部をひたすら撮り続けてきた、おそるべきジイさんである。
 自衛隊を隠し撮りしたときには、国家権力に付け狙われたあげく、暴漢に襲われ重症を負い、家も焼かれた。でも相手は「国家」なので、警察に行っても見て見ぬ振り。

 それでも自分を曲げない。90歳の現在、彼は生活費にも事欠く有様なのに、飯舘村まで取材に行き、必要とあらば、地面に寝っ転がってシャッターを切っている。(でもなかなか立ち上がれないそうだ)

 高野さんによれば「一人反政府ゲリラ」だ。そして声を大にしたい高野さんの菊次郎評。

「ふつう、こういう過激なじいさんやおっさんは、尊大で、自己中だと思うのだが、この福島さんはちがう。
 誰に対しても言葉遣いや態度は丁寧で、背筋がピンと伸びてジーンズやワッチキャップがよく似合い、ちょっとかわいくて、かっこいい」

 そうそう、そこんとこ、かなり大事ですよね。

 この映画の高野さんの紹介記事がとても素敵なので、上のリンクから是非読んでみてください。そのあとは映画館に直行ですね。
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