女性のパワーを生かそう!
皆さんもご存知のように、日本国の成長戦略の柱として、安部政権は「育児休業3年以上、上場企業は女性役員の登用を!」と大胆な構想を打ち出しました。
国が本気で旗を振り始めたため、いよいよ大手企業も、競うように育児支援策や女性管理職の比率に数値目標を設定し始めました。
そして、この流れのタイミングで、表題の、日経の女性専用紙面がスタートしました!ウーマンとワークのWを取って、Wの未来、という大題目だそうです。
日本の良くも悪くもの特徴ですが、はっきり決まっていない時は、グダグダごまかしてやっているのですが、やるとなると、一気に推し進めていきます。
いよいよ、女性の時代が本格的になりますよ!
これは、間違いないですね。もう止めれらないでしょう。
さらに、このことは、日本に限らず、世界の女性達も立ちあがっております。つまり、世界の動きなわけです。
早速、Wの未来、チェックしてみましょう!
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世界を動かす ガラスの天井破る 企業トップ、誇りと試練
オバマ政権下の軍事予算削減で揺れる米国の防衛産業。重厚長大の代表格で「男の牙城」だったこの業界で、女性登用が瞬く間に進んでいる。
軍事大手幹部に
ロッキード・マーチンで1月、女性初の最高経営責任者(CEO)にマリリン・ヒューソン(59)が就任。ゼネラル・ダイナミックス、BAEシステムズ米国法人を合わせ米防衛大手3社のトップに女性が並んだ。
女性の昇進を阻む見えない障壁「ガラスの天井」を突き破った女性たちはさらに続く。ロッキードは最大事業の最新鋭ステルス戦闘機F35担当副社長に女性のロレーン・マーチン(50)を起用。1月に事業運営全般を統括する副社長にリンダ・ミルズ(63)を据えたノースロップ・グラマンは幹部の半数が女性だ。
軍事予算削減の非常時だからこそのイメージ先行ともとれるが、ミルズは「様々な人材が新たな価値を生み出すことはデータが裏付けている」と女性登用は経営戦略の一つと強調する。
実際、経営陣に女性がいる企業の業績はいいとの調査は多い。例えばクレディ・スイスが昨年発表した調査では、女性取締役がいる世界の企業の過去6年間の株価は、同規模の男性のみの企業より26%高かった。多様な人材効果などが影響したと分析する。
ペプシコ、ヒューレット・パッカード、IBM、ヤフー……。世界的な米大手企業で女性トップが目に付くようになった。とはいえ米主要企業「フォーチュン500」社のうち女性が経営する企業は21社。過去最高だが4%にすぎない。地位ではガラスの天井を破っても試練がつきまとい、一挙手一投足が注目される。
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いかがですか。
先進国として、日本より女性の登用が進んでいるアメリカの事例です。
まだまだ、様々な問題もありますが、企業ではなく、軍事政権で女性がトップに立つ、というのは、アメリカが本気で女性のことを考えている、というのがこれでわかります。
しかし、先進国よりもむしろ、新興国の方が進んでおります。
続いてこちらを見てください!
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世界を動かす 2800兆円の担い手 進む自立、消費を主導
旺盛な内需をテコに経済成長を続けるフィリピン。最大手のフィリピン・アイランズ銀行で働くテレサ・ハビエル(42)は顧客預かり資産7500億ペソ(約1兆8000億円)の運用総責任者という要職にある。
管理職の52%
政府系機関で働き始め、銀行に転職。猛スピードで昇進を重ね38歳で経営陣入りした。
「我が国には女性の能力を正しく評価する文化がある」と語る。
その言葉を国際労働機関(ILO)の2011年の統計が裏付ける。フィリピンは管理職の女性比率が日米欧、アジアなど主要22カ国・地域で最高の52%。国内総生産(GDP)の1割相当を送金する出稼ぎ労働者は、12年に出国した55%が女性(海外雇用管理局調べ)。国内の知的労働も、医師やIT(情報技術)技術者からメイドまで幅広い職種で外貨を稼ぐのも、主導するのは女性たちだ。
大量生産型の工業社会から脱皮し、情報・サービス産業の比重が高まると、体力に頼る男性の仕事は減り、コミュニケーション能力に優れた女性の活躍の場が広がる。米国では景気後退の始まった07年から5年間で男性の雇用が3.4%減った一方で、女性は1.3%減にとどまった。
サムスンで実績
日本以上の男性中心社会ともいわれる韓国。先頭を独走する最大財閥は意外にも早くから女性の可能性に着目していた。
「我々の社会が無駄にしているものは何か。かくも優秀な女性の力を使えていないという点だ」。スマートフォンや半導体で世界トップに上り詰めたサムスン電子。社風を劇的に変えるきっかけとなったのが、会長の李健熙(71)が20年前に出した新経営宣言だ。品質やデザインへのこだわりに加え、女性活用の重要性にも言及した。
その年から当時としては異例の大卒女性の公募採用に踏み切った。高い英語力が問われ、入社倍率が百倍超の難関企業だが、現在、国内の社員約9万人に占める女性は30%弱。この数字はパナソニック(約16%)や、サムスンの出資を受け入れたシャープ(約10%)など収益低迷が続く日本勢を上回る。2人の女性副社長が誕生し、将来のトップ予備軍の層も厚い。
経済を動かし始めた女性たちは消費も握る。
ベトナム北部の農村地帯。10年前、マイクロファイナンス(少額無担保融資)で調達した資金で養豚や果樹栽培に乗り出した女性グエン・チ・タム(40)は年収が日本円換算で3万円余から70万円に増えた。「近隣の女性たちを雇えるまでになった」。自宅にはテレビなど家電製品が並ぶ。労働で得た金は自分や家族のための消費に回り、その積み重ねが内需を刺激する。
ボストン・コンサルティングの調べでは、世界消費の6割強で女性が決定権を握り、数年後に2800兆円規模に上る。
その先にどのような社会があるのだろう。米ジャーナリストのハンナ・ロージンが著書「The End of Men(男性の終わり)」に描く。
経済的に自立したシングルマザーの増加、夫婦間で臨機応変に役割を入れ替える「シーソー婚」の浸透、中流層の「女家長制」への移行――。社会のあり方を大きく変える女性の飛躍に「昔の社会に戻るという選択肢はもうない」と言い切る。
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どうです?
日本でフィリピンというと、フィリピンパブの女性を思い浮かべてしまうかもしれませんが、それは大きな間違いです。
実はこれは、僕がフィリピンの女性が面接に来た時に色々聞いてわかったのですが、フィリピンの優秀な人材は日本にはまず来ない。。そうです。
タガログ語が母国語ですが、英語は第2母国語のように話せるため、アメリカなどにビジネスを求めて出国するそうです。
このスタッフさんは、日本に祖父がいるなどの関係で、ビジネス拠点を日本にし、日本語を相当勉強して今では普通に読み書き出来るのですが、やはり英語も堪能で優秀でした。
それから韓国は、今やサムスン電子が突出し過ぎていて、第2、第3の企業が続いておりませんが、サムスンが、女性対応のやり方がイコール、韓国企業のやり方、になっていくのでしょう。
で、ベトナム人は、今のところ安い賃金でも真面目に働く。。ということで、日本の企業がベトナムに進出して雇用したりしておりますが、年収3万円というのもびっくりですが、がんばれば、その23倍の70万円になるチャンスがある、という段階なわけですね。
年収70万というと、まだまだ日本からすれば信じられせんが、それでも人が雇えるようになる。。という物価の違いのため、むしろお金持ちなのでしょう。
そして、このことが女性の良さですが、稼いだお金はどこに行くか、といえば、ベトナムでいえば、家族のために家電製品などの消費に回わす、ということで記載されております。
男性よりも女性の方が、消費にお金を使う、ということで、このことが結果、内需を刺激し、国が豊かになっていく。という方程式です。
これはまさに女性ならではではないでしょうか。
実は、消費の内需については、先進国でもわかっていて、女性活用のひとつの大きな意義となっております。
以上です。
本当にこれからですが、いよいよ世界規模で女性が活躍して行くことが、こうして感じ取って頂けたのではないでしょうか。
で、ですね。
まだお話しておりませんが、では、いったい日本はどうなんでしょう!?
気になりますよね。
次回、日本の女性についての状況をお伝えしたい、と思います!!

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