女性管理職の推奨で、今後は、女性上司が増えてきます。
キミの上司も女性になるかもしれません。(既に女性が上司の方もいることでしょう)
そこで、管理職というテーマに対して、女性達が意見を語ってくれている日経の記事を見つけましたので、早速見てみましょう!
こちらです。
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女性管理職が増えるにしたがって、上司と部下の人間関係はどう変化しているのか。女性同士だからこそわかり合えること、男性上司と比較して円滑に進みにくいことなど、業種の異なる部長3人と部下4人に集まってもらい、思いを聞いた。
上司ゴコロ
部下ゴコロ
――女性上司の下でやりにくい、と思うことは。
部下A(アパレル) 私の職場の上司は、昨日と今日で言うことが違い、仕事の指示が気分で変わる。こちらの忙しさを考えてくれず、こまごまと説明を求められ困っています。
部下B(IT) 確かにチェックが厳しい。顧客に渡す資料で細かい表現を何回も指摘される。「こう直せ」と言わないから余計悩む。
上司A(電機) 管理職側としては性別の違いではないと思うけど、最近、男性上司が甘くなっているから目立つのでは。男性上司は男性部下には間違った対応をぴしっと指摘するのに、女性には「いいよいいよ」と緩い。女性上司は物事をフラットに見て、経験を積ませようとあえて厳しく言うところがある。それを「女性だから」と見られてしまうのは不幸ですね。
上司C(エネルギー) 私は上司が女性だったときに一番伸びた。「いい、悪い」を相当細かく言われたため、放任型の男性上司の時より考える機会が増えたからだと思っています。
――細かさは武器にもなる。
部下B(IT) 確かに細かいところまで言われると、つらい面もあるがうれしかったりもする。
上司B(人材派遣) 男性上司と自分との違いで思うところなのですが、男性は夢を語り「あっちに向かって行くぞ」というのが好き。男はその一言で走り出すけど、女性はステキな夢でも現実離れしていたら付いてこない。目標を身近なところまで持ってきてやり、背中を押してやったり登り方を教えたり。細やかに見てあげた方が、やる気になる。私はそれを面倒だとは思わない。
部下B(IT) その通り。大きな目標を掲げて「行け」と言われても「何をしたらいいんですか」と思ってしまう。
部下A(アパレル) 行動が目標からずれたらきちんと指摘してほしい。後になって「ほら見なさい」と言わないで。
部下D(電機) それは男性上司にありがち。仕事の任せ方が大ざっぱで、段階的にこなすべきことを教えない。すべて教わるのは自分のためにならないけど、言ってくれなきゃわからないことを教えられずに失敗すると、こっちこそ「ほら見なさい」と言いたい。
――女性部下の育て方で気をつけたい点は。
上司B(人材派遣) 女性上司は“お母さん系”が多い。転んでも「大丈夫、もう1回頑張ってみよう」と走らせるのがうまい。
部下C(化学) 育休を経て自分も課長になり、新たな課題や子どもの年齢に応じた問題が出てくる。子どもが小学生になれば学童保育となり、預かってもらえる時間が保育園とは変わる。口に出さなくても気づいて支えてくれるのが、子育て経験のある女性上司。
上司C(エネルギー) 男性には長いレンジで仕事を任せる。女性は子育てなどで予定変更を余儀なくされることもあるので、その都度仕事の方向性を指示してあげればくじけない。
上司A(電機) ただキャリアは長いスパンで考える。10年単位で見れば育休の1年なんて何とかなる。そういう視点を持たせることが大切ですね。
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如何ですか?
いやー女性は、やっぱり怖い!ww
男性に対しての意見は、そのまんまですね。。
男性はヒヤヒヤもんです。
いや真面目に、なるほど!!って、とっても勉強になります、現場の女性の声が満載ですね。
女性は、上司部下ともに、よく見てますよね。
業種が違う分、若干相違する点があるものの、共感共通する面が多いところに気づかされます。
そしてもうひとつ、実務現場の女性責任者からのアドバイスです。
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上手な叱り方、ポイントは
部下を上手に叱り、毅然と決断できるか。
職場では、男女を問わず感情的に話すと敬遠される。なかでも絶対数が少ない女性管理職が批判されるときは「女性上司って……」と性別付きで指摘されがちだ。
企業研修で講師を務めるコンサルタント女性は「DESC(デスク)話法」をすすめる。
記述、表現、提案、結末の英単語の頭文字を取ったこの話法では、まずミスなどの事実に触れ(記述)自分の考えを伝える(表現)。次にどうすればよかったかを話し(提案)「そうすれば効率的に仕事ができるよ」などと教える(結末)。
決断ではどうか。幅広い人材の活用を支援するNPO法人、GEWEL(ジュエル)の女性理事によれば、部下を尊重して意見を聞くと「女性だから決断力がない、とみられてしまう」。まずは上司に「こうしたい」と自分の考えを述べ「部下にも聞いてみます」と続けると、部下を大事にしつつ決断しようという姿勢が伝わる。
「話したことに共感してほしいのが女性」というのはマイクロソフト日本法人の営業部長などを務めたキャリアアドバイザーの女性。部下が女性であれば「話を聞いてくれない上司は男女とも嫌われる。途中で答えが分かっても遮らず最後まで聞くこと」とアドバイスする。
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これは男性(上司)は必見ですね!!
一方で、僕の派遣の立場から、女性上司の場合で、こういうケースは、やっかいだなあ、というケースがあります。
仕事ができるというよりは、そこの現場に長くいるために、長としての立場が確立している。。という、つまりお局さんの悪い意味での事例の場合は、かなりやっかいです。
というのも、そのお局さんと上手くやれない場合、その殆どが排除されてしまいます。
具体的には、その現場の責任者(特に男性の場合)に悪く報告されてしまい、ダメなレッテルを貼られてしまいます。
こちらが弁解しても、そこの責任者からすれば、どちらの意見に重きを置くか、と言えば、当然、キャリアが長いお局さんです。
そうなると、スタッフさんの評価は下がるばかりで、契約継続が危ぶまれます。
こうなると、対処方法は2つしかありません。
このお局さんと上手くやれるようにやるか、収拾がつかないようであれば、辞めるしかありません。。
これは、きついですよね。。
ですから、もしも仮にキミが、上司や管理職の立場になる時は、自分がやられて嫌だったことは、下にマネしてやらないようにすることです。
良いところはマネして、悪いところはマネしない。
ただですね。。
先ほどの女性の意見、上司に対する希望ですが、下から言うのは簡単です。
いざ、自分がその立場になってみると、なぜ、あの時あの上司は、こういうことをしたんだろう!言ったんだろうと、その立場になって、初めてわかることがあります。
自分はマネしないようにしよう、と誓ったのに。。
その会社としての立場、組織の在り方、風土。。
今まで見えなかったのに、その立場に立って初めて見えてくる風景が、沢山あることに気づかされます。
だから、あの時、あの上司は、このようなことを言ってたんだ。。
時には、自分の意とは反することでも言わなければ、ならない時があります。
あえて嫌われ役をやったり。。
先ほどのお局さんの例も、逆にお局さんの立場からすれば、自分のポジションを守るために必死だったりします。。
なかなか一筋縄では行きません。
しかし最後は、キミは誰でもない、キミにしか出来ない、キミ自身のカラーで、キミが思ったように頑張ってもらいたいと思います!

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