アベノミクスの政策で、女性の労働力を生かそう、と、大きく旗揚げしているにもかかわらず、時代に逆行し、今だに昔ながらの慣わしの環境が横行している企業があるようです。。
ちょっと、読売のこちらを見てください。
-------------------------------------------------------------------------
妊娠した働く女性に嫌がらせをしたり、退職に追い込んだりする「マタニティー・ハラスメント」。
連合の調査で、妊娠経験がある働く女性の4人に1人が「被害経験あり」と回答したことで、関心が高まっている。厚生労働省は、政府が成長戦略の柱の一つに掲げる「女性の社会進出」を阻む要因になるとして、企業側に対策を求めている。
職場で心ない言葉
◆雇い止め通告
「あなたに仕事はありません」。東京都内の女性(38)は1月、契約社員として勤務していた都内の資格学校側から雇い止めを通告された。「業績不振のため」と説明されたが、育休取得や時短勤務が原因としか思えなかった。2年前に長女を出産。育休明けの昨年4月、夜までの勤務を断ると、上司から「時短しかできない人に仕事などない」と告げられた。実家に子どもを預けて休日出勤もしたが、理解は得られなかった。
雇い止めを通告された直後に、系列会社から時間給で働くよう誘われた。応じる決心をした時に第2子を授かり、会社側に相談すると、採用話は即座に撤回されたという。女性は「もう戻る気はないが、あまりにひどい」と憤る。学校側は取材に対し、「女性は納得して退職した。問題があったとは考えていない」としている。
◆セクハラ被害上回る
妊娠や出産、育児休業を理由とした解雇や減給などは、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法で禁じられている。全国の労働局に寄せられた相談は2004年度には1396件だったが、08年度以降は3000件台で推移している。
マタニティー・ハラスメントはこれに加え、言葉や態度による嫌がらせなどを含めたより幅広い概念で、ここ数年で徐々に定着してきた。連合の5月の調査では、働きながら妊娠した経験を持つ女性316人のうち25・6%の81人が「産休明けに心ない言葉を言われた」「自主退職へ誘導された」などと回答。別の調査でセクハラ経験が「ある」とした割合17%を上回った。
立教大社会福祉研究所研究員は「妊娠で職場に迷惑がかかると思い込み、我慢してしまう人も多い。表面化している被害はごく一部だ」と話す。
◆企業の対策進まず
なぜ被害が止まらないのか。東京労働局雇用均等室の室長は「働く女性の6割が第1子を授かるとやめており、企業側に『子どもができたらやめるのが普通』との認識が強いため、有効な対策を講じられずにいる」と分析。妊娠の報告直後に退職を強要されたようなケースでも、企業側は経営不振や本人の能力不足など別の原因を主張して争うことが多いという。
一方で、育休や時短勤務を積極的に呼び掛ける企業もある。精密測定機器を製造販売する「協和界面科学」(埼玉)は社員の過半数を占める30人の女性がおり、育休や時短、時差出勤、看護休暇などの制度を設けた。総務課の担当者は「特殊な機器を扱うため、人が育つのに10年はかかり、退職されるのが痛手」と明かす。
被害の実態に詳しい弁護士は、産休や育休で同僚の負担が重くなる職場が少なくない現状を踏まえ、「企業は短期的なコスト感覚から『休まれるならクビを切った方が得』と考えがち。複数の社員で仕事を共有する仕組みを作るなど、普段から備えておくことが重要だ」と指摘する。
-------------------------------------------------------------------------
いかがですか!
これはちょっと酷いですよね。。
というか、対策を講じている企業は本当に一部の企業で、このような状態が現実かもしれません。。
これでは、妊娠すること、子どもを授かることが罪みたいな感じですよね。。
むしろ、喜んであげるべきことなのに。。
ちなみに、皆さんは、このような事って、中小企業だけのお話で、大手企業の話しではないとお思いですか?
たまに、名の知れた企業がそんなことをするわけがない、と思ってしまっている人が面接に来られたりします。
僕からすれば、残念ながら全くの逆です。
僕は派遣のお仕事をやる前は、完全なブラック企業で働いておりましたので、(笑)一般的な正当な会社、というのが、どういうものなのか、わかっておりませんでした。。
そのため、ブラック企業は、もう十分見たので(笑)ホワイト企業の環境を知りたい、ということも、当時は、転職したい一つの理由でもありました。
で、僕の場合、ブラックでも結構なブラック企業だったため(爆笑)、他の企業は、これ以上のブラックはないでしょう、と思っておりました。
そういう思いが強かったため、現実を知った時は、少しショックでしたね。
というのは、ブラックというのは、ブラックとして、ある意味正面からですが、ホワイトは、表向きは優良企業のため良い顔はしている。
そのため、裏で、影でわからないようにやる、という陰湿な世界なんだな、ということがわかりました。
今でこそ、対策や引き際を覚えましたが、僕が担当する派遣スタッフさんが、イジメで追いやられたり、いかにも辞めさせられたり。。
派遣会社として、泣き寝入りしたり。。
そして、ブラックなら、正面から戦えるんですが、ホワイトは、長いものに巻かれたり、下請けとして頭を下げたり。。
悔しくても、権力やお金がある人には、どうしようもない、ということを思い知らされました。
で、話しを元に戻しますが、組織に入ると、その出来上がっている環境をぶち壊し、立て直すというのは、本当に大変です。
私も試したことがあるのですが、潰されかけました。。
ですから、女性の皆さん、こういうマタニティハラスメントという言葉が出るような環境ならば、勇気を出して辞めてください。
それが正しいのではありませんから。
もしくは、上に上がって、権力を得るしかない、です。
そして、出来るならば、権力を手に入れて女性自身に変えてもらいたいです。
もっと言えば起業してしまう。
そういう意味でも、女性にガンバって上に上がってほしい、管理職・役員になってもらいたい、と思っております。
今こそ、女性の観点、意見が必要です。
よろしくお願いします。

0