ここまでガンのお話しをして来ましたが、それでも平均寿命、健康寿命が高い日本です。
一方で、少子の問題、出生率・出生数が課題となっております。
しかし、実は、これらの影に隠れて、あまり表に出ていない数字の問題があることを皆さんはご存知でしょうか。。
多死社会、という言葉を聞いたことがありますか?
早速、どのようなことなのか、見てみましょう。
日経のこちらです。
多死社会、ピークは2039年 団塊の老い、日本の課題に
日本は今後、多死社会に直面する。130万人を超えた年間死亡者数はさらに増え、2039年に167万人でピークに。その後は緩やかに減るものの、160万人台が続く。
戦争や流行病など特殊な事情を除けば、短期間で死亡者数がこれほど急増するのは国際的にも珍しい。出生数が爆発的に増えるベビーブームが日本は短期間で終わったためだ。
第2次世界大戦終了直後の1947〜49年に年間出生数は260万人を超えた。団塊世代の人たちだ。ただわずか3年でベビーブームは収束。この結果、前後の世代と比べ人口が突出して多い。団塊世代が年老いていく今後、死亡者数が急増する。
団塊世代は、働き手や消費者として日本の高度経済成長を支える原動力となった。団塊世代がもたらした果実を日本社会はすでに謳歌した。今後は、団塊世代がもたらす多死に社会全体で対応する必要がある。
如何ですか?
考えてみれば、そうですよね。
ベビーブームの人達が年老いていくため、必然的にこうなりますよね。。
しかし、「段階世代がもたらした果実を日本社会はすでに謳歌した」って、果実をもらえていない今の若い世代はかわいそう、ということになってしまう
のですかね・・
しかも、謳歌していないのに、今後は、「団塊世代がもたらす多死に社会全体で対応する必要がある」だなんて・・
それから、もう1つ。
今年に入って、中国の成長減速による影響で日本株、円が落ち着かない状況ではありますが、2015年から、企業の倒産件数は低数値で推移しております。
なんですが。。
倒産は減っていても、廃業が増えていることをご存知でしょうか。。
引き続き、日経です。
企業休廃業2年連続減 15年2.6万件、倒産の3倍
東京商工リサーチが22日発表した2015年の休廃業・解散企業の数は、14年比2.4%減の2万6699件だった。2年連続で減少した。件数は企業倒産の3倍で、後継者が見つからず経営者が高齢化したことによる休廃業が多いという。
業種別では建設業とサービス業他がそれぞれ全体の25%を占め、小売業が14%、製造業が10%でそれに続いている。地域別では北海道、関東、中国で休廃業が増加した。特に中国地方は24%の大幅な増加となった。一方、北陸新幹線が開業した北陸は25%近い減少幅だった。
資産が負債を上回った状態での企業活動の停止を「休廃業」、商業登記などで解散が確認された場合を「解散」として集計した。
どうです?
倒産が減っているのに、経営者が高齢で引退となり、後継者に引き継ぎたいけど後継する人がいない。。止む無く廃業するしかない。。
こんな状況が起きているなんて知らなかったですよね。。
有望な企業が、倒産ではなく、休廃業で閉める。
日本にとって、非常に勿体無い現象です。
しかし、どうすることも出来ないですね。歯がゆいですね。。
本当に。。。
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