さて、導入が落ち着いたところで
再度、常用のBIOS設定を詰めてみました
この記事は私個人の備忘録も兼ねています
タイトルにPart1なんて書いていますが、Part2を
書くかどうかは不明です(^^;
【速報(2012/01/13)】
電源をシャットダウンしても待機電力17Wを
消費し続けていました、解決方法が判りました
Advanced Mode→APM→ErP ReadyをEnableに変更
待機電力が0.7〜0.9Wに低下しました
ハード構成等をもう一度
【ハードウェア構成】
【CPU】 Intel Core i7 3930K(TDP130W)Lot:3133B432
【CPU Fan】 水冷(別途記載)
【M/B】 ASUS Rampage IV Extreme
【Memory】 G.Skill F3-12800CL9D-8GBSR2の2セット(16GB)
【VGA】 ZOTAC GTX480 & MSI GTX480 & ELSA GTX480(3WAY)
【光学Drive】 LG GH24NS50(DVD Multi)
【SSD】 Crucial RealSSD C300 CTFDDAC128MAG-1G1
【HDD】 Seagate ST31000528AS(1TB)
Western Digital WD10EALS(1TB)
【Fancon】 サイズ 風マスター2 KM05-BK
【Power】 Corsair CMPSU-1200AXJP(1200W)
【Case】 CoolerMaster HAF932
【OS】 MicroSoft Windows7 home premium 64bit DSP
【水冷構成】
■CPU水枕
aquacomputer cuplex kryos XT for Socket 1366/1156/775, G1/4
OLIOSPEC特別仕様 LGA2011対応モデル
■ラジエター
XSPC RX360
Fan
Pull:Coolink SWiF2-1200 x 3(1200rpm)
Push:Owltech OWL-FY1220M x 3(Fanconにて1200rpm)
■ポンプ
Alphacool VPP655 Single Edition
(Laing D5のOEM)
■ハウジング一体式リザ
XSPC Dual 5.25 Reservoir for Laing D5
以上に変更はありません。
尚、BIOSのVerは、1005です(1/9現在)
それと私の基本的なOC設定の方針ですが
省電力機能を活かしつつ、高負荷時にはハイパフォーマンス
というコンセプトです(GTX480という選択は?ですがw)
ハードウェアの見た目
では、BIOSの設定を解説していきます
※誤った解釈で書いている部分は、ご指摘ください(^^;
Extreme Tweakerタブ
【設定01】

OC設定は、このExtreme Tweakerタブに集約されています
※判らないところと弄っていないところは割愛していきます(^^;
【Ai OverClock Tuner】
Manual:CPU・Memory全てをマニュアル設定する場合に指定
X.M.P :X.M.P対応メモリを挿している場合に指定
X.M.Pプロファイルを読み込んでメモリ関連のみ自動設定
CPUに関してはManualと同じ扱いになります
【BCLK Frequency】
下のCPU Strapで設定した基本的なBCLKから小変更する場合に
ここで数値を変えます
例えばCPU Strapが125なら125〜129(CPUに依存)程度に変えれる
と思えば良いでしょう
【CPU Strap】
ここがX79で追加された設定です
BCLKを100・125・166・200から選択可能になっています
但し、C1ステッピングでは実質100と125しか使えません
C2から166が使える様です(C1とはCPUのステッピング)
【設定02】

【Turbo Ratio】
常用では「By All Cores(Can Adjust in OS)」に設定
【By All Cores】
ここではCPUのMAX動作倍率を指定します
例
BCLK100Mhzで4700Mhz動作させたいなら「47」に設定
BCLK125Mhzで4500Mhz動作させたいなら「36」に設定
【Xtreme Tweaking】
Enable:ベンチマーク時のシステムパフォーマンスを調整
してスコアアップが図れるが安定度は低下
Disable:上記と逆
【DRAM Timing Control】
X.M.Pで問題無ければ弄る必要は無い
X.M.P非対応もしくはX.M.Pで動作に問題がある場合
もしくは自分なりの設定をしたい時に変更する
【DIGI+ Power Control】
【設定05】にて説明
【CPU Pfromance Settings】
【設定07】にて説明
【設定03】
【CPU VCORE Voltage】
Manual Mode:固定化でCPU電圧を決め打ちします
但し、省電力モードが有効に活用出来ません
インテルスペックシート上ではMAXが1.400V
1.450V以上で劣化が始まると言われています
Offset Mode:アイドリング時の印加電圧を設定します
例えば、0.826Vで安定しない場合、
0.01Vを指定して、0.836Vとし安定化を図ります
【VTT CPU Voltage】
CPUのアンコア部の電圧を指定します
AUTOだと自動的にOC時に盛られてしまいます
定格で0.98V程度、OC時には1.1V〜1.2V程度が適切
上げすぎるとCPUが壊れます
※メモリーコントローラー等の電圧
【CPU VCCSA Voltage】
Manual Mode:固定化でCPU VCCSA電圧を決め打ちします
Offset Mode:負荷時のCPU VCCSA電圧の印加電圧を設定します
AUTOだと自動的にOC時に盛られてしまいます
定格で0.98V程度、OC時には1.1V〜1.2V程度が適切
上げすぎるとCPUが壊れます
※PCI-Eコントローラー等の電圧
【CPU VCCSA Manual Voltage】
上記のManual Modeの場合に設定します
【DRAM Voltage(CHA, CHB)】
チャネルAとBのメモリ電圧を指定します
メモリに依存します(X.M.P値又はSPD値)
【DRAM Voltage(CHC, CHD)】
チャネルCとDのメモリ電圧を指定します
メモリに依存します(X.M.P値又はSPD値)
【CPU PLL Voltage】
CPU内部のPLL電圧
AUTOだと自動的にOC時に盛られてしまいます
定格は1.800V、1.800〜1.900Vが適正値
【設定04】
【CPU Spread Spectrum】
Disable:BCLKによるOCがしやすくなるが安定度は低下
Enable:上記の逆
【PCIE Spread Spectrum】
Disable:PCI ExpressのOCがしやすくなるが安定度は低下
Enable:上記の逆
【設定05】
【CPU Load-line Caribration】
通称LLCと言われCPU負荷が掛かった時にVcoreがドロップ
(下降)する現象を抑える又は加圧する設定
Medium:100%負荷時0.008V程度降下します
High:100%負荷時0.008V程度上昇します
【CPU Current Capabirity】
CPUへの電力供給量の設定
BSODが発生した時にイベントビューワーでKernel-41のエラー
の場合、ここの設定値を上げると改善する可能性がある
但し、発熱量が増えるので足りない場合は冷却強化が必要
MAX:180%
【CPU Voltage Frequency】
VRMのスィッチング周波数を変更出来ます
高くする事によって電圧変動を抑え安定動作します
但し、VRMの発熱量が増えます(水冷化で解決)
【VRM Over Temperature Protection】
VRMの温度超過保護機能の設定
Disableにする必要性は無いと思われます
【CPU Power Duty Control】
T.probe:VRMの温度を基準にコントロール
Extreme:VRMの電流を基準にコントロール
【CPU Power Phase Control】
VRMのフェーズ数のコントロール方法を指定
5Ghz Overの一発芸ではExtremeが有効
通常はAUTOで
【設定06】

特に1866Mhz以上のOCメモリーを使用しない限り
弄る必要性は無い
【設定07】

【CPU Ratio】
AUTO以外では倍率設定できます
但し、45倍とか設定してしまうと固定クロック
になります、可変クロックならAUTOでOK
【Enhanced Intel Speed Step Technology】
Intelの省電力機能で可変クロックで省電力を目指すなら
Enableに、固定クロックならDisableに
【Turbo Mode】
CPU倍率を負荷に応じて可変とするにはEnableに
固定クロックではDisableに
【Power Limit Control】
【CPU Ratio】をAUTO、【Turbo Mode】をEnableに
すると表示され固定クロックではAUTOに設定
可変クロックではEnableに設定します
【Additional Turbo Voltage】
負荷が掛かった時にVcoreに印加する電圧を設定します
※これ以外の項目はAutoにしておくべきです
原因は不明ですが、これ以外を弄るとTurboの
MAX倍率が定格になってしまいます
Advancedタブ
【設定08】

ここは弄る必要性は無いでしょう
【設定09】

Extreme Tweakerタブからの設定も反映されています
ここも基本的には弄る必要性は無いです
【設定10】

SATA ConfigrationなのでOCとは関係ありません
まぁ、接続されている機器正しく認識している
事を確認してください
【設定11】

Onboard Devices ConfigrationなのでOCとは関係ありません
不必要なデバイスはDisableにしておきましょう
起動が速くなります
Monitorタブ(OCとは関係無し)
【設定12】

Fan Speed Monitorで接続していないファンは
Ignoreにしておきます
水冷等でCPU Fanに接続出来ない場合はIgnoreに
しておかないとCPU Fan ERRになって起動できません
【設定13】

Fan Speed Controlです
通常は接続しているファンのコントロール設定を
行います、接続していない物はDisableに
Bootタブ(OCとは関係無し)
【設定14】

起動時の設定画面です
起動時ロゴの有効・無効、起動デバイスの優先順位
を設定します
【設定15】

【設定14】でHard Drive BBS PrioritiesでEnterを
押すと出てくるストレージ系の優先順位を決める
画面です。
基本的にOSが入っているデバイスを最優先に
します。
以上の設定を行い、再度耐久テストをやってみました

prime95 v26.6の
24時間テストが完走しました〜!!
次に消費電力を測定しました
【アイドリング時】

流石に
GTX480 3WAY SLIが効いてますねw
【prime95起動 4分後】

殆どCPUだけの増加分とすると凄いです(^^;
【Heaven Bench v2.5ベンチ中盤】

意外と低いのにビックリ・・・
3WAYをちゃんと使っているのに割と低いです
本当は、Crysis2でやりたかったが・・・
今は出来ないみたい
何かもっと負荷の高いものを探してみます

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