令和3年度のスタートしました。
訪問介護事業所ひだまりの家では今回の介護報酬の改定に伴い、「特定事業所加算」と「処遇改善加算」について昨日変更申請しました。
「特定事業所加算」とは、質の高い介護サービスを提供している事業所を評価する加算のことで特に専門性の高い人員を配置し、介護度が高い利用者等にも積極的に介護サービスを提供している事業所を評価するものです。地域における介護サービスの向上を目的として制度化されているものです。
昨年までは「特定事業所加算V」でした。これにより介護報酬は10%増で受け取っていました。今回変更申請し今年度からは「特定事業所加算T」に変更しました。これによって通常より20%増で受け取る事ができ、さらの経営基盤を強化する事が出来ます。
そして「介護職員処遇改善加算」ですが、昨年度までは「介護職員処遇改善加算T」だけでしたが、今年度はそれに加えて「介護職員等特定処遇改善加算T」を申請しました。
「介護職員処遇改善加算」とは介護職員の賃金向上を目的に、介護報酬を加算して支給する制度です。2011年まで実施されていた介護職員処遇改善交付金を引き継ぐ形で、2012年に運用が開始されました。加算を取得した事業所は、加算額に相当する賃金改善を実施しなければなりません。という事は介護職員の給料を上げ、より質の高い介護職員を集める事にもつながります。
「介護職員処遇改善加算T」では行った介護報酬に対して13.7%割増賃金が上乗せされます。ひだまりの家ではこれに加えて「介護職員等特定処遇改善加算T」が上乗せされます。
「介護職員等特定処遇改善加算T」は介護報酬に対してさらに6.3%加算され、この加算は管理者やリーダー、上位資格を持っている者や介護技術が高い幹部職員に手厚く上乗せする事ができる加算です。
全業種の平均年収が440万円位ですが、介護職員は一般に300万円程度と言われています。
そんな介護職員でも他の業種の平均年収を超える事が出来るように創設された制度ですので、これにより年収440万円を超える職員がひだまりの家でも3人となります。本当にありがたい制度です。
職員の生活が豊かになる事で心にゆとりが生まれ、さらに利用者様と向き合いさらにいい介護が出来ると思います。
ひだまりの家では頂ける加算や報酬ははしっかりと申請して頂き、それを職員に還元する事でより良い職員が集まりより良い介護サービスを提供していきます。

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