令和2年6月1日、ひだまりの家にとって第11期の始まりです。
昨日、第10期の仮決算をざっと組んでみると第9期と比べ若干の増収増益が見込まれそうです。でもほぼ横ばいですが・・・
予定ではもう少し上を目指していたのですが、1月からの新型コロナ対応で少し足踏みをしました。ただ「急いては事を仕損じる」と言います。慎重に越したことはありません。
決算書のチェックをしているといろいろな事がわかります。一つ一つの経費の増減を3年単位でみていきます。昔は採用広告で募集して集めていた人材が今は人材紹介会社にとって代わりました。広告宣伝費が雑費になります。紹介料という雑費、職員の採用費がとてつもなく増えています。いい人材が定着するならそんなには増えません。増える理由は採用してもすぐに退職をするからです。次から次に紹介料が嵩みます。そしてそれらのお金は東京に吸われます。
ひだまりの家ではなかなか職員が続きません。理由は明白です。より高いレベルのサービスの提供を目指しているからです。
しょうがないから「介護ヘルパーでもしよう」とか「資格があるからできる」という勘違い、「考える事をあきらめた人」ではうちの施設では務まりません。
どうすれば金額に見合うだけの利用者様が満足いく介護サービスが提供できるだろうか?どうすれば生産効率が上がるだろうか?という事を考える事が出来ない人は続きません。
介護は給料が安いと言いますが、うちの正社員の半分は年収500万円以上です。それだけの賃金をもらうだけの仕事をしているからです。
介護福祉士の資格を取ったら満足する人がいます。うちでは使えません。
「そのレベルで介護福祉士なの?」とい人があまりにも多いからです。
資格に見合う知識と実践を積み、さらにもっと勉強したいという人材を求めています。
第11期ではまだまだ新型コロナが収束するまで気が抜けない状態が続きます。
職員は息抜きに旅行に行くことも出来ません。全て制限しています。
ワクチンや治療薬が出来ればしっかりとリフレッシュしてもらいたいと思います。
来年の期末にはそんな世の中になればいいなと期待し今期も頑張ります。

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