7月6日より集中的に降った雨は夜半には豪雨となり、島田川の水嵩もどんどん上がってきました。6日に日中から避難の呼びかけがありましたが「避難指示」ではなかったのと、避難所の状態も長時間高齢者が過ごせる環境ではなかったため、あえて避難はしませんでした。
明けた7月7日の午前3時に「避難指示」となり、避難指示に変わったのだから避難しなさいと避難命令をいただいた事もあり、歩ける方から近くに小学校に避難しました。ところが避難用のバスも道路が冠水しているために目的の小学校まで行けず、遠回りしてやや遠くの中学校に避難しました。折り返して車いすの運べる車両をピストンして寝たきりの方を避難させたのですが、避難指示から1時間でどの道路も冠水してしまい、どこにも避難が出来なくなくなりました。
施設に戻り、残された半数の利用者様と一緒に夜が明けるのを待ちました。
夜が明け、隣を流れる島田川を見ると上の写真のようになっていました。
もちろん上流の堤防も越流しているため施設のまわりは冠水していました。
幸い施設は一番上の写真にある橋の高さに合わせて地盤設定をしていましたので、施設まで冠水する事なく、何ら影響はありませんでした。
施設に居るのが一番安全だったようです。
お昼前には避難したされた利用者様をお迎えに行き、事なきを得ました。
さすがにお疲れのご様子でしたが、夕方には笑顔がみられました。

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