大阪、西天満にあるギャラリーです。
1969年の創業以来、現代美術の作品と西洋アンティークを中心とした骨董を扱っています。
ジャンルにとらわれない様々な美術品をご紹介しています。

2017/7/25  17:43

銅版画のご案内と作品紹介 集治千晶さん  作家紹介

銅版画のご案内と作品紹介 集治千晶さん

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絵画をお探しの皆様、アートコレクション最初の一枚には銅版画がオススメです。
いきなり銅版画と言われても、技法の専門な知識や大規模な設備がな必要な事から、学校の美術の授業でやったような木版画よりも難しく一般の人は中々なじみのないものかもしれません。でも実際の作品を見てもらえれば絵の具とは違った独特の風合いが面白いそんな表現方法だとわかって頂けると思います。本日は銅版画のオススメポイントを紹介致します。
 まずいくつも同じ作品ができる事で一点ものという意味合いでは、普通の絵画作品より希少さはなくなってしてしまいますが、プリンター等機械での印刷物とは違い紙の上にのっているインクは絵の具と同じ原料が使われていて、油絵と同じように肉眼で見たときの絵画特有の高級感は変わりません。
さらに色合いが落ち着いたものが多く主張が強くなりすぎないのでどんな部屋に飾るにも向いていて、飾りやすく一点飾るだけでも空間の雰囲気が変わり楽しめます。
逆に一度に多く作られる事で有名作家のものでも比較的リーズナブルに購入でき、若手作家から巨匠まで小さい作品でも非常にたくさんのバリエーションが揃っていてお気に入りの作品が選べるというのが大きな魅力です。
また制作には多くの時間と労力を使います。それゆえ丁寧に作られている作品は文字通りに魂を削って作られているので、制作者の息づかいまで感じられる作品が多いです。
印刷物とは違う絵画として本物の風格を持ちながら、お手頃価格でどんなお部屋にも飾りやすいと、簡単ではありますが見る人にもお得がいっぱいの銅版画の説明でした。

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ということで今回の作品紹介は銅版画の中でも色鮮やかな独特の世界を表現されている、集治千晶先生の作品ご紹介させて頂きます。
まず作品を見た時とびこんでくるのは、版画とは思えないほど鮮やかでカラフルな色面です。そしてながれるような線を目線で辿って行くと、全体の構成の意図がありリズムを感じます。花や生き物のようなモチーフが物語の中心にあり色や線がそれを響かせています。
集治さんはエッチング、アクアチント、ドライポイントなど様々な方法を駆使しています。おなじ銅版画のなかでもいくつものワザを習得するのは難しくそれを一枚にまとめるのは難しくそれをいとも簡単に自然に使いこなしているのは、理屈ではなく研ぎすまされた感覚や、内面にある独特の世界観の表現に繋がっていると思います。

作品のよしあしは、みる人が好きな作品かどうかで決まると思います。
そしてその好きを決めるポイントの1つに共感できるイメージにあります。自分の日々思っている事、理想、美しいと思う物は人それぞれです。そんなものを持ちながらも自分が気づかないうちに見過ごしていたものが、ふと観た作品の中に見つける事ができたら運命的なものを感じます。そんな感覚にビビっと当てはまるイメージが見つかる作品に身近に感じ共感できると思います。集治さんは素直な感じるまま作られた、取り繕ったりしない嘘のない作品に共感しとても好感が持てる作品たちでした。クリックすると元のサイズで表示します
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2017/7/24  17:17

作品紹介 ベネット・ビーン  ART

いよいよ夏休みが始まりにぎやかな声が響いております
また、本日から二日間天神祭りがございます。より一層のにぎやかになることに、私も期待で胸を膨らませております!
山木美術は通りに面しているため、獅子舞がギャラリーの中に入って舞を踊って頂くことが出来ました。
本当に獅子が踊っているかのようなしなやかな舞や、笛と鈴の音色にとても感動致しました
お祭りや花火大会はこれからですので、私も体調管理に気をつけながら夏を楽しんで参りたいと思います!
皆様もくれぐれもお身体ご自愛くださいませ(^o^)

さて本日、ご紹介させて頂きたい作品はとてもユニークな形の陶器作品でございます。
ボウルのような丸みに抽象的なデザインの外観と金箔をふんだんに使用された内部が強く印象に残る作家、
ベネット・ビーンの「GOLD BOWL」についてご紹介したいと思います。
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高さ 12 cm

ベネット・ビーンは、1941年にオハイオ州シンシナティで生まれました。
出生時に父親が軍隊の医師だったことから、ビーンはアイオワ州アイオワ市で育ちました。
彼はアイオワ州グリンネル大学に通っていましたが、美術を学ぶためにアイオワ州立大学に移り、デッサンと絵画の両方を学びました。
在学中、彼はある陶芸学部の教授の技法に魅了され陶芸に興味を持ちました。
1963年にアイオワ州芸術学士号を取得したあと、クレアモント大学院で美術の研究を続けるためにカリフォルニアに移住しました。
大学院ではポール・ソルナーのもとで陶芸を学び、1966年に芸術学修士号を取得した以降、
1979年まではニューヨーク州スタテン島のワーグナー・カレッジで陶芸を教える立場を任せられるようになりました。
1979年以降はニュージャージー州のブレアストンに自身の工房を構えて、作陶を続けているそうです。

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ビーンは1982年以降から、アクリル塗料だけでなく様々な艶出し剤を用いて、
その外観に抽象的なデザインを表現していきました。
また、ボウルの内部には24カラットもの金箔を塗布するという大胆な作品が大きな反響を呼びました。

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この丸みを手に取った時の心地よさが皆様に伝わりましたでしょうか?

両手で持ち上げたときにひんやりと感じる陶器の気持ちよさと
手の内で回して見ては、その変容していく抽象的な外観に夢中になります!
なんといってもこの丸みは両手に収まるサイズですので、
どこかホッと感じさせてくれる不思議な作品でございます。

ぜひ、この心地よさを直にお手に触れてご覧頂けたらと思います
皆様のご来廊を心よりお持ちしております。
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2017/7/21  16:34

作品紹介 坪田政彦  作家紹介

作品紹介 坪田政彦
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私事ながら先日、今話題のVRなるものを体験してきました。VRとは日本語で仮想現実と言いメガネ型の機械をつけてコンピュータで作られた空想の世界を疑似体験できるというものです。自分の動きに対応して目の前にあるモニターの映像が動き、あたかもその場所にいるかのような臨場感でした。人は多くの外部情報を見る事から得ていると言われています。そのため視覚の体験だけでこれほどの迫力があったという事は納得です。昨今テレビやスマホ、インターネットなどから多くの情報を液晶画面から得られるようになって、ますます見るという事が人々の生活で重要で欠かせないものとなっています。反面テレビやスマホとは違って動かない映像である絵画は、今の時代には少し退屈に感じてしまうかもしれません。

 前置きが長くなってしまいましたがご紹介する作品は坪田政彦先生の「玄・描−B」「玄・描−L」です。この作品はシルクスクリーンとリトグラフという版画の技法を織り交ぜて使った作品です。坪田先生の作品は四角形や点で構成されていて、色も今作はモノクロですが、他の作品も白、黒、赤、青をつかったシンプルな画面構成のものが多いです。しかしシンプルだからこそ作品を眺めているとたくさんの発見があるように思います。白い紙におとされた黒色の一色は時に冷たい影の様であったり、無機的な四角形という形の中にある手の跡である優しい輪郭が見えたりと、毎日眺めていてもその時々で全く違った見え方がある時があります。

 絵画は見る人の心情を映し出す鏡のようなものと言われる事があります。ものごとが忙しく移ろいゆく時代で坪田先生の作品はただ静かに存在し、揺れ動く見る側の人々は作品から日々違った印象を与えます。色んな外の世界を見る事も大切ですが、自分の内面にある何かが見えるような気がする。それが絵画の良い所だと思います。本日は変わらない形のもつ不思議な力の作品の紹介でした。

 坪田政彦先生は8月22日まで韓国の大韓航空ビル1階の宇一スペースで大規模な個展を開催中です。

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「玄・描−B」 57 x 70.5cm

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「玄・描−L」 65.5 x 50.5cm


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2017/7/20  16:26

作品紹介 さかなクン  ART

セミの声が聞こえ、暑さがいよいよ厳しくなってまいりましたヒマワリ
皆様お変わりありませんでしょうか?

さて、本日は日本の魚類学者であり、タレントの
さかなクンの作品をご紹介させて頂きます

私のイメージではさかなクンはバラエティー番組で魚のことを面白く、
わかりやすく伝えておられるイメージですが、
実はイラストレーターという一面もお持ちであることを皆様ご存知でしょうか?

「さかなクン気球にのって」

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画面サイズ 25.5 x 39 cm / 額サイズ 43.5 x 55 cm

イラストレーターになるきっかけは、なんと寿司屋さんのアルバイト!
店内で魚のイラストを描いていたら他店舗や企業から絵の依頼が舞い込むようになり、
アルバイトを継続しながら兼業イラストレーターとして活動を始めたそうです。
現在は広い世代に魚について理解をして欲しいという思いから、彼は難解な言葉を極力使わない解説や
自作のイラストを用いるなどの工夫を心掛けているそうです。


とにかく細部までぎっしりと魚が描かれており、魚たちの特徴や表情が異なるので
見比べる楽しさがあります。また、色彩も鮮やかで海の青色がとても涼しげに感じられます。
ぜひお子様とご一緒に見に来て頂けたらと思います(^^)
皆様のご来廊を心よりお持ちしております。
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2017/7/19  18:15

作品紹介 元永定正   作家紹介

展示作家紹介
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元永定正「あみめのうえにあかみどり」36.5 x 25.5cm 額59 x 47cm
今回は元永定正(1922〜2011)三重県生まれの画家の紹介です。
 芸術家としての活動の始まりは戦後の日本美術を代表する大きな動きである、具体美術協会という団体に参加する事からでした。具体美術協会とは1954年に吉原治良を中心に兵庫県で結成された前衛美術団体で、白髪一雄、田中敦子、金山明ら日本を代表する作家が多く関わり、近年では海外でも高く評価されています。
そこで元永さんは芸術の枠にとらわれない自由な表現に触れ、自身もまた印象的な作品を発表し、注目されるようになりその後多くの素晴らしい作品を残していきました。
 元永さんの作品はイワユル抽象絵画です。何を描いているか分からない、ピカソみたいなといわれる系統の作品です。そこには理解を超えた深層にある感情や、表現しきれない壮大なストーリーがあると思ってしまいます。しかし元永さんは作品について「これは何を描いているのですか?」と訊かれた時「これは絵画を描いています。」と答えたというエピソードがあるそうです。この事は絵画を学んでいた僕にとってはとても衝撃的でした。絵画とは崇高な思想があるものだと思っていました。しかしそういった小難しい考えをいとも容易く吹っ飛ばし、絵画はキャンバスに絵の具が塗られたものと言いながらもそこからは力強いメッセージがあるように感じます。それは自由な発想で、絵画そのものに対して楽しくそして誠実に向き合っているからこその事だと思います。
 只今展示中の作品「あみめのうえにあかみどり」なんとも元永さんらしいタイトルです。この作品は1992年元永さんが70歳の時に作られたシルクスクリーンの作品です。長い経験から生み出された色と形は洗練されながらも、配置や形の大小、線の太さによって絵画の中に奥行きをつくろうとしたり挑戦の後があるように見えます。本日は絵画を最も自由に楽しんだと言える画家、元永定正さんの紹介でした。
山木美術ではただいま常設展示中です。展示作品以外にも元永定正氏のシルクスクリーン作品を数多く取り揃えています。みなさまのご来廊心よりお待ちしております。
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タグ: 元永定正



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