業務のご案内
2010/7/29 | 投稿者: なおき
今回は少し文章が長くなりました。ご了承下さい。
自分は釣り人なので、釣り人目線で多くの釣り人のお役に立てたらいいな・・・なんて思いながら、ウエア系アイテムのケアについて研究開発をしております。
その研究開発から商品化に辿り着いた技術が 『ハイパー撥水コーティング』 と、『消臭&抗菌処理』 です。
『Salty!』 9月号でご案内させて頂きましたが、高機能ウエアにはメンテナンス&ケアが欠かせません。
汚れが付着するとその部分の撥水性が低下してしまい、また汚れを放置しておきますと経時的に汚れが沈着し、洗濯での除去が困難となります。
そうなってしまうと見栄えが悪くなるばかりか、せっかくの高機能のひとつであります撥水性が失われてしまう可能性があります。
釣り着は汚れて当然なのですが、汚れるからこそケアが必要となる訳なのです。ですから釣りで汚れた場合はお早めにご家庭での洗濯を推奨致します。
しかし問題があります。
それはウエアの継続着用や家庭洗濯によって撥水性が低下してしまうことです。
いろいろな撥水剤が市販されていますが、汚れの沈着防止という意味ではそれなりの効果は期待できますが、クリーニング屋さんでの撥水処理には負けるような気がしています。
そこで今回はウエアケアの施工例をご紹介致します。
ランカーハンターで知られる広島県の嶋田さんからウエアケアのご依頼を頂きました。

太もも部とその少し下に軽い汚れが付着しています。

これはドロ汚れだと思います。

これはデカいシーバスの尾びれが原因の汚れだと思います。
(詳細は分かりませんが・・・)
これらの汚れはすぐに洗濯すればきれいに除去できますが、時間が経過すると繊維の奥で沈着し、完全には落ちなくなります。

僕が心を込めて手洗いを行ないました。

汚れが落ちてすっきりしました。
その後、洗濯機で丸洗いし、全体をリフレッシュさせます。

さて、仕上げには撥水性の付与です。
Hanakoyaでは 『ハイパー撥水コーティング』 と、いう特殊施工を行ないます。

スーパーフッ素+αの媚薬で生地にコーティング層を造ります。
するとこんな風に水を弾きます。
(表面撥水を求めるだけなら一般的なフッ素系化合物でもOKです)

ウエアが白くなり、撥水性が蘇りました。
なお、ハイパー撥水コーティングはスーパーフッ素と+αの媚薬の効果で、ご家庭での洗濯に対して耐久性を有しています。
幾分かはコーティング層が剥離しますが撥水性がゼロになることはまずありません。
ただし、生地表面の撥水性が必ず低下しますのでアイロンをあてて下さい。
熱によってコーティング層が生地表面まで浮き上がり撥水性が回復します。
(皮膚の真皮の再生をイメージして下さい)
また、ご使用中に表面の撥水性が低下しても雨水がインナーにまで浸透することはほとんどありません。(表面の撥水性が低下してもアイロンがけにより撥水性が回復します)
注意:いろいろテストした結果、ウエアの種類によってハイパー撥水コーティングの効き目が弱くなるものもあります。理由は、繊維織物のマルチフィラメントのデニールや織物の密度に関係しています。
マルチフィラメントが細く、密に織られているウエアを選択することをオススメ致します。ウエア自体の防水性&防風性が非常に高いからです。
また、消臭&抗菌処理も非常に効果的です。
例えば、ウェーダーにありがちな、あの不快なニオイが除去&繁殖した菌を死滅させ、その効果が持続されますから清潔を保てます。
釣りを愛好する研究員として、釣りを愛好されているみなさまが快適なフィッシングライフをお送り頂ける様、これからも釣り人目線で開発を続けて行こうと思っております。
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自分は釣り人なので、釣り人目線で多くの釣り人のお役に立てたらいいな・・・なんて思いながら、ウエア系アイテムのケアについて研究開発をしております。
その研究開発から商品化に辿り着いた技術が 『ハイパー撥水コーティング』 と、『消臭&抗菌処理』 です。
『Salty!』 9月号でご案内させて頂きましたが、高機能ウエアにはメンテナンス&ケアが欠かせません。
汚れが付着するとその部分の撥水性が低下してしまい、また汚れを放置しておきますと経時的に汚れが沈着し、洗濯での除去が困難となります。
そうなってしまうと見栄えが悪くなるばかりか、せっかくの高機能のひとつであります撥水性が失われてしまう可能性があります。
釣り着は汚れて当然なのですが、汚れるからこそケアが必要となる訳なのです。ですから釣りで汚れた場合はお早めにご家庭での洗濯を推奨致します。
しかし問題があります。
それはウエアの継続着用や家庭洗濯によって撥水性が低下してしまうことです。
いろいろな撥水剤が市販されていますが、汚れの沈着防止という意味ではそれなりの効果は期待できますが、クリーニング屋さんでの撥水処理には負けるような気がしています。
そこで今回はウエアケアの施工例をご紹介致します。
ランカーハンターで知られる広島県の嶋田さんからウエアケアのご依頼を頂きました。

太もも部とその少し下に軽い汚れが付着しています。

これはドロ汚れだと思います。

これはデカいシーバスの尾びれが原因の汚れだと思います。
(詳細は分かりませんが・・・)
これらの汚れはすぐに洗濯すればきれいに除去できますが、時間が経過すると繊維の奥で沈着し、完全には落ちなくなります。

僕が心を込めて手洗いを行ないました。

汚れが落ちてすっきりしました。
その後、洗濯機で丸洗いし、全体をリフレッシュさせます。

さて、仕上げには撥水性の付与です。
Hanakoyaでは 『ハイパー撥水コーティング』 と、いう特殊施工を行ないます。

スーパーフッ素+αの媚薬で生地にコーティング層を造ります。
するとこんな風に水を弾きます。
(表面撥水を求めるだけなら一般的なフッ素系化合物でもOKです)

ウエアが白くなり、撥水性が蘇りました。
なお、ハイパー撥水コーティングはスーパーフッ素と+αの媚薬の効果で、ご家庭での洗濯に対して耐久性を有しています。
幾分かはコーティング層が剥離しますが撥水性がゼロになることはまずありません。
ただし、生地表面の撥水性が必ず低下しますのでアイロンをあてて下さい。
熱によってコーティング層が生地表面まで浮き上がり撥水性が回復します。
(皮膚の真皮の再生をイメージして下さい)
また、ご使用中に表面の撥水性が低下しても雨水がインナーにまで浸透することはほとんどありません。(表面の撥水性が低下してもアイロンがけにより撥水性が回復します)
注意:いろいろテストした結果、ウエアの種類によってハイパー撥水コーティングの効き目が弱くなるものもあります。理由は、繊維織物のマルチフィラメントのデニールや織物の密度に関係しています。
マルチフィラメントが細く、密に織られているウエアを選択することをオススメ致します。ウエア自体の防水性&防風性が非常に高いからです。
また、消臭&抗菌処理も非常に効果的です。
例えば、ウェーダーにありがちな、あの不快なニオイが除去&繁殖した菌を死滅させ、その効果が持続されますから清潔を保てます。
釣りを愛好する研究員として、釣りを愛好されているみなさまが快適なフィッシングライフをお送り頂ける様、これからも釣り人目線で開発を続けて行こうと思っております。
