再びKさん(90歳女性)の話です

2016/10/8 | 投稿者: すみこ

従軍看護婦として旧満州で兵隊さんのお役に立つよう働いたKさん。その時の話を整体をしながらたくさん聞かせて頂きました。彼女の記憶力の良さには驚かされます。
8月は終戦の月、日赤病院は「戦後の記録」を出版するために日本全国から彼女のような体験者に聞き取りに応じてくれるよう呼びかけられたのだそうです。「最後のご奉公になるかもね」とKさんは毎週水曜日、暑い中、地下鉄を乗り継いで通いました。
つい聞き入ってしまう程、話の上手な彼女のこと、さぞ日赤も満足だったと思います。
出版は3年後のことだそうで、聞き取りに応じて集まった昔の看護婦さんたちは「その頃私ら皆死んどるわ」と大笑いしたそうです。
私がKさんに「シン・ゴジラ」を4DXの大迫力で観た話をしたところ、「戦争記録映画をその手法でやったら凄いだろうねえ」とおっしゃいました。
「本当の悲惨な場面を映したらええんよ。人間の焦げたニオイやら、耳をつんざく爆発の音もその時と同じ大きさで」
「戦火の場面は会場をうんと熱くして煙をもうもうとさせて」
「私が百遍話すよりもっと伝わるはずや」「若い人は必ず見るように法律で決めたらいい」
「けど私らはその映画、見たくない」
淡々と話すKさんに私は何も言葉が出てきませんでした。
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