2011/3/1  6:38

図書館は単なる箱物ではない  

 本日3月1日付けの高知新聞の投書に、ハードの整備に頼ったやり方に批判的な方のものがあり、その中で、なぜ追手前小敷地に新しい図書館が必要なのかと書かれている。
 新しい図書館の整備そのものに懐疑的なのか、あの敷地に整備することに疑問があるのか、限られた文面ではわからない部分もあるが、追手前小敷地に合築図書館を建てたら、県立と市立の双方の機能(つまり、ソフト)は十分に果たせないどころか混乱する可能性が強い。
 ソフトとハードは別物ではなく、本来、必要なソフトを実現するためにハードを整備するのである。図書館の場合、資料の保存機能というのも立派な「ソフト」である。県立図書館にこれを十分整備すれば、市町村で十分な書庫を持つまでの間、資料を引き受けて、代わりに新しい資料を市町村に提供し、県民全体が新しい資料に触れるようにするというソフトが実行できるのである。これを県市一体型でやれというのは難しい。基本的には高知市の仕事ではないからである。
 今のまま、合築を強行すれば、無駄なハードどころか混乱したハードにもなりかねない。しかし、図書館を新たに整備しなければ、新しい本や雑誌は入りきらない。ハードを先に考えるのではなく、機能(ソフト)を先に考えて、それに見合った器を作れば無駄にならない。そのためには、県・市それぞれの単独整備の方がむしろ、投資が生きる。
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