今日の昼、インドネシア・バリ島沖で日本人女性7名が不明となるダイビング事故が発生したとのニュースが流れました。ネットで詳しく調べてみると事故があったのはレンボンガン島沖、2010年に私が潜りに行った場所でした。詳しいポイントがわからないのですが、この周辺は基本的にドリフトダイビング、潮の流れに乗って進んでいくので速い流れにぶつかると自分の力だけではコントロールできなくなり危険な目に合うことになります。私もダイビングを始めてすぐのころ伊豆で潮の流れに引っ張られ、海底の岩にしがみつき緊急浮上で難を逃れた経験があります。今回の事故では天候の悪化も原因に上がっています。ドリフトダイビングではダイバーの吐く息(水面に出てくる泡)をボートが追いかけますが、風雨が強くなればボートが泡を見失うことは容易に想像できます。また、当日3本目のダイビングだったようですが、私の経験で言うと日本人は多少の天候悪化くらいではダイビングをキャンセルしません、短い日程で目一杯潜りたいという貧乏人根性(自分も含め)のせいだと思います。3本目を決行したのがガイドの判断なのかダイバーのリクエストなのかわかりませんが、見つかることを願います。

2010年1月 レンボンガン島
サンゴのきれいな海、それが私の印象です。

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