みなさんこんにちは。
チャイルドライン「もしもしキモチ」事務局です
第11期キャッチャー養成講座、前期第6回目は
「思春期の性」
〜性についての知識を得よう〜
でした。
講師は、
荘田朋子先生(そうだレディスクリニック院長)
いつも「結果」のところで関わる産婦人科医の立場から
荘田先生に「10代の性」についてお話しをしていただきました。
子どもの心に寄り添うチャイルドライン。
でも、寄り添うばかりではいられないこともあります。
場合によっては的確な指示が必要なこともあります。
みなさんご存知ですか?
10代女子の人工妊娠中絶率、というのがあって
福岡はワースト2、佐賀がワースト1なのだそうです。(2006度)
これは、
「10代の中絶が多い」
=「10代の妊娠が多い」
=「10代の出産(若年出産)も多い」、
ということになります。
10代(ここでは特に18才までの子どもたちの)で妊娠した子どもたちは
その年齢で、
生む(出産) or 生まない(中絶)の
どちらかを選ばなくてはならず、
それは、
「生む(出産)」を選んだら…、
学校は?→資格のないまま中退して出産?→子育て→その後仕事は?
…と前途多難
また、
「生まない(中絶)」を選んだら…、
心と体へのダメージが大きい
ということです。
荘田先生は、こういう選択をしなければならなかった子どもたちを
たくさん見てきているんですね。
荘田先生:
「生むのも大変、生まないのも大変。
だから、望まない妊娠はしないのがよいのです。」
この講座では、「10代の性」ということで
主に「妊娠」と「性感染症」のについて
子どもたちの現状と併せてお話しして下さいました。
荘田先生:
「女性の体は妊娠するようにできているので、
避妊しないでセックスをしていたらいつか必ず妊娠をします。
もし、ずっと妊娠しなかったら…?
それは『不妊症』という病気が考えられ、それはそれでとても切実な問題です。」
「セックスするのは男女2人でするものだけど、妊娠するのは女性だけ」
「『生むのも女性、堕ろすのも女性』で、女性にとってはとても重大事。
妊娠する(避妊しないでセックスをする)ということは
男子にとっては、
『その重大事を女子に押し付け、不安を与え、心と体を傷つける』
ということ。
女子にとっては、
『その重大事を男子から押し付けられ、不安を与えられ、心と体を傷つけられる』
ということです。」
妊娠や性感染症については、
「もしもしキモチ」のHPの
「心と体のコラム」の中でも読むことができますので
大人の方も子どものみなさんも、ぜひ一度読んでみてください!
荘田先生:
「『好き』といのは、『好きにさせる』のではない。
『その人を大切にする』ということ。」
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チャイルドライン「もしもしキモチ」HP:
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