Piececool The Warriors Gate BLACK KNIGHT
中国のPiececoolという
メタルパズルモデルのブランドから
発売されている黒騎士です。
※各写真をクリックすると大きい画像を表示します。
いつものように外装パーツを
カニスプーンとバーニッシャーで
裏からこすって凸曲面に加工しています。

パッケージとパーツシートのサイズは
メタリックナノパズルのプレミアムシリーズと同じですが
シートを3枚使っていて、完成すると全高およそ17.5センチ。
ICONXやプレミアムシリーズよりもかなり大型です。

メーカーの完成見本写真です。
この黒騎士は2016年公開の
勇士之門(The Warriors Gate)という
映画に登場するキャラクターということです。
自分はこの映画については全く知らず
パッケージの表記でこれが映画のキャラクター
だと知ってタイトルで検索してみたのですが
劇中の黒騎士の姿形がはっきりとわかる画像は見つからず、
どのくらいの再現度なのか結局わかりませんでした。

今回もいろいろと手を加えています。
首はHIQ PARTSのボール型ネオジム磁石で
マグネモ式のジョイントにしてみました。
頭内部の胴体との接続用の円筒が
6ミリ球にぴったりサイズだったので
そのままボール型磁石をはめこみました。
胴体側は球よりほんの少し小さい穴を開けてあります。

両肩のハデハデなアーマーが
この黒騎士のポイントなんだと思いますけど、
しかしその内側にジャバラ状の肩アーマーがありまして
これがなんだかかっこいいんですよね。
しかし普通に完成させると、その上に被せる
外側の肩アーマーに隠れて全然見えなくなってしまいます。
それはちょっとつまんないなと思いまして
外側の肩アーマーは右肩だけにしました。
実際の鎧にもこういう風になってるのが
あったような気がします。

この黒騎士、手首がものすごく小さいんですよね。
はじめはまあこれはこれでいいかと思ってたんですが
自作するとしたらどう作るかなということを
なんとなく考えているうち、意外と簡単に
作れるんじゃないかと思い、結局作ってしまいました。

市販の0.1ミリ厚のステンレス板から
パーツを切り出して折り曲げます。

頑張ればタブで組み立てるように
出来なくは無さそうなんですけど、
そこまで粘る元気はなく、
あっさりゼリー状瞬着で組み立てちゃいました。
右手は剣のグリップと一体になっているので
元の右手の上から自作したパーツを
覆うように接着しています。

今回一番やりたかったのは
この剣の円盤部の厚みを減らすこと!
いくらなんでも間延びしてるだろと思います。
映画ではどんな風になってるんでしょうね。
もしかしてここにすごく意味があって
分厚くないとダメじゃん!ってことだったりして。

デフォルトだと脚のつけね部分が細いんですよね。
自分的にはここはかなり重要ポイントなので
延長パーツを自作して
モモアーマー一杯になるまで太くしています。

で、そうなると腰パーツとの接続のタブの位置が
全然変わってしまいます。ここ、どうしよう……?
いろいろ考えたんですけど、結局パーツに穴をあけて
『自遊自在』を通して繋げることにしてしまいました。

足はスタンド固定式なんですが
つま先が並行なんですよね。
つま先はやっぱり左右に開きたいんで
足の裏部分を切り取ってしまいました。
フチの部分を残してありますが
これを下に折って厚みを稼ぎます。

スタンドは無しでもいいんですけど、
いいかんじの材料をみつけたので
これをスタンドにしようと思います。
配管の穴ふさぎ用のステンレスプレートです。
ただこれ、磁石がきかない素材なんですよね。

そこで、磁石の効くステンレスの薄板を
裏に貼ろうと思うのですが、このプレートって
粘着剤付きなんですけどその層が厚いんですよね。
重ねて試してみると、この厚みのせいで
磁石がほぼ効かなくなっちゃうようなので
ナイフでこそぎ落とします。

ナイフで取り切れなかった粘着剤の残りは
はじめは塗料のうすめ液で拭き取ろうと思ったんですが
簡単にはぬぐいきれず、なかなかたいへんな作業なんで
剝離剤を試してみたらあっさりぬぐいとれました。
見事に綺麗になりますね。

磁石の効く素材の0.1ミリ厚のステンレス板を
プレートより一廻り小さいサイズに切り抜きます。

切り抜いたステンレス板も粘着剤付きなのですが、
こちらは粘着剤の層がうすいので
そのままプレートの裏に貼り付けます。
表面の保護シートを剥がして完成。

足の裏にネオジム磁石をくっつけまして……

ばっちり! 完成です。

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