※各写真をクリックすると大きな画像を表示します。
PiececoolのSHILD MANです。
例によって写真だけで買っちゃったんで
これがどういうものなのか
はっきりとは判ってないんですけど
メーカーオリジナルデザインのロボットのうちのひとつで
たぶん等身大のパワードスーツを着た
警察系の特殊部隊隊員ということなのではないかと思います。
完成したものを撮影していて
なんだか不思議な既視感を感じたのですが……
ドラえもんに出てくるプラモの
ロボットみたいなデザインですよね。

パッケージです。ピンク色ですよね。
購入した際の見本画像もこういう色でして、
すっかりピンクだと思いこんでいたんですけど
現物はダークチェリーレッドでした。
まあどっちでもいいんですけど、印象は結構違います。
前回のBaderに続いて、今回のこのロボも
一見してなんだか女性っぽいですよね。
身体付きもだし、色もピンクだしで
始めは女性型ロボだと思い込んでたんですが
デザインをよ〜く見ても細かい表記をみてみても
どうやら女性型ということではないみたいですね。

メーカーサイトの完成画像です。
空中を飛びながらのキメポーズですね。
製品はこのポーズで固定です。

Piececoolの他のロボは
どれも二色のパーツで構成されてるんですが
このSHILD MANは赤一色です。
たぶんこれに関しては全身赤一色なのが
特徴なんだと思うんですけど
ちょっとやってみたくて、
一部のパーツの塗装を落として
銀色にしてみることにしました。
赤を落とすパーツを選んで、塗装剝離剤を塗ります。
一回でほとんど落ちますが、細かいモールドの部分に
少し残るので、一旦洗ってから赤が残っている部分に
剝離剤をもう一度塗って落とすという作業を2〜3回繰り返しました。

綺麗に落ちました。
この写真にあるパーツ以外にも
追加で3つのパーツの赤塗装を落としています。

今回もポーズを変えてみようと思います。
元のポーズは完全に無視して
素立ちポースにしようと思います。
まずはいちばんやっかいそうな予感のする足首部分です。
元の飛行ポーズではつま先を下向きに伸ばしているので
これを水平にするわけですが、図のように
くるぶしの細いパーツをカットして水平にすると、
足首に角度をつけた時にスキマができちゃいますよね。
そういうスキマは完成後に目立ちそうなので、
このパーツはそのままで、スネ下端のバルクヘッドに
穴を開けることにしました。

穴を開けたい部分にスジボリがあるので、
カッターで少しずつカットします。
三方向をカットしたら、
残りは折り曲げて簡単にとれました。
もしここにスジボリが無かったら
カッターではほとんど刃が立たなかったと思うので
かな〜り大変な作業だったと思います。

スジボリ通りに空いた穴はギリギリサイズなので
ヤスリで少し拡げまして……
くるぶしパーツがばっちり入りました!
これなら足首に微妙な角度をつけてもスキマは見えません。
一番やばそうな部分クリア!

元ポーズでは右ヒザを大きく曲げているので、
ヒザをまっすぐ伸ばした状態になるように
パーツを切り貼りして形を変えました。
もともとまっすぐ状態の左ヒザパーツを
参考にして極力同じ形にしています。
切ったパーツを組み上げるときの
接着はゼリー状瞬着です。
接着面はペーパーで脚付けをしておきました。
接着強度はそれなりですが、組み上げてしまえば
まず問題ないだろうと思います。
あとは、脚パーツの各バルクヘッドに穴をあけ、
園芸用の3ミリアルミ線を通して
腰から足首までを繋げています。

上げていた腿を降ろしたので、フロントスカートを
もとのまま腿の上端に取り付けると
かなり下がって見えてしまいます。
なので、腰のパーツに穴をあけて、
パーツの余り板から細く切ったものを通して
そこにフロントスカートを取り付けました。

両腕を降ろしたいのですが、
左肩パーツがぺったんこなので
0.1ミリ厚のステンレス板で自作することにしました。
自分が入手できた市販のステンレス板は
メタルパズルモデルに使われているステンレスとは
性質が結構違いまして、タブを作っても
折り曲げの耐久性がものすごく低いんですね。
なので、タブ部分だけは製品のパーツの余り部分から
細いオビ状に切り出して組み合わせています。
タブを通す穴が丸穴でゆるいので
完成後にガタつかないように裏側から
ゼリー状瞬着+硬化促進剤で固めてあります。
右肩パーツの方はもともと腕を降ろした状態なので
そのままでもいいんですが、
左右を揃えるため両肩とも自作しました。

両ヒジが完全にまっすぐなので
図のように関節パーツをカットして
軽く曲げた状態になるようにしています。

このロボ、お腹のパーツがものすごく細いですよね。
これはこのロボのデザインの特徴なのだと思うのですが
ちょっとだけ太くしてみました。

お腹正面につくパーツで隠せる範囲で延長しています。
ついでにお腹パーツの上下を逆にして
上に向かって細くなっていたのを
普通っぽく下すぼまりに変えてしまいました。

最後に首です。今回もボール型磁石を使って
マグネモ式のジョイントにしてあります。

最後の最後に、シールドを磁石で取り外し式にしてみます。
磁石を固定するためのパーツを
パーツシートの余りにけがいて
まずはエッチングバサミで切り出します。

タテの切り込みはハサミで入れますが、
突き当たりのハサミが入らない部分は
カッターでキズをいれておいてから
プライヤーで上下にクキクキと
折り曲げを繰り返して切り取ります。
このとき深く曲げてしまうと上手くいかないので
極々浅い角度で上下させるのがコツですね。
この切り方はあちこちで多用しております。

左右の角を4〜5回、中央を十数回
上下に折り曲げる作業を繰り返すとぱらりと切れました。
なんか式神っぽいものができました。

箱形に折り曲げて、ネオジム磁石をいれまして、
シールドに取り付けるべくタブ穴に差し込んでみると……
奥まで入らない! タブの左右が広すぎました!
ムリに押し込んでもここまでが限界です。

さらにムリをしてシールドにキズをつけてしまう前に
おとなしく作り直すことにしました。
まあ20分もかからないですし。
しかし問題は材料が足りるかどうか……
あ、いい場所がありました! ていうか最初のとこより広い!
今度はばっちりぴったりサイズです。

箱形に折り曲げて、ネオジム磁石をいれて
タブをしっかり曲げて固定。
タブ穴は腕に固定するためのものを利用してます。

取り外し可能になりました!
ただ、吸着力がちょい弱い……箱の内側と磁石の間に
微妙なスキマがあるせいかな?
まだちょっと改良の余地があるみたいだけど
でも完成!

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