こちらはヤフオクで入手したキングワルダー1世(緑)。
復刻ではない、当時のものを手にしたのは子供の頃以来です。
当時、自分では持っていなかったのですが
近所のひとつ上の子が紫を持ってました。
「なんで1号じゃなくてワルダー買ったの?」って
聞いた覚えがありますが
「1号は普通だしこっちのほうがいいじゃん」とか、
なんかそのくらいの、よく思い出せないくらいの答えでした。
お互いまだ小学一年生か二年生か、それくらいの頃でしたね。
ヤフオクをチェックしていたら、状態はそこそこだけど
お値段はかなり安めでスタートという出品をみつけ、
これはそこそこ入れ合いになったんですけど
「まあこの程度なら」という値段で落札できました。
現物はあちこちクラック入ってますし
当然ながらそれなりにヤレた雰囲気ありますけど、
ツヤ感はしっかりあって
自分レベルとしてはなかなか悪く無い感じ。
で、12インチフィギュアではよくあるんですけど
関節の向きが裏返しになっていたりするんで
ひとつづつ直してたら……
「あれ、スネが左右逆? でもこれは差し替えるだけでOKだよな」
と思ったものの、右スネパーツに入った左足首が抜けない!
その部分の受けに強めのクラックが入っているので
どうやら、きついのをなんとか押し込もうとして
そのまま抜けなくなった様子。
これ、子供の頃だったら手も足も出なくて
ほんとに泣くしか無い状況。
なんとなくその感じ思い出してせつなくなったりして。
で、まあこれは暖めるに限るよなというわけで
ドライヤーで3〜4分暖めてみたら、無事すんなり抜けました。
(温度が上がった時点で透明の樹脂が白く曇りましたが
冷めると元に戻ったので、たぶん問題ないかと)
前(か、前々か、前々々か…)オーナーは
なんとか引き抜こうと悪戦苦闘したらしく
関節ペグがひねられてちぎれかけていましたが
素材の強度がかなりあるみたいで、
とりあえず普通目の立ちポーズをとらせる程度なら
そのままでもたいして問題なさそうなので
ムリに補強修理はしないことにします。
手首パーツはかすかにベタついて汚れを集めていたので
ベンジンで拭いておきました。
可塑剤が出てきたPVCパーツはいつもベンジンで拭いていて
それですっきり綺麗になるんですけど、
時間が経つとまた出てきちゃうのかどうか、
そこまでは判りません。
頭のパーツは裾の部分が拡がったままになってしまって、
首とのとりつけがユルユル状態でした。
で、これもドライヤーで暖めます。
変形したPVCパーツは暖めただけで
おおむね元の形に戻るので、そのまま冷めるまで待って終了。
…と思ったけど、切り口が厚すぎて首との合わせがイマイチなので、
切り口内側を少し削ってしまいました。

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