なんか、いきなりですが
二体目を入手してしまいました。
それも二体目もグリーン……
ヤフオクにSW12インチルーズの
お安い大量まとめ出品がありまして
パーツ取りに落札しちゃおうかなあとチェックしてたんですが
ルーズフィギュアが大量に並んだ出品写真のそのなかに、
緑色の透明っぽいナニかが混ざっていたのです。
写真は小さいし、内容ひとつひとつに関しての説明もなく
はっきりとはわからなかったのですが
どうみても「これ、キングワルダーだよなあ…」と。
まあ、それがあってもなくてもどちらでもいいような、
逆に当時のキングワルダーだったらそれひとつでも充分なような
そんなスタート価格でして、とりあえず入札しておいたら
例によって無競争で落札してしまいました。
届いてみると、間違いなくキングワルダーです。
ちょっと薄汚れ感あるけど、パーツは揃ってるので
とりあえずとにかくクリーニングはじめます。
硬質プラはアルコールで、PVC部分はベンジンで
それぞれ拭いてけっこう綺麗になりましたが、
胴体パーツ内側にカビらしき白いものが点々とあります。
「これは分解するしかないよなあ」とは思うものの
「サイボーグの胴体ってネジ隠しを
ドリルかなんかで削り取っちゃわないとなんないんだよねえ。
やっぱ抵抗あるよなあ。でもなあ……」
とか思いながら背中をチェックしてたら、
「あれ? ネジ隠しパーツの横にナゾのえぐれがあるけど…
これ、もしかしてネジ隠しを外すためのえぐれ?」

試してみたら、細いプライヤーであっさり外せました。
あれ? これってたぶん、こういう風にサイボーグの
リペアとかクリーニングしてる人には常識なんだよね?
全然知らなかった…………。

キズひとつつけずにあっさり分解できちゃいました。
子供の頃、1号の内部メカを外に取り出したくてたまんなくて
でも分解できなくて……とものすごく切ない思いしてたのが
ウソみたいです。思い込みおそるべし。
ともあれ、これで内側も思いっきり綺麗に洗えます!

首がかなりゆるかったので
0.5ミリ厚のPET板から写真のようなモノを切り出して
挟み込んでおきます(マルじゃなくて八角形なのは手抜き)。
それから、首と胴の関節の球形部分が
やはりキズだらけでガサガサだったのでコンパウンドで軽く磨きます。
キズを完全に消すまではしないで、ツヤをだしておく程度で。
球を受ける側は、新たなキズが出来にくいように
エッジのバリを削ってなめらかに整え
シリコンオイルを軽く塗っておきました。

組み上げて完成。
例によってあちこちクラックだらけではありますが
綺麗になっただけでかなり良い感じ。
首のゆるみも解消されて、自分としては充分満足の仕上がりです。

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