2020/8/10

EF85mm F1.2LU USMレビュー  カメラ機材

写真
EOS 5D MarkW&EF85mm F1.2LU USM


おはようございます、こんにちは、こんばんわ、ボーダーラインですm(_ _ )m

本日は“EF85mm F1.2LU USM”のレビューをしていきたいと思います〜。

このレンズは1989年に発売されキングオブポートレートレンズと謳われた“EF85mm F1.2L USM”のU型でして、
少し??マニアックな話をするとこのU型では鉛レンズが廃され、鉛フリー化が成されています。

鉛ガラス(フリントガラス)は、高い屈折率と高い可視光透過率と高い性能を有しているのですが、
現在は研削非球面レンズの製造技術やコーティング技術なども上がり、
鉛フリーとなっても性能はほぼ変わらないというか、むしろデジタルに最適化されたので上がっているとのこと(ぇー



写真
EOS 5D MarkU&EF85mm F1.2LU USM


このレンズの開放F値はF1.2とかなりの大口径なのですが、
一般的にF2.0程度の小口径の方が設計で無理が無いので、
描写が安定していて使い易いとか言われたりもします。

実際、ボクも使いこなせる気がせず一度手放していたりします(オイ
2年前に再び手元に戻ってきてからは、色々使ってきた経験が活きたのか、
当時ほどレンズ側に弄ばれることも減ったように感じます。

“EF50mm F1.2L USM”と同様に、“EF85mm F1.2LU USM”も個性が相当強いので、
気付くとレンズに撮らされているというか、撮影者の個性が呑まれてしまうこともしばしばです。



写真
EOS 5D MarkW&EF85mm F1.2LU USM


つい明るいレンズを手にすると、開放でばかり撮影したくなってしまうのが人心、、、
F1.2ともなると陽が落ちて薄暗い状況下でも、手持ちで余裕で撮影出来てしまいます。

また、開放F値でも収差・解像感も“EF50mm F1.2L USM”に比べると、大分マシという印象を受けます。
それでも通常時はF2.0〜F3.5程度まで絞り込んで使うことが多いです。

わりとパープルフリンジなども激しく出るレンズなのですが、
F2.8くらいまで絞り込んだとしてもシチュエーションによっては出たりします。



写真
EOS 5D MarkW&EF85mm F1.2LU USM


あと、描写面の弱点としては、逆光耐性もあまり良くありません(ぇー
ちょっと指向性のある光がレンズに入ってくるとゴーストやフレアがバンバン出ます。
丁度レンズの真ん中に光が入ってくるとオレンジ色の輪状ゴーストが出たりすることも(ぇー

個人的にはこういうレンズの方が使っていて楽しいのですが、
何というかオールドレンズを使っている時の感覚に近いです(オイ

画角の近い“EF100mm F2.8L IS MACRO USM”は、優等生の模範みたいなレンズなので、
シチュエーションによって使い分けるようにしています。



写真
EOS 5D MarkW&EF85mm F1.2LU USM


メーカー自らが「ポートレートやファッション撮影に最適なレンズである」と言うように、
“EF85mm F1.2LU USM”は、まさにポートレートに特化したレンズだと感じます。

搭載された分厚い研削非球面レンズのおかげなのか、
柔らかで自然なボケ味、線の細い上品な描写、空気感や透明感の助長、
F2.8程度に絞った時これらの元々備わっている性質がバランス良く出てくるように感じます。



写真
EOS 5D MarkW&EF85mm F1.2LU USM


ただ、意図が無ければ上記の性質を活かす為にF2.8で撮影することが大半なのですが、
雰囲気を助長して貰いたい時は、開放描写に頼ることがあります。

F2.8だとなだらかに自然にボケる感じなのですが、
開放F値だとピント面を境にふわっとした被写体にまとわりつくような柔らかいボケ味になります。
また滲みも追加されるので、グロー効果も助長されます。



写真
EOS 5D MarkW&EF85mm F1.2LU USM


敢えてフードを外して逆光撮影に臨むと、レンズが光を許容出来る範囲を超えてこんな描写になることも。

同じ構図でフードを付けた場合だと、コントラストが維持される代わりに輪状のゴーストが発生したのですが、
このレンズは光に大変敏感なのでフード有り・無しでかなり描写が変わるので面白いです。
コーティング性能が良過ぎると、逆にこういう現象は起きないので悩ましいところですよね。

絞る・開ける、フード有り・無しの条件を組み合わせるだけでも、
色々な描写を引き出すことが出来るので、表現力に幅があるレンズだなと毎回感心させられてしまいます。



写真
EOS 5D MarkW&EF85mm F1.2LU USM


こういう限られた光しか入ってこないシチューションでも、大口径レンズは活躍してくれますよね。
暗いのに三脚無し、手ぶれ補正無し、カメラを支えに出来るような場所やオブジェも無し、さぁどうする!ってなった時、
とりあえず、シャッタースピードをギリギリまで遅くして、F値も可能な限り開けて、それでも足りなければISOも上げちゃいます。

そうした時、緊急回避作だとしてもF1.2まで開けられるのは、わりと結構なアドバンテージだと感じます。
ボケ味が良いなら、なおさらそのように思えます。



写真
EOS 5D MarkW&EF85mm F1.2LU USM


色々ごちゃごちゃと書いてきて何ですが、個人的には何も考えずに撮ったこういう写真の方が好きです(ぇー
85mmみたいに役割がはっきりしているレンズだと、悩まず撮ることが出来るので有り難いですよね。

ただ悩まなくなった分、構図が単調になりがちなので、そこだけ気をつけていくと良いのかもしれません。
あとはレンズなりカメラなりがどうにかしてくれる気がします(オイ

半分本気で言ってる部分もあるのですが、撮影に行き詰ったら道具側に全部丸投げしてしまい、
やりたいようにやらせてしまうと意外と良い結果になることも。
その為にはある程度自分の使っている道具が、一体どのような性能なのか把握しておくことが大事なのかもしれません。



写真
EOS 5D MarkW&EF85mm F1.2LU USM


最後になりますが、忌憚無く言えばこのレンズも“EF50mm F1.2L USM”と同様に弱点だらけでして、
逆光耐性も悪く、収差も多く、最短撮影距離も95cmと全然寄れません、あげくAFも鈍重この上ないです。

それにも関わらず世界中のプロ・アマ問わず多くのカメラマンが、このレンズを賞賛してやまないのは、
短所がどうでもよくなるほど、当レンズのKing of Portrait Lensと謳われるほど、類稀なる描写に惚れ込んだから他なりません。

ボク自身はまだまだ使いこなしているとは言い難いですが、EOSユーザーであるならば一度は体験して貰いたいキヤノン渾身の一本ではないでしょうか。


ということで、今回はここまでです〜!_(┐「ε:)_
次回は“EF100mm F2.8L IS MACRO USM”のレビューを予定しておりまっす。

それでは、また次の更新でっ!ノシ
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タグ: 撮影 機材 レンズ



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