2012/5/31

ちょっと古いですが“F1の名称問題”ロータス対ロータス”  
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2011.12.4
「涙が出そうだった。うれしくてしようがない」。ロータス・ルノー(チーム・ロータス)のトニー・フェルナンデス代表は感激の面持ちで話した。11月27日(日本時間同28日未明)に行われたF1世界選手権シリーズ今季最終第19戦・ブラジルGP決勝で、チームのヘイキ・コバライネン(フィンランド)が16位、ヤルノ・トゥルーリ(イタリア)が18位で、そろって完走。チームはコンストラクターズ(製造者部門)ランクで10位を確保したのだ。

 ランクの10位と11位では、シリーズ主催者からの分配金などで天と地の違いがあるとされる。「大きいよ、収入が800万ドル(約6億2000万円)以下から36万ドルくらいになったんだから」と明かしたフェルナンデス代表は、こうも口にした。「さらにうれしいのはルノーに勝ったことだ」。この日、ルノーのブルーノ・セナ(ブラジル)はコバライネンの後ろの17位。「いつも言っていたように“よき者が勝つ”んだよ」。ルノーというチームに対するフェルナンデス代表の意地が、はっきりと分かる。ルノーのもう一人、ビタリー・ペトロフ(ロシア)は10位でゴールしているし、コンストラクターズ・ランクでルノーは5位なのだが、そこを突っ込むのはヤボというものだろう。

コリン・チャプマンが率いて1958年に参戦を開始したロータスは、60〜70年代にジム・クラークやグラハム・ヒル(ともに英国)、ヨッヘン・リント(オーストリア)、エマーソン・フィッティパルディ(ブラジル)、マリオ・アンドレッティ(米国)と、そうそうたる顔ぶれを世界王者に押し上げた。

 モノコック構造やくさび形のマシン形状といった革新的な技術や、初めてスポンサーカラーをマシンにまとわせるなど、F1を現在の姿に変えた“革命児”でもあった。日本では87年に日本人で初めてフルタイム参戦した中嶋悟が最初に所属したチームとしても知られている。

 一方、チャプマンが経営していた自動車メーカーのロータス・カーズも、セブンやエランなど個性的なスポーツカーを作り出し、多くのファンを得ていた。日本のスーパーカー世代には、マンガ『サーキットの狼』で主人公が「ロータス・ヨーロッパ」を駆っていたことから、その名は脳裏に刻み込まれている。

 だが82年のチャプマン急逝後は徐々に衰退し、F1チームは財政難により94年で消滅。ロータス・カーズも経営難からさまざまな人や会社の手に渡り、94年からはマレーシアの自動車メーカー、プロトンの傘下に入っている。

しかし旧ロータス・チーム消滅のいきさつから、「チーム・ロータス」の商標権は「グループ・ロータス」とは別に存在した。これを買い取っていたフェルナンデス代表は、11年は「チーム・ロータス」として、それ以前に決まっていたとおりルノーエンジンを使用して参戦を継続すると強調した。

 さらにフェルナンデス氏側は「ロータス」名の使用をめぐってロンドン高等裁判所に提訴。調停で決着はつかず、持ち込まれた裁判の判決はシーズン開幕後に出ることになった。この時点で11年シーズンには「ロータスを名乗り、ルノーエンジンを使用する、マレーシア資本関与のチーム」が2つ存在することになった。

 迎えた今季、「チーム・ロータス」は前年同様にブリティッシュ・グリーン(濃緑)と黄色というロータス伝統のカラーリングを、「ロータス・ルノーGP」はアイルトン・セナ(ブラジル)もロータス時代に乗っていた黒地に金色ラインの「JPSカラー」を模したカラーリングをまとって、コースに現れた。

判決とは別に、両者はその先を見据えた解決へ動き出していた。

 フェルナンデス氏は4月、英国の小規模自動車メーカー「ケータハム」を買収していた。ケータハムは、チャプマンのロータス・カーズ草創期のディーラーで、ロータス・カーズが初期の名車「セブン」の製造を中止したとき、その製造権を獲得して今も生産している。ロータスに縁の深いメーカーで、世界中にファンも多い。

 一方、「グループ・ロータス」ではルノー・チームの株式の買収を進めていた。

 このチームは1981年に「トールマン」として参戦開始。「ベネトン」時代にはミヒャエル・シューマッハー(ドイツ)が自身初の王座に就き、「ルノー」になってからはフェルナンド・アロンソ(スペイン)に2度の王座を獲得させた有力チームだ。だがオーナーとしてのルノーは2009年末に株式の大半をルクセンブルクの投資会社「ジニー・キャピタル」に売却、実質的にチーム運営から外れていた。

 そこで「グループ・ロータス」では、ルノーが持っていた残りの株式を買収、ジニー・キャピタルとの共同オーナーとなった。これにより、判決で認められた「自身でF1に参戦する場合、ロータスの名を使用する権利」を行使できる状況を整えたのだ。

 環境が整備されて利害が一致したことで、双方がチーム(シャシー)名変更を希望。国際自動車連盟(FIA)のジャン・トッド会長やF1の営業権を握るバーニー・エクレストンF1運営会社会長、各チーム関係者や各GP主催者などで構成するFIAのF1委員会は11月3日、両チームの申請を可決した。決定は6日、FIAに承認され、8日には両者が問題は解決したとの共同声明を発表。声明には「F1における『ロータス』と『チーム・ロータス』の名称はグループ・ロータス所有の下に統一された」と明記された。

これによりフェルナンデス氏の「チーム・ロータス」は「ケータハムF1チーム」、グループ・ロータス側は「ロータスF1チーム」と名称を変更。コンストラクター名は、それぞれ「ケータハム・ルノー」、「ロータス・ルノー」となることが同30日、FIAによる来季暫定エントリー発表で確認された。

 「このスポーツにとって、曖昧さがなくなったのは重要だ」と歓迎するルノー(新ロータス・ルノー)のエリック・ブーリエ代表は「わがチームにとって、新たな歴史の始まりだ」と喜ぶ。そしてフェルナンデス氏も「チーム・ロータスの名に別れを告げて、ケータハムF1チームとしての未来に期待する」と話した。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111204/oth11120412010014-n5.htm

ロータスがこんな状態だったとは知りませんでした。 ヘルメットの世界でもBellやSimpsonもオーナーが代わり新たな道を模索しています。 時代と共に組織が変わって行くのは自然な事なのかもしれませんね。
2

2012/6/1  6:14

投稿者:butamini
いや〜このロータスで人生狂いましたから感慨深いです。そうだったんだと
。紳士は3代でつくられると申しますが、工業製品のブランド化のシノギも
大変なものなんですねぇ。

ポルトガルのFilipeさん黄色が好きですって。川崎に合わせたいようです。
(超能力的な英文解釈で・・)

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