2016/4/22

トルコ珍道中 シンバル編2    Agean
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シンバルの良し悪しはその材料である合金作りで決まる。 400年前からの伝統的な火入れ、石炭による加熱は、今現在Agean以外に知らない。 イスタンブール近郊のシンバルメーカーは環境問題により火から電気炉になり、伝統的なハンマリングも機械による自動打ち付けに代わってしまった。 

最大手のZ社やS社などは北米の環境問題と大量生産の使命から何十年も前に電気炉、自動ハンマリングに変更されている。  Ageanはブルガリア国境の田舎町故、400年前の製法がそのまま許されているのだ。

初めてAgeanを聞いた時、「シャーン」という実に濁りの無い澄んだ音にショックを受けた。 私のような素人でも違いがはっきりと分かるのだ。 

この独特の澄んだ「シャーン」はシンバルを薄く削れば出る音だと信じていた。 ところが、薄くしても、厚くしてもAgeanの「シャーン」は「シャーン」なのだ。 薄くするとトーンが下がり、低い「シャーン」。 厚くするとトーンが上がり、高い「シャーン」になるのだ。 

ちなみに某有名メーカーの電気炉、自動ハンマーで製造されたシンバルはどれも濁った「ゴワーン」に聞こえてしまうのは私だけだろうか?
    

Agean工場に来て初めて分かった。400年前の製法そのままに手間を惜しまず、手抜きを一切しないのが澄んだ「シャーン」の秘密なのだ。 日本刀を作る時、何百年も前の製法そのままに、火入れして何度も手打ちして作らなければ良い刀が出来ないのと同じ理屈だ。 

電気炉と自動ハンマーで手抜きをして作った「なんちゃって」日本刀など何の値も無い。  
 
シンバル編3に続く



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