2013/3/17


―子供達の未来はまっさらな白紙だ―


今年も書店にノートが山積みになった

雪溶けの季節と真新しいノート
まっさらなページが空気に触れる事なく角が尖っている

この無垢な白紙に

書かれることも
書かれないことも
いたずら書きさえも

全てが子供達の未来なのでしょうね


なんて素晴らしきコーナーだ
ここは祝福の場所か


売り場を通りがかり
ふと思った

大人達に白紙のページは残されているか?
大人に成るために
人は何をつづってきたのか?

今や
罫線も定かでなく

書きなぐりや
同じ言葉の繰り返し
何処かからとりだして貼り付けた言葉
誰かに書き込まれた言葉
時代から大量に刷り込まれた言葉や
意味不明な文字や形
感動も落胆も


大人のノートに
ちゃんと大切な言葉を書いてあるか?
大きな空白があるとしたら
そこは
白紙のまま忘れ去ったページじゃないのか

大人達のノートブックは
ろくに清書される事なく次々とページを繰ってきたんだ

もし
人生の清書が可能なら
大人のノートブックは数ページも要らないのかも知れない
いちページもあれば良かった
或いは数行で充分なのかも知れない

いや、ひとことで済むよ
とあなたは言うかも知れない
そんな大事なひとことを見つけたら
大人はもうノートをすててもいい
余計な白紙も要らない
手ぶらで行ける

だれもがある
遠い記憶の
手ぶらな心だ
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