2021/9/29 | 投稿者: kayo

「最後の晩餐×ペンギン巨大壁画」の足場が取れました
先日、現地に見に行ってきました。


ちょい見せです。

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足場が取れてから描き損じや描き忘れを見つけたらどうしようとドキドキしていましたが、大丈夫そうなので安心しました。(というか、あきらめた?笑)

壁画の全体像はなんとドローンで撮影してもらいました。


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すごいすごい!


撮ってもらった画像は今後「最後の晩餐×ペンギン巨大壁画」の説明も入れてゆっくり公開していきますね。(←もったいぶっております


これからこの倉庫に機械が入って物が入って調整してとなるので、壁画の見学はまだまだ先になりそうです。



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2021/9/12 | 投稿者: kayo

現場監督さんから連絡がありまして、昨日から足場の解体が始まったそうです。


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真下から見た写真



はやく足場がとれて全体が見たいと思う反面、いままで足場で見えなかったところに描き損じがあったらどうしようとドキドキしてしまいます。


それにもう一つドキドキする要因があります。


うそかほんとか塗装業者さんの間には言い伝えがあるらしく、壁画で使った塗料を少し取り分けて現場に置いておかないと、足場解体や他の工事のせいでせっかく描いた壁面を傷つけられることがあるそうです。


取り分けて置いておく塗料は傷つけられた時の壁画の補修用なのだそうですが、「置き忘れるとほんまに傷つけられるんや。お守りみたいなもんや」


真顔で言われてしまいました

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ちゃんと置いてもらいましたよ。


とにかく足場解体やその他の工事で何も起こらないことを祈るばかりです。



余談ですが、サンダーインダストリー株式会社さんの階段下にねじのヘッダー部分を作る昔の機械を発見。当然ながら昔はこの機械を人が動かして一つ一つ手作りしていたそうです。


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後ろのペンギンもすごく気になります〜


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2021/9/4 | 投稿者: kayo

キリストの弟子の名前をあらためてネットで検索してみたんですが、かれこれ15年ほど前に調べた名前と表記が違っておりました。びっくりです。
15年前もいろんな表記がある弟子もいたにはいたけど、なるべく代表的な名前を使用していたつもりでした。


ともかくも、巨大壁画完成を記念して(笑)それぞれのペンギンさんの名前も最新版に変更してみました。
個人的には大学で習ったペテロはペテロでしょ〜〜っって叫びたいのですがね


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キリスト×ペンギン



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バルトロマイ×ペンギン(旧バルトロメオ)


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小ヤコブ×ペンギン(中央)


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アンデレ×ペンギン(旧アンドレ)


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ペトロ×ペンギン(旧ペテロ)とユダ×ペンギン(手前)


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ヨハネ×ペンギン



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トマス×ペンギン(後ろ)


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大ヤコブ×ペンギン(中央)


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フィリポ×ペンギン(旧フィリップ)


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マタイ×ペンギン


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タダイ×ペンギン(旧ダダイ)


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シモン×ペンギン










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2021/9/2 | 投稿者: kayo

先週の木曜日に最終チェックに行ってきました。

いろいろ確認して納得がいったので、「最後の晩餐×ペンギン巨大壁画」完成です〜〜スピーカ

サンコーインダストリー株式会社の社長さんの了承も得てサインを入れてきました。

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小さくサインを入れたつもりが遠くから見てもけっこうはっきり見えるので恐縮しておりますダ・ヴィンチさんごめんなさい)


先ほど現場監督さんから連絡がきまして、壁画の照明は制作用に使用していたLED照明器具を電球色の電球に変えてもらう予定でしたが、その器具に合う電球色のLEDがないそうです

なので電球色のシートを発光面に貼るそうです。

電球色のシートとはなんぞや?と思って検索したら簡単に出てきました。
こんな製品があるんですね。

ともかくきれいにライトアップされることを祈るばかりです


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2021/8/25 | 投稿者: kayo

だいぶ疲れが取れました


すぐに疲れが取れないあたりがつらいですが、以前、風神雷神の巨大壁画を10日間ぐらいかけて描いたときは、疲れがひと月以上経っても全然抜けませんでした。それぐらい体力を使いました。

同じ轍を踏まないように今回は毎晩ストレッチをしたりして体調管理にはかなり気をつけました。それに先週は気温が低かったのも救いでした。先々週までは熱中症になりそうになって何度も休憩してましたから。


先週の制作の様子の写真をアップします。

ほとんどが仕上げ制作だったので、壁画がどう進んだのか見た目にはわからないと思いますが

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最後の追い込みは自分でいうのもなんですがすごい集中力でした。何回も現場監督から休憩の指示が入りました。



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確認のために途中で防護用のメッシュをはずしたところ



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LEDの電球色のスポットライトで照明の当たり具合を検討しているところ。
ここは倉庫なので建物完成後は機械が入るので上からの照明がなくなるらしいです。またライトは向かって左側からしかつけれないそうです。(なので倉庫が出来上がったら壁画がどう見えるのかドキドキです)



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塗装をするときは、まずやるところを決めて、マスキングテープで囲って使用する塗料だけを持参すること>塗装工さんさんから学んだこと。



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塗っている私


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マスキングテープを剥がすときは下地がはがれないように慌てずゆっくりと>塗装工さんさんから学んだこと、その2


(なのでマスキングテープはお任せしました


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キリストペンギンのクチバシの黄色をきれいに修正してくれているところ


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かわいくなりました


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7割方下地を塗ってくれた塗装工のMさん(絵の部分はNさん)は先週後半は暇になったのでぼんやり昼寝w

最初の頃はもう私が塗るところがないのかと思われましたが、塗装工さんはやはり看板が専門。絵画としての仕上げは私がしないといけませんでした。ある意味よかったです


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仕上げに夢中になる私w







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ついでにペテロのナイフも仕上げました。



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明日、最終チェックと手直しに行ってきます。

ここまで来るのに9ヶ月…完成までいよいよです


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2021/8/21 | 投稿者: kayo

今週は仕上げだったので怒涛の制作の日々でした

とても疲れたのでブログUPはまた後日にします。
すみません〜へとへとです…


確認のために網を外してもらった写真をアップしておきます。
まだ手直しはあるとは思いますが、だいたいは終わりました。

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2021/8/16 | 投稿者: kayo

昨日は下書きの途中でアップしておりました
慌てて取り下げましたが、昨日読まれた方も今日もまた読んでください
(ほぼ同じ内容ですが

つづきです。


文字は直接自分で下書きをしました。
看板を専門に手がける塗装工のMさんに「文字はこう書くんや」とかなり修正されました
文字にもやはり押さえないといけない細かい決まりがあるそうです。



でもこだわるところはこだわりました。なにせサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会内部の再現ですから笑 特にCとOとM。これは今の書体ではこうは書かないそうです。



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上書きの様子



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上の部分だけ網を外してもらいました。よく見えます。


ボルト
BULLONE

プラスねじ
VITE A CROCE

マイナスボルト
VITE MENO

(イタリア語)



ちょっと不思議文字かもしれませんが、16世紀イタリアのフォントということで。


完成まであともう少し。ここからが大変かもしれません。

また明日から現場入りです。


とにかくがんばろう〜


制作で疲れきってなかったら次の週末にブログをアップします





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2021/8/15 | 投稿者: kayo

大雨が甚大な被害をもたらしています。
テレビを見るのが辛いです。



さて前回のつづき

壁画を描いている建物は3階から6階まで吹き抜けです。
壁画は4階部分から6階部分に描いています。
建物の構造上それぞれの階の境目に高さ45cm×奥行き40cmほどの梁が出ているということなんです


壁面がまったくの平面でないことにショックをうけたのですが、たまたまデザインが3部構成だったのと、本来の教会内部の「最後の晩餐」の上にあるレリーフ部分もねじとペンギンで再現して描く予定にしていたので、それを上下の梁に描くことで問題はなんとか解決しました。


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こういうのを怪我の功名っていうのでしょうか。ちゃうかな?

最終デザインはこちら

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一番上の山みたいなところは文字に変更したから正確には最終ではないですね



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実際にはこんな感じ


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梁の出っ張りがうまい具合にレリーフ部分を浮き立たせてくれます。



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レリーフは塗装工Mさんが集中して描いてくれてはるんで声がかけられません



先週は文字入れもしました。それはまた明日アップします




拍手コメントの方へ  建物の全体が完成したら見学ができるそうです。

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足場がじゃまですが、この写真が5階の見学場所からみたところです。ここからご覧になれます。


また決まり次第お知らせします。












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2021/8/14 | 投稿者: kayo

今日はあちこちに大雨特別警報がでています。
こちらは今晩あたりからだそうでとても警戒しています。

お盆にこれだけの雨が降るのは珍しいです。いつもなら家族そろって墓参りに行くのですが日延べすることに。ご先祖様がまだ地上にとどまっておられますように。

さて、制作再開日に取材を受けましたが、その様子の一部がYouTubeに公開されています。6分ぐらいまで映っています。



(自分の声を聴くのはとても恥ずかしい…


10日からの制作の様子の前にまたよもやま話のつづきです。


以前も書きましたが、壁面がたて長なので画面がよこ長の「最後の晩餐×ペンギン」だけだと上下に空きができてしまうので、レオナルド・ダ・ヴィンチの本来の作品があるイタリアのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会をも表現しようと思いました。


当初はその教会内部のように絵の真下から見学できるものと思ってデザインを考えていたのですが、何回かやりとりをしていくうちに、見学は絵の向かって左手前の、しかも4階から6階を巡って見学するということがわかりました。(倉庫は3階から6階の吹き抜けです)


例によって模型をつくりました。
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壁画に関しては横から覗き見るイメージです。
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わかりますか?



それでデザインした当初の下書きがこれです。

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模造紙を2枚ぐらい張り合わせたものにひと月ぐらいかけて描きました。

で、これを持って意気揚々と関係者がそろった初の打ち合わせに出かけていったところ衝撃の一言が


「壁面には梁が2箇所ほど手前に40センチほど出ているんで、上から下まですべて平面ではないんですわ〜」(たぶんこんな言い回し…)



マジ!?


つづく
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2021/8/9 | 投稿者: kayo

オリンピックが終わりました。パラリンピックまでコロナ感染が少しは落ち着いているといいのですが

今日8月9日は76年前に長崎に原子爆弾が投下された日でもあります。私も11時2分には黙とうをさせてもらいました。



最後の晩餐×ペンギン巨大壁画は先週の金曜日から私も現場入りをしました。金、土曜日の写真をまとめてあげておきます。


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プロの塗装工さんの道具に感心しきり




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下にいてると塗装工のMさんから呼び出しの電話がかかりました



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仁王ペンギン阿形(あぎょう)



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仁王ペンギン吽形(うんぎょう)



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暑い中ご苦労さまです。




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チョークで修正を入れました。



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ちょ待てよ(なつかしい)


ペンギンに指がある!


塗装工さん修正をお願いします〜


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修正されました


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金曜日は地元のニュースサイトから取材を受けました。
(記事になったらまたお知らせします)


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足場の上で一番上のねじの横に入れる文字のデザインを考えています。イタリア語で「ねじ」のつづりを調べるも、これがまたややこしい。イタリアではプラスねじやマイナスねじ、ボルトの言葉の決まりがないらしいのです。最終的には書きやすい長さのつづりにしました。


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一番上の足場から見た建設中の倉庫の様子



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「最後の晩餐×ペンギン」が足元にある不思議さ



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キリストペンギンと対座できるのも足場のある今のうちです。
至福の時間



その足元といえば…

(高所恐怖症の方は閲覧注意です

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また明日から現場入りです。頑張ってきます。


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2021/8/5 | 投稿者: kayo

前回からつづく


当たり前のことではありますが、ねじを観察していて、ねじの溝の部分がぐるぐると螺旋状になっていることを再発見しました。 


実はこの私、突然ですが昔からこの「螺旋状」に生きることを人生のモットーにしています。


大学で曼荼羅についての講義を聞いていた時のことです。

ありがた〜い仏教の話と教授の口調がそれはそれは心地よく、睡魔を呼び寄せてしまったので講義の内容はあまり覚えていないのですが(まだ学生だったから許してください


「曼荼羅は螺旋状に運動する宇宙である」

という話にはっと目を覚ましました。



曼荼羅は螺旋状に渦を巻くように周りから中心に向かって(もしくは中心から周りに向かって)仏像を見ながら教義を解釈していくもので、すべてを見終わって始まりに戻ってきても、それを見ている自分は以前の自分ではない。曼荼羅の世界観を理解した新しい自分がそこにいる。そのような螺旋状の運動は決して一つのところにとどまることはなく、宇宙のように無限につづく…


私はこの講義の内容を自分なりにそう理解しました。
(半分ぐらい眠っていましたが



曼荼羅を人の生死を描いたものと解釈する方がよくおられるのですがそうではないんですよね。輪廻の思想が反映されているとは思いますが、ぐるぐると螺旋状にまわる無限の宇宙を表現しているんです。曼荼羅をみてその世界観を体験することで常に新しい自分に生まれ変われるんです。


誰でもそうだと思いますが、私は雑事に追われ周りに振り回されることが多くて遠回りばかりしている人生です。そんな時は「人生は螺旋である」と思うと気が楽になるんです。遠回りして戻って来ても今の自分は絶対に以前の自分ではない。螺旋状に少しづつ前進している。今日もまた新たな気持ちでがんばろうって。


すみません。ブログも螺旋状に脱線しました。


で、「ねじは螺旋」に気づいたので、


螺旋といえば曼荼羅


曼荼羅といえば宇宙


そうだ


ねじとペンギンで宇宙を表現しよう


に至りました。

単純www


それでこうなりました。ジャーン

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ねじ×ペンギン×曼荼羅
です(まんまですね笑)


以前にも書きましたが、洋の東西を問わず共通の中心を持つ円と正方形は宇宙を表現します。レオナルド・ダ・ヴィンチの時代ルネサンスでも円と正方形のデザインは多く用いられました。


またうまい具合にねじ山は正円なんですよね(変化をもたせて六角ボルトを描きましたが中は正円


さらにその左右にねじやドライバーを持ったペンギンを仁王像のようにねじ×ペンギン×曼荼羅の守護神として配置しました。

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色は古式ゆかしく五色を使うことにしました。


私なりのねじとペンギンによる宇宙表現です。


ちなみに4羽の小さいペンギンがもっているねじたちはうちの家族がそれぞれ好きなものです。CAPボルトが好きだというサンコーインダストリー株式会社の社長さんの意見も取り入れました。


このイラストは「最後の晩餐×ペンギン」の下に描きます。


さて、いよいよ明日は再び現地入り。

暑いだろうなぁ。気をつけて行ってきます






















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2021/8/5 | 投稿者: kayo

よもやま話のつづきです。

「最後の晩餐×ペンギン」の周りにねじを描くことにしたのは前々回書きましたが、私の中に素朴な疑問が生まれました。



そもそも"ねじ”とはなんだろう…




サンコーインダストリー株式会社の社長さんによると6/1はねじの日で、日本に伝わったのは種子島の鉄砲伝来の時。鉄砲の部品に使われていたそうです。

詳しくはぜひウィキペディア検索


Wikiによると木工や農業中心の社会の日本では伝播されたねじを利用発展するすべ、というか必要がなかったみたいですね。


それが『1860年、遣米使節として渡米した小栗忠順は、ワシントン海軍工廠を見学後、西洋文明の原動力は「精密なねじを量産する能力である」と考え、1本のねじを持ち帰った』そうです。


タイムリーなことに、ちょうどこのエピソードがNHKの大河ドラマ「青天を衝け」でやっていました。見られた方はおられますか?


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たった一本の小さなねじでも、歴史を動かす大きな力がある



たかがねじされどねじです。




とまぁ、歴史以外にも構造とか種類とかいろいろねじについて勉強したのですが、


では私はそのねじで何を表現しよう。

ねじの何を表現しようかとまた悩んだわけです。


そんなときはひたすらスケッチ。

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そこで私はあることに気がつきました。


ねじって螺旋やん



つづく…








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2021/8/4 | 投稿者: kayo

やはりというか思った通り大阪は緊急事態宣言となりました

そんな中でも無事に塗装工さんたちが関西に戻ってきてくれたので制作再開です。よかったよかった

昨日は塗装工のMさんと今後の制作の打ち合わせを現地でしてきました。



打ち合わせでは主に私の要望を理解してもらうことが大事になります。
意思疎通というのはとても難しいので、いろいろ資料を準備してのぞみました。


しかし塗装の熟練工のMさん曰く「こんな壁画は大きいうちにはいらへんで。わしはもっと大きいのをいつも描いとる」


屋根やら屋上やら大きな看板文字書を生業にしてはるので、私にとっては大きい幅約5.5メートル×高さ約9メートルもなんてことなくてすぐ描けるらしいですsikusiku

なので、むしろかなりアドバイスをいただいかも



打ち合わせ内容で特に難しかったのがイメージした色と実際の塗料の色との擦り合わせです。


小さな色見本を見て決めるので、それが大画面になったときにどうなるのかあまりよくわからなくて…こちらもかなりご指導いただきましたhahaha

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今後は頼もしい塗装工さんたちにうまく自分のイメージを伝えるのが当面の仕事となりそうです。


が、がんばろう私


(お願い塗らせて…orz)







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2021/7/30 | 投稿者: kayo

オリンピックが盛り上がっていますね
コロナも負けじとめちゃくちゃ盛り上がっていますが…


よもやま話の続きです


壁画のお話しをいただいた時、壁画の画面がよこよりもたてにかなり長いと言われました。ご存知の通り「最後の晩餐」はよこ長の絵です。それでもなんかとか壁面に「最後の晩餐 × ペンギン」を描けないかというご要望でした。


物流センターの図面も送ってもらいましたが確かにたて長。詳しくいうと3階から6階までの吹き抜けでした。


さてどうしよう…とほぼひと月ぐらい考えました。(別に朝から晩まで毎日ってわけではありませんが


で、思いついたのが「最後の晩餐が描いてあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会ごと再現すればいいやん」でした。




それにここは「ねじの物流センター」になる倉庫!ねじはやっぱり描かないと!


というわけで



ジャーン(こればっかり
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わからない人は上の教会のリンクをクリックしてください。最後の晩餐の壁画の上に半円が3っあるのでそれも描くことにしたのです。下のねじはなんとなく勢いで、あえて言えば見学者のイメージです。



このアイディアをドキドキしながら社長に送ったのですが、気に入ってもらえました。


よかったよかった。



それからとりかった下絵は、デザイン上のコンセプトの紆余曲折や、倉庫の壁面には梁が出ているという事実や見学場所は壁画からは離れた場所でしかも真正面から壁画を見ることはできないという事実やらいろいろありまして、かなり付け足したり削ったりしました。


ですが最終的にはこの1番初めのアイディアに近い形で落ち着きました。



さてこれが具体的にどうなるのか。

つづきまーす♪
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2021/7/23 | 投稿者: kayo

いよいよ出張から帰ってきた塗装工さんたちと壁画を塗るんだ〜〜っと意気込んだ今週初め、一本のメールがありました。

「先週の大雨で出張先の現場が進まず足止めになっているので、塗装工たちの帰阪は8月になりそうです」

えっ〜〜〜!?


仕方がないので当分はよもやま話でも書くことにします


今回の壁画のご依頼はねじの専門商社サンコーインダストリー株式会社さんなのですが、その社長さんから意外な話を聞きました。ねじはレオナルド・ダ・ヴィンチと関係があるのだそうです。

まじ?

レオナルドは画業よりも、科学者として研究や発明に没頭していたというのは有名な話ですし、私も以前レオナルドの手稿にねじの挿絵を見たような気もします。
なので早速検索してみました。


いろいろと出て来ますね〜「レオナルド・ダ・ヴィンチとねじ」というまんまそのものもありました。


今回の壁画はまさに運命だったのですね。ペンギンだけど笑
(そこはサンコーインダストリーさんのロゴマークがペンギンだからいいんです!笑)


さて、そのレオナルド。
あの有名な「ウィトルウィルス的人体図」も当時再発見されたローマ時代の建築家ウィトルウィルスの建築論に触発されて描きました。(このあたりがいかにもルネサンス的)
ウィトルウィルスは、神殿は均整のとれた人間ように作るべきと述べ、教会の理想的なプロポーションを理解するために人体比例を円と正方形の中に配置したそうです。

科学者でもあったレオナルドはこの再発見にすごく喜んだと思います。宇宙を表現するのに洋の東西を問わず、共通の中心を持つ円と正方形が用いられることがあります。人間をその円と正方形で表現することは、人もまた宇宙であるということを意味しますよね。新しい世界観をしみじみと感じていたことでしょう。


私の「ペンギン美術館」の収納作品で既に「ウィトルウィルス的人体図」はペンギンで描いていますが、無謀にもねじでも表現できないかと試みました。

ジャーン

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実はこれ、壁画に描きたかったけど今回自ら没にした作品です。もはやギャグですがご笑納ください。個人的に蝶ねじが好きなんです。



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