2012/10/23
ぽぽスク祭報告その4 Y君、足が向かった! 行事案内・報告
祭が終わって、学生たちが最後に感想を述べた。その時Y君は、「今朝、足が自然にぽぽスクに向かっていた」と語った。
彼は前日早退していた。嫌なことがあって落ち込んでいたのだ。その日は何とか遅れてやって来たが、誰とも口を聞こうとしなかった。昼食もほとんど食べずに、1時頃ついに帰ると言って帰った。その時職員の「明日はポップコーンの仕事があるし、おいでや」という声かけにも、「わからへん、けえへんかもしれん」と応えていた。
しかし、来た。そして、声を張り上げてポップコーンを売り込んでいた。昼食をとるように進めても、「大丈夫です」と言って頑張った。前日の分までやらなければという雰囲気が溢れていた。
そして、感想では「昨日、いろいろ思って落ち込んでいたことはなんやったんやろう、とあほらしくなった。今までは嫌なことがあると逃げてたけれど、それはあかんと思った。今日、来て楽しかった。良かった」と付け加えた。昨日とは別人のような素敵な表情である。
とても敏感で傷つきやすい彼は、感情のコントロールが上手じゃなくて、自分の不安な気持ちに負けそうなときがある。そんな時、今までは職員に聞いてもらっていた。しかし、今回は自力でコントロールできた。ぽぽスクに足が勝手に向いていた、という言葉はとてもうれしいし、彼も自分への自信に繋がったと思う。初めのうちは「ぼくなんかが、ぽぽスクに来てもいいのかなあ」と漏らしていたが、少し前には「ぽぽスクのことをもっといろんな人に知ってもらいたいんです」と言うようになっていた。行事をみんなと一緒に経験していく中で、ぽぽスクが少しずつ彼の中で居場所になっていけばいいなあと思います。
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彼は前日早退していた。嫌なことがあって落ち込んでいたのだ。その日は何とか遅れてやって来たが、誰とも口を聞こうとしなかった。昼食もほとんど食べずに、1時頃ついに帰ると言って帰った。その時職員の「明日はポップコーンの仕事があるし、おいでや」という声かけにも、「わからへん、けえへんかもしれん」と応えていた。
しかし、来た。そして、声を張り上げてポップコーンを売り込んでいた。昼食をとるように進めても、「大丈夫です」と言って頑張った。前日の分までやらなければという雰囲気が溢れていた。
そして、感想では「昨日、いろいろ思って落ち込んでいたことはなんやったんやろう、とあほらしくなった。今までは嫌なことがあると逃げてたけれど、それはあかんと思った。今日、来て楽しかった。良かった」と付け加えた。昨日とは別人のような素敵な表情である。
とても敏感で傷つきやすい彼は、感情のコントロールが上手じゃなくて、自分の不安な気持ちに負けそうなときがある。そんな時、今までは職員に聞いてもらっていた。しかし、今回は自力でコントロールできた。ぽぽスクに足が勝手に向いていた、という言葉はとてもうれしいし、彼も自分への自信に繋がったと思う。初めのうちは「ぼくなんかが、ぽぽスクに来てもいいのかなあ」と漏らしていたが、少し前には「ぽぽスクのことをもっといろんな人に知ってもらいたいんです」と言うようになっていた。行事をみんなと一緒に経験していく中で、ぽぽスクが少しずつ彼の中で居場所になっていけばいいなあと思います。
