本編も含め、今後三回に渡って、
量子力学と特殊世界の関係を記してゆきたいと思います。
量子・量子力学という言葉を聞いた事はありませんか。
量子(素粒子)とは、物質を作る最小の単位の事です。
それはとても小さくて、
人間の体や地球までも通り抜けてしまうほど
小さな物質なのです。
これまで、目に見える物に関しては、
どういう仕組みで動くのか分かっています。
ボールがどう転がるかとか、
水は冷やすと固体になって、
温めると液体そして気体(蒸気)になるなど。
「物理」という奴です。
私たちが一般に言う「常識」とは、
物理に沿った事を常識だと認識しています。
所がとても小さな量子には、
私たちが常識と思っている物理の仕組みが通用せず、
全く思いもよらない動きや
働きをする事が分かったのです。
その仕組を解明するのが、量子力学なのです。
量子力学で面白い事象がいくつかあります。
そのひとつが「見られると量子は特性が変わる」事です。
量子(光子)は粒であると同時に波の特性も持っています。
有名なのは二つの穴による実験で観察されるもので、
見られていないと量子(光子)は波の特性を発揮し、
見られると粒の特性を発揮するのです。
簡単に説明すると、
量子(光子)は見られていないと、
波の様に飛ぶ特性を示しますが、
見られていると、
粒の特性を示して真っ直ぐ飛ぶのです。
どうしてそうなるのかまでは解明されていませんが、
実験でその様な結果が出ているのです。
この他にも、興味深い特性があります。
「量子もつれ」という特性です。
この特性が、心霊現象と関りがありそうなのです。
一旦ペアになった量子(素粒子)同志は、
どれだけ距離が離れていても
光の速度よりも早くコミュニケーションが取れるという、
世間一般の常識や
物理の法則には当てはまらない特性があります。
ちょっと乱暴なたとえになりますが、
分かりやすく説明します。
ひとつの量子を二つに引きちぎります。
量子の双子ですね。
この双子の量子は察しが良くて、
片方に何かがあると、もう片方もそれに気が付くのです。
双子の量子は、どんなに距離が離れていても、
お互いの事に気が付くのです。
片方が地球の裏側にあっても、
何万光年の遥か先の星にあっても気が付くのです。
しかも時間差が無く瞬時に完全に同時に気が付いて、
同じふるまいをするのだそうです。
この動きは
「量子テレポーテーション」と言われる動きで、
これまでの物理法則では、考えられない動きなのです。
この特性を利用して、瞬時に情報を伝達させる
「量子テレポーテーション」が実験で何度も成功していて、
将来実用化に向けた研究が行われています。
更に量子は、
人の思念で、量子の動きが変化する事も、
実験で明らかになっています。
最初の二つの穴の実験で、
見られていると真っ直ぐに量子(光子)が飛ぶ状態において、
左右どちらの穴を抜けて量子(光子)が飛ぶのか測定すると、
ほぼ左右均等に穴を抜けて量子(光子)が飛んだ結果が測定されました。
そこに人が介在して、
左の方だけに量子(光子)が飛ぶように念じると、
なんと、左の方の穴を抜けて飛んだ量子(光子)の方が
多かった結果が出たのです。
つまり、人の思念で量子(光子)の動きを変える事ができたのです。
近年では、
量子の特性を使ったテクノロジーが開発されたり、
自然の中にも量子の特性が見られる事が分かってきました。
渡り鳥などが、進むべき方向を知る事や、
植物が光合成を行う事、
酸素がその能力を発揮する事にも、
量子の世界の法則が重要な役割を果たしている事が、
明らかになっているのだそうです。
おいら思うのですが、
心霊現象・超常現象と言われている事はもしかしたら、
量子力学のひとつの現象では無いかと思うのですよ。
霊視や死後の世界、霊魂、意識、記憶など、
ひいては祈りや以心伝心などと言った物も
量子力学の範疇ではないかと思うのです。
心霊現象や超常現象は、世間一般の常識や、
これまでの物理法則をに基準に考えれば、
「あり得ない事」になりますが、
量子力学に当てはめると「あり得る」事になるのです。
自然界に存在する量子。
私たちの身体や身の回りにも存在しているもので、
一般人には、それを感じ取る事はできませんが、
霊能者と言われる人は、
それを感じ取る能力を持っているのでは無いかと思うのです。
今後、量子力学の研究が進む事によって、
心霊現象や超常現象、死後の世界、霊能力、
そして意識や記憶などの仕組みも
明らかにされるのではないかと期待しています。
「量子力学と霊能力」へつづく
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